2014年06月04日

【書籍】風がおしえる未来予想図

原発なくそう!九州玄海訴訟では、玄海原発から風船を飛ばしてどこまで飛んで行くかを知ることで、原発で事故があった場合の放射性物資の飛散状況を調査する市民実験「風船プロジェクト」を行いました。

その「風船プロジェクト」の結果と科学者の分析結果を本にしました。

「風がおしえる未来予想図 脱原発・風船プロジェクト〜私たちの挑戦」
写真.JPG
amazonや書店でご購入いただけますが、本日の公害被害者総決起集会でも販売します。

また、玄海訴訟の弁護団事務所でも販売しています。大橋法律事務所でも取り扱っています。

どうぞご購入ください。

amasonでの紹介

風がおしえる未来予想図「見える化」実験でわかったこと

もしも玄海原発が再稼働され、

過酷事故が起こった場合、

目に見えない放射性物質はどのように、

どこまで飛散していくのでしょうか?

著者について

原発なくそう! 九州玄海訴訟「風船プロジェクト」実行委員会

価格 1000円+税
posted by 後藤富和 at 08:42| 環境

2014年06月03日

「原発なくそう!九州玄海訴訟」第10次提訴声明

「原発なくそう!九州玄海訴訟」第10次提訴声明
 私たちは、本日、582名の原告をもって、国と九州電力を被告とし、玄海原発の全ての稼働差止等を求める第10次訴訟を佐賀地方裁判所に提起した。第1次から第9次原告と合わせて、8070名の原告を擁する歴史上最多数の原発訴訟である(国内47都道府県及び韓国・フランス在住)。
 
2011年3月11日の福島第一原発事故による被害は、将来の健康被害を含め、いまだその全容が明らかにならないほど甚大である。福島第一原発事故から3年2ヶ月経過しても、事故はいまだ収束していない。約13万人もの避難者がいまだ故郷に戻れない状況も変わりない。
福島第一原発事故は、いままでの公害事件で政府が主張してきた“国の安全基準を守っていれば安全”という文句がいかに虚偽であるかをまざまざと見せつけたものである。どんな原発も危険であることに変わりなく、「安全な原発」など存在しない。
安倍政権は原発輸出政策を進め、かつ、再稼働政策を推進し、原子力規制委員会は新規制基準による適合性審査を進めている。原発の本質的危険性に目をつぶり、福島第一原発事故の被害に正面から向き合おうとしない政府の政策は決して許されるものではない。
実際、福井地裁は、5月21日、大飯原子力発電所3・4号機の運転差止訴訟において、同発電所から250km圏内の原告との関係での運転差し止めを命じる判決を言い渡した。本判決は、3・11の福島第一原発事故後に提起された脱原発訴訟として初めての判決であり、その判決で、原発の運転差止めが命じられた意義は大きい。同判決は、@原発を稼働する利益に対する人格権の優位性を高らかにうたい、A福島第一原発事故をわが国最大の公害であり、戦争や大規模自然災害以外では類例を見ない深刻な人格権侵害であること、B地震等の想定が楽観過ぎる見通しのもとに成り立っていること、Cいったん事故が起きれば「冷やす」「閉じ込める」機能を万全にすることはできないことなどを判示したのである。この判決から言えば、再稼働の審査に用いられている新規制基準も判決のいう「楽観的見通し」のもとに作られているものなので、安全性を確保する基準ではないことが、より一層明確になった。
3・11事故から3年2ヶ月以上経過する現在においても、新たに582名の原告新たにが加入し、合計8000人を超える人々が裁判をしてでも原発の廃炉を願っているのであり、国民の大多数の意思が脱原発であるのは明らかなのである。
われわれ原告団は、従来より、原発の危険性を自ら明らかにする取り組みをしている。「風船プロジェクト」では、放射性物質が数百q離れた遠距離まで飛ぶ可能性があることを明らかにし、広範囲の自治体が被害自治体として団結する基礎があることを明らかにした。また、対自治体への公開質問などを通じ、放射能被ばくを避ける実効的な避難がほぼ困難であることも明らかにした。この状況の中で重大事故が起きる可能性もあることを前提とする原発再稼働は絶対許されない。
私たちは、「1万人原告」による裁判を実現し、国民世論の圧倒的な支持のもと、原発の再稼働を許さず、国と九州電力に玄海原発全ての稼働差止、その先に廃炉を求め、全ての原発廃炉を実現させるものである。
 上記のとおり声明する。
     2014年6月3日
         「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団
posted by 後藤富和 at 19:32| 環境

2014年05月28日

DVD「福島原発事故 絶望から希望へ」上映会

今週金曜日、原発なくそう!中央区の会ではDVD「福島原発事故 絶望から希望へ」上映会を行います。
原発なくそう!中央区の方、原告の方はもちろん、原告ではないけど原発事故について知りたいという方もどうぞご参加ください。

日時 5月30日(金)15:30〜17:00
場所 警固公民館
内容 DVD「絶望から希望へ」(原発をなくすいわき市民の会)視聴
いわき市出身の原発なくそう!中央区の会事務局メンバーのお話も伺います。
子連れでも遠慮せずご参加ください。

また、原発なくそう!中央区の会では、月に1度程度、世話人事務局会議を行い、中央区の会のイベントなどを企画しています。興味ある方ぜひ事務局員になりませんか。よろしくお願いします。
posted by 後藤富和 at 10:41| 環境

2014年05月21日

原発訴訟勝訴!

大飯原発の運転差し止めを求めていた訴訟で、福井地裁は、きょう午後3時、原発の運転差し止めを認める原告勝訴の判決を言い渡しました。

大飯原発勝訴判決、朝日の号外です。
http://www.asahi.com/articles/ASG5P521XG5PPTIL014.html?iref=com_alist_6_01
posted by 後藤富和 at 17:31| 環境

2014年04月13日

2013年度環境活動レポート

2013年度の環境活動レポートを大橋法律事務所ホームページにアップしました。
http://www.ohashilo.jp/pdf/report2013.pdf
posted by 後藤富和 at 20:52| 環境

2014年04月12日

映画「遺言 原発さえなければ」

映画「遺言 原発さえなければ」を観てきました。


福島県飯舘村の酪農家を震災直後から追ったドキュメンタリーです。
「原発さえなければ」というのは、幼い子を残して自殺をした酪農家が畜舎の壁にチョークで書き残した遺言です。

