2014年08月04日

terra cafe kenpou 8月〜10月の予定

毎週火曜日夜の憲法学習会「terra cafe kenpou」の8月〜10月の予定をアップしました。
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf

皆さん、ぜひご参加ください。
初めての方も大歓迎です。
日時 毎週火曜日19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
会費 無料
なお、学習会終了後、希望者で懇親会を行っています(参加費2000円、飲まない人1500円、学生1000円)

8月5日  長崎原爆 吉崎幸恵(福岡市原爆被害者の会幹事)
8月12日 休み
8月19日 人間の盾 山口実(福岡大学講師、湾岸戦争時イラク軍に拘束)
8月26日 政府の憲法9条解釈 阪田雅裕の講演映像視聴
8月29日 映画「ファルージャ」上映、集団的自衛権 近藤恭典(弁護士)
9月2日 中国人強制連行・強制労働事件 後藤富和(弁護士)
9月7日 中国人強制連行強制労働フィールドワーク 岩佐英樹(日中友好協会)
9月9日 教育基本法改正問題 牧忠孝(福岡大学非常勤講師)
9月16日 限りない未来を持つこどもたちのために 古谷信一(元教師)
9月20日〜21日 合宿(島根県三瓶山)
9月23日 休み
9月30日 映画「学校」(前半) 武井賢司(映画評論家)
10月7日 映画「学校」(後半) 武井賢司(映画評論家)
10月14日 集団的自衛権のトリック 半田滋の講演映像視聴
10月21日 カネミ油症問題 宿輪敏子(カネミ油症五島市の会)
10月28日 障がい者を取り巻く状況 古賀稔章(元障がい者援護会でんくる代表)
posted by 後藤富和 at 22:38| 平和

2014年08月02日

朝鮮人強制連行殉難者法要

本日、民主党の原中誠志県議と一緒に朝鮮人強制連行殉難者の法要に参加しました。
写真 1.JPG

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写真 3.JPG
以下の原中先生が準備されたレジュメの中の明星氏のような気骨を持った方の尽力(尽力という一言では到底表せないような情熱や友情、苦難、妨害があったと思われます)で、かつて筑豊で多くの朝鮮人が働かされ、祖国に帰れないまま死んでいった事実が風化せずに今に残りました。明星氏は、五木寛之の「青春の門」の伊吹重蔵や、帚木蓬生の映画「三たびの海峡」の河時根、徐鎮徹のような信念を持った方だったのでしょうね。

以下、原中先生のレジュメを引用します。

 飯塚市相田、高尾団地一角の無縁墓地に旅人墓、通称「倶会一處の碑」が建っている。この場所は、飯塚市伊岐須の「安楽寺」、飯塚市相田の「相田八幡宮」、そして、旧来(江戸時代の墓石あり)より地元の人々が墓地として利用していた“もやい地”(共有地)ということである。

 碑の前面には「倶会一處」と彫られている。「倶会一處」とは『阿弥陀経』の中に出ている言葉で、「他方信仰の行者が浄土に往生して、倶(とも)に一處(ひとところ)で会う」という意味である。判りやすく言うと、「この世で縁があって出会ったが、由あって識別したり、死別したとしても、あの世でまた出会いましょう」ということである。碑の裏側を見ると、そこには建立年月日「昭和44年1月」、建立者「共立鉱業 栗原利夫」、「明星菊一」両名の名前が彫られている。

 この碑の謂れについて、1991年、故・武富富巳男氏と一緒に栗原氏に話を伺ったことがある。残念ながら、碑建立の発起人であり建立者の明星菊一氏はすでに他界されており、栗原氏は詳細までは分からないということであった。栗原氏はもと石炭商を営んでおり、その関係で、明星氏と取引があり、今回の件に関しては、栗原氏は(共同事業者ということで)お金を出しただけということであった。

 明星氏は、もと潤野炭鉱で水洗炭業の仕事をしていたが、閉山に伴って廃業。他の地で営業再開を目論んでいた。そこで、すでに閉山していた日鉄高尾炭鉱(1961年(S38)閉山)の鉱区の一角を借り、水洗炭業の再開を計画した。この時、営業資金を栗原氏から借りたのである。

 明星氏は、早速、鉱区の一角の整備に取り掛かったが、営業を開始する間もなく、その地は日鉄側が団地として整地することになった(団地は1973年(S48)ごろから販売)。そのため、明星氏は団地造成事業に加担、工事を請け負った。

 しかし、整地予定地には墓所があり、しかも、墓標もない土盛りだけの墓や、碑銘の判明しない墓碑が在った。更には、ボタ石を墓石代わりにした土盛りの墓や、木の根元や大きな石の周りからも遺骨が出てきた。その処遇に困った明星氏は、日鉄側や飯塚市に遺骨の始末を訴えたが、どちらも拒否され、思案の挙句、現在の地に「倶会一處」の碑を建立、遺骨をそこに納め、供養したということである。栗原氏の話では、旧来の墓石を除き、その他の墓は炭鉱で亡くなった身寄りのない日本人、朝鮮人労働者や外国人捕虜の無縁墓だろうと言われた。栗原氏は、「他の業者は墓地や墓があってもブルで踏み潰してしまったが、明星さんは仏教徒としてそういうことは出来ず、出てきた遺骨を集め、自費で碑を建立し、その中に遺骨を納め、供養した。」と言われた。

 闇へと葬られるかもしれなかった遺骨を、このように歴史の証人として今日に伝えることができるのも、まさに明星氏と栗原氏の功績と言える。この遺骨を供養し、碑の謂れを構成に伝えることは、とりもなおさず戦争や強制連行・労働の真実(史実)を風化させず、後世へと語り継ぐことでもある。そして、その任を担うことこそ、私たちの責務でもある。
posted by 後藤富和 at 19:43| 平和

2014年08月01日

来週のterra cafe kenpou

来週(8/5)のterra cafe kenpouは、5歳の時に長崎で被爆した吉崎幸恵さんを講師に、被爆体験と平和・核兵器廃絶を求める取り組みについてお話を伺います。

日時 8月5日(火) 19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 被爆体験と平和・核兵器廃絶を求める取り組み
講師 吉崎幸恵さん(福岡市原爆被害者の会幹事)
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
posted by 後藤富和 at 12:46| 平和

2014年07月29日

今夜のterra cafe kenpou

今夜のterra cafe kenpouは、安河内信人さん(日本の古い駅舎を守る会代表)を講師に、広島原爆について学びました。
22名が参加。
田邊雅章さんが制作した映像「爆心地〜ヒロシマの記録〜」を視聴。
http://www4.ocn.ne.jp/~knack/works/13.htm
当たり前ですが、1945年8月6日8時15分まで、広島の街には人々の普通の暮らしがありました。
原爆ドームも、もちろん、そんな名前ではなく「廣島縣産業奨励館」という名前です。
産業奨励館がある猿楽町、細工町には、靴修理屋、米穀店、建具店、漆器店、薬局、駄菓子屋、家具店、レコード店、写真館、郵便局、病院などがひしめいていました。
朝ごはんを食べ職場に向かい、子ども達は路地で遊んでいました。
誰も一秒後の自分の姿は予想していません。誰も一秒後の街の姿を予想していませんでした。

