2014年09月22日

明日のterra cafe kenpouはお休みです

明日(9月23日)のterra café kenpouはお休みです。
来週は、映画「学校」(前編)を2週連続で上映します。
お楽しみに。
日時 9月30日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--
posted by 後藤富和 at 15:43| 平和

2014年09月16日

今夜のterra cafe kenpou

本日のterra cafe kenpouでは、古谷信一さん(元教師)を講師に「限りない未来を持つ こどもたちのために 地域で寺子屋はじめ て13 年 」と題し、行橋市の神社で開催している「羽根木東区・寺子屋」を通じた子どもの教育についてお話を伺いました。
17人が参加。
古谷さんは、60歳の定年まで小学校で担任を続けた。
69歳の時(2002年)、寺子屋を開いた。月謝はなんと月100円!
現在45人が通っている。はじめた当初は16人。
安易な学校5日制には反対した。親が土曜日休みとは限らない、日曜日に仕事をしなければならない親もいる。母子家庭等では、土日に子ども一人ということもある。
法律で決まったことだけれども、当時は学童保育などのフォローがなかった。
学童保育が始まったものの、世話をする人がいない。行政は退職教師のボランティアを期待するが、集まらないし、集まるわけがない。行政がカネを出さずにボランティアに頼るというのは虫がよすぎる。それを世話している県庁職員は給料をもらっているのに、現場の担当者に無給を強いるというのはおかしい。
寺子屋には、多くの大人が報酬もなしに協力をしてくれている。寺子屋の卒業生が教えに来てくれたり、退職して家に引きこもっていた高齢者が寺子屋の清掃をはじめた。そして、子ども達から「先生」と呼ばれ、生き生きとしてきた。
学校の延長をやっているのではない。1年生から6年生が学年を超えて一緒に遊ぶ。
掃除の後、「小鳥とすずと」(金子みすゞ)を歌う。♪「みんなちがって、みんないい」♪
人間の社会では必ず競争はある。でも人と比べるな。
行橋市で朗読大会を創設。
子ども達が詩を朗読する。はじめた当初は金子みすゞや谷川俊太郎などを朗読していたが、子ども達が論語を読んだりするようになった。
寺子屋の活動が評判になり、校区外や北九州市からも通う子どもが出てきた。
子ども達から素晴らしいことを学ぶ。子ども達から元気をもらう。
子ども達は無限の力を持っている。出来る限り寺子屋を続けたい。
笑顔で挨拶は、自分の幸せのため。相手が挨拶を返してくれるかどうかが問題ではない。
子どもの権利条約(ただし日本政府は「児童」の権利条約と呼称)
「子どもによる子どものための『子どもの権利条約』」(小口尚子・福岡鮎美、谷川俊太郎協力)中学2年生の仲良し2人が条約を翻訳した本。
子ども達に会えて良かった。
伊藤忠記念財団「子ども文庫助成事業」
http://www.itc-zaidan.or.jp/support.html
福岡県知事青少年アンビシャス賞
http://ambitious.pref.fukuoka.jp/party/commendation/8thdantai_h22.html
朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASG233R7FG23TLLS001.html
民医連新聞
http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/168/genki168-02.html
来週(9月23日)のterra café kenpouはお休みです。
再来週は、映画「学校」(前編)を2週連続で上映します。
お楽しみに。
日時 9月30日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--
posted by 後藤富和 at 21:16| 平和

terra cafe会場変更

【緊急お知らせ】本日のterra cafe kenpouは、場所が変更になりました。
今日の場所は、福岡市立青年センター302号です。皆さん、お間違えなく。
(昔の大名小学校の通り沿い)
福岡市中央区大名2-6-46-302号です。
092-712-2947です。どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 後藤富和 at 16:26| 平和

2014年09月14日

次回のterra cafe kenpou

次回のterra cafe kenpouは
「限りない未来を持つ こどもたちのために 地域で寺子屋はじめ て13年 」
古谷信一(元教師、行橋 市で寺子屋を開催)
です。みなさん、是非!来てね☆
日時 9月16日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--
posted by 後藤富和 at 13:37| 平和

2014年09月13日

中国残留帰国者二世

中国残留帰国者二世の木村友和さんのお話し。

吉林省出身。
父親が中国残留孤児。
36歳の時に帰国した(現在54歳)

中国では体育の教師(スピードスケートの監督)をしていた。

子どもの頃、文化大革命で、日本人と分かると大変だったので、親は自分が日本人の子であることを隠していた。
1974年に日本人の子であることを知った。
1977年、父親の出身地である青森県に里帰りした。
1995年に帰国した。

日本語は帰国後センターで4か月習った。
その後、支援センターで日本語を勉強している。

体調を崩し2年前に仕事できなくなった。

帰国後は、道路工事の作業員など肉体労働の仕事をしたが、日本語でコミュニケーションを取るのが難しい。危険な仕事だし、言葉の問題で仕事上の誤解を招くことがある。
今は心臓病で治療を続けているが、病院で、医師と正確なやりとりをするのは難しい。医師とコミュニケーションが取れず、その場で娘に電話をかけて通訳をしてもらうこともある。

親戚がいるので中国に里帰りしたいがお金がなく6年に1度しか戻れない。

今は生活保護。ギリギリの生活。医療費がかからないのは嬉しいが、保護ではなく、仕事に復帰して自分の力で生活がしたい。
消費税が上がり、生活保護では生活が困難になってきている。

年金は、納付期間の関係でわずかしか支給されない。
二世の高齢化が進む中、年金で生活できるのか不安。
年金については帰国者ではない日本人と同じように扱って欲しい。
そのための年金期間不足を補う制度を作って欲しい。
posted by 後藤富和 at 15:51| 平和

九弁連シンポ「中国残留帰国者の現在と問題点」

九州弁護士会連合会シンポジウム「中国残留帰国者の現在と問題点〜尊厳ある共生社会を目指して〜」に参加しています。
写真.JPG
帰国者二世の生活保護受給率は21%。全国の生活保護受給率が1.7%であることからも、帰国者二世のおかれた状況が過酷であることが分かります。

10歳代で帰国した中国残留帰国者2世の体験
「中国人だ、日本人じゃない」といじめられた。私は日本語が達者でないし、怖くて、恥ずかしくて、ケンカもできず、何も気づかないふりをして耐えた。中国ではたくさん友達がいたのにと憂鬱だった。高校時代、社会科の先生がクラス全員の前で「中国は遅れている。日本が侵略したのも、中国が遅れていたからだ」と発言した。私は日本語に自信がなかったので反論できず、悔しかった。

学校でいじめられ、帰り道、姉妹で公園で泣いた。両親に心配をかけてはいけないと思い、励まし合って家の前で泣き止んでから帰宅した。両親にはつらいことは隠した。両親も日本で大変なことがわかっていたから。

原中誠志県議(民主)も参加されています。

【勧告書】
http://kyubenren.org/seimei/data/20140620.pdf
posted by 後藤富和 at 14:24| 平和

講演会「尖閣問題と集団的自衛権」

講演会「尖閣問題と集団的自衛権」
講師 後藤富和(弁護士・日中友好協会福岡支部長)