3時間45分の大作です。
明日までKBCシネマで上映中。監督挨拶ありです。
ぜひご覧ください。
posted by 後藤富和 at 14:36| 環境

2014年04月04日

環境マネジメントシステム審査

本日、大橋法律事務所は、終日、環境マネジメントシステム「エコアクション21」の審査でした。
グッタリとくたびれました。
大橋法律事務所の環境への取り組みはこちらをどうぞ。
http://www.ohashilo.jp/env.html
posted by 後藤富和 at 18:18| 環境

2014年03月28日

早川篤雄さん講演会

昨夜、福岡市早良市民センターで開催されました福島被災者訴訟原告団長の早川篤雄さん(福島県楢葉町、住職)の講演会について、あんくるトムさんがブログで報告しています。早川さんは40年ずーーと原発を無くす運動を続けてきた方です。
ご覧ください。
http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2936
posted by 後藤富和 at 09:50| 環境

2014年03月23日

九州 脱原発 人間の鎖(刀禰詩織さん)

「九州 脱原発 人間の鎖」
ママは原発いりません(ママ原)を作った刀禰詩織さん。
彼女は、原発なくそう!九州玄海訴訟の佐賀地裁の法廷で涙を流しながら魂の意見陳述を行いました。
http://youtu.be/b3lpdNnKcU8

刀禰さんが佐賀地裁に提出した意見陳述書
http://no-genpatsu.main.jp/download/iken-tone.pdf
posted by 後藤富和 at 08:26| 環境

2014年03月22日

九州 脱原発 人間の鎖

あやもさん
彼女はかっこいい。
「九州 脱原発 人間の鎖」
http://youtu.be/s3XNKnz8u5E
posted by 後藤富和 at 08:25| 環境

2014年03月17日

いとしま電力総合研究所

いとしま電力総合研究所から感謝状をいただきました。
自分達で電気を作るってワクワクしますね。
itoshima_01.jpg
posted by 後藤富和 at 10:04| 環境

2014年03月07日

原発なくそう!九州玄海訴訟第9次提訴声明

「原発なくそう!九州玄海訴訟」第9次提訴声明

私たちは、本日、351名の原告をもって、国と九州電力を被告とし、玄海原発の全ての稼働差止等を求める第9次訴訟を佐賀地方裁判所に提起した。第1次から第8次原告と合わせて、7488名の原告を擁する歴史上最多数の原発訴訟である(国内47都道府県及び韓国在住)。 

2011年3月11日の福島第一原発事故による被害は、将来の健康被害を含め、いまだその全容が明らかにならないほど甚大である。福島第一原発事故から2年11か月経過しても、事故はいまだ収束していない。放射性物質の流出は続き、汚染地下水の海洋への放出が続き、安倍首相の「アンダーコントロール」との虚偽発言とは裏腹に、汚染水はいまだにコントロール下にはない。もちろん、約15万人もの避難者がいまだ故郷に戻れない状況も変わりない。政府は避難地域の再編を行い、除染への期待で多くの人々を福島県内に縛りつけているが、再除染はしない等の現在の除染方法・手続では効果的な除染は難しく、避難者の生活再建も見通しが立っていない。それゆえ、地域の再建は全く見通しが立っていない。

福島第一原発事故は、いままでの公害事件で政府が主張してきた“国の安全基準を守っていれば安全”という文句がいかに虚偽であるかをまざまざと見せつけたものである。どんな原発も危険であることに変わりなく、「安全な原発」など存在しない。

安倍政権は原発輸出政策を進め、かつ、今月民主党政権時の原発ゼロ政策を完全に転換する「エネルギー基本計画」案を決定した。また、昨年7月、原子力規制委員会によって新規制基準が策定され、九州電力も玄海原発3・4号機、川内原発1・2号機の再稼働の申請を行い、審査中である。しかし、福島第一原発事故の原因(例えば、地震で配管等の破断があったか否かという根本原因も含めて)が解明されていない状況では安全性を担保する基準を策定できるはずもないし、立地審査指針の改定も行っていないという問題点もある。したがって、そのような基準に則って再稼働に突き進もうという政府・九電等の電力会社の姿勢は断じて許されない。

3・11事故から3年近く経過する現在においても、新たに351名の原告が加入し、口頭弁論でも、毎回200名以上の原告らが詰めかける状況が続いていること、昨年11月の福岡での脱原発集会に1万人を超える参加者、本年2月16日の佐賀での脱原発集会に2200人もの参加者がいたことは、脱原発の国民の大多数の意思が衰えることなく続いている証左である。

われわれ原告団は、原発の危険性を自ら明らかにする取り組みをしている。「風船プロジェクト」や、実効的な避難計画が策定されているか否かを各自治体に公開質問するなどの取り組みである。それらの取り組みの総括的意見を近日中に明らかにする予定である。もちろん、現在のところ地方自治体の避難計画は、実効的なものができているとは到底言えず、この状況の中で重大事故が起きる可能性もあることを前提とする原発再稼働は絶対許されない。

私たちは、「1万人原告」による裁判を実現し、国民世論の圧倒的な支持のもと、原発の再稼働を許さず、国と九州電力に玄海原発全ての稼働差止、その先に廃炉を求め、全ての原発廃炉を実現させるものである。

上記のとおり声明する。

2014年2月27日「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団
posted by 後藤富和 at 13:33| 環境

2014年03月04日

【3月9日】さよなら原発!福岡集会

● さよなら原発!福岡集会<3.11(三周年)>●
さよなら原発!3.9福岡集会 14.3.9_01.jpg
集会日時:3月9日(日)午後2時から
場所:福岡市須崎公園 福岡市中央区天神5-8
デモ:午後3時から天神周辺と九電前(全11コース)
主催: さよなら原発!福岡集会実行委員会
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211・青柳)
チラシ表 http://tinyurl.com/mjzu7ft
チラシ裏 http://tinyurl.com/ml5okhv
posted by 後藤富和 at 08:20| 環境

2014年02月13日

原発なくそう!九州玄海訴訟、原告募集

原発なくそう!九州玄海訴訟、原告大募集中です。
現在、福岡、佐賀を中心に約7500名の市民が玄海原発の廃炉を求め裁判を戦っています。
あなたもこの歴史的な戦いの最前線に立ってみませんか。
申し込み用紙は大橋法律事務所のサイトからダウンロードできます。
http://www.ohashilo.jp/no-genpatsu.html
皆様のご参加をお待ちしています。
posted by 後藤富和 at 18:39| 環境

