2014年10月14日

原発なくそう!中央区の会学習会(10月24日)

原発なくそう!中央区の会・学習会のお知らせ
大飯原発差し止め訴訟
〜原告はなぜ勝訴したのか?〜
日時:10月24日(金)午後6時半〜8時
場所:中央市民センター第2会議室、資料代200円
   福岡市中央区赤坂2-5-8 TEL 092-714-5521
講師:徳永由華弁護士
   ◎大飯原発判決報告
   ◎模擬法廷DVD上映
   
 徳永弁護士のわかりやすい裁判報告に加え、日頃見ることのでき
ない法廷の様子をDVDにてご覧いただけます。中央区の住民に
限らずどなたでもご参加頂けますので、お気軽にいらしてください。
お子様連れ、途中参加、途中退場でもOKです。
人数把握のため参加予定の方はその旨後藤までご連絡いただければと存じます。
問合先:大橋法律事務所(後藤) 電話092−512-1636
                e-mail gotou@ohashilo.jp
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posted by 後藤富和 at 07:33| 環境

2014年10月11日

第12回生物多様性条約締約国会議(韓国・平昌)

第12回生物多様性条約締約国会議(韓国・平昌)の日弁連のブースには様々な人が訪れます。
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展示の仕方は地味ですが内容が濃いため、NGOや政府関係者がジックリとパネルを読み込んで行きます。
彼らから出る質問の多くは「なぜ弁護士がこのような活動をしているのか」。
また、海外のNGOからは「弁護士会がこのような取り組みをしていて羨ましい」といった反応。
CBDでもラムサール条約でもそうですが、弁護士会がNGOとしてブースを出しているというのは日本以外は見たことがありません。
台湾の弁護士からは、次回(メキシコ)は日韓台の3か国の弁護士会でブースを出したいという提案もありました。

来場者が特に熱心に見て行くのは
・諫早湾干拓問題
・辺野古埋立問題
・福島原発事故問題

今回、福岡県弁護士会も
・福岡湾(博多湾)の保全
・曽根干潟の保全
を取り上げています。
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クロツラヘラサギネットワークやラムサールネットワーク・ジャパンも、博多湾の人工島問題を取り上げています。
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ワーキンググループ会議を傍聴。
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同時通訳のレシーバーが配られますが、韓国語と、国連公用語のみで、もちろん日本語通訳はありません。

公式エクスカーションで月精寺を訪問しました。
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サイドイベント「韓国・日本でのコウノトリ再導入に関するフォーラム」(韓国CBD市民ネットワーク、コウノトリ環境大学、YESANコウノトリ公園)に参加しています。
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兵庫県豊岡市の取り組みが報告されています。
環境問題の分野では豊岡市はスーパースター級に有名です。
諫早は負のイメージで有名です。
posted by 後藤富和 at 15:09| 環境

2014年10月07日

【ご案内】カネミ油症は終わっていない

【カネミ油症は終わっていない〜カネミ油症患者から見るこの国の姿】
講師 宿輪敏子(カネミ油症五島市の会事務局長)
日時 10月21日(火)19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)