緊張たかまる尖閣諸島
集団的自衛権行使で日本はどうなる
日中関係の平和的解決の道は

日時 9月14日(日)14時-16時
場所 伊都文化会館
参加費 300円
主催 日中友好協会糸島支部
posted by 後藤富和 at 08:15| 平和

2014年09月12日

言論封殺

朝日新聞のこの間のドタバタ、果ては社長の謝罪にはかなりの違和感を覚えます。
かつて外務省秘密漏洩事件(西山記者事件)で、沖縄返還を巡る日米の密約という重大な事件が、新聞記者と外務省女性官僚のスキャンダルというゴシップにすり替えられ、その結果、本来大スクープを掴んだ毎日新聞が見る影もないほど凋落して行きました。
今回の朝日新聞にも同じ匂いを感じます。
誤ちは許されませんが、それを素直に認めて訂正謝罪するという点は企業の姿勢として評価されるべきものだと思います。
しかも、今回の誤ちはそんなに大したものではありません。たとえば、慰安婦問題については、この問題が噴出してきた当初に取材源となった男性の証言の信憑性が欠けていたという程度のものに過ぎません。その男性の証言がなくても、慰安婦問題が存在したことは明らかで、いわば、どうでもいい瑣末な証言です。
それにも関わらず、他社は、鬼の首を取ったかのように、あたかも朝日新聞が慰安婦問題を捏造したかのようにはしゃぎ、慰安婦問題全体をデマだったとの印象を国民に植え付けようとしています。
本来、謝るべきは、慰安婦問題をなかったかのようにデマを流し続ける他社の方です。なのに、彼らは今も誤報と分かっていながら誤報を続け、国民を欺いています。
朝日はこのまま死んでしまうんでしょうか。
そして、この国には大本営発表をするマスコミだけが残るのでしょうか。
この国の裏で何が起こっているのか。
言論封殺という言葉がよぎります。
自分を律する自信がない人は、テレビのワイドショーやニュースは見ないことです。一方的に垂れ流される情報の中に身を置かないことです。
戦中に、大本営発表に狂喜していた国防婦人会のおばさん達の姿と、ダラダラとワイドショーを見ている人達に同じものを感じます。
この国はかなり前のめりに戦争に突き進んでいると感じます。
posted by 後藤富和 at 08:02| 平和

2014年09月10日

中村哲さん

福岡中央銀行本店1階ロビーでペシャワール会の写真展が開催されています。
写真.JPG
中村哲さんの活動には感服します。
金をあげるだけの援助ではなく、現地に行き、現地の人と暮らし、現地の人のためになることを、現地の人と一緒にやる。
中村さんがいなくなっても現地の人だけで生活していけるだけの知恵と技術を授ける。
安倍氏は、集団的自衛権行使こそが国際貢献(「積極的平和主義」)と言いますが、武力ではなく、現地の人たちと一緒にひたすら水を汲みつづけるペシャワール会のような活動こそ、真の国際貢献だと思います。
政治家ではなく、中村哲さんのような人にこそノーベル平和賞をあげるべきだと思います。
posted by 後藤富和 at 14:01| 平和

九弁連シンポ「中国残留帰国者の現在と問題点」

今週土曜日のイベントです。
私も実行委員の一人です。参加無料です。ぜひご参加ください。

九州弁護士会連合会シンポジウム 中国残留帰国者の現在と問題点 〜尊厳ある共生社会を目指して〜

人として大切にされる、つながりのある社会とは、なんでしょうか?
国の満州移民政策は、多くの日本人が中国に取り残されるという悲劇を生みました。日本軍による民間人の置き去りや国の引揚事業の放置と遅れによって、事態は泥沼化し、数十年にもわたって、多くの日本人とその子らが日本へ帰国できなくなりました。ようやく日本に帰国しても、日本語による読み書きに不自由し、病院での会話に困り、年金を受給することができないなど、国や社会から冷たく切り離されてしまいました。
そこで全国の中国残留帰国者が立ち上がり、人としての「尊厳」の回復を求める訴訟をおこしました。平成19年には中国残留帰国者一世の支援策、平成25年には一世の配偶者支援策が見直されるという成果をあげました。それでも、中国残留帰国者二世に対する支援策が積み残しとなるなど、いまだ人としての尊厳の回復までの道のりは程遠いものとなっています。
平成26年6月、九州弁護士会連合会は、国に対し、中国残留帰国者二世に対する支援策の改善などを求める勧告をしましたが、より議論を深めるべく、日本弁護士連合会との共催で、中国残留帰国者に関する下記のシンポジウムを企画しました。
現在の中国残留帰国者支援の問題点をさぐり、人として大切にされる、尊厳ある共生社会を目指して、各界のパネリストとともに考えてみたいと思います。
みなさま、どうぞ奮ってご参加ください。

テーマ 中国残留帰国者の現在と問題点〜尊厳ある共生社会を目指して〜
日 時 2014年(平成26年)9月13日(土)午後1時30分から4時30分まで
場 所 アクロス福岡4階・国際会議場(福岡市中央区天神1-1-1)
内 容 基調報告や基調講演、パネルディスカッションなどを通じて、中国残留帰国者二世の問題を中心に、現在の支援の問題点を考察し、中国残留帰国者の尊厳ある共生社会を目指して議論する予定です。
主 催 九州弁護士会連合会(九弁連)
共催 日本弁護士連合会(日弁連)
お問い合わせ 九州弁護士会連合会事務局
TEL 092(741)6416

http://kyubenren.org/event/general/20140913.html
posted by 後藤富和 at 09:13| 平和

2014年09月09日

今夜のterra cafe kenpou

今夜のterra cafe kenpouは牧忠孝さん(福岡大学非常勤講師、元高校教師)を講師に「教育基本法改正の中で日本の中で起こっている出来事」をテーマに教育について学習をしました。18名が参加。

1「教育」とは一体何なのか。
豊かな人生を歩むための営みを保障する。
人間が自立していくための基礎として必要な知識・技能・意欲・ヒューマニズム精神などを習得する。
「学習権」学習によって人間らしく発達していく権利(学習権宣言、1985.3.29ユネスコ国際成人会議)
学習権とは、読み書きの能力であり、質問し分析する権利であり、想像し創造する権利であり、自分自身の世界を読み取り歴史をつづる権利であり、あらゆる教育の手立てを得る権利であり、個人および集団の力量を発達させる権利である。
教育の本質は、学習者が自ら成長発達することを側面から援助すること。

2 安倍晋三の教育「改革」への執念
1997 「新しい歴史教科書をつくる会」の応援団「若手議員の会」事務局長
2006 教育基本法「改正」強行、「教育再生会議」設置
2012 自民党総裁就任、党内に「教育再生実行本部」設置
2013 諮問機関「教育再生実行会議」設置
2014 教科書検定規則・基準改定(政府統一見解の記載、内容強制)
教育委員会制度関連法案強行可決(教育の権力からの独立性剥奪)
大学改革
道徳の教科格上げ(予定)
小学英語開始3年から(予定)
マスコミ、教育、軍事を牛耳れば、国民を好きに支配できる。