来週(8/5)は、5歳の時に長崎で被爆した吉崎幸恵さんを講師に、被爆体験と平和・核兵器廃絶を求める取り組みについてお話を伺います。

日時 8月5日(火) 19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 被爆体験と平和・核兵器廃絶を求める取り組み
講師 吉崎幸恵さん(福岡市原爆被害者の会幹事)
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
posted by 後藤富和 at 20:48| 平和

2014年07月28日

【日中文化講座】緊迫する日中関係をどう打開するか

日中文化講座
「緊迫する日中関係をどう打開するか〜中国の状況と国際関係から読み解く〜」

日時 8月22日(金)18:30
場所 ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)
博多リバレインオフィス10階
会費 700円
講師 末浪靖司(日本ジャーナリスト会議会員)
主催 日中友好協会福岡県連合会、福岡日中文化センター

・中国はなぜ艦船を尖閣海域に侵入させ、防空識別圏を設けるのか
・発展する中国の光と影をどうみるか
・中国の大国化は集団的自衛権行使の理由になるか
・一衣帯水の中国とどう向き合うか

皆様ご参加ください。事前申込は不要です。
http://homepage2.nifty.com/ncfukuoka/news/20140710_455.html
posted by 後藤富和 at 18:27| 平和

2014年07月27日

今週のterra cafe kenpou

毎週火曜日の夜に、平和、憲法について学習する「terra cafe kenpou」についてお知らせします。
今週と来週のterra cafe kenpouでは2週連続で原爆被害について学びます。
今週(7/29)は、安河内信人さんの解説で広島原爆に関する映像を視聴します。
来週(8/5)は、5歳の時、長崎で被爆された吉崎幸恵さんを講師に、被爆体験と平和・核兵器廃絶を求める取り組みについてお話を伺います。

日時 7月29日(火) 19:00-21:00
学習会終了後希望者で交流会を行います(参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
テーマ 広島原爆(映像を視聴)
講師 安河内信人さん(日本の古い駅舎を守る会代表)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 13:49| 平和

日中友好協会福岡支部大会

本日は、私が支部長をつとめる日中友好協会福岡支部の第48回定期大会を開催しています。
冒頭、支部長挨拶。概ね、以下のような挨拶をしました。
第二次安倍政権下でこの1年間、特定秘密保護法の可決、集団的自衛権行使容認の閣議決定など日中の関係は戦後最悪と言えるまでに悪化している。しかし、政治レベルでは冷え切った関係であっても、民間交流のレベルでは日中の友好関係は進んでいる。昨年の京劇、そして今年の二胡演奏祭には多くの市民が集まり、多くの市民が日中友好を望んでいることは明らか。市民レベルでの交流を担う日中友好協会の役割の重要性は増している。

その後、会員である原中誠志県議(民主)が挨拶。
写真 1.JPG
中国残留帰国者の2世3世の置かれた現状と課題、そして集団的自衛権を閣議決定し戦争に向かおうとする安倍政権に対する憤りと地方からの反対の声を訴えられました。

同じく会員である星野美恵子市議(共産)が挨拶。
写真 2.JPG
子ども達に「僕、戦争に行かなければならないの?」という思いをさせてはいけない、高島市長の思いつきのような市政や尖閣諸島をめぐる福岡市議会の意見書によって中国との交流、友好関係に弊害が出て来ていることを訴えられました。
posted by 後藤富和 at 13:31| 平和

2014年07月23日

昨夜のterra cafe kenpou

昨夜のterra cafe kenpouでは、廣末勝巳さん(元九州産業大学デザイン学科教授、画家)からお話しいただきました。
26人参加
「あなたが幸せに生きるためにやめるべき30のこと」を題材に先生の経験を踏まえてお話ししていただきました。
1 間違った人と時間を過ごさない
2 問題から逃げない
その人に合う仕事は必ずある。軸足がずれなければライフワークは見つかる。
3 自分自身に嘘をつかない
4 自分が願う大事なことを後回しにしない
自分と向き合わずに済む文化がある。そうすると自分にとって大事なもの、自分を大切にするという価値観が分からなくなる。
5 自分以外の誰かになろうとするのをやめなさい
誰一人として同じ人はいない。あなたはあなたらしいことが大切。そういうあなたを心底愛してくれる人がいる。
6 過去にしがみつかない
過去の成功体験に執着しても同じように成功するわけではない。展開が生まれない。
7 失敗を恐れない
大事なことを自分で決められなくなる。草食系男子。しかし争うことを思考せず物事を解決する若者も現れており進化ともいえる。
8 失敗しても自分を責めない
失敗は探索、研究の一部であり、体験の質を深めてくれる。失敗をしない人はクリエイティブなことができない。
9 幸福をお金で手に入れようとしない
経済的状況から自分の突破口が開けないと思い込むと開けないことがある。必ずしもお金が幸せになれない原因とはいえない。
10 自分の幸せのために誰かに依存しない
依存は前に向くことができない。一緒にいながらも自分お世界がきちんとある。
11 意味もなく怠けない
行動することには常にリスクがつきまとう。リスクレベルが高くないと良い仕事ができないし、前進力が落ちていく。
12 今はまだ無理だと決めつけない
あなたが変わるためにチャンスが現れた時はチャレンジする。チャンスが来ているのにやらないのはマイナス。
13 異性と間違った関係を持たない
寂しいからではなく、あなたに相応しいか。
14 過去の失敗を理由に新しい出会いを否定しない
存在の根底から否定する危うさ。
15 他人と競わない
過当競争は人生の何でもないところで無駄に競うこと。その人の本質にとっては関係ないこと。あなた自身の記録更新を意識することが大切。
16 他人を妬まない
妬みには奥行きがあり、どんなレベルの社会でも妬みがある。女性の成功を男性は徹底的にバッシングする。それは妬み。私が持っている物で誰もが羨む物ってなんだろうと思っているだけでも大事。
17 泣き言を言ったりいじけたりしない
適用的無意識をコントロールできない人。主語を理解しない、善悪を理解しない。主語を理解しない人が人を非難した時、その非難の行き着く先は自分。
18 根に持つことをやめなさい
憎しみを抱き続けると、憎しんでいる本人が一番ダメージを受けることになる。
19 人にあわせて自分の基準を下げない
日本の討論番組のレベルの低さ。呪いのように人を否定するのは議論ではない。人の意見を引き出すような議論が大切。その中で譲れない部分はきちんと主張する。
20 理解を得るために自分のことを説明しない
21 休憩も取らずに同じことに没頭しすぎない
打ち込むことは大事だが、時々は明快な距離を持って自分のやっていることを見返さないとミスを生む。距離感、緩急が必要。
22 なにげないひとときの美しさを見落とさない
それは美意識。人生最高の瞬間に大切な人がいる名状し難い時間に自分の道を発見する。心の奥行きを自在化する。良い音楽を聴き、良い絵画を観て、自分の中を膨らませて行く。日本の政治家にはそれを感じない。
23 ものごとを完璧にこなそうとしない
時代を動かすテーゼやシステムを作り上げる場面では完璧主義ではなく、現場主義から生まれる。
24 安易な道を選ばない
良い仕事をしようと思えば安易な道はない
25 物事がうまくいっている時、問題ないふりをしない
自分のことが自分が一番分かっているので、解決しなければならないことは解決しないと気持ち良く過ごせない。
26 自分の苦しみを誰からのせいにしない
責任転嫁の癖がつくと問題は解決しなくなる
27 八方美人になるのをやめなさい
自分の嘘につながる。矛盾やズレ、いずれ燃え尽き自分がなくなる。内部矛盾が起こり一人になったとき自責の念に苦しむ。たった一人で良い、その人を笑顔に変えられるように。
28 悩みすぎるのをやめなさい
参考にすべき人物が周りにおらず社会に出て行くことを前向きに捉えにくい。大人がハツラツとクリエイティブに生きていない。
29 起きてほしくないことに執着するのはやめなさい
子どもに失敗して欲しくないとして母親は子どもに否定的な言葉を発する。そのため子どもの自由を奪う結果となっている。母原病。子どもの創意工夫、思考力を奪っているのは親。そのことに親が気づいていない。
30 感謝しないことをおやめなさい。恩知らずをやめなさい
人が人の存在を認めることができるような気持ちになれているとすれば、その人は感謝することができている。感謝して生きると、気づいた時には自分が感謝される存在になる。