2014年02月08日

上関原発新設に反対する祝島のたたかい

◆福岡市東区の会学習会「上関原発新設に反対する祝島のたたかい」 
http://no-genpatsu.main.jp/news/index.php/view/146
30年以上にわたる「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の島ぐるみのたたかいは、脱原発運動の歴史的シンボルです。

いま、政府が新しいエネルギー基本計画で、国民世論を無視して再稼働どころか新増設をも視野に入れて原発政策を推し進めようとしているとき、祝島島民のたたかいは、原発新設をめぐる最前線となっています。

島民や支援の若者たちに4800万円の損害倍所を求めるスラップ訴訟、原発用地の埋立免許更新をめぐる山口県の不当な対応と、これにたいする県民の住民訴訟。

上関原発新設の動向には目が離せません。

今後の「九州玄海訴訟」をたたかっていくうえでとても意味ある学習会になると思います。

ぜひ、ご友人などとお誘いあわせのうえ、ご参加ください。

日時:2月15日(土)14:00〜(13:30開場)
場所:市立東市民センター2F研修室
報告:上関原発建設から見た原発問題−堀弁護士 汚染水問題について−田上弁護士 九州玄海訴訟の訴状、準備書面の解説−八木弁護士
※その他、質問時間などをもうける予定です。

お問合せ/福岡東部法律事務所 担当:堀
福岡市東区香椎駅前2丁目15-3 稲光ビル2F TEL 092-662-1260
posted by 後藤富和 at 11:00| 環境

2014年02月07日

セヴァン・スズキのLove is The Movement福岡ツアー

『伝説のスピーチの少女』 セヴァン・カリス= スズキが、「ハチドリキャンペーン2007 ー世界を守るのは私たちー 」から6年ぶりに家族を伴って来日します。今回は『愛』がテーマ。『子どもたちへの愛、お互いへの愛、自然界への愛』をキーワードに「Severn Suzuki Valentine Tour 2014 〜 Love is the Movement!〜」を2/11・東京からスタート、二週間かけて日本を縦断します。
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福岡講演では、二児の母となったセヴァンのお話に耳を傾け(第一部)、現代を代表する思想家サティシュ・クマールと「100 人の母たち」の対話から生まれたプロジェクト『100 万人の母たち』メンバーが、地球環境問題をテーマに、セヴァンとのダイアローグ(対話)を試みます(第二部)。このイベント全体を包み込む演奏家は作曲家にしてシンセサイザー奏者・遠藤幹雄氏。 「100 人の母たち」を出版した写真家・亀山ののこ氏の作品展示、地球と身体にやさしい食べもののマルシェをホール内にて行い、ロビーでは地球環境問題をテーマに、展示販売を行います。尚プレイベントとして、ドキュメンタリー映画『バレンタイン一揆』『OCCUPY LOVE』『セヴァンの地球のなおし方』、それぞれの上映会を福岡市・糸島市にて展開します。

■開催日時・場所
日時:平成26 年2 年23 日(日) 11:45 〜 16:30
場所:福岡国際大ホール 西日本新聞会館16F( 福岡市中央区天神 1-4-1 )

■プログラム
11:30  開場、受付開始、マルシェオープン
12:30 託児受付
<第一部>
12:50 開演 音楽・演奏〜遠藤幹雄
13:00 〜 14:30 講演〜セヴァン・カリス=スズキ
1992 年国連「地球サミット」での『伝説のスピーチの少女』
セヴァン・スズキが6年ぶりに来日します。2児の母
となったセヴァンのお話に耳を傾けます。
14:30 〜 15:00 (質問受付) 休憩 スライドショー・亀山ののこ 
<第2部>
15:00 〜 16:20 トークセッション 〜セヴァン・カリス=スズキ× 中村隆市× 亀山ののこ× 永野三智
現代を代表する思想家サティシュ・クマールと100 人の母たちの対話から生まれたプロジェクト「100 万人の母たち」メンバーが、地球環境問題をテーマに、セヴァンとのダイアローグ(対話)を試みます。
16:20 〜 16:30 詩の朗読〜藤井よしひろ 音楽・演奏〜遠藤幹夫
16:30 終演

■主催・企画等
セヴァン・スズキ全国ツアー実行委員会
企画: ナマケモノ倶楽部
主催: セヴァン福岡講演実行委員会2014 (実行委員構成団体:いのちの学校、NPO環境未来センター希望  食育推進ネットワーク福岡、たんぽぽとりで 
協賛:パタゴニア日本支社、有限会社アップリンク、ユナイテッドピープル

http://unitedpeople.jp/severn2014/program
posted by 後藤富和 at 14:35| 環境

2014年01月26日

糸島市長候補の木村公一牧師

糸島市長候補の木村公一牧師。
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心から尊敬できる方です。
玄海原発再稼働反対、再生可能エネルギー推進を明確にうたっています。
イラク戦争開戦直後にイラクに行き戦争反対を訴えた木村牧師の平和を求める姿勢は、糸島だけでなく九州を変えていくでしょう。
僕はこれまで選挙カーに乗ったことはなかったのですが、木村牧師にはどうしても市長になって欲しいので、本日、選挙カーに乗って糸島市民に訴えました。
posted by 後藤富和 at 21:23| 環境

2014年01月20日

辺野古、大浦湾は埋めちゃいけない

辺野古の基地移設に対する日弁連の最近の意見書。
「普天間飛行場代替施設建設事業に基づく公有水面埋立てに関する意見書」(2013年11月21日)
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2013/131121.html
辺野古、大浦湾を埋め立てるのではなく、ラムサール条約に登録して保全せよという内容です。
posted by 後藤富和 at 10:28| 環境

2014年01月18日

足尾銅山

ドラマ「足尾から来た女」を見ています。
http://www.nhk.or.jp/dodra/ashio/
企業が毒を垂れ流し、政治家や警察は企業の味方。公害被害を訴える市民は警察や軍隊に弾圧される。
この国は100年経っても何も変わりません。
100年後、僕らは田中正造先生と同じことをやっています。
水俣、諫早、そして福島。
田中正造先生が公害対策を訴え続けた谷中村は100年後、ラムサール条約に登録されました。
諫早湾もいつかきっとラムサール条約に登録されるでしょう。20年後か50年後か100年後か。
posted by 後藤富和 at 22:11| 環境

2014年01月15日

風船発見情報49

風船発見情報が届きました。

連絡1/9 16:40 発見1/1 昼ごろ
唐津市呼子町殿ノ浦 自宅の庭で発見
小学6年生が電話してきてくれました
posted by 後藤富和 at 14:53| 環境