3 (1947)教育基本法と(2006改正)教育基本法
改正法:主観的価値(「公共の精神」「主体的に社会の形成に参画」「我が国と郷土を愛する」「我が国の未来を切り拓く教育」)を押し付け。国家にとって都合の良い国民をつくる。立憲主義憲法観の転換。
憲法改正のリハーサル。

4 2006改正教育基本法とその具体化に走る安倍政権
国連子どもの権利委員会、国際人権規約委員会からの度重なる勧告(改善せず)

来週のterra cafe kenpouは
テーマ 「限りない未来を持つこどもたちのために地域で寺子屋はじめて13年」
講師 古谷信一さん(元教師、行橋市で寺子屋を開催)
日時 9月16日(火)19:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--

posted by 後藤富和 at 20:58| 平和

2014年09月07日

誠実な態度で信頼の回復を

誠実な態度で信頼の回復を
弁護士 後 藤 富 和

わが憲法は、約3300万人を超える日本人とアジアの人たちの命、と人々の生活を奪ったことへの反省から、世界で最も進んだ平和理念に到達した。すなわち、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し」「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。」「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理念と目的を達成することを誓」い(憲法前文)、戦争を放棄した。 しかし、中国の青年らを拉致し強制労働を強いて彼らの青春を奪ったことについて、外務省は、強制連行・強制労働の事実そのものを隠すことに躍起になっている。 このような被告国の態度は、再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、全力をあげてこの崇高な理念と目的を達成する者の態度とは程遠く、国際社会に対してとても名誉ある地位を占めているとはいえない。 これに対し、同じ敗戦国であるドイツは、戦後の早い時期に補償法を制定し、ナチスが行ったユダヤ人大量虐殺等の犠牲者やその遺族に対して補償を行い、さらに、2000年には、「記憶・責任・未来」基金を設立した。 この両国の対照的な姿勢は、今回のイラク戦争においても現れている。すなわち、わが国が早々にアメリカのイラク攻撃支持を表明し自衛隊をイラクに派遣したのに対し、ドイツは、いち早くイラク戦争に対し反対の意思を表明した。 この両国の差は、戦争中自らが犯した過ちをきちんと認め反省をしたかどうかという根本的な国家の姿勢に起因するものといえる。 今後、二度と一審原告らのような被害者を生むべきではないし、彼らが受けてきた悲劇を繰り返すべきではない。そのためには、一審被告らは、自らが犯した過ちをきちんと認め、自己の行為により迷惑をかけた人々に対して心から謝罪すべきである。そのような誠実な態度こそ、東アジア諸国の信頼を回復し、国際社会において、名誉ある地位を占めることにつながるものである。

【注】福岡高裁2004年2月9日結審。
posted by 後藤富和 at 11:50| 平和

中国人強制連行強制労働フィールドワーク

中国人強制連行強制労働フィールドワーク(田川市)に参加しています。

午前中は、岩佐英樹さん(元県立高校社会科教諭)のレクチャー。

「華人労務者内地移入ニ関スル件」(昭和17年11月27日閣議決定)
「移入半島人労務者ニ関スル調査票」(極秘)(昭和19年3月。次長提出。特別高等課)
「問題は過去を克服することではありません。さようなことができるわけではありません。後になって過去を変えたり、起らなかったことにするわけにはまいりません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。」(1995年5月。ヴァイツネッカー大統領(西ドイツ)演説)
福岡県内では、6090名の中国人が強制連行され、648人が亡くなった。死亡率10.6%。とりわけ、三菱鉱業勝田鉱業所(大谷坑。今の糟屋郡宇美町貴船あたり)では死亡率25%。大谷坑では50代の死亡率は100%。40代の死亡率は57%。
全国でみると静岡県の仁科鉱山(戦線鉱業)は死亡率52%。
これらの事実は戦後、闇に葬られ、岸信介首相は国会答弁でも否定し続けた(岸首相は戦前、商工大臣として中国人の連行の企画実行した責任者)。
しかし、1993年、NHKのスクープで、終戦直後外務省と企業が作成した報告書が発見され、中国人強制連行の実態が明らかになって行った。

宇美町に高校教員として赴任した岩佐氏は、宇美町で多くの中国人が連れて来られ亡くなったことを知り、外務省報告書を元に遺族48人に手紙を書いた。その多くは宛先不明で戻って来たが、1通だけ返事があった。遺族は父がある日突然いなくなり、日本に連れて行かれたことも知らなかった。その後、母が女手一つで子ども達を育てるのは「涙も枯れるほどの苦労」であった。53年経てはじめて父が日本に連行され日本で死んだことを知った。「今日、父が日本軍に拉致連行され労働させられ、他国なる異郷の地で惨死したとの消息を知り、家族皆たとえようのない悲しみに沈んでいます。今もまだ、私の父の遺骨はあるのでしょうか。遺書や遺品はありますか。お手を煩わせますが、岩佐英樹先生、調べて下さい。」

最高裁判決(2007年4月)は、中国人強制連行強制労働の事実について詳細に認定した上で、国と企業(三井や三菱など)に対して「中国人労働者らを強制労働に従事させ、相応の利益を受け、更に前記の補償金を取得しているなど諸般の事情に鑑みると、上告人(国と企業)を含む関係者において本件被害者(中国人労働者)の救済に向けた努力をすることが期待される」と付言した。
しかし、西松建設を除いてどの企業も未だに謝罪も賠償もしていない。
posted by 後藤富和 at 11:44| 平和

2014年09月06日

来週のterra cafe kenpou

来週のterra cafe kenpouは、テーマ「教育基本法改正の中で日本の中で起こっている出来事」
講師 牧忠孝(福岡大学非常勤講師、元高校教師)です。

日時 9月9日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 10:37| 平和

2014年09月03日

ni-hiネットトークライブ

後藤です。

仁比聡平参議院議員を勝手に応援するni-hiネットからのお知らせです。

明日、仁比議員と若者とのトークライブを開催します。
私がコーディネーターをつとめます。ぜひ、ご参加ください。

仁比そうへい トークライブ・第3弾
〜若者と集団的自衛権、原発のない未来、労働現場の実態〜
仁比そうへい 臨時国会を前に若者と語る
トークライブ・第3弾 in福岡市・天神

馬奈木昭雄弁護士との第1弾、寺井明日香医師との第2弾に続き、
仁比そうへいトークライブ第3弾は若者たちとのフレッシュトークです。
集団的自衛権、原発再稼働、ブラック企業・・・若者の未来はどうなるのか。
若者たちの率直な問題提起を受けながら、仁比そうへいが縦横無尽に語ります。

<お話する人>
参議院議員・弁護士 仁比そうへいさん
【平和】岡村澄江さん terra cafe kenpou
【原発】反核女子部の皆さん
【労働】 渡邉宏さん 医療団労組 組合員
コーディネーター 弁護士 後藤富和 中央区九条の会事務局長