日本の政治家はすぐに分かる嘘を平気でつく。原発はコントロールできていると嘘をついてまでオリンピックを誘致する。時間的な意識がない。

恨み続けるのはやめた方が良い、恨みが昇華され表現に転化するのはエネルギーにつながる。

政治家にポエムがない。
誰を王様に選ぶのかは、民主主義じゃない。王様を選ぶんじゃない。国民が政治家を育てるという意識が大切。
論議が下手。むしろ教育の中で論議することが否定されて来ている。生徒が先生に論議を挑むことが否定されている。

日本は水と文化はタダという意識が根強い。文化を育てるという意識。
音楽や芸術など文化の世界では日中韓の摩擦は感じない。

庶民レベルでは日中韓の交流がうまく行くのに、中間に政治家が絡むと上手くいかなくなる。

情報を共有できる場が必要。


来週再来週は2週連続で原爆被害について学びます。

日時 7月29日(火) 19:00-21:00
学習会終了後希望者で交流会を行います(参加費2000円。学生1000円)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
テーマ 広島原爆
講師 安河内信人さん(日本の古い駅舎を守る会代表)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 08:26| 平和

2014年07月21日

映画「ファルージャ」上映会

中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
http://fallujah-movie.com/index.html
(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。
「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。
イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。
ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。
何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?
映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。
上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。
ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
posted by 後藤富和 at 10:09| 平和

2014年07月16日

昨日のterra cafe kenpou

昨日のterra cafe kenpouは、諫早湾干拓問題、大飯原発判決を題材に、人格権(憲法13、25条)について学びました。
大飯原発差止判決の解説もしました。
25名が参加。

来週のterra cafe kenpouは、廣末勝巳さん(元九州産業大学デザイン学科教授)を講師に「表現の自由」についてお話しいただきます。

 スペインの画家ゴヤは、1808年ナポレオンが市民反乱を徹底的に弾圧した時の状況「2 de Mayo マドリド」を描きました。
 ピカソは、パリでゲルニカ空爆(1937年4月26日)の一報を受けパリ万博のスペイン館で「ゲルニカ」を展示しました。
 日本国憲法で保障されている表現の自由、今回は画家であり元九州産業大学デザイン学科の教授.廣末勝巳さんから「時間と人の意識について」というテーマで話していただきます。廣末さんは、「一国の責任者の地位にいる存在が例えば、すぐわかる嘘をつく、、、とします。それは時間の意識に由来する」と言われます。いったいどういうことでしょうか。
それぞれ、異なった自己表現があり、どのように表現していくのか考えあえる時間にしたいと思います。

月日 7月22日(火)
時間 19:00-21:00
学習会終了後希望者で交流会を行います(参加費2000円。学生1000円)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
テーマ 表現の自由「時間と人の意識について」
講師 廣末勝巳さん(元九州産業大学デザイン科教授)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 07:36| 平和

2014年07月15日

なかにし礼の詩「若者よ、戦場に行くな」

なかにし礼の詩「若者よ、戦場に行くな」

なかにし礼さんが秘密保護法、集団的自衛権行使容認を批判、抗議して

「若者よ、戦場に行くな」という詩を「毎日新聞」7月10日の夕刊に載せました。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140710dde012010004000c.html


特集ワイド:集団的自衛権の行使容認 なかにし礼さんが詩 若者よ、戦場へ行くな

毎日新聞 2014年07月10日 東京夕刊

 詩を書いてもらえませんか−−。集団的自衛権行使容認が閣議決定された1日、作家・作詩家のなかにし礼さん(75)に依頼した。携帯電話の向こうから、力強い言葉が返ってきた。「書きます。何ならすぐにでも」。切迫した思いが伝わってきた。【小国綾子】

 数日後、なかにしさんから手渡された詩の題名は「平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう」だった。「僕自身も泣きながら、ですから。日本がこんな国になってしまって悲しくて仕方ない。特定秘密保護法を先につくって、次は集団的自衛権。『戦争だから』と自由に発言できない時代はすぐそこです」という。

 終戦後、満州からの引き揚げ途中、何度も命の危険にさらされた。兄は特攻隊の生き残り。近著「天皇と日本国憲法 反戦と抵抗のための文化論」には「日本国憲法は世界に誇る芸術作品」と書いた。

詩は最初、題名も内容も違っていた。題名は「若き友たちへ!」。若者に自己変革を求める内容だった。「今回の閣議決定で一番影響を受けるのは若者たち。だから彼らに向けて書きました。目覚めよ、生まれ変わり、抵抗を始めよう、と。ところが突然、別の言葉がひらめいたんです」。それが「平和の申し子」だ。

 「終戦から69年。戦争を知らないどころか平和を満喫して生きてきた若い世代は、まさに平和の申し子です。草食系男子? 国を滅ぼすマッチョな男よりずっといい。心優しき彼らこそ平和を守ることができる。そんな彼らがいてくれることを僕は心強く思います。若者を『戦争を知らない』とか『無関心だ』とか批判するのは間違っている。僕たち戦争体験者は、若い世代とともに闘うための言葉を自ら探さなければいけません」

 だから「平和の申し子」という言葉が胸に浮かんだ日、詩から若者への説教めいたメッセージを削り、全面的に書き直した。一つの言葉を得て、詩は生まれ変わったのだ。「戦争したくないと思う自分を後ろめたく感じる若者がいるそうです。違う。戦争なんて無理、と思う自分に胸張っていい。弱くあることは勇気あることなんです」

 最後に聞いてみた。短い日数で書くことに不安はなかったのか。後で書き直したくなったりしないか。作家は破顔し、語気を強め言った。「その時は続編を書けばいい」

 書き続けるんだ、闘い続けるんだ、と聞こえた。

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 平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう



二〇一四年七月一日火曜日



集団的自衛権が閣議決定された



この日 日本の誇るべき



たった一つの宝物



平和憲法は粉砕された



つまり君たち若者もまた



圧殺されたのである



こんな憲法違反にたいして



最高裁はなんの文句も言わない



かくして君たちの日本は



その長い歴史の中の



どんな時代よりも禍々(まがまが)しい



暗黒時代へともどっていく



そしてまたあの



醜悪と愚劣 残酷と恐怖の



戦争が始まるだろう



ああ、若き友たちよ!