2013年12月24日

風船発見情報47,48

風船発見情報

47
連絡12/16 11時 発見12/8
武雄市北方町大字芦原
かなりぐちゃぐちゃ。「一番遠くはどこまで?」と聞かれたので「今回は阿蘇市、過去は奈良までとびました」と答えると「かなり遠くまで飛ぶんですね。こわいですね」と話していました。

48
連絡12/24 12:16 発見1週間ほど前
熊本県菊池市豊間
メッセージなし
posted by 後藤富和 at 17:41| 環境

2013年12月20日

【原発なくそう!九州玄海訴訟】菅波佳子さん意見陳述

本日の原発なくそう!九州玄海訴訟第7回口頭弁論における司法書士菅波佳子さんの意見陳述。
写真.JPG
 私は、福島県の司法書士です(職名:菅波佳子)。私の自宅と事務所は、双葉郡大熊町の福島第一原発から4キロの距離にあります。大熊町では、2011(平成23)年3月11日の夜10時前に、福島第一原発から3キロ圏内の住民に避難指示が出され、10キロ圏内の住民に屋内待避の指示が出たことを知らせる防災無線が町内に響き渡りました。携帯電話は通じず、家族の安否もわからないまま、不安な一夜を車の中で過ごしました。翌朝6時頃、原発から20キロ圏内の住民に避難指示が出たので大熊町民は全員避難する。迎えのバスが向かっているから近くの集会所に直ちに集合するようにと指示する防災無線が繰り返し流れました。集会所では、「山側に避難する。観光バスだから荷物は手荷物だけにするように。ペットは連れて行けない。車では避難しないように」と消防団員らが説明してまわっていました。住民達は、「原発に何かあったのか?どこに行くのか?いつまで避難するのか?」と聞いていましたが、「山側のどこに行くのかはわからない。念のために避難するだけだと聞いている」と回答するだけで、消防団員らも詳しい情報は聞かされていないようでした。「30台の観光バスが往復して町民全員を避難させる」との説明でしたが、大熊町の人口は約1万1000人です。たった30台で避難なんてできるはずがないと思いました。暫くして、バスが1台到着しました。高齢者や小さい子供連れの家族を先に乗せ、集会所で後続のバスを待ちました。数台のバスの後、昼を過ぎた頃に、自衛隊のトラックが何台も連なってやってきました。私は、残りの住民達と一緒にトラックの荷台に乗り、大熊町を後にしました。
山側に向かう細い道路は、避難する車や自衛隊のトラックで大渋滞していました。受け入れ予定先の避難所では「既に定員を超えたから他に行って欲しい」と何か所も断られ、その度に新たな受け入れ先を探し、あても無く山中の道をトラックに揺られ彷徨いました。結局、トラックの荷台に10時間以上乗っていました。
真夜中にやっと決まった避難所でも、水素爆発があったために、スクリーニング検査を受けなければ建物の中に入れてもらえませんでした。ようやく家族と連絡が取れましたが、ガソリンが流通しておらず、すぐに迎えには来てもらえません。私は、郡山市内の避難所に1週間滞在し、その後実家のあるいわき市に身を寄せました。いわき市は、避難指示区域には指定されていませんでしたが、多くの住民が避難していて、コンビニもスーパーも営業していなかったため、生活必需品を買い揃えることもできませんでした。
実家の姪の服を借り、原発事故前から後見人に就任していた被後見人3名の安否確認作業に入りました。着の身着のまま避難し、事務所にも立入りできない時期に、被後見人の情報は自分の記憶だけです。管轄家庭裁判所は休止が続き、謄写を求めても対応してもらえませんでした。インターネットで公開された避難所情報を頼りに、何十か所もある避難所に電話をかけましたが、どこも電話はパンク状態で、繋がっても混乱していて、名前程度の情報だけでは探せませんでした。不安でたまりませんでしたが、役場の福祉課職員や社会福祉協議会、地域包括支援センター、とにかく高齢の被後見人の安否を確認するために電話をかけ続けました。幸い全員が県内外の施設に引き受けられていて、生存を確認することができました。
 4月初めには、休止していた相馬簡易裁判所の事件が再開しました。慌ててスーツを買い、訴訟資料をすべて謄写し、法廷に立ちました。1か月後に次回期日が定められましたが、それまでに依頼人の安否確認ができるかどうかもわかりません。自分の生活拠点を確定させなければ、司法書士業務は不可能でした。県内外に避難している依頼人達に対応するため、移動に便利な福島市内に部屋を借りましたが、このままでは、依頼人の連絡先すらわかりません。大熊町の事務所に顧客ファイルを取りに行かなければ、どうにもならないことを大熊町の災害対策本部に訴えました。当時は、個人の一時帰宅も認められておらず、「公益性のある事業所」にだけ立入りを検討すると聞き、後見業務や裁判を受ける権利の重要性、高齢の被後見人の安全確保の緊急性など、その公益性を疎明して立入りの許可を求めましたが、原発から5キロ圏内の事業所の立入りには、東電の放射線管理職員の同行が条件とされ、簡単には許可されませんでした。毎日、大熊町の災害対策本部に電話をかけ、「迷惑は掛けない、何があっても責任追及などしないから自分の事務所に入らせて欲しい」と懇願し続け、大熊町第1号として、事務所への立入りが認められたのは、震災から2か月後の5月10日でした。滞在時間は2時間と指示されたので,防護服を着て、地震で書類が散乱したままの事務所に入り、開業当初からの顧客ファイルや情報の入ったパソコンを運び出しました。