どなたでもご参加いただけます。

【日時】
2014年9月4日(木) 
18:30開場/19:00開会(20:20終了予定)
【会場】
TKP会議室 福岡市中央区天神2−13−7福岡平和ビル6階
               (地下鉄天神駅4番出口直結)
【主催お問い合わせ】
ni-hi NET 仁比そうへい弁護士の政治活動をサポートする法律家連絡会
北九州市小倉北区金田2丁目6−4リーガルタワー3階北九州第一法律事務所内
TEL:093−571−4688(担当:仲井、久保)
メールでのお問い合わせ(大橋法律事務所:後藤)
http://www.ohashilo.jp/mail.html                       
posted by 後藤富和 at 15:50| 平和

昨夜のterra cafe kenpou

昨夜のterra cafe kenpuoでは「中国人強制連行強制労働事件」について学習しました。
20名が参加。
DVD「泥にまみれた靴で」を視聴。
http://jcfa-net.gr.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=sensou_dvd
その後、日中の戦争に至る経緯・背景、強制連行強制労働の実態、被害者の声、日本政府による隠蔽工作、司法判断、ドイツやアメリカの例、未来に向けての解決のあり方などについて、解説しました。
今週日曜日には日中友好協会福岡県連の青年部と合同で、田川でのフィールドワーク(講師岩佐英樹さん)を行います。

来週のterra cafe kenpouは、
テーマ「教育基本法改正の中で日本の中で起こっている出来事」
講師 牧忠孝(福岡大学非常勤講師、元高校教師)
日時 9月9日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--
posted by 後藤富和 at 07:44| 平和

2014年09月02日

映画「ファルージャ」上映会報告

8月29日の中央区九条の会結成1周年「ファルージャ」上映会にはたくさんの方にご来場いただき、会場が熱気に包まれました。中央区九条の会の企画の中で最大の動員となりました。

当日、会場の時間の関係でアンケートは取れなかったのですが、参加者がネット上で発信している感想がありますので、下記に貼付します。
また、観終わった参加者の何人から、良くこの映画をセレクトしてくれたという感想をいただきました。他にも多数の好意的な感想をいただきました。逆に批判的な感想は全くありませんでした。

【30代女性(自営業)】
10年前に実際に日本で起きた日本人人質事件が何故起きたのか?その時日本政府は、如何なる言動を行ったのか?マスコミは?世論は?などの日本人が知らなければならないこの国を取りまく真実がドキュメンタリーとして放映されている映画です。この映画を観ることで、今ままで見えていなかった事、認識していなかった事などの真実を知る事が出来ました。また、戦争を行うとはどういう状況を現代・過去・未来に不の連鎖を萬栄させるのか?などもリアルに認識できました。見る人の評価で様々な感想がもてるのだと思います。私は、アメリカが行った民間人虐殺(劣化ウランなど)先天性異常で生まれてきた赤ちゃんがとても苦しそうに泣いていて数日後にはかすかな息をひきとった事に対して、高遠さんが「この短い命とこの姿を私たちが観ることで何をこの子たちは私たちに伝えようとしているのか?何をこの子たちの姿は現しているのか?受け止めていかなければいけない」と話したシーンが一番胸に来ました。とても、おすすめの映画です

【50代男性(県議会議員)】
昨日(8/29)、18:30〜、中央区荒戸「ふくふくプラザ:ふくふくホール」で、映画『ファルージャ』の上映会があり、参加してきました。
2001年の「9・11事件」の報復として、米国・ブッシュ大統領はイラク武装解除問題の進展義務違反を理由とする「イラクの自由作戦」の名の下、2003年3月20日、イラクへ侵攻しました。いわゆる『イラク戦争』です。
2004年4月、開戦から1年が過ぎたイラク戦争の激戦地ファルージャで、3人の日本人が人質となりました。 
この映画は、この3人の元日本人人質を縦糸・横糸に結び、イラク・ファルージャで何が行われてきたか、何が起こっているかを克明に映し出すドキュメンタリー映画です。
今日のイラク情勢、更にはイランで起こっていること、これらは全て一本の糸でつながっています。現在だけを見るのではなく、過去からのつながりを知ることで、はじめて未来に向けて何をなすべきかが判ります。
残念ながら、福岡での上映はこの日限りでしたが、全国で上映運動が行われています。
機会があれば、皆さんもご覧になってください。

【40代男性(自営業)】
ファルージャという映画を観ました
全国あちこちで上映会が開かれたり映画館でも短期で上映されていたりするそうです。
どこかで上映されていたら、ぜひご覧になって下さい
ドラえもんや、ゴジラにトランスフォーマーといった娯楽映画も沢山観たいのですが、ファルージャというこの映画というかドキュメンタリーは何か見なきゃいけない義務感を感じました
湾岸戦争時、2004年にイラクで人質になった日本人3人とそれから10年後のイラクとその日本人の様子
当時どんなことがあって、どんな思いだったのか
数年前にアメリカは引き上げたのに、今でも戦争は続いていてその影響がいろんなところに現れていること、続いていること
TVでは流せないドキュメンタリーです
心臓や内臓が体から飛び出したまま生まれてきた赤ちゃん達
10万人以上が亡くなった湾岸戦争
今でも危険が続いているファルージャ(イラクの街です)
いつ日本がそうなってもおかしくない状況
ネットや週刊誌なんかの情報ではない
現地に飛び込んでいった女性監督の勇気とその成果
実情はこうなんだ、だからこうしろ!と言うわけではなく
大人なんだから、自分達でよく考えて!
と言われている気がしました
観に行ってよかったです

【50代男性(日本語教師)】
中央区9条の会 主催の映画会 「ファルージャ」に参加しました。
ふくふくプラザにたくさんの人々。
今の時代の流れを反映して、真剣なまなざしで見入っていました。
戦争する国にしてはいけない。 
これが みんなの願いです。

【30代女性(自営業)】
フアルージャの映画は今の社会情勢にぴったりの映画でした。その後の近藤弁護士の解説が論理的で素晴らしかったです。
posted by 後藤富和 at 16:29| 平和

2014年08月30日

来週のterra cafe kenpou

昨夜の中央区九条の会結成1周年「ファルージャ」上映会には予想を超える多くの皆さんにご参加いただきました。中央区九条の会、terra cafe kenpouの企画として過去最大の規模となりました。
ありがとうございました。
今後も中央区九条の会、terra cafe kenpouをよろしくお願いします。

来週のterra cafe kenpouは、
テーマ「中国人強制連行強制労働事件」
講師 後藤富和(弁護士)
日時 9月2日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
予定に若干の変更がありますご確認ください。10月にヘイトスピーチの学習会を行います。講師キム・ジョンウォンさん(朝鮮日報記者・下関オモニ会代表)
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 21:54| 平和

朝鮮学校ふれあい納涼祭

福岡朝鮮初級学校の「福岡ふれあい納涼祭」に参加しました。楽しかったぁ。美味しかったぁ。心底楽しかったので来年も行きます。
posted by 後藤富和 at 21:39| 平和