巨大な歯車がひとたびぐらっと



回りはじめたら最後



君もその中に巻き込まれる



いやがおうでも巻き込まれる



しかし君に戦う理由などあるのか



国のため? 大義のため?



そんなもののために



君は銃で人を狙えるのか



君は銃剣で人を刺せるのか



君は人々の上に爆弾を落とせるのか



若き友たちよ!



君は戦場に行ってはならない



なぜなら君は戦争にむいてないからだ



世界史上類例のない



六十九年間も平和がつづいた



理想の国に生まれたんだもの



平和しか知らないんだ



平和の申し子なんだ



平和こそが君の故郷であり



生活であり存在理由なんだ



平和ぼけ? なんとでも言わしておけ



戦争なんか真っ平ごめんだ



人殺しどころか喧嘩(けんか)もしたくない



たとえ国家といえども



俺の人生にかまわないでくれ



俺は臆病なんだ



俺は弱虫なんだ



卑怯者(ひきょうもの)? そうかもしれない



しかし俺は平和が好きなんだ



それのどこが悪い?



弱くあることも



勇気のいることなんだぜ



そう言って胸をはれば



なにか清々(すがすが)しい風が吹くじゃないか



怖(おそ)れるものはなにもない



愛する平和の申し子たちよ



この世に生まれ出た時



君は命の歓喜の産声をあげた



君の命よりも大切なものはない



生き抜かなければならない



死んではならない



が 殺してもいけない



だから今こそ!



もっともか弱きものとして



産声をあげる赤児のように



泣きながら抵抗を始めよう



泣きながら抵抗をしつづけるのだ



泣くことを一生やめてはならない



平和のために!



==============

 ■人物略歴
 ◇なかにし・れい
 1938年中国・牡丹江市生まれ。「石狩挽歌」「北酒場」など数々のヒット曲を作詞。小説では98年「兄弟」、99年「長崎ぶらぶら節」(直木賞)、2001年「赤い月」。
posted by 後藤富和 at 07:48| 平和

2014年07月13日

憲法講師活動

第17回中間・遠賀地区「母親大会 愛ある社会へ」に講師としてお招きいただきました。
午前中の全体会は、齋藤真人立花高校校長による講演「『いいんだよ』は魔法のことば」
私は午後の分科会「憲法」を担当。
「戦争の足音がきこえる いま憲法を考える」
駅でこの講演タイトルを目にしていても立ってもいられず参加したという方もいました。
かわいい孫が戦場に送られるのは身を切られるよりも辛い。指をくわえて座してなんかいられないと涙ながらに訴える男性。
気づいている人はとっくにこの国が「戦前(開戦前夜)」に突入していることに強い危機感を持っています。
60名もの中間市や水巻町の市民にご参加いただきました。
憲法、集団的自衛権、秘密保護法について知りたいという方、この国がどこに進もうとしているのか、平和な社会を子に残すために自分に何ができるか考えている方、私に声をかけてください。どんなに小さな集まりでも講師として駆けつけます。
私は自分の子を守るために1人でも多くの方に憲法を知ってもらいたいと思っています。
posted by 後藤富和 at 17:42| 平和

2014年07月10日

【九弁連】中国帰国者に対する施策についての勧告書

九州弁護士会連合会は、6月20日、「中国帰国者に対する施策についての勧告書」 を採択し、安倍総理、田村厚労大臣、衆参両院の議長に対して、中国帰国者(中国残留孤児)の人権回復を求めて勧告しました。
1 多文化共生の観点からの施策
2 基礎的諸条件の補完の観点からの施策
3 家族の保護の観点からの施策
100ページ近い報告書もご覧いただけます。
http://kyubenren.org/seimei/data/20140620.pdf
posted by 後藤富和 at 13:00| 平和

2014年07月05日

早乙女勝元講演会

「早乙女勝元講演会〜戦争も原発も二度とくり返すまじ〜」に参加しました。
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以下は僕のメモ。

私が生まれる前から日本では戦争が始まっていた
平和というものがどういうものか知らなかった。
8/15のラジオ放送を聴いても平和の実感なんてない。平和を知らないから。
でも、その中でも平和を実感したのは灯火管制をしなくてよくなったこと。
平和って明るいんだ。夜ぐっすり眠れるんだ。
翌年11/3日本国憲法公布
9歳上の兄は教師で多くの教え子を戦場に送った。兄は神風が吹くと信じていた。
兄は復員後、腑抜けのようになって教え子の消息を訪ねて回った。
兄は、日本国憲法の新聞発表を知り、憲法9条に感動した。そこには日本は二度と戦争をしない、そのために軍隊を持たないと言っている。もし世界の何処かで戦争があってももう日本は戦争をしなくてよくなったんだと兄は語って聞かせた。
それから、なぜあの戦争を引き起こしたのかを調べるようになった。
「政府の行為によって再び戦争の参加が起こらないようにすることを決意し、ここに主権が国民にあることを」
政府の行為にブレーキをかけるのは国民。
でも、憲法を始めて読んだ時、ブレーキをかけるのは代議士だと思ってしまった。
憲法では「永久」の文字が9条、11条、97条の3回出てくる。
戦争を一時的にやめるではなく「永久に」やめることを誓った。
昭和6年の満州事変から昭和20年8月15日まで戦争が続いた。ただ、最後の1年で戦争の形態がガラリと変わった。
それまでは戦場は海の彼方だったのに、昭和19年から日本国内が戦場になった。
政治家は戦争する時に「侵略」などとは言わない。大東亜共栄圏、アジアの解放、聖戦と言い、国民は戦場で実際に行われていることを知らない。
昭和20年からは精密爆撃でなく無差別爆撃に変わった。
3/10、真夜中、300機の大編隊が超低空で東京上空に侵入。しかも木造家屋消失に適したナパーム油脂焼夷弾。
爆撃は2時間で終わったが、わずかその時間で東京の歴史は一変した。
朝を迎えた時、東京の下町は全滅、10万人の死者、100万人を超える罹災者。その多くが女性や年寄り子ども。
こんな短時間にこれだけ多くの人が死ぬことはこれまでの歴史ではない大量虐殺。これが、沖縄、広島、長崎に続く。
東京大空襲の政府発表の中に承服できぬ一行があります。「都内各所に火災を生じたるも、宮内省主馬寮は2時35分、其の他は8時頃迄に鎮火せり」で、100万人の罹災者と、10万人の都民のいのちは、「其の他」の三文字で片付けられたのです。
当時の民間人は、「臣民」「赤子」「民草」と称され、人権など爪のアカほどもなく、雑草並みの存在でしかなかった。
福岡市も6/19深夜から20にかけてB29 200機が襲来、東京大空襲とあまり変わらない量の焼夷弾が投下され、福岡も焼け野原になった。
軍人遺族には54兆円の恩給が出たが、空襲で3人の幼い子を失った24歳の森川さんがもらったのは乾パン1つだけ。
日本人の死者210万人以上、アジアの死者2000万人以上。
昭和20年の平均寿命。男性23.9歳、女性37.5歳。
昭和21年の平均寿命は男性42.6歳、女性51.1歳。食うや食わずの時代だったがそれでも戦争がなくなるとこれだけ違う。
昭和19年に63人のクラスだったのが戦後6名しか集まれなかった。
死んでいった同級生たちから「君だけは生き残らせてやろう。そのかわりに、戦争で命を絶たれた子どもたちのことを、語り継いでいってくれるかね。最後の一人になってでも、戦争絶対反対を叫び続けてくれるかね?」と問われている。
著書を読んだ中学生からの感想文に「今、平和で良かった」とある。
でも、今、本当に平和か。日本はアメリカの戦争に加担し、イラクに送られた自衛官の自殺があとを絶たず、本当の平和とは決して言えない状況にある。日本は加害者的な面を払拭できない。
理性を欠いた北朝鮮、中国の軍備拡張は脅威だが、本物の脅威は国内にあった。それが原発。
平和利用、安全神話と言われ続けたが、先の大戦と同じ。
東洋平和、自尊自衛と言い続け戦争を遂行し、想定外の使者を出した。想定外の事故、死者を出した原発事故。
日本の原発は54基と言うが、原子力空母、原子力潜水艦を入れると57基ではないか。
ラジオ福島の依頼で震災後の福島に入った。
南相馬市では、93歳の女性が自殺している。
「年寄りは足手まといになるからお墓に避難します。ごめんなさい。さようなら。」
旧満州からの引き揚げで何度も目にした文字。
まるで戦争状態じゃないか。
小高区に入ると除染した土砂が山盛り。
浪江町に入ると、1時間以上いると危険と言われゾッとした。
その惨状たるや、東京大空襲の焼け野原に似ていませんか、と聞かれた。たしかに酷似している点がある。それは、ごく当たり前の穏やかな日常を、一瞬にして非日常にしてしまう点。
けれど、原発問題と戦争や空襲とでは、決定的に違う。8月15日、戦争終結の報と同時に、人びとは焼けトタンを拾い集めてきて、雨露をしのぐ場を確保しました。国破れても山河ありだった。
ところが、福島では、それができない。放射能汚染が続く限り、この先、何十年、何百年、あるいは半永久的にその土地では生活はおろか、近寄ることさえできない。たかだか電気を生み出すためだけの原発のために、何世代にも渡って住み慣れた土地を奪われることなど、許されていいはずはない。
原発再稼働とか輸出などもってのほか。
昨年12/6夜、特定秘密保護法が可決された。国民に真実を知らせない。かつての戦時中の国民と同じように「見えざる、言わざる、聞こえざる」の状態にして、国民の知らぬ間に戦争の準備し、気づいた時には戦争になる。
いつか来た道。
秘密保護法から半年、集団的自衛権の閣議決定。
当初、政府は憲法96条の改訂(2/3→過半数)を念頭に置いていたが、批判が相次いだため引っ込めて、解釈改憲を推し進めた。閣僚だけで憲法を変えるならば、それはもはや憲法ではない。
容易ならざる事態だが、これからが戦いの本質。
安倍総理は、日本の女性や子どもが乗った米艦艇が攻撃されたら女性や子どもを守れないと言うが、この政府が女性や子どもをそんなに真剣に守ったことがあるか。
東京大空襲はどうか、沖縄はどうか、満州では軍隊は先に帰り置き去りにしたではないか。
軍隊は住民を守ることが役割ではない。
そんなまやかしにごまかされてはいけない。戦いはこれから。