持ち出した顧客ファイルから、携帯電話の番号がある依頼人達の安否確認を始めました。県内外に避難した依頼人達と電話や面会して話をするたびに、原発事故の被害の大きさを知ることになりました。自宅や職場が警戒区域に指定されたために、家族全員が職を失い避難所で生活する方、避難後に家族が命を落とした方や入院した方、子供達は母親と学校の移転先で生活し、父親は会社の移転先へ、祖父母は役場機能の移転先の避難所へと家族が離散した話は山ほどありました。
一人で大熊町に住んでいた高齢の依頼人女性と連絡が取れたので、避難所に会いに行きました。自宅近くの病院に入院していた夫は、神奈川県の病院へと避難させられ、避難直後に病院で亡くなりましたが、携帯電話を持っていない妻には連絡が取れませんでした。死後数日経ってようやく対面でき、知らない土地で火葬し避難所に遺骨を持ち帰りましたが、避難先は、一般の旅行客もある温泉旅館だったため、旅館に迷惑をかけてはいけないと、お線香をあげることすら控えていました。当時高齢者は、一時帰宅も認められておらず、遺影になる写真の一枚もありませんでした。死に目にも会えず、葬儀もできず、毎日たった一人で、避難所である温泉旅館の一室で遺骨を眺めていたことを知りました。
原発事故から3か月目の6月11日には、被後見人が一人、命を落としました。避難直後から熱を出し、入退院を繰り返していました。入所していた大熊町の施設から急遽、会津若松市内の施設に運ばれ、広大な福島県の端から端へ、寝たきりで82歳の弱った体に大きな負担を強いられたのは明らかです。危篤の知らせを受けて、すぐに会津若松市内の病院に向かいました。既に息を引き取っていた被後見人の姿を見たときは、悔しくて悲しくて涙が止まりませんでした。何年先に発生するかわからない健康被害を避けるため,命を縮める結果になったのです。地震だけなら何の影響もなかった高齢者まで一律に、避難の指示を出した政府や東京電力に憤りを感じました。避難先で火葬しましたが、大熊町に先祖代々のお墓があっても納骨することはできません。避難指示区域の住民は亡くなった後ですら戻れないのです。
 今年4月、司法書士の先輩も命を落としました。原発事故前は、支部で誰よりも元気な姿を見せていた先輩は、避難先を転々とし、仮設住宅に移り住みましたが、日に日に体力が衰えました。葬儀で「先日は○○さんが、その前はあの人も、そしてまた」と周囲の高齢者が次々と亡くなっていく現状に、「原発事故を恨んでも恨んでも、恨みきれません」と涙ながらに読まれた弔辞に、避難先から参列した住民らが同じ思いで悔し涙を流していました。
 原発事故から2年以上が経過して、命を奪われているのは体力の弱い高齢者だけではありません。今年9月にも、私の依頼人が亡くなりました。震災前、債務整理手続きのために私の事務所を訪れた依頼人は、長年勤めた会社をリストラされたことで住宅ローンの支払いが困難となり、貸金業者などから借入れをするようになっていました。依頼人は、再就職はできたものの、体に障害があり、「自宅は自分の体に合わせて作られている。どうしても自宅を失いたくない」と希望したため、個人民事再生手続きで自宅を守り、他の債務を圧縮することにしました。裁判所に申立てをして開始決定後、原発事故は起きました。個人民事再生手続きは、安定した収入がなければ認められません。原発事故で再び職を失い、取下げを余儀なくされました。法的救済を受けられるはずだったのに、それができない。原発事故で生活基盤を失った不安に加え、借金の悩みも復活したのです。依頼人は、避難先から一時帰宅する途中に脳梗塞を起こし、そのまま帰らぬ人になりました。体が不自由で64歳の単身、慣れない避難先のアパート暮らしに、室内で何度も転んでは、「原発事故が憎くて悔しくて、一人で泣いていた」というのが、私が依頼人から聞いた最後の言葉でした。
福島第一原発の立地している双葉郡8町村の直接死者数208人に対し、原発事故関連死者数は、921人(平成25年12月15日現在)となり、原発事故の避難による関連死者数が震災の直接死者数を大きく上回っています。この中には、将来を悲観した自殺者も含まれています。東日本大震災の難を逃れ、助かったはずの大事な命を次々に奪っていく原発事故が憎くてなりません。関連死であるかを問わず,多くの高齢者は、故郷に帰りたい願いも叶わぬまま、人生の最期を避難先で迎えていますが、その無念を国や東京電力が知ることなどできません。
 「原発事故さえなければ」。私達住民は、この言葉を何十回、何百回、口にし、涙したかわかりません。「もう二度と同じような苦しみを誰にも経験させたくない」という思いから、この裁判に原告として参加しました。
そして、法の担い手の一人として、現地福島の被害の実情を直接お伝えするために,本日ここに参りました。原発事故を受けても、国は原発ゼロへ政策を転換しません。私は、裁判所だけは、原発の存在が地域住民の命に係わる問題と捉え、正しく判断してくれると信じています。
posted by 後藤富和 at 14:52| 環境