 国内最大の食品公害であるカネミ油症事件が明るみに出て今月(2008年10月)で40年を迎えた。普通の食事をしただけで一生の病を背負わされ、被害の深刻さゆえに沈黙せざるを得ない。加害企業と行政はそれをいいことに被害者を放置し、事件を矮小化してきた。この40年間は、そうした人権侵害の歴史だったと思う。
 長崎県五島列島には多くのカネミ油症被害者がいる。私もその一人だ。母は、私が小学一年生の頃、米ぬか油を使って芋のてんぷらやらドーナツをせっせと作ってくれた。その手料理に猛毒のダイオキシンが混入しているとは夢にも思わなかった。しばらくして家族6人全員の体調がおかしくなった。吹き出物やつめの変色、歯茎の出血、目が開かないほどの眼やに、腹痛。原因が米ぬか油だとわかった時の母の苦悩は想像を絶する。わが子に毒を食べさせていたのだから。母は一年半後に40度の熱を40日出して死にかけた。肝臓が化膿していたのだ。肝臓に触るとザクッと音がし、砂のような石が大量にできていた。
 世界で初めてダイオキシンを直接食べたカネミ油症は、「病気のデパート」といわれるほど症状が多様である。治療法はなく、慢性毒性がじわじわと内臓や骨を痛めつけ、がんなどによって死に至らしめる。
 五島列島の奈留島では発生当時、米ぬか油を製造した原因企業のカネミ倉庫も国や自治体も、全住民に回覧板などで危険性を知らせるなどの努力をしなかった。家に残っていたカネミの油は名前を名乗らぬ人に持っていかれ、毒が入っていたかどうかの連絡もなかったという。
 被害を届け出た人は西日本一帯に1万4千人いる。しかし、九州大の油症研究班が作った基準で患者と認定されたのは2千人に満たない。奇妙なことに、毒油を一緒に食べた家族でさえ認定・未認定に分かれている。被害者であることを名乗り出ず、沈黙を守り続けている人も多い。治療法がないことや心ない差別が大きな理由である。
 子や孫の世代への影響を心配する人も少なくない。その懸念は調べるにつけ濃厚になってきた。だからこそ、親たちは差別を心配して被害の実態を語ろうとしない。どれくらいの被害者がいるのかを含め、被害の全容はわからないままである。
 カネミ倉庫は支払い能力がないという理由でいまだに賠償金を払っていない。認定患者への補償は、たった23万円の見舞金と医療費の一部を支払う「油症券」の支給だけ。次世代の影響を懸念される甚大な被害に対して、あまりにひど過ぎる。
 私は、カネミ油症について、ずっと忘れたいと思ってきた。だが被害者が高齢化していく中、「若い世代の誰かがやらねば」と、4年前から体験を話し、聞き取り調査を始めた。
 厚生労働省は今年初めて健康実態のアンケートを始めた。被害者が地元の政治家に働きかけてやっと実現した。遅すぎるし、対象は認定患者だけで、全容解明にはほど遠い。だがこの調査をきっかけに、手段を尽くして被害者がどのような状態に置かれているかを把握し、医療費の完全無料化や健康管理手当の支給など、不安を少しでも和らげる恒久対策を考えてほしい。
 食への信頼が揺らぐ事件が今も相次ぐ。企業や行政が自らの責任にきちんと向き合う姿勢を持たない限り、信頼は決して取り戻せないと思う。まずは、被害者の沈黙に甘えず、40年間放置してきたカネミ油症の救済に正面から向き合うべきである。(出典:朝日新聞2008年10月30日)

※なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内いたします。
http://blog.ohashilo.jp
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--
posted by 後藤富和 at 10:58| 環境

2014年10月06日

第12回生物多様性条約締約国会議

日本弁護士会連合会(日弁連)から派遣されて韓国の平昌で開幕されている「第12回生物多様性条約締約国会議(CBD-COP12)」に出席しています。
先ほど、勇壮な太鼓演奏で開幕しました。
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会場には世界各国の政府関係者、NGOが集まっています。日弁連もNGOとしての参加です。
posted by 後藤富和 at 10:40| 環境

2014年10月02日

原発なくそう!中央区の会原発学習会のご案内

「原発なくそう!中央区の会 原発学習会」のご案内

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原発なくそう!中央区の会では、大飯原発の差し止めを認めた福井地裁判決を通じて、原発の問題点について考える学習会を企画しました。
今、九州では川内原発の再稼働が問題となっていますが、福井地裁判決では、原発から半径250km内に住む市民には生命身体等「人格権」に対する具体的な危険性があるとして、原発の差し止めを認めました。
ここ福岡市中央区は玄海原発からわずか50kmしか離れていません。私達には原発の再稼働を阻止する当然の権利があります。
学習会では、原発なくそう!九州玄海訴訟弁護団の徳永由華弁護士を講師に、福井地裁判決を「人格権」「原発の危険性」「廃炉の緊急性」を学びます。
また、10月10日に開催された佐賀地裁口頭弁論期日における模擬法廷の模様を上映します。佐賀地裁の口頭弁論に参加できなかった方にも、原発なくそう!九州玄海訴訟の戦いの到達点を臨場感をもって感じていただけます。
原告の方も、まだ原告になっていない方も、どなたでもご参加いただけます。
原発問題に感心ある方のご参加をお待ちしています。
人数把握のため参加予定の方はその旨後藤までご連絡いただければと存じます。