2014年08月29日

映画「ファルージャ」上映会

映画「ファルージャ」上映会、いよいよ本日です。
皆様ぜひご参加ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
(PG12指定)
映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 当日1000円。学生・障がい者500円
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
posted by 後藤富和 at 07:11| 平和

2014年08月28日

terra cafe kenpou報告

先日(8/26)のterra cafe kenpouでは
【集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会】での 阪田雅裕氏(元内閣法制局長官)の講演「政府の憲法9条解釈」を視聴し、安倍内閣が実現しようとする集団的自衛権行使について考えました。
16名が参加。

阪田氏自身は、平和憲法を守れとか戦争反対とかの論には与しないとの前置きの上で、内閣法制局長官という政府内の法の番人であった者として、安倍氏の解釈による憲法改正に強く抗議の意を示しています。
http://youtu.be/h-athyvlxAI
以下、阪田氏の講演要旨(僕のメモ)
憲法解釈の変更が必要と言っている人の中にはそもそも憲法9条を読んでもいない人もいる。
9条1項自体は戦前の不戦条約からの考え方で世界的にみても珍しいものではない。
むしろ9条2項で戦力を持たないとしている点が重要。
憲法で戦力を持たないとうたっている中、自衛隊の存在が問題となる。
自衛隊は外国に行って戦争をするものではないので「戦力」には当たらないというのがこれまでの政府の解釈。
外国の軍隊が日本に攻めて来た時には、国として国民の生命財産を守る義務がある。このような急迫不正の侵害に対して必要最小限の武力を持つことは憲法9条2項に反しない。もっとも@わが国に対する急迫不正の侵害があり、A他に適当な手段がない場合に、B必要最小限の実力行使であることが必要。外国が攻めて来たのを奇貨として外国に攻め入るのは許されない。自衛隊は国民を守るための必要最小限の武力だから9条2項にいう「戦力」にあたらない。これがこの間一貫した政府見解。
かつてわが国は「自衛」の名を借りて侵略戦争を行った。
今、国際法上でできる戦争は集団的自衛権行使だけ。
政府は自衛隊発足以来、自衛隊は外国で戦争することができないのだから憲法に違反しないと言い続けて来た。つまり集団的自衛権を行使できないと説明して来た。
政府が解釈で憲法を変えて、集団的自衛権行使を認めることは大変不当である。憲法9条は意味がなくなる。日本国憲法の3つの原則の1つがなくなる。
政府が解釈で憲法を変えてしまうのは立憲主義、法治主義に反する。
自衛隊が海外で戦争できるようになる。国の形が大きく変わる。日本人が外国で死に、外国の人を殺すということ。
ペルシャ湾の米艦を護衛するとか、日本のはるか上空を通過するミサイルを撃墜するとか集団的自衛権の本質ではない。集団的自衛権の本質は、日本国民が外国で戦わなければならないということ。

次回のterra cafe kenpouは、
テーマ「中国人強制連行強制労働事件」
講師 後藤富和(弁護士)
日時 9月2日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

明日は映画「ファルージャ」の上映会を開催します。
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)

今後の予定
予定に若干の変更がありますご確認ください。10月にヘイトスピーチの学習会を行います。講師キム・ジョンウォンさん(朝鮮日報記者・下関オモニ会代表)
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 15:02| 平和

2014年08月27日

映画「ファルージャ」上映会

いよいよ今週金曜日です。ぜひおこしください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
(PG12指定)
映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。
「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。
イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。
ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。
何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?
映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。
上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。
ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
posted by 後藤富和 at 13:54| 平和

2014年08月25日

明日のterra cafe kenpou

明日(8/26)のterra cafe kenpouでは
【集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会】での 阪田雅裕氏(元内閣法制局長官)の講演「政府の憲法9条解釈」を視聴し、安倍内閣が実現しようとする集団的自衛権行使について考えます。
どうぞご参加ください。

日時 8月26日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 政府の憲法9条解釈

※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 08:16| 平和

2014年08月23日

日中文化講座

日中文化講座「緊迫する日中関係をどう打開するか-中国の状況と国際関係から読み解く」講師:末浪靖司(ジャーナリスト)に参加しました(博多リバレイン・ココロンセンター)。
http://ncf.way-nifty.com/ken/cat22282701/index.html
1 中国はなぜ艦船を尖閣海域に侵入させ、防空識別圏を設けるのか
中国が尖閣諸島(釣魚島)問題で公務船や海監航空機を出動させる実力行使は誤っている。
話し合いで解決すべき。ただ、安倍政権は話し合いの門戸を閉ざしている。
中国の根拠:「籌海図編」(1561)に「釣魚嶼」の名前が書かれている。カイロ宣言(1943.11.27)
1971.12.30 中国外務省、尖閣領有権を声明。
1972.9.29 周恩来首相「ここで議論するのはやめましょう。」
1978.10.2 ケ小平、尖閣問題棚上げを提案。

2 発展する中国の光と影をどうみるか
急速な経済発展と現局面の特徴
世界第2位の経済大国
アメリカと中国の経済関係は非常に密接。
背景に現体制に対する危機感がある
広がる民衆の運動と情報発信。PX(パラキシレン)反対運動。
民主化の展望はあるか
一進一退だが確実に前進している。

3 中国の大国化は集団的自衛権行使の理由になるか
安倍政権の閣議決定による憲法解釈の変更。
その根拠として安全保障環境の変化(中国の大国化)。
アメリカは尖閣諸島を防衛するか
オバマ・安倍共同会見(2014.4.24)
安倍「尖閣諸島を含め日本の施政権下にある領域は日米安保条約の適用地域」
オバマ「私は問題を平和的に解決することを安倍首相に強調した。我々は中国と強力な関係を持っている。中国は決定的に重要な国だ。中国は貿易、開発で大きな機会を提供しており、気候変動のような共通問題で協力しあっている」
日米安保条約5条1項→アメリカは尖閣諸島への攻撃を自国に対する攻撃とは認めないだろう。アメリカは動かない。
尖閣諸島問題を集団的自衛権の根拠とするのは明確なまやかし。
中国は尖閣諸島問題で軍事行動をすることはないと断言できる。
南シナ海の紛争をどう見るか。
ASEAN(東南アジア諸国連合)はアジアの長い戦争の教訓から生まれた。
ASEANは中国と粘り強く交渉を続けている。
オバマ(中国との領土問題でフィリピンを防衛するかの質問に対し)「中国とは建設的関係を持っている。米中間には巨大な貿易、巨大なビジネスがある。国際舞台で米中が協力する領域は極めて大きい。だから我々は目標は中国とは対峙や封じ込めることではない」(2014.4.28)
今、自衛隊は、ジプチ、南スーダンに派遣されている。いずれも石油を巡る地域。
「駆けつけ警護」これが集団的自衛権。
1931年、日本は柳条湖事件をでっち上げ、自衛の名目で満州事変。盧溝橋事件もでっち上げ中国全土に戦火を拡大。南仏進駐も自衛権の行使と主張。
自衛権の名目で日本の軍隊(自衛隊)が海外に出ることは、アジア諸国は非常な恐怖を感じている。