【原発なくそう!九州玄海訴訟】斎藤貴男さん意見陳述

本日の原発なくそう!九州玄海訴訟第7回口頭弁論において、ジャーナリストの斎藤貴男さんが述べた意見。

 私はさまざまな社会的事象やその背景を取材し、雑誌や新聞、単行本に記事を執筆することを生業としている者です。原発問題については昨年五月に講談社から刊行した『「東京電力」排除の系譜』で取り上げ、編集者や全国紙の文化・学芸記者らの投票による第三回「いける本」大賞をいただきました。この間の取材・研究の経験などに鑑み、私なりの意見を表明します。
 私は玄海原発をはじめ、日本の原発は可能な限り速やかに廃炉にされるべきだと考えています。政府の原発政策や電力会社の運用が徹頭徹尾デタラメであり続け、とてもではないが信頼に耐えられるものではないと断じざるを得ないからです。一言で言えば国民を舐めきっている。たとえば、
@国内の平均的な原発がミサイル攻撃を受け、緊急避難を行わなかった場合、最大で一万八千人が急死。死亡にまでは至らなくても造血機能が損なわれるなどの急性障害が最大で四万一千人も出るとする試算を1984年に外務省がまとめたにもかかわらず、「反原発運動を利する」などといった理由で公表されないままで、しかもミサイルだけでなく一切のテロ対策も講じられなかった。
A経済産業省の外郭団体である「製造科学技術センター」は、原発事故に対応できる防災ロボットの開発に予算をつけ、2001年までに三菱重工業、東芝、日立製作所などが完成させていた。2人の死亡者を出した東海村のJCO臨界事故を受けた動きだったのに、肝心の電力会社が反発し、「何かあったら人間が作業すればよい」との結論が導かれて、採用されずじまいだった。
 ――などといった事実を、私は『「東京電力」排除の系譜』で詳しく検証しました。北朝鮮が攻めてくるから憲法を改正して備えるのだと言いながら、一方では無防備の原発を粗製濫造し続けている自民党政権は何を考えているのかと指摘した元原発技術者の論文を発見し、原稿に引き写していた際には、彼の怒りに共感するとともに、低次元も極まった政治を嘆いて、つくづく悲しくなったことをよく覚えています。
 拙著では、原発に反対している人々を政府や電力会社がいかに敵視し、凄まじい人権侵害を重ねているかも追及しました。地域の個人情報をたやすく収集できる電力事業の特性を悪用し、公安警察などと連携しては、従順でない国民を監視下に置き、嫌がらせを重ねてきた卑劣にこそ、原発の本質が凝縮されているのではないかと思われるほどです。
 また、これは拙著を刊行した後ですが、鹿児島の空港で購入した地元出版社の本に、次のような記述を見つけたことが忘れられません。佐賀新聞の記者が玄海原発に触れ、“町議会議長を六期も務め、町長さえも意のままに操った玄海町のドン”と呼ばれた人物の談話を記していたのです。
〈「用地買収にからんで、飲んだ酒代の総額は一年間で大体一千万円」。昭和四十年代の一千万円である。酒席は車で約四十分離れた唐津の町で毎晩のように続いたという。
「清算は町の議長交際費で五百万。九電が五百万出した」と豪語する。「人を説得するのにお茶なら一年かかるところが、酒なら一月で済む。女なら一日やけどな」と言い切った。
 原発行政にも軍隊経験者らしく、「あくまで国を信じる」と言い切る言葉によどみはない。「反対派のいる地区には道路も通さん」と言い、実際にその力もあった彼に逆らうことは、狭い町の住民には許されなかった〉(武富泰毅「九電玄海原発 人口過密地、足下に集中する原発」橋爪丈郎編著『九州の原発』南方新社、2011年所収)
 過ぎ去った歴史は変えようがありません。ですが、福島第一原発事故を経験してしまった私たちには、せめて未来だけでも改めていく責任があるのではないでしょうか。
 3・11東日本大震災からしばらくの間、そのような機運が高まった時期があったように記憶しています。ポスト原発時代のエネルギーをどうするか。将来における日本の経済社会ビジョンは。そもそも、私たちはいかにして生きていくべきなのか――。
 哲学的とも言える命題を掲げた書物が巷に溢れ、誰もが何事かを考え始めたらしいと感じることができた日々は、しかし、じきに終わってしまいました。経済成長――というよりは一握りの巨大資本の経済的利益――だけが絶対無二の価値であり、正義であり、バラ色の未来を約束してくれる福音なのだとする発想にこの国の社会はまたしても覆い尽くされて、やがて原発事故のごときは“起こらなかったこと”として黙殺し、抵抗する者をせせら笑う態度こそが、まるで理想的なリーダーシップでもあるかのように喧伝されていきます。
 このところの政財官界が猛進している官民一体、オールジャパン体制による原発輸出も、その表れのひとつでしょう。アベノミクスの柱のひとつに位置付けられた国策は、必然的に国内でのさらなる原発推進を伴います。新幹線の何十倍もの電力を消費すると言われるリニア中央新幹線が来年に着工されるのも、高レベル放射性廃棄物の最終処分場探しがにわかに加速しつつあるのも、もちろん福島の被災者たちへの補償が一向に進まないのも、当然、無関係ではありません。
 すなわち国策たる原発輸出のバックヤード、あるいはショールームとしての日本列島、という構造が築かれようとしている。原発立国が目指されていると言って過言でないかもしれません。爆発した原発の後継機を海外に売り込むからには、放射能の不安など気にもせず、ひたすら国の経済成長に人生を捧げている国民の生活ぶりを相手国の要人にアピールし、なおかつ接待や饗応の舞台とする場所が必要だということです。すべての原発が停止している現在でも電力は十分に足りているではないかとする合理的で説得的な批判が、それでも顧みられることがない所以だと思います。私たち日本国民はいつの間にか、原発産業とその利益に直結するインナーサークルを命がけで支える決死のカミカゼ・セールスマンに仕立て上げられていることになりますね。
 繰り返します。日本政府と電力産業の、人間を舐めきったやり方を、私はどうしても許せないのです。許せないことを許さないために、私はあらゆる手段を用います。各地の反原発、脱原発の運動が挫けずに頑張っているのですから、私も書いたり喋ったりの本業だけに拘りません。そんな折に本件訴訟の存在を知り、私はぜひ原告の一員となって、私たちの社会を少しでもまっとうにするための一粒の麦でありたいと考え、今、この法廷で意見を述べさせていただいております。玄海原発の周辺住民でもないのに、と自問自答もしましたが、少なくとも自分にとってはプロのジャーナリストとして知り得た現実に対する責任を果たす義務が優先されると判断した次第です。
 私はもともと、原発のテーマにさほど熱心な物書きではありませんでした。その危険性は承知していましたし、反原発の立場でもありましたが、本格的な仕事にしたことはなかったのです。
 恥を申します。国策に本気で抗えば世間に疎まれ、ただでさえ窮屈なこの国の社会で、ますます居場所がなくなるに違いないと考えていたからでした。多くの先達が充実した取り組みを重ねておられたのを横目に、どうせ自分の出番などありはしないのだしとも思い、己を正当化させておりました。
 ですが、もう黙っているわけにはまいりません。裁判長にお願いします。私たちの祖国をこれ以上、支配と被支配の関係ばかりに貫かれた封建社会であり続けさせないために、玄海原発の差し止めを是としてください。わが国の未来は、裁判長のご判断にもかかっているのですから。
posted by 後藤富和 at 14:43| 環境

2013年12月19日

原発被害と司法書士」(講師 菅波佳子司法書士)