日時 10月24日(金)18:30(20:00終了予定)
場所 中央市民センター第2会議室
内容 大飯原発判決解説(徳永由華弁護士)
佐賀地裁口頭弁論模擬法廷DVD上映
資料代 200円
主催 原発なくそう!中央区の会
連絡 後藤富和
Eメール gotou@ohashilo.jp
電話 092-512-1636
posted by 後藤富和 at 10:02| 環境

2014年09月26日

「未来へつなぐ方程式 原子力マフィアと原発再稼働」小出裕章講演会(

「未来へつなぐ方程式 原子力マフィアと原発再稼働」小出裕章(京都大学原子炉研究所)講演会(中央市民センター)

あれだけの事故を起こしながら反省せず、責任も取らず、原発を再稼働させようとしている彼らを原子力ムラというのは生ぬるい。彼らがやっているのは犯罪であり「原子力マフィア」と呼ぶべきもの。

JCO東海村の臨界事故
100%人が死ぬ被曝量 8グレイ
大内さんの被曝量 18グレイ
篠原さんの被曝量 10グレイ
被曝直後は大きな変化がなかった。
1か月後には皮膚がボロボロになった。皮膚だけでなく内部もボロボロ。
天文学的量の鎮痛剤(麻薬)を投与しても痛みで苦しんでいた。
83日間生き延びさせられて亡くなった。

被曝の単位:グレイ
被曝の影響は吸収するエネルギーで決まる。

生きものと放射線は相容れない(放射線のエネルギーの巨大さ)

遺伝情報を正確に伝えていくことが、生き物の不思議の核心です。
放射線は、遺伝情報がかきこまれたDNAを簡単に切断する。

ICRP-2007年勧告
約100ミリシーベルト以下の線量でもがん、遺伝的影響のリスク。
それにもかかわらず、日本政府や電力会社は低い線量なら安全だと嘘を言っている。

原子力を選んだことに責任がないのに、子どもたちは被曝に敏感

原子力発電は単なる湯沸かし装置

原発は機械で、機械は時に事故を起こす。
原発を動かしているのは人間で、誤りを犯さない人間はいない。
当然、小さな事故から大きな事故、そして破局的事故まで様々な事故が起こる。
破局的事故は「想定外」とした。
電力の危険は過疎地に押し付けた。

福島原発事故、今、進行中
事故は収束していない
すでに熔け落ちた炉心、それが今どこにあるかすら分からない(現場に行けないから)。
ひたすら水を注入して来たが、放射能汚染水が溢れている
果てしない放射能の封じ込め作業と労働者の被曝。東電の社員ではない7次、8次の下請け労働者。
すでに大量に放出された放射性物質
今現在、そして今後も続く住民の被曝
今後さらに大量放出のおそれ

除染ではなく移染

日本は「法治国家」か?
国民が法律を破ると国家は処罰する。
国は法律を変えて自ら処罰されないようにする。

汚染地に残れば被曝により、身体が傷つく
避難すれば生活や家庭が崩壊し、心が潰れる

変わってしまった世界の中で
人々が普通に生活する場所は放射線管理区域以上に汚れてしまった
この事態を許した大人としてどう生きるか
子どもを守るのが私たちの責務

自民党が原発を安全だと推進して来た。
電力会社、原子力産業、学者、裁判所
誰一人責任を取らない。

原子力マフィアは無傷で生き延びた。
忘れさせようとする策謀

新規制基準は破局事故を前提にする
「安全」基準ではなく「規制」基準
「ゼロリスク」の機械はない

おざなりな審査
九州には巨大な火山の爆発でできたカルデラが5つも並んでいる

取り残されて死んでいった人たち
彼らを非難させる方法はない
にもかかわらず、電力会社も自治体も金の猛者になって原発を再稼働させようとする

大切な事故責任
かつて戦争の時、大多数の日本人は戦争に協力した。騙されたからだと言い訳をする人もいる
もちろん大本営発表しか流されなかったし、戦争を止めることは誰にもできなかった。
国家によって殺された人もいた。しかし、ごく普通の人々が、戦争に反対する人を非国民と呼び、村八分にし、殺していった。
福島原発事故が起きた今、私たちがどのように生きるか、未来の子どもたちから必ず問われる。