4 一衣帯水の中国とどう向き合うか
中国の民衆がアヘン戦争以来列強に踏みにじられ、1931年からは日本に侵略され、犠牲になって来たことを忘れてはならない。戦後補償問題、慰安婦問題などの解決をはかる。
さしあたって緊急に求められていること
安倍政権の9条改悪、とりわけ集団的自衛権行使の策動を阻止すること。
日米軍事同盟下でアメリカの肩代わりをして海外派兵の道をすすむのをやめること。
平和のメッセージをいかに伝えるか。
中国の民衆との交流などを通じてお互いの理解を深める。

【質疑応答】
Q 米中の二大大国が蜜月状態にある中で、東アジアのパワーバランスは歪になるのではないか。日本や韓国の立場は。
A 地球温暖化対策など良い方向で米中の協力が進むのは歓迎。しかし、悪い方向で進めば危険な状態となる。それを阻止するのは世界の世論。ASEANはアメリカや中国にきちんとモノを言っている。でも、安倍氏はアメリカ従属でモノを言わない。日本は国民が声を上げるべき。

Q 中国共産党の腐敗はなくならないのではないか。
A 中国共産党が政権を取れたのは蒋介石政権の腐敗を突いたから。今の中国共産党の腐敗には、習近平氏自信、危機感を持っている。権力が集中しすぎているところに市場経済が入りこんだため腐敗が進んでいる。

Q 中国での経済学の研究は。
A 当初は資本論に基づくものだったが、1990年代に入って中国は若い経済学者をシカゴに送り新自由主義を学ばせた。ただし、中国の学者は政府の方針はそれとして、したたかに独自に研究を続けている。

Q 尖閣諸島問題で日本政府は話し合いの門戸を閉ざしているが、2012年10月、玄葉外務大臣はヨーロッパで訴えるも受け入れてもらえず、ヨーロッパ諸国からは話し合いによる解決を求められた。日本は門戸を閉ざすだけの歪な態度を改めるべきではないか。
A そう思う。話し合いで論点を明確にし、それを双方の国民に示して、議論するのが外交。しかし、安倍氏は話し合いの道を閉ざし、靖国参拝、河野談話見直し言及などなど火に油を注ぐ行為に終始している。日本の世論がヨーロッパ程成熟しておらず安倍氏の行動が選挙結果に反映しないことが安倍政権を生き長らえさせている。

末浪靖司氏の著書「対米従属の正体」
http://www.koubunken.co.jp/0500/0482.html
posted by 後藤富和 at 00:35| 平和

2014年08月20日

【8月29日】映画ファルージャ上映会

中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会ですが、電話やインターネットでのチケット申し込みが続いています。
上映まであと9日となりました。
みなさんぜひご参加ください。
また、メールやSNSなどでこの上映会のことをお友達に広めてください。
250席の会場を満席にしましょう。

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中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
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日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
http://fallujah-movie.com/index.html
(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会

映画予告編


中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。

「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。

イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。

ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。

何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?

映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。

上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。

ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html

中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
posted by 後藤富和 at 10:28| 平和

2014年08月17日

映画ファルージャ上映会

中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
flier-a_01.jpg

flier-b_01.jpg
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
http://fallujah-movie.com/index.html
(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会

映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA

中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。

「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。

イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。

ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。

何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?

映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。

上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。

ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html

中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
posted by 後藤富和 at 17:13| 平和

今週のterra cafe kenpou

今週(8/19)のterra cafe kenpouは
山口実さん(福岡大学講師)を講師に、湾岸戦争時に「人間の盾」としてイラク軍に拘束された体験をお話しいただきます。
ぜひご参加ください。

日時 8月19日(火) 19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 人間の盾〜イラク軍に拘束されて
講師 山口実さん(福岡大学講師)
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 16:52| 平和

2014年08月15日

全戦争犠牲者追悼非戦を願う法要

毎週火曜日の憲法学習会terra cafe kenpouに場所を提供していただいている浄土真宗光圓寺(福岡市中央区天神3丁目)の「全戦争犠牲者追悼非戦を願う法要」に参加しました。
写真.JPG
釋耕也(円日耕也)住職の表白
先の15年戦争敗戦69年目の8月15日をむかえました。今日の日本は政府の集団的自衛権閣議決定等、足早に「戦争できる国」づくりがはじめられました。戦前、新興俳句の社会性分野の発展に寄与した俳人・渡辺白泉は次のような俳句を詠みました。
『戦争が 廊下の奥に たってゐた』
私たちがうっかり生活している間に、戦争は準備され、身動きできない大きな存在となって立ちはだかっていたというのでしょうか。戦争は急にはじまることはありません。長い時を着々と準備されて、気付いた時は、手の付けられない法律によって私たちは縛られるのです。そして若者達は戦争に駆り出されていくのです。
ここで1931年9月からはじまる日本の戦争への道程を振り返ってみます。
1931年、満州事変という名の中国との戦争がはじまりました。いわゆる15年戦争のはじまりです。1933年3月、満州国を認めない国際連盟から脱退、1937年7月、北京郊外の盧溝橋で日中両軍が衝突して全面戦争へ。1938年4月、政府がすべての人的・物的資源を統制できるようにする法律、国家総動員法公布。1939年9月、ドイツのポーランド侵攻開始により第二次世界大戦がはじまりました。1940年、日独伊三国同盟調印、1941年12月、日本軍がマレー半島に上陸、ハワイ・真珠湾を奇襲攻撃により米国との太平洋戦争突入。ここで日本は第二次世界大戦に途中から参戦します。1944年10月、神風特攻隊が初めて米艦に突撃。1945年3月、東京大空襲。同年4月、米軍が沖縄本島に上陸、5月に同盟国のドイツが無条件降伏します。そして6月19日、福岡大空襲。8月6日、米国が広島に原爆投下。8月9日、米国が長崎に原爆投下。8月15日、天皇の玉音放送。こうして日本は敗戦国となりました。日本人はよく戦争は嫌いといいますが、その主な理由は1944年以降、米国の飛行機が飛んでくるようになってからだと歴史家は言います。
1931年にはじまる15年戦争は中国への侵略戦争でした。1945年の敗戦の日まで約15年間、中国本土は戦争の舞台となり、たくさんの非戦闘員の女性やこども達、一般市民がいのちを奪われました。この歴史的事実は決して忘れてはいけないことだと思います。
日本が戦争の表舞台となるのは、敗戦に至るわずか1年間に限られています。中国の方々は15年間、死の恐怖の中に生きておられました。(略)2300万人という犠牲者を出した戦争が終わりました。
このことを深く胸に刻み、その反省に立って、戦争放棄をうたった憲法9条、平和憲法を私たちはいただきました。この平和憲法は、アメリカの押し付けだという人がおられます。しかし、またある人が言われたように、この憲法は多くの犠牲者の方々が後世に生きる私たちの為につくって下さったものです。いうなれば、これは遺言状と言えるのではないでしょうか。(略)
8月9日、被爆69年目の平和祈念式典が長崎で開かれました。(略)その式典で被爆者代表として城台美弥子氏が「今、進められている集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法を踏みにじった暴挙です。」と訴えられました。(略)
氏は言われます。
「たった一発の爆弾で、人間が人間でなくなり、たとえその時を生き延びたとしても、突然に表れる原爆症で多くの被爆者がいのちを落としていきました。戦争は戦争を呼びます。歴史が証明しているではありませんか。日本の未来を担う若者やこども達を脅かさないでください。平和の保証をしてください。」と。
(略)これからもその方々に学び、戦争の原因となる事柄を注意深く見極め、平和な世の中を願い続けたいと思います。(以下略)