講演会「原発被害と司法書士」(講師 菅波佳子司法書士)に参加しました。
写真.JPG
以下は僕のメモ。

菅波氏は、福島第一原発から4kmの大熊町で司法書士事務所を開いていた。
原発があって人が集まる地域ということもあって、いわき市出身の菅波氏は大熊町で独立開業した。
震災当日、事務所で執務をしていた。電話は通じず、実家が心配になり自動車でいわき市に向かった。
いわき市に向かう道は道路が陥没し、渋滞で何時間経っても富岡町から出れなかった。そこで、大熊町の事務所に引き返した。
一晩、自動車の中で過ごした。
深夜、いきなり防災無線がなり、原発から3km内の人達に避難勧告が出た。4kmはどうなのかと思ったが、避難先が近くだったことや、ラジオは津波のことしか言わないので、大丈夫だと思って、そのまま自動車の中で過ごした。
朝方、防災無線で消防団員が呼び出され、その30分後の防災無線で、住民全員、集会所に避難せよと流れた。
念のための一時的な避難なので手荷物だけ持って下さいとの指示だった。自動車には乗って行かないようにという指示。観光バスを待つようにという指示。指示を出している消防団員も、バスがどこに行くのかすら知らない。観光バス30台で、どうやって1万1000人の町民を避難させるのかと思ったが、一時的な避難と繰り返し言われ、特に原発が危ないとは思っていなかった。危機感はなかった。
バスは1台来たっきり、後は来なかった。
昼過ぎに自衛隊のトラックが来て、帆付きの荷台に乗って大熊町を離れた。
受け入れ先がなく、山の中をグルグルと走り、深夜12時過ぎになってようやく郡山市の避難所にたどり着いた。通常1時間半程度の距離を10時間以上かかった。
すぐには避難所には入れてもらえず、スクリーニング検査を受けてからしか建物内に入れなかった。
翌朝、大熊町民は別の場所に移動するという指示で、バスに乗ることになったが、この間、何も食べていない。
近所の方々が炊いてくれたおにぎりを食べた。塩もついていなかったが、ガスも水道もない中で、おにぎりを握ることがどれだけ大変だったろう。
高校の体育館に移動し、そこは、毛布もなかった。2日くらいして自衛隊が毛布を持ってきたが薄くペラペラで、しかも人数分もなかった。
ストーブは夜だけしかつかず、とても寒かった。
寒くて起きてられず、スーツのまま毛布に包まって知らないおじさんの隣で寝た。
実家に迎えに来てもらい避難生活は1週間で終わった。

被災証明書をFAXでもらった。
広島原爆の時も、被災証明書が発行された。これがないと配給が受けられなかったらしい。

福島にはいたるところにモニタリングポストがある。
福島市に移転した事務所の近くのモニタリングポストは、除染をした後にも関わらず、0.885μSv/hあった。その後、2度目の除染がされた。
公園の看板には「公園の利用は、1日あたり、1時間程度にしてください」と注意書きがある。

スクリーニング検査を受けると、白紙のスクリーニング済証がもらえる。中身は自分で記入する。
このスクリーニング済証がないと、県外の施設などでは入れてもらえないことがあった。

いわき市は、原発事故から2週間目に、40歳以下の市民に安定ヨウ素剤を配布した。
しかし、1年くらい前、使用期限が切れるということで、保健所が回収し、すぐに新しい安定ヨウ素剤が配られた。つまり、これからも放射性物質を大量に浴びるという危険があるということ。

実家に戻った後、司法書士業務をどうするか、特に後見人になっていた寝たきりの認知症の方々のことが気になった。
事務所に記録を見に行くこともできない。
病院もない、役所もない、連絡のつけようがない。
裁判所に問い合わせても、裁判所も機能していない。
インターネットの避難所情報を辿って、避難所に電話をかけまくって、一人一人を探した。

公益性がある事業所のみ一時立ち入りが下りるということで、5月になって許可をもらった。ちなみに初めて公益性がある事業所と認められたのは歯科医院。身元が分からない遺体の身元確認のために歯型を照合するため。

東電の社員が一緒に付いてくるし、しかも、自己責任で立ち入るとの同意書に署名した上で、全身防護服に身を包み、2時間しか立ち入れない。持ち出す荷物はすべて東電の検査を受けなければならない。首からは積算線量計とトランシーバーを持って行く。

1年後に一時帰宅した時、線量を測ると、自宅室内は9.4μSv/h、外は9.99(検出限界オーバー)。この時の被曝量は2時間で13μSv。
推計積算被曝量は3ミリSv(マイクロではない!)。

事務所の近くの双葉病院は、高齢者が入院していたが、線量が高く救助に行けず多くの方が亡くなった。
依頼者の夫もここに入院していて、避難ができたが、避難先で亡くなってしまった。
その連絡も何日も経ってから。
避難所なので線香もあげれず、写真もない、納骨もできない。

クルマは廃車すらできない。業者が引き受けない。

県外への避難のピークは原発事故から1年後。つまり、避難するかどうか決めるのに1年かかっている。
福島から県外に避難した人達は「福島に背を向けるようなことをして申し訳ない」と後ろめたい気持ちでいる。
では、福島に残っている人はどうか。避難したがっている。
体育や部活をするのにも、親の承諾を要求される。子どもに将来影響が出るかどうか。給食を食べるかも親の判断。福島市でも郡山市でもそういう状況。

賠償は固定資産を基に決められているので、他の地域に家を買うには足りない。
新しい家はそこそこの賠償が出るが、それは住宅ローンの返済に消える。そして、その人が再び住宅ローンを組んで家を建てるのは困難。

生活拠点が決められない。
働きにくい(賠償金が下りて良いねなどと言われる)
広域避難者の後ろめたさ。強制避難じゃなくて申し訳ない。
賠償に意味がない。お金では解決しない。例えば、ペットを置いてきたことの心の傷はお金をもらっても解消しない。

地元の人の意識(国の発表を信じていない)
水道の水は飲まず、ペットボトル。
福島の野菜は買わず、他県のものを買う。
山菜やキノコは食べない。

避難者がいたら、福島からとか関東からとか線引きせずに接して欲しい。

同じような経験は私たちだけで十分。
九電の社員には、事故が起きた時に私達のような被害を受け止める心づもりはあるか聞いてみたい。
訴訟で原発を止めてください。玄海訴訟は多くの人数で裁判所を変える。
posted by 後藤富和 at 20:42| 環境

2013年12月11日

菅波佳子司法書士講演会

◆「原発被害と司法書士」第7回口頭弁論意見陳述者 菅波佳子司法書士講演会

12月19日(木)福岡市立中央市民センター
会場18時 開始18時半(20時終了予定)
皆様ご参加ください。

■菅波佳子さん
東日本大震災は自身・津波の自然災害ですが、福島では原発事故による人災が続いています。福島第一原発から4キロの距離にある司法書士事務所は今も警戒区域で立ち入ることができません。以前の普通の暮らしができないことは、国や東京電力がお金などで賠償できる問題ではない。この先長く続く原発事故の多くの問題に対応し、正しい情報提供や相談活動だけでなく、司法書士に出来る、自立するための支援を考えていきたい。「被災した全ての方が、一日も早く平穏で幸せな日々を取り戻せますように」と自身も被災し、避難生活を続けながら積極的に被害者救済活動を行われています。そんな菅波さんの活動は朝日新聞「プロメテウスの罠」で連載されました。

http://no-genpatsu.main.jp/news/index.php/view/139
12・19「菅波佳子さん講演会」_01.jpg
posted by 後藤富和 at 19:58| 環境