posted by 後藤富和 at 20:16| 環境

2014年09月25日

【明日です】小出裕章講演会

原発に反対し続けてきた科学者からのメッセージ
原子力マフィアと原発再稼働 小出裕章講演会
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日 時:9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場 所:福岡市立中央市民センターホール 福岡市中央区赤坂2-5-8 TEL 092-714-5521
参加費:800円、避難者の参加費は400円。

主 催:さよなら原発!福岡
共 催:原発とめよう!九電本店前ひろば /「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団

連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば
(080-6420-6211・青柳)
posted by 後藤富和 at 07:35| 環境

2014年09月23日

9/28ストップ川内原発再稼働

☆9/28の鹿児島市天文館公園での全国集会に向けての往復バス 申し込み 募集
  < 往復4.000円 >
福岡天神日銀前に集合8:20発車8:30。帰りは日銀前、博多駅の順に停車します。
 申し込み先メール: hendrix1965317@gmail.com (浅野隆樹)
住所・氏名・電話 記載よろしくお願いいたします。
posted by 後藤富和 at 08:16| 環境

小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30 終わり21:00
場所: 福岡市立中央市民センターホール チラシ:http://tinyurl.com/prnr7bz

主 催:原発とめよう!九電本店前ひろば
    さよなら原発!福岡
共 催:「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
posted by 後藤富和 at 08:12| 環境

2014年09月11日

「原発なくそう!九州玄海訴訟」第11次提訴声明

【第11次提訴終了】昨日、九州玄海訴訟は11回目の追加提訴を行いました。原告総数は8500名を超えました。以下、提訴声明。

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    「原発なくそう!九州玄海訴訟」第11次提訴声明

 私たちは、本日、447名の原告をもって、国と九州電力を被告とし、玄海原発の全ての稼働差止等を求める第10次訴訟を佐賀地方裁判所に提起した。第1次から第10次原告と合わせて、8517名の原告を擁する歴史上最多数の原発訴訟である(国内47都道府県及び韓国・フランス・イタリア・スイス在住)。 

2011年3月11日の福島第一原発事故による被害は、将来の健康被害を含め、いまだその全容が明らかにならないほど甚大である。福島第一原発事故から3年6ヶ月経過しても、事故はいまだ収束していないし、約13万人もの避難者がいまだ故郷に戻れない状況も変わりない。

安倍政権は原発輸出及び再稼働政策を推進し、原子力規制委員会は新規制基準による適合性審査を進め、川内原発1・2号機の設計変更許可の審査案を了承するに至っている。政府の政策及び姿勢は、原発の本質的危険性に目をつぶり、福島第一原発事故の被害に正面から向き合おうとしないものものと言わざるを得ない。

他方、福井地裁は、5月21日、大飯原子力発電所3・4号機の運転差止訴訟において、同発電所から250km圏内の原告との関係での運転差し止めを命じる判決を言い渡した。同判決は、3・11の福島第一原発事故後に提起された脱原発訴訟として初めての判決であり、その判決で、原発の運転差止めが命じられた意義は大きい。同判決は、@原発を稼働する利益に対する人格権の優位性を高らかにうたい、A福島第一原発事故をわが国最大の公害であり、戦争や大規模自然災害以外では類例を見ない深刻な人格権侵害であること、B地震等の想定が楽観過ぎる見通しのもとに成り立っていること、Cいったん事故が起きれば「冷やす」「閉じ込める」機能を万全にすることはできないことなどを判示したのである。この判決から言えば、再稼働の審査に用いられている新規制基準も判決のいう「楽観的見通し」のもとに作られているものなので、安全性を確保する基準ではないことが、より一層明確になった。

3・11事故から3年6ヶ月以上経過する現在においても、新たに447名の原告新たにが加入し、玄海原発関連だけでも合計8500人を超える人々が裁判をしてでも原発の廃炉を願っているのであり、官邸前の毎週の脱原発デモ、川内原発の再稼働反対の行動などと合わせ見ても、国民の大多数の意思が脱原発であるのは明らかである。