最後に永井隆博士(医師、長崎で被爆)の言葉を引用
「日本をめぐる国際情勢次第では、日本人の中から、憲法を改めて戦争放棄の条項を削れ、と叫ぶ者が出ないともかぎらない。そしてその叫びが、いかにももっともらしい理屈をつけて、世論を日本再武装に引きつけるかもしれない。そのときこそ、……誠一よ、カヤノよ、たとい最後の二人となっても、どんなののしりや暴力を受けても、きっぱりと「戦争絶対反対」を叫び続け、叫び通しておくれ!たとい卑怯者とさげすまされ、裏切者とたたかれても「戦争絶対反対」の叫びを守っておくれ!」(いとし子よ)
posted by 後藤富和 at 15:28| 平和

【本日】早乙女勝元講演会

本日、「早乙女勝元講演会〜戦争も原発も二度とくり返すまじ〜」を開催します。
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平和は特別なものではない。ごくありふれた日常なのだと思う。その日常が非日常に一変したのが3.11の原発による災害だった・・・東京大空襲の語り部として、戦争の悲劇を二度とくりかえしてはならないの思いを込めて、未来世代の明日のために、いのちの尊さを体験的に語ってきた作家・早乙女勝元さんが戦争・原発、平和について語ります。

【日時】7月5日(土)開会13:30
  受付開始13:00、16:00終了予定

【場所】光円寺本堂(福岡市中央区天神3丁目12−3)
地下鉄天神駅フタタ側出口より徒歩5分)

【チケット】当日700円(中学生以下は無料)

【主催】「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団

【共催】中央区九条の会、原発とめよう!九電本店前ひろば、terracafe kenpou

早乙女さんは数多くの児童文学作品を世に出され、私も何冊か持っていますが、1977年に起こった米軍機墜落事故によって炎に焼かれた幼い2人の子の物語「パパママバイバイ」は子を持つ親として身を引きちぎられるような辛さを感じるとともに、政府やアメリカの態度に強い憤りを覚える作品です。

「康弘ちゃんは、やけどの痛みを伝えることばも知らず、ベッドの上で、全身ぐるぐるとほうたいに巻かれていました。目と口以外はまっしろで、かわいそうで、かわいそうで・・・。それでも、”パパ・・・・・パパ・・・・・・”と、かすれた声で、何度も何度も呼んでいました。明け方ちかくになって、なにか口ずさむような声が、ひくく、かぼそくきこえてきました。”ポッポッポー・・・”死線をさまようなかで、もう痛みもうすれてきたのでしょうか。それは、いつもおとうさんといっしょのおふろで、おとうさんが口ぐせに歌ってきかせた鳩ポッポのうたでした。歌を歌いなから、康弘ちゃんは・・・とうとう・・・息をひきとったのです。この世に生まれてきて、たった一年ちょっとの生命でした。」(「パパママバイバイ」より)

この場面の挿絵は、2時間前に息を引き取ったお兄ちゃんといっしょに康弘ちゃんが鳩といっしょに大空を飛びながら楽しそうに遊んでいるものです。ふたりとも包帯でぐるぐる巻ですが、背中に天使の羽根が生え、痛みからも開放された清々しい表情で空を上っています。

「集団的自衛権」を推し進め、この国が再び戦争への道を歩み始めている今こそ、多くの方に早乙女さんのお話を聞いていただきたいと思います。特に、将来、戦場に行くこととなる幼い子を持つママ達に聴いてもらいたいです。

是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 13:05| 平和

2014年07月04日

外国のために戦争

「集団的自衛権。それは、外国のために戦争をすること。」日本弁護士連合会
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/self-defense.pdf
posted by 後藤富和 at 23:16| 平和

【明日】早乙女勝元講演会〜戦争も原発も二度とくり返すまじ〜

明日、「早乙女勝元講演会〜戦争も原発も二度とくり返すまじ〜」を開催します。
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平和は特別なものではない。ごくありふれた日常なのだと思う。その日常が非日常に一変したのが3.11の原発による災害だった・・・東京大空襲の語り部として、戦争の悲劇を二度とくりかえしてはならないの思いを込めて、未来世代の明日のために、いのちの尊さを体験的に語ってきた作家・早乙女勝元さんが戦争・原発、平和について語ります。