住職の案内文にはこうあります。
佛教は非戦(殺しあうことは罪悪である)の教えであります。しかしながら、私共佛教徒は先の15年戦争において、ごく一部の人を除いて、国家による戦争に協力し、深く加担し、おしゃかさまの教えにそむき、戦争を聖戦と賛美し、その結果、自国民300万人を犠牲にし、さらにアジアの人々2000万人のいのちを奪いました。この歴史の教訓を深く心にとどめたいと思います。この戦争の反省から、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように決意して、憲法9条が制定されました。この憲法の『戦争の放棄』という精神こそ、おしゃかさまの「殺すことなかれ」という教えに連なっていくものであります。

この日、講話を行った井之上大輔先生(筑紫女学園高等学校教諭)は、戦前戦中、戦争に加担した浄土真宗について強い疑問を持っていると正直に告白された上でこのようにお話しされました。
仏教、浄土真宗といえば、戦後は非戦・平和のイメージだが、政治の世界は避け、光円寺のように声を上げる寺は残念ながら少ない。
しかし、集団的自衛権の閣議決定に接し、もう黙ってはいられない。光円寺住職の、戦争を美化してはならない、アジアの方々に対する侵略戦争と明確に位置付け、一歩踏み込んで平和を求める気持ちを共有したいと思った。
日清日露戦争の時代から浄土真宗は従軍布教に熱心だった。
「後の世は 弥陀の教えに任せつつ 命やすく 君にささげよ」と説いて、若者を戦場に送り命を捨てさせるのに協力してきた。
仏教の教えは命を尊び戦争に反対するもの。それなのに、なぜ浄土真宗は戦争に協力してきたのか。
では、戦後、浄土真宗は戦前戦中の行いを反省したか。
戦後、浄土真宗は手のひらを返すように、平和、民主主義が大事と言い出した。
それは、単に時代の流れに便乗しただけではないのか。時代に便乗するという姿勢に変わりはないのではないか。
なんでなんだと思い悩んでいた時、日清日露戦争の時代に戦争反対をとなえた浄土真宗の僧侶高木顕明氏を知った。
高木氏は最初から戦争反対をとなえていたわけではなく、日清戦争当初は、他の一般的な僧侶と同じく、天皇万歳と叫び戦争を支持し、被差別部落民を穢らわしいと差別を厭わなかった。
それが和歌山県新宮市の浄泉寺の住職となり、差別されてきた人たちや、社会的に弱い人たちの生活に接し、生き方を変えた。
経典から平和を引用するのは簡単だが、現実の人達に接して、生き方として平和を求めるようになった。
こうして高木氏は非戦・平等をとなえる人々(クリスチャンの医師やジャーナリスト、活動家など)と連帯していった。
これらの人々は後に大逆事件で全員逮捕され、死刑もしくは無期懲役となったが、すべて冤罪であった。
高木氏は、服役中に自殺をした。
高木氏に接し、それまでなぜ当時の浄土真宗の僧侶達は戦争に協力したのかと一方的に非難していたが、自分がその当時に生きていたら高木氏のようなことができていただろうかと、人を責めていた指先が自分の胸に向かうようになった。
高木氏の生き方を通して8/15の意味を考えていきたい。

この後、参加者全員で鐘を撞きました。
posted by 後藤富和 at 20:04| 平和

2014年08月14日

秘密保護法パブコメ

「特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施に関し統一的な運用を図るための基準(仮称)(案)」に対するパブコメを提出しました。
パブコメの締め切りは8/24(日)です。
http://www.cas.go.jp/jp/tokuteihimitsu/ikenboshu.html

1はじめに
戦艦大和や零戦は、私たち戦後世代はよく知っていますが、当時の人達にはその存在を知らされていませんでした。国民が、零戦の存在を知ったのは登場から4年後の1944年です。この時、零戦は、もう時代遅れの旧式になっていました。なぜ知らされなかったのか、国家機密だからです。戦時中は天気予報もありませんでした。国家機密だからです。天気について話をすると処罰の対象となりました。
安倍政権が施行を急ぐ秘密保護法は、戦中への逆戻りです。しかも、秘密に触れたら処罰されるのに、何が秘密かを知らされない。つまり、何が秘密かを分からないままマスコミや国民は表現を萎縮してしまい、物が言えない社会になってしまうということです。その先にあるのは戦争です。
特定秘密保護法は、集団的自衛権の閣議決定とあいまって。国民の目と耳と口を奪い、私たちの子や孫を戦場に送り込むためのカラクリであると言わざるを得ません。
私には10歳の長男を筆頭に3人の子がいます。私はこの子達が戦場に送られ人殺しをし、殺されることを絶対に許せません。秘密保護法は施行すべきではなく即刻廃止すべきです。
2 秘密保護法は廃止すべきです。
秘密保護法は、市民の知る権利を侵害するものであり,憲法第21条及び自由権規約第19条に違反する法律です。秘密保護法をそのままにして、政府案でさまざまな監視機関を設置したり、内部通報制度を設けたりしても、有効に機能する保障はありません。
3 自由権規約委員会の勧告にしたがうべきです。
本年7月24日、自由権規約委員会は日本政府に対して、秘密保護法については、秘密指定を厳しく限定すること、ジャーナリストや市民活動家が公益に関する情報を公表したことで処罰されないようにすることを勧告しました。この勧告にしたがって、政府は直ちに秘密保護法を抜本的に見直し、最終的には廃止すべきです。
4 ツワネ原則等に基づいて全面的な見直しすべきです。
秘密保護法について、自由権規約第19条によって保障される表現の自由・知る権利や国際的に承認されたツワネ原則に基づいて、全面的な制度の見直しを行い、現行の秘密保護法は廃止すべきです。
5 政府の違法行為を秘密指定してはならないことを法律で定めるべきです。
運用基準案では、特に遵守すべき事項として「公益通報の対象事実その他の行政機関の法令違反の隠蔽を目的として、指定してはならないこと」が盛り込まれましたが、政府の違法行為や汚職腐敗、環境汚染の事実などを秘密指定してはならないことを明確にし、公益目的の秘密の公開が処罰される事態を相当程度防ぐために、その旨を法律、もしくは少なくとも政令において定めない限り、悪用は避けられません。
そうである以上、現行の秘密保護法は廃止すべきです。
6 独立公文書管理監には秘密開示の権限がありません。
独立公文書管理監が特定秘密の開示を求めても、行政機関は「安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがないと認められない」ときには、理由を疎明すれば開示を拒否できるとされています。
しかし、特定秘密に対する完全な開示の権限を持たないような第三者機関では,実効性がありません。
そうである以上、現行の秘密保護法は廃止すべきです。
7 運用基準案の内部通報制度には実効性がありません
運用基準案では、内部通報窓口を19機関と独立公文書管理監に設置するとしていますが、法律や政令の中に、政府の法令違反について秘密指定をしてはならないという規定がない以上、公務員が、その秘密指定が秘密保護法に違反していると確信できるなどという場合はほとんどあり得ず、公益通報の実効性は全く期待できません。
そうである以上、現行の秘密保護法は廃止すべきです
【参考】
日本弁護士連合会「情報監視審査会の設置に関する国会法等の一部を改正する法律及び特定秘密保護法の廃止等についての意見書」
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2014/140620_3.html
福岡県弁護士会「特定秘密保護法成立に抗議し同法の廃止を求める会長声明」
http://www.fben.jp/suggest/archives/2013/12/post_297.html
posted by 後藤富和 at 09:50| 平和