われわれ原告団は、従来より、原発の危険性を自ら明らかにする取り組みをしてきた。「風船プロジェクト」では、放射性物質が数百q離れた遠距離まで飛ぶ可能性があること及び飛散方向も様々であることを明らかにし、広範囲の自治体が被害自治体として団結する基礎があることを明らかにした。また、対自治体への公開質問などを通じ、放射能被ばくを避ける実効的な避難がほぼ困難であることも明らかにした。新規制基準では、実効的避難計画の具備は審査対象にすらされていない。この状況の中で重大事故が起きる可能性もあることを前提とする原発再稼働は絶対許されない。

私たちは、「1万人原告」による裁判を実現し、国民世論の圧倒的な支持と連帯のもと、原発の再稼働を許さず、国と九州電力に玄海原発全ての稼働差止、その先に廃炉を求め、全ての原発廃炉を実現させるものである。

上記のとおり声明する。

     2014年9月10日
         「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団
posted by 後藤富和 at 10:12| 環境

2014年08月24日

エコツアー

福島原発事故被害者、川崎公害患者、高尾山保護の方、東京水俣病患者、東京大気汚染患者、スモン公害病など公害問題に取り組んで来た方々が首都圏、福島から諫早湾・有明海にエコツアーで来られましたので、有明海の漁師達と一緒に鹿島市で交流しました。
いわき市から来られた原発事故被害者の方が「ぜひ現地を見て下さい。現地の惨状を見たら原発再稼働は仕方ないと思っている人でも考えが変わる」と訴えておられました。
また、僕とあまり年が変わらない男性が子どもの頃、川崎で喘息び罹患した時のことを話され、「公害は気を許したころに入り込んでくる、絶対に戦い続けて下さい」と切実に訴えているのが胸に響きました。
posted by 後藤富和 at 23:11| 環境

2014年08月17日

視覚障害者

福岡県視覚障害者友好協会にお招きいただき、大飯原発差止福井地裁判決をベースに原発や再生可能エネルギーについてお話しいたしました。
昨年に引き続き、この学習会にはこども達も連れて行きました。
参加者が点字でメモをとっていたり、盲導犬と一緒に会場まで来ている姿を見るだけでも、こども達にとって勉強になると思います。
posted by 後藤富和 at 16:45| 環境

2014年08月14日

川内原発再稼働パブコメ

先程、「九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集」について以下のパブコメを提出しました。締め切りは明日(8/15)です。
パブコメは以下のサイトから提出できます。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198252311&Mode=0
みなさん、お忘れなく。