【日時】7月5日(土)開会13:30
  受付開始13:00、16:00終了予定

【場所】光円寺本堂(福岡市中央区天神3丁目12−3)
地下鉄天神駅フタタ側出口より徒歩5分)

【チケット】前売500円 当日700円(中学生以下は無料)

【主催】「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団

【共催】中央区九条の会、原発とめよう!九電本店前ひろば、terracafe kenpou

早乙女さんは数多くの児童文学作品を世に出され、私も何冊か持っていますが、1977年に起こった米軍機墜落事故によって炎に焼かれた幼い2人の子の物語「パパママバイバイ」は子を持つ親として身を引きちぎられるような辛さを感じるとともに、政府やアメリカの態度に強い憤りを覚える作品です。

「康弘ちゃんは、やけどの痛みを伝えることばも知らず、ベッドの上で、全身ぐるぐるとほうたいに巻かれていました。目と口以外はまっしろで、かわいそうで、かわいそうで・・・。それでも、”パパ・・・・・パパ・・・・・・”と、かすれた声で、何度も何度も呼んでいました。明け方ちかくになって、なにか口ずさむような声が、ひくく、かぼそくきこえてきました。”ポッポッポー・・・”死線をさまようなかで、もう痛みもうすれてきたのでしょうか。それは、いつもおとうさんといっしょのおふろで、おとうさんが口ぐせに歌ってきかせた鳩ポッポのうたでした。歌を歌いなから、康弘ちゃんは・・・とうとう・・・息をひきとったのです。この世に生まれてきて、たった一年ちょっとの生命でした。」(「パパママバイバイ」より)

この場面の挿絵は、2時間前に息を引き取ったお兄ちゃんといっしょに康弘ちゃんが鳩といっしょに大空を飛びながら楽しそうに遊んでいるものです。ふたりとも包帯でぐるぐる巻ですが、背中に天使の羽根が生え、痛みからも開放された清々しい表情で空を上っています。

「集団的自衛権」を推し進め、この国が再び戦争への道を歩み始めている今こそ、多くの方に早乙女さんのお話を聞いていただきたいと思います。特に、将来、戦場に行くこととなる幼い子を持つママ達に聴いてもらいたいです。

是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 11:05| 平和

2014年07月03日

「解釈改憲?ハァ!?なにその反則技。私たちは立憲主義も民主主義も手放すつもりはありませんよ声明」

「解釈改憲?ハァ!?なにその反則技。私たちは立憲主義も民主主義も手放すつもりはありませんよ声明」

本日、安倍政権は「憲法9条の下でも集団的自衛権の行使は容認される」という憲法解釈の変更を行い、従来からの「自衛権発動の3要件」に代わる新たな「新3要件」を閣議決定しました。
明日の自由を守る若手弁護士の会は、この解釈改憲に強く抗議します。

1.政府が憲法の読み方を変えた、なんてありえないっつーの!
 集団的自衛権の行使は、イコール「他国間の戦争への参戦」。「戦争放棄」「戦力不保持」を宣言する憲法9条を、どう逆立ちして読んだところで、他国間の戦争に参加してもいい、なんて読めるわけがない。
読めないからこそ、9条を変えたいってずっと言っていたジミン党の長期政権の下で、「自衛隊は戦力ではない」「武力行使をしないからこそ自衛隊の海外派遣が許される」という解釈が強固なものとして積み重なってきたのです。
 それなのに安倍政権は、別な読み方をすることにしたんだっ、と腕力でねじ伏せる感じで、解釈を変えたのです。

 でも、今まで、集団的自衛権が使えなきゃ日本の未来オワタ、やっぱり戦争放棄はナシで、国家の都合で人を殺せる国になった方がいい、なんて国民的世論になったことがあったかなー??国民全体がそれを望む現実があるのなら、国会議員も代表者として真摯な議論を重ね、憲法96条の手続にのっとって憲法改正すればよいだけです。

 そう、だってこの国は、民主主義国家だから!どんな国家へ歩むべきか、それを選ぶのは私たち主権者国民です。そして私たちは時の権力が決して暴走しないようコントロールするために、憲法を権力に突きつけ、縛っているのです。どんなに「信念を貫くオレ」に酔っていようが、どんなに「民意」をウザく思おうが、「縛られている」側の政権が独断で憲法の読み方を変えるなんてことが、許されるわ・け・が・な・い。
 現政権は、まさに禁じ手を使って、この国の立憲主義を破壊し、民主主義を終わらせようとしています。

2.そこにあるのは情念だけ(民主主義が、お嫌いなのね)
 現政権に、ナチスを真似ようって言ったり、抗議行動をテロと言ったり、「民意」への敵意(おそれ?)があるからこそ、物言う国民を逮捕して民意そのものを育たなくする特定秘密保護法を作って、さらに自分を縛っているはずの憲法をめちゃくちゃに読み替えちゃっているような気がします。
 理論も科学もないから、笑っちゃうほど空想に近い非現実的な事例ばかり並べ、これに(集団的自衛権の行使で)対処できなければ日本は滅ぶ!かのような脅しを繰り返すしかなかった。つまり、民主主義も、理論的な議論も、誠実な対話も嫌い、情念だけで政治を動かす政治家が、国民投票で勝てないって分かってるから憲法改正手続を踏まずに勝手に読み方を変えた。情けないけれど、これが「真相」です。

3.早く立ち上がらなきゃ。まだ、閣議決定だけだから。
 今、悔し涙を流している皆さん。決して、「これですべて終わった」なんて思わないで下さい。閣議決定されたって、まだ何も具体的に法律が変わったわけではなく、まだ全然、戦争できる国にはなっていません。
閣議決定に基づいた具体的な法律の作成をくい止めればいいのです。くい止めながら、来たる選挙できちんと意思表示すればいいのです☆彡 だから、ガッカリしているヒマはないし、ガッカリする必要もない。
そのガッカリが招く、「もう何をやってもムダ」という絶望と無関心こそが、何よりもこの国の、子ども達の未来を壊します。
 そう、ほんとうに民主主義ってめんどくさいシステム!
 日常的に政治を見張る余裕はないし、スキャンダルや一時のブームに踊らされることも日常茶飯事です。
それでも私たちは、一部の人達に政治を丸投げしてただ従う、なんてわけにはいかない。民主主義を諦めちゃいけない。この世に1人しかいない誇りある人間として生き続けたいからこそ、自分のことは自分で決める、自分達の社会のハンドルは自分達が握る。民主主義やーめたという現政権は、国民を誇りある存在として認めていないのです。それを屈辱だと、おかしいと感じるなら、怒って下さい、アクションを起こし続けて下さい。
めんどくさいヤツであり続けること、って、ほら、憲法にも書いてあるでしょう。
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」(憲法第12条)

4.めんどくさいヤツであり続ける決意
 幾万人からなる怒りの輪が首相官邸を囲む様子を見れば分かるとおり、私たち国民は、そんなにアホじゃありません。でも、なぜ政権の暴走を止められなかったのか、悔やむ時間は、もうありません。あなたとあなたの大切な人、自分より大事な子ども達のために、「めんどくさいヤツ」であり続けて下さい。
 私たち「明日の自由を守る若手弁護士の会」は、解釈改憲という禁じ手を絶対に許しません。声をあげ続ける、すべてのめんどくさい皆さんと共に、これからも「あすわか的“不断の努力”」を続けます。