2013年12月09日

【明日】福島現地視察報告会

先日、原発なくそう!九州玄海訴訟弁護団が福島現地視察を行いました。
そこで、弁護団のコ永由華さん、池田慎さんを講師に、福島現地調査報告会を開催いたします。
現地で見てきたこと聴いてきたこと、感じたことを写真を交えて報告いたします。
お友達お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。どなたでもご参加いただけます。
皆様のご参加お待ちしています。

日時 12月10日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目15−12。アークホテル博多ロイヤル斜め前)
講師 コ永由華さん(弁護士)、池田慎さん(弁護士)
主催 terra cafe kenpou、中央区九条の会、原発なくそう!中央区の会
posted by 後藤富和 at 09:50| 環境

2013年12月05日

福島原発の現状と玄海原発の再稼働問題

科学者会議・福岡核問題研究会の講演学習会のお知らせ

 NHK「特報フロンティア」で放映されましたように、原子力規制委員会に対する説明の中で、九州電力の事故対策が極めて杜撰であることが判明しました。こんな九電が玄海原発を再稼働させて大丈夫だろうかと疑問を持たれた方も多いと思います。
今回、以下のような学習講演会を開催しますので、ご案内いたします。
どなたでもご参加できます。

〜〜〜〜〜〜〜〜
「福島原発の現状と玄海原発の再稼働問題」

日時:2013 年12 月7 日(土曜日)開場13:30、開始14:00〜終了17:00
場所:ふくふくプラザ5F視聴覚室(福岡市中央区荒戸3-3-39)、資料代500 円

第一部:福島原発事故は今どうなっているか
1.汚染水問題を中心として、岡本良治(九州工大名誉教授)
2.除染と放射線被曝問題を中心として、豊島耕一(佐賀大名誉教授)
第二部:玄海原発の再稼働問題を考える
1.九電の過酷事故対策の問題点、中西正之(元燃焼炉設計技術者)
2.コメント、 北岡逸人(元柏崎刈羽市民ネット事務局長)

主催:JSA 福岡「日本の科学者」読書会、JSA 福岡核問題研究会
連絡先:eisaku.miyoshi@kyudai.jp、電話:092-522-8401
posted by 後藤富和 at 13:55| 環境

2013年12月04日

風船発見情報45,46

風船発見情報45

連絡12/2 11;40 発見2〜3日前
熊本県山鹿市来民 里芋畑に落ちていた
気づいてはいたが、今日風船のところまで収穫したので拾って連絡した

風船発見情報46

連絡12/4 13:00 発見12/4 13:00
熊本県菊池市の倉岳山の中 山歩きしていてみつけた
メッセージは読めない


posted by 後藤富和 at 13:31| 環境

2013年11月29日

風船発見情報44

風船発見情報44
連絡11/27 12:25 発見11/27 12:20
熊本県菊池市小木 山の中
仕事で山に来て見つけた。メッセージはもう読めない
posted by 後藤富和 at 12:28| 環境

2013年11月21日

原発なくそう!九州玄海訴訟第8次提訴声明

「原発なくそう!九州玄海訴訟」第8次提訴声明

私たちは、本日、386名の原告をもって、国と九州電力を被告とし、玄海原発の全ての稼働差止等を求める第8次訴訟を佐賀地方裁判所に提起した。第1次から第7次原告と合わせて、7137名の原告を擁する歴史上最多数の原発訴訟である。本日の提訴では隣国の韓国からも原告が参加した。これは、何ら被害の回復が図られないにもかかわらず再稼働へと突き進む我が国に対して国際的な懸念が生じており、脱原発の意思が世界に広がっていることの証左である。

福島第一原発事故から2年8か月が経過しても、国や東電は事故をいまだ収束させることができていない。そればかりか、汚染水による重大な環境汚染を放置し、帰還時の被ばく放射線量基準を緩めて放射能の危険性を隠蔽しようとするなど、事故による被害を拡大させ続けている。福島県に限ってもいまだ15万人もが避難生活を続けており、生活を根こそぎ奪われた人々の生活の再建も汚染の除去も進んでいない。

原発事故による甚大な被害を経験した国民にとって、原発の安全性に関わる問題や住民の安全に関する情報が公開されていることが何よりも重要である。

にもかかわらず、安倍自民党政権は、2013年10月25日、「特定秘密の保護に関する法律案」(特定秘密保護法案)を国会に提出し、同法案は、現在、衆議院にて審議されている。

そもそも、国や電力会社は、原発の安全性に関わる問題や住民の安全に関する情報を徹底的に隠蔽することによって、甚大な被害を生じさせてきた。福島第一原発事故においても、放射性物質の拡散予測システムSPEEDIの情報が適切に公開されなかったため、一部の浪江町民がより放射線量の高い地域に避難したことが事後に明らかになった。

特定秘密保護法によって、原発に関する情報が、核不拡散や核施設に対するテロ活動防止の観点から「特定秘密」に指定されれば、原発の安全性に関わる問題や住民の安全に関する情報は闇の中となり、再び福島第一原発事故と同様の被害をひき起こしかねない。

このような安倍自民党政権の動きに警鐘を鳴らすべく、被害自治体である福島県の県議会は、2013年10月9日、次のような内容を含む意見書を全会一致で採択している。

「今、重要なのは徹底した情報公開を推進することであり、刑罰による秘密保護と情報統制ではない。「特定秘密」の対象が広がることによって、主権者たる国民の知る権利を担保する内部告発や取材活動を委縮させる可能性を内包している本法案は、情報掩蔽を助長し、ファシズムにつながるおそれがある。もし制定されれば、民主主義を根底から覆す瑕疵ある議決となることは明白である。」

まさに、被害自治体だからこそ語りうる、二度と同様の被害を繰り返してはならないという強い思いから発せられた言葉である。

原発の加害構造の特徴の一つとして、国による徹底的な情報の隠蔽という点を指摘してきた私たちは、上記意見書に深く共感するものである。

安倍自民党政権による特定秘密保護法案の成立に向けた一連の動きは、そのような情報の隠蔽をより強力に推し進めようとするものであって、断じて許すことはできない。私たちは、こうした動きに対し、厳重に抗議するとともに同法案の廃案を強く求めるものである。

私たちは、今後も本訴訟において徹底的に原発をめぐる被害の実相と加害の構造を明らかにしていく。さらに第9次以降の提訴を行いつつ、国民世論の圧倒的な支持のもと、まずは国と九州電力に玄海原発全ての稼働差止、その先に廃炉を求め、さらに我が国の他の原発の稼働差止とその先の廃炉を求める。

上記のとおり声明する。

2013年11月21日 「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団
posted by 後藤富和 at 14:59| 環境