川内原子力発電所の再稼働には反対である。
1 はじめに
今回のパブコメ募集については、川内原発1・2号機の原子炉設置変更許可申請書に関する「審査書案」に対する科学的・技術的見地からの意見に限定しているが、後述するように原発事故が過去に例がない程の公害・環境破壊であり、重大な人権侵害であることからすると、原発の再稼働については科学的技術的な意見だけでなく人道的、倫理的な見地からの意見も求めて広く国民からの意見を募り、政府は国民の声に真摯に耳を傾けるべきである。今回のパブコメ募集は図らずも政府が国民の声を聴く姿勢がないことを露呈したものである。
今回のパブコメ募集が極めて不適切で不誠実なものであることを指摘して、以下に不本意ながら科学的・技術的な見地からの意見を述べる。
2 新規制基準は安全基準ではない
福島第一原子力発電所事故は、原発事故が過去に例がない程の公害・環境破壊であり、重大な人権侵害であることを示した。しかも、事故原因すら判明せず、被害は現在も継続しており、収束のめどすらたっていない。
それにも関わらず政府は原発の再稼働に向けた手続きを急いでいる。
そもそも新規制基準は、それに適合したからといって安全が確保されるものではない。新規制基準では過酷事故を完全に防ぐことができないことを基準を作った原子力規制委員会自体が認めるところである。
3 住民の避難を考えていない
この基準は、川内原発に大規模損壊が起きた場合に、原子炉と周辺住民とを十分離隔することができる場所があるか、避難経路を確保できるかを審査の対象にはしていない。
また、実行的な避難計画は策定されていない。
4 地震の影響を過小評価している
川内原発において基準地震動を620ガルと過小評価している。しかし、この基準地震動の策定にあたって、南海トラフと琉球トラフが連動する超巨大地震については想定されていない。
5 火山活動の影響を過小評価している
川内原発がある九州は、鹿児島地溝に沿って南北に、阿蘇カルデラ、加久藤・小林カルデラ、姶良カルデラ、阿多カルデラ、鬼界カルデラなど大噴火型カルデラがつながって存在している。にもかかわらず、これら一連のカルデラの大噴火について詳細な検討もしないまま「噴火の可能性は十分低い」と結論づけるのは科学的根拠のない楽観的な思考と言わざるを得ない。また、発生頻度が高いVEI(火山爆発指数)6以下の噴火の影響を過小に評価し、噴火を予知でき対応可能とするなど科学的な根拠もなく結論づけている。
これでは「日本では苛酷事故(シビアアクシデント)は起きない」との根拠のない「安全神話」に胡座をかき福島の悲劇を招いたのと同じ道を辿ると言わざるを得ない。
6 テロなど人為的な事故には無防備である
航空機によるテロリズムなど人為的な故意による破壊活動に対してはわが国の原発は無防備である。
7 まとめ
このように、 川内原発1・2号機の原子炉設置変更許可申請書に関する「審査書案」は、科学的・技術的見地から見て欠陥ばかりであり、これに基づいた再稼働は許されるものではない。
【参考】
日本弁護士連合会「川内原子力発電所の適合性審査書案に対する意見書」
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2014/140806.html
posted by 後藤富和 at 09:09| 環境

2014年07月31日

ストップ川内原発再稼働!

鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する
8/31 川内に行こう! 全九州、日本、韓国・台湾から 結集!
        私たちの人生の一日はこの日に!
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☆鹿児島川内行 申し込み 募集
・貸し切りバス 福岡・川内往復 5.000円
 福岡乗車場所 福岡天神日銀前 午前8時発 午後10時過ぎ着(予定)
 申し込み先メール: hendrix1965317@gmail.com (浅野隆樹)
住所・氏名・電話 記載よろしくお願いいたします。
 申し込み締め切り: 8月20日。できるだけ早めによろしく。
 連絡先: 080-6420-6211 (青柳行信)

●ストップ川内原発再稼働!8.31九州・鹿児島川内行動●
http://ameblo.jp/yaaogi/
・カンパ送り先
郵便振込 加入者名 さよなら原発! 福岡 口座番号 01770-5-71599
<通信欄に8.31集会と明記>
posted by 後藤富和 at 20:13| 環境

2014年07月28日

日本の原発は周回遅れ

テレビ朝日の報道ステーションでフィンランドのオルキルオト原発の紹介がされています。
http://urx.nu/arOq 
日本とフィンランド、経済でくらべれば圧倒的に日本が勝りますが、命の尊厳についての配慮は圧倒的にフィンランドが勝ってますね。小泉さんがオンカロに行って変わったと言うけど、我が国の途上国性にあらためて驚かされます。ニュースの中では「周回遅れ」と評されています。

世界の原発の安全基準を特集。安倍晋三総理大臣は川内原発が審査した日に「世界で最も厳しい安全基準」と語りました。。そこでフィンランドのオルキルオト原発を訪れました。ここでは設計段階から施された数々の安全対策があります。そこでは二重の格納容器が設置されています。他にもメルトダウンへの対策もされています。TVOのエサ・マンノラ顧問は「何よりも安全であることを優先する」と語りました。
2014年7月25日放送 22:32 - 22:38 テレビ朝日

今、原子力規制委員会が川内原発の審査書案を発表し、そのパブリッコメントが受け付けされています。

その内容が科学的・技術的なものに限るとされており、不当な要求ではありますが、科学的・技術的なもの以外の内容を提出してもカウントされないので、このテレビ番組のような理解しやすい情報を良く勉強して、大量のパブリッコメントを提出することが、川内原発再稼働反対の大きな意思表示になると思われます。
posted by 後藤富和 at 10:49| 環境