2014年7月1日 「明日の自由を守る若手弁護士の会」

共同代表 神保 大地
共同代表 黒澤 いつき
posted by 後藤富和 at 15:28| 平和

2014年07月01日

今夜のterra cafe kenpou

今夜のterra cafe kenpouでは、宮崎雄士さんを講師に若者憲法集会の報告をしてもらいました。17人が参加。
冒頭、集団的自衛権行使容認の閣議決定に対する参加者の怒りから始まりました。
大橋駅から電車に乗って親不孝通り近くのterra cafe会場に行くまでに3か所で集団的自衛権に反対する市民の抗議活動に出会いました。普段はこういった行動には参加しない弁護士の姿もその中に確認できました。少しでも未来が見える人は安倍氏に怒るよね。
イラクの地獄を見続けている高遠菜穂子さんのリアルな言葉に比べて、安倍氏の詭弁こそ本当の戦争を知らない「平和ボケ」だと思います。こんな平和ボケで、ヒーロー気取りの独裁者にわが子の命を左右されたくありません。

このデモはカッコ良いね。渋谷で800人(2014.6.22)。
http://youtu.be/9BfEUpsdTuI

今日昼に福岡県弁護士会で集団的自衛権反対の街頭宣伝を行っていた時(何と弁護士100人)、地下街から偶々自衛官の集団が上がって来ました。僕らのプラカードを見た瞬間「やばい」って顔して引き返しました。
集団的自衛権行使によって真っ先に最前線に送られるのは彼らです。彼らこそ集団的自衛権についてどう思っているか自分の言葉で語るべきなのに。
ドイツでは、たとえ上官の命令であってもそれが間違っていれば拒否できる権利があります(抗命権)。抗命権を行使したことで不利益処分を受けることもありません。これはナチスドイツの反省です。
日本では、石破氏曰く「それに従わなければその国にある最高刑がある国なら死刑。無期懲役なら無期懲役。懲役300年なら懲役300年」と主張し、命令の内容、是非に関係なく問答無用です。彼らが集団的自衛権行使の際の司令官となって、私の子をコマとしてきいたこともないような遠くの国で殺し合いをさせるのです。
タマッタモンジャナイ。

来週のterra cafe kenpouは
堀良一弁護士を講師に「よみがえれ!有明海」の戦い
についてお話しを伺います。
日時 7月8日(火)19:00
場所 光円寺門徒会館
posted by 後藤富和 at 20:24| 平和

【弁護士会】集団的自衛権閣議決定反対

福岡県弁護士会は集団的自衛権閣議決定に反対し、会長以下多くの弁護士で街頭活動を行いました。
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posted by 後藤富和 at 13:43| 平和

2014年06月30日

明日のterra cafe kenpou

明日のterra cafe kenpouは、6月22日に東京で開催された若者憲法集会の報告です。
1000人を超える青年が集まり声をあげた集会と翌日の内閣府・国会議員要請行動の感動と確信を伝えます!
講師は6・22若者憲法集会福岡代表団の宮崎雄士さんです。
お楽しみに。
日時 7月1日(火)19:00-
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 14:18| 平和

【福岡県弁護士会】集団的自衛権に断固反対!

【福岡県弁護士会】「集団的自衛権の行使を可能とする内閣の憲法解釈変更に反対する決議」(2014.5.28)
当会は、憲法の基本原理としての恒久平和主義を尊重し、立憲主義を堅持する立場から、憲法第9条によって禁じられている集団的自衛権の行使 を内閣が従来の解釈を変更して可能とすることに断固として反対するものである。
http://www.fben.jp/statement/dl_data/2014/0528_01.pdf
posted by 後藤富和 at 11:21| 平和

2014年06月29日

集団的自衛権反対

わが子を戦場に送らないためなら、お父さんはなんだってやります。
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原中誠志県議と集団的自衛権閣議決定反対の街宣を行いました。
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posted by 後藤富和 at 19:03| 平和

2014年06月28日

【映画】60万回のトライ

今観て来た映画
「60万回のトライ」


絶対王者「東福岡」に挑み高校日本一を目指す「大阪朝鮮高級学校」のラグビー部を追ったドキュメンタリーです。
福岡朝鮮初級学校の子ども達が、大阪朝校ラグビー部のバスを追いかけて走り出すシーンは涙を堪えきれませんでした。
スポーツは政治や国境を超え、私達に感動を与えてくれます。
掛け値なしに良い映画です。難しいこと考えずにぜひ観に行って下さい。福岡ではKBCシネマで上映中です。
スポーツ映画として映画史に残る傑作だと言えます。

そして、朝鮮学校だけを高校無償化から除外する安倍政権や橋下大阪市長の狭い心はとてもクダラナイと思っちゃいます。

誤解を恐れずに正直に言うと、僕が朝鮮学校の先生や生徒と接していて感じるのは、羨ましさです。正直、朝校の先生と生徒、生徒と生徒、上級生と下級生、それを支える保護者達の密接な関係は、今の日本の学校にはないものです。そのような青春を送っている彼らを羨ましく感じます。そして、国家ぐるみで「イジメ(高校無償化除外)」をするこの国の狭小さが嫌になります。大人として彼らに申し訳なく思います。
posted by 後藤富和 at 14:41| 平和

2014年06月26日

アジアの平和を考える市民講座

アジアの平和を考える市民講座

2014年7月~8月の講座ご案内

7月 
「子どもたちが楽しく生きられるために~原発と私」
講師:安達愛・埼玉県からの移住者
日時:7月4日(金)午後2時
会場:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
資料代:500円(学生無料)

8月
「日本人の歴史認識を問う」
講師: 池上大祐・福岡大学福岡・東アジア・地域共生研究所研究員
日時:8月9日(土)午後2時
会場:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
資料代:500円(学生無料)

「日本人の歴史認識を問う〜首相の靖国神社参拝の問題点は何か」
講師:木村真昭・安倍靖国参拝違憲訴訟団事務局、浄土真宗妙泉寺住職
日時:8月30日(土)午後2時
会場:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
資料代:500円(学生無料)

※9月例会は会場が取れなかったため、繰り上げて8月30日に実施します。

会場は、博多リバレインオフィス10階(アジア美術館行後方のエレベーターをご利用ください)

参加自由/資料代500円(学生無料)
主催/アジアの平和を考える市民講座
実行委員会/お問い合わせ 092−962−0618(堀田)
posted by 後藤富和 at 16:40| 平和

2014年06月25日

来週のterra cafe kenpou

次回のterra cafe kenpouは、6月22日に東京で開催された若者憲法集会の報告です。
1000人を超える青年が集まり声をあげた集会と翌日の内閣府・国会議員要請行動の感動と確信を伝えます!
講師は6・22若者憲法集会福岡代表団の宮崎雄士さんです。
お楽しみに。
日時 7月1日(火)19:00-
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 15:47| 平和