2014年08月05日

今夜のterra cafe kenpou

今夜のterra cafe kenpouは、吉ア幸恵さん(福岡市原爆被害者の会幹事)を講師に長崎原爆被害についてお話を伺いました。
写真.JPG
吉アさんは5歳の時に長崎で被爆されました。
21名が参加。

「あの日のことを知ってください」
1945年8月、広島長崎で原子爆弾が炸裂しました
罪もない20数万の人々が虫けらのように殺されました。生き残った40数万の人々は今も苦しんでいます
影だけ残して消えた人
目玉はえぐられ、ぼろきれのように皮膚をぶら下げ「水ば下さい」
人間が生きたまま腐れていった
なす術もなく、殺して、殺して、と叫ぶばかり
再び被爆者を作らないためにあの日のことを知って下さい。
人類の叡智で第二の広島、長崎を作らないために
核兵器のない世界を。平和のために

あの日のことを人に話すなど辛すぎるという被爆者も多い。

5歳の時に、長崎市伊良林町の家の中を妹と駆け回っていた(爆心地から3.5km)。
それまで青かった空が真っ白に光った。
何が起こったのかと立ち止まった時にすごい風が来た。
家の中の建具や家具、仏壇は倒れ、ガラスは畳に突き刺さった。
足を切りながら防空壕に入った。恐ろしくて防空壕の中で泣いていた。
一番上の姉は妹をかばって頭にガラスが刺さり気を失った。
二番目の姉は昼食の準備をしようと土間に下りたところ頭を叩きつけられ気を失った。
母は畑で人参の間引きをしていたところ背中を焼かれ吹き飛ばされた。
父は疎開者のために小屋を作っていたとこと胸を焼かれた。
夜、家の中はガラスが突き刺さって眠れないので、縁側の下にゴザを敷いて眠った。
夜になっても空が赤く染まって美しいと思った。町がまだ燃えているとは思っていなかった。
従兄弟のお兄ちゃんは三菱兵器大橋工場に学徒動員に出ていたが帰ってこなかった。
翌朝、父たちは従兄弟を探しに行った。
伊良林国民学校の校庭では大勢の人間がイワシの焼かれていた。骨まで焼けないので木で死体を叩きながら焼いていた。その匂い、光景。
3日目、伊良林国民学校に収容されていた従兄弟は無傷だったが放心状態で戸板に乗って家に帰って来た。
出血や嘔吐で体力は失われ、元気だった従兄弟は見る影もなくなった。
9日目、口からドロドロしたものを吐き、紫色の斑点が身体中に広がり、その日5回目の下痢を最後に死んだ。
翌日、父たちは従兄弟を荼毘に付した。
身内を自らの手で焼かなければならなかった大人たちの気持ちを考えるといたたまれない。

通常の爆弾との違い、熱戦、爆風、放射線。

戦後の対ソ戦略のため、原爆を人に落としてその効果を確認した。悪魔の所業。

20数年前、アメリカに行った。4人一組で被爆者は全米を回った。
ニューメキシコ州アルバカーキの原爆博物館でファットマンの実物模型に対面した。その瞬間、立ちすくんだ。これが何万人もの罪もない人々を生きながらに殺したのかと思い涙が止まらなかった。

ABCC(原爆傷害調査委員会)は治療をしてくれなかった。
友達もABCCがジープで迎えに来たが検査だけして治療をしてもらえなかった。
ABCCでも多くの人が死んだ。ABCCは、それを解剖し臓器を取った。内蔵を取り出す作業を同じ被爆者にさせた。臓器を取り出した後、藁屑を詰め縫い合わせる作業も被爆者にさせた。それは遺族に評判が悪く、その後、親指だけを切り取り遺族に返すようになった。被爆者は死んでからも人間扱いされなかった。

被爆者は死産が多く、1200人以上の赤ちゃんが原爆調査に利用された。

長崎で被爆した福田須磨子さんの言葉
何もかも いやになりました 原子野に屹立する巨大な平和像 それはいい それはいい けど そのお金で何とかならなかったかしら ”石の像は食えぬし腹の足しにならぬ” さもしいといって下さいますな 被爆後10年をぎりぎりに生きる 被災者の偽らぬ心境です

被爆者は何の補償もない中、倦怠感で働きにも行けず、ブラブラ病と蔑まれた。
子どもを育てるために何でもした。
結婚でも差別。被爆者と分かれば、子どもと引き離され離婚させられた。

山口仙二氏は、繰り返し皮膚の移植を受けたが、その費用が国ではなく医師や市民の寄付でやられていると知った時、下駄履きのまま列車に飛び乗り国会に行った。
彼らの被爆者救済の運動がなければ、国は何もしてくれなかった。

原爆で苦しんでいる人はいないとプレスコードが敷かれ原爆被害は世界に発信できなかった。もっと早く発信でき、世界中に被爆者の声が伝わっていれば、こんなに核兵器は広がらなかったと思う。

人類と核兵器は共存できない(国際司法裁判所勧告的意見)

「地平線の先には核兵器のない世界が見えています。これを現実のものにしようと活動する人々が見えています。どうか行動し続けてください。警告を鳴らし、圧力をかけ続けてください。皆さんの指導者に対しる」(潘基文国連事務総長)
来年は被爆70年、そして5年に1度のNPT開催年。
核兵器をなくすために署名を集める。5000筆集める目標を立て7000筆以上を集めた。

被爆柿の木の植樹で小中学校に平和を伝えている。
今日の聞き手は明日の語り部。

原爆と原発は同じ。
集団的自衛権で日本が外国に行けば、原発がテロでやられるのは明らか。私たちは逃げようがない。


来週(8/12)はお休みです。

再来週(8/19)のterra cafe kenpouは
山口実さん(福岡大学講師)を講師に湾岸戦争時に「人間の盾」としてイラク軍に拘束された体験をお話しいただきます。
ぜひご参加ください。

日時 8月19日(火) 19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 人間の盾〜イラク軍に拘束されて
講師 山口実さん(福岡大学講師)
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
posted by 後藤富和 at 21:03| 平和