2014年06月24日

今夜のterra cafe kenpou

今夜のterra cafe kenpouでは、井上洋子さん(元精華女子短期大学教授)を講師にお招きし「福岡大空襲」(1945.6.19-20)についてお話を伺いました。21名が参加。
福岡市に対する空襲は6.19の一度だけと思われていますが、実はその数日後(6/24)
に姪浜地区が空襲に見舞われたそうです。
井上さんの体験
当時10歳(5年生)だった。8歳の妹と67歳の祖母の3人で当仁校区の荒戸町の自宅で眠っていた。蒸し暑い夜。
けたたましいラジオ放送で空襲警報が発令。
子どもの時は1941年から1945年の敗戦までがとても長く感じた。
兵隊が不足し20歳以上の男性がいなくなっていった。その内、中年の男性まで兵隊に「引っ張られる」ようになって次々に男性がいなくなった。18歳も兵隊に取られるようになり、大学生にも召集令状が届くようになった(学徒出陣)。
男性が行っていた仕事(工場(軍需産業)の工員など)に、朝鮮半島の人達が就くようになり、その内、中等学校の学生(女子も)も動員されるようになった。母は教員として九州高等女学校(現、福岡大学付属若葉高校)に勤めていたため、雑餉隈の渡辺鉄工所で女学生とともに働いていた。その内、渡辺鉄工所が日田に疎開したため、女学生と教員も田主丸のお寺で生活しながら、日田に掘った横穴の中の工場に通った。結局、工場で使用する機械が届かないまま敗戦となった。それでも毎日横穴内の工場に通わされた。
沖縄の状況もチラチラと情報が耳に入っていた。「玉砕」と言っていた。
荒戸町では毎晩のように「警戒警報」が流れていた。警報がなると防空頭巾をかぶり自宅内に掘った防空壕に避難していた。防空壕の大きさは家族の数で決められていた。防空壕に入って飛行機の音だけが聞こえるのが恐ろしくてたまらなかった。
6/19は警戒警報がないままいきなり空襲警報が発令。慌てて外に出ようとしたところ、祖母が位牌を取りに行こうと振り返った。廊下にピンポン球よりも大きな火の玉がゴロゴロと転がって、奥の部屋が赤く燃えていた。バケツの水を用意していたが、10歳の子どもには水をかけるということもできなかった。仮に水をかけていても無駄だっただろう。靴も履かずに外に出ると前の学校の校舎が真っ赤に燃え上がっていた。消防団が大濠公園に逃げろと指示した。
大濠公園の池の周りの低い植え込みの間で3人で縮こまっていた。高い木には焼夷弾が引っかかってメラメラ燃えていた。背振山の方も赤く燃えていた。
明け方になりようやく警報が解除となった。
自宅に戻ると、家があったはずの場所に立つと何もなくなっていた。赤茶けた屋根のトタンがペタンと地面に落ちていた。その間から煙が出ていた。奥の茶室だけが近所の男性が消火してくれて残っていた。
妹と学校(附属國民学校。現、福岡教育大学附属福岡小学校)に行ってみると全焼だった。まだ爆発していない焼夷弾が校庭に残っており近づけず、先生達がガッカリと立ち尽くしていた。同級生も亡くなり、家族全員が亡くなって一人だけ生き残った下級生もいた。近所では生まれたばかりの子を抱いた若いお母さんも亡くなり、向かいの家では位牌を取りに行ったお婆さんが亡くなった。
その晩から久留米の叔母の家に行った。
敗戦の玉音放送の時、天皇陛下が2か月早くこの放送をしてくれていたら家は燃えなかったのにと悔しがった。
9/2には進駐軍が福岡にも来た。福岡県庁前のビルに進駐軍が星条旗を掲げた。
その後、朝鮮戦争がはじまった。
大濠公園の前の簡易保険局(現、かんぽ生命福岡)の屋上が米軍のヘリポートになっていて、ヘリコプターが頻繁におりてきていた。
福岡市は朝鮮戦争のための基地となって急速に復興した。その中で空襲の跡も薄れて行った。
1994年に語り部活動をするにあたって福岡大空襲に関する日本側の資料を調べると、誤りだらけであることが分かった。例えば、福岡県災異誌第2巻には「米機B29約60機」とあるがアメリカの記録では221機であった。日本側の資料では消失戸数や死者数なども実数よりも僅少であった。なぜか空襲被害の集計を6/20正午現在としている。
そこで、60年前の記憶を頼って唐仁校区だけでも被害の実相を調べ始めた。戦前の住宅地図を入手し、消失家屋を調べて行った。唐仁校区だけで少なくとも688戸が焼けていることが分かった(福岡県災異誌では唐仁校区での消失戸数の記録なし)。

戦争というのは、一旦、国のリーダーが決めたら国民は受け身でそれに従わざるを得ない「災害」
戦争は殺し合い。
最近、パリの武器市場で日立など日本企業の社員が嬉々として「この市場はこれから期待できます」と語っていた映像にゾッとした。
安倍首相は、戦争が景気回復の一番の起爆剤と思っている。

来週のterra cafe kenpouは
「若者憲法集会報告」
7月1日(火)19時
光円寺門徒会館

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 23:45| 平和

今日のterra cafe kenpou

今日のterra cafe kenpouは、井上洋子さんを講師にお招きし実際に体験された「福岡大空襲」についてお話を伺います。
井上さんは九州大学出身で元精華女子短期大学教授です。中央区当仁校区の自宅で6.19の大空襲をうけ、燃えさかる自宅から逃げ出して生き延びたという体験者です。この空襲の記録を残したいということで、2007年に当仁校区の福岡大空襲による被災状況の調査を行って福岡市史編纂室「市史研究ふくおか」に報告しています。この調査がきっかけで、井上さんが中心になり、広く体験を募集して「あなたにバトン〜戦前・戦中・戦後の福岡の女性たちの体験記」という素晴らしい著書を2010年に出版しています。
どうぞお楽しみに。

日時 6月24日(火)19時
テーマ「福岡大空襲」
講師 井上洋子さん
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 07:54| 平和

2014年06月20日

来週のterra cafe kenpou(福岡大空襲)

来週のterra cafe kenpouは、井上洋子さんを講師にお招きし実際に体験された「福岡大空襲」についてお話を伺います。
井上さんは九州大学出身で元精華女子短期大学教授です。中央区当仁校区の自宅で6.19の大空襲をうけ、燃えさかる自宅から逃げ出して生き延びたという体験者です。この空襲の記録を残したいということで、2007年に当仁校区の福岡大空襲による被災状況の調査を行って福岡市史編纂室「市史研究ふくおか」に報告しています。この調査がきっかけで、井上さんが中心になり、広く体験を募集して「あなたにバトン〜戦前・戦中・戦後の福岡の女性たちの体験記」という素晴らしい著書を2010年に出版しています。
どうぞお楽しみに。

日時 6月24日(火)19時
テーマ「福岡大空襲」
講師 井上洋子さん
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 15:39| 平和

【日中文化講座】中国の教育事情、中国留学生事情

日中文化講座のご案内

テーマ「中国の教育事情及び中国留学生事情」
講師:丁 剣(中国駐福岡総領事館領事・教育担当)

と き:7月4日(金)18:30
ところ:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)
 福岡市博多区下川端町3番1号
   博多リバレインオフィス10 階

会費:500円(資料代)

丁領事は、1991年上海交通大学を卒業後、上海船舶工業に技術者として就職、95〜01年佐賀大学大学院に留学、博士課程修了。01〜11年上海交通大学で講師、助教授。11年から現職に。
 ご自身の経験も踏まえてのお話にご期待ください。
http://ncf.way-nifty.com/ken/2014/06/post.html
posted by 後藤富和 at 14:18| 平和