2014年07月14日

明日のterra cafe kenpou

明日(7/15)のterra cafe kenpouは、
後藤富和弁護士(福岡県弁護士会公害環境委員会委員長、日本弁護士連合会公害対策環境保全委員会自然保護部会前部会長)を講師に、諫早湾干拓問題、大飯原発判決を題材に、人格権(憲法13、25条)について学びます。
大飯原発差止判決の解説もいたします。

ぜひご参加ください。若者でなくても遠慮なしにご参加ください。
お楽しみに。

月日 7月15日(火)
時間 19:00-21:00
学習会終了後希望者で交流会を行います(参加費2000円。学生1000円)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
テーマ 環境問題と人権、憲法
講師 後藤富和弁護士
posted by 後藤富和 at 19:47| 環境

2014年07月12日

環境問題と人権・憲法(大飯原発差止判決)

来週(7/15)のterra cafe kenpouは、
後藤富和弁護士(福岡県弁護士会公害環境委員会委員長、日本弁護士連合会公害対策環境保全委員会自然保護部会前部会長)を講師に、諫早湾干拓問題、大飯原発判決を題材に、人格権(憲法13、25条)について学びます。
大飯原発差止判決の解説もいたします。

ぜひご参加ください。若者でなくても遠慮なしにご参加ください。
お楽しみに。

月日 7月15日(火)
時間 19:00-21:00
学習会終了後希望者で交流会を行います(参加費2000円。学生1000円)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
テーマ 環境問題と人権、憲法
講師 後藤富和弁護士
posted by 後藤富和 at 16:13| 環境

2014年07月09日

昨夜のterra cafe kenpou

昨夜のterra cafe kenpouでは、よみがえれ!有明訴訟弁護団の堀良一弁護士を講師に「環境問題と人権・憲法」について学びました。
27名が参加。
冒頭、堀弁護士は、集団的自衛権閣議決定はケシカラン。歯止めが効くというが、首相と数人の閣僚が決めたことに対し、私達国民は秘密保護法によって検証すらできない。こんなことがまかり通るような国は危ない。
私たちは主権者としてしっかり勉強すること。こういう政治家を許さない。

憲法改正の際に持ち出されるのが「環境問題」。
改憲したい政治家は今の憲法では環境が守れないという。
環境を破壊してきた者たちに言われたくない。

憲法とはなんだろうか。
憲法の3つの基本原理(人権、民主主義、平和)を支えている価値観は「個人の尊重」(憲法13,25条)。そして「法の支配」(国家権力に好き勝手をさせない。立憲主義)。

国の存在理由は、国民ひとりひとりの幸せを実現すること。そのために国家機関がある。

憲法に規定されている人権は歴史的に虐げられてきた権利を例示したもの。人権は個人の尊重を実現するためにあるものだから、個人の尊重を実現するために必要な権利であれば、規定がなくても人権として柔軟に保障するのが憲法の趣旨。

良好な環境を享受すること、国にそれを要求すること、それが「環境権」。

環境問題の背景
・人口問題
・科学技術の発達

生態系サービスとそれによってもたらされる人間サイドの福利効果(ミレニアム生態系評価)

生物種の絶滅のスピードが加速。

環境は限りがある(環境は有限で、自然の復元力には限界がある)
世代間の公平(今の世代で利用し尽くしてはいけない)
自然と人間の共生

ネイティブアメリカンの言葉
「自然に逆らう文化は野蛮」
「7代先まで考えて行動せよ」
「この自然は先祖からの授かりものではなく、子どもたちからの預かりもの」

われわれ生命の存在、生命を育む地球は、宇宙の中で稀有な存在。

和白干潟の野鳥
クロツラヘラサギ
博多湾人工島事業の問題

諫早湾干拓事業

「美しい・珍しい」から普遍的な自然の価値を保護

「環境権」の中身
日弁連提唱の「自然享有権」に注目
市民訴訟条項、団体条項の必要性
予防原則
今、政府がいう「環境権」を性急に憲法に盛り込むのは危険。

来週(7/15)は、
後藤富和弁護士(福岡県弁護士会公害環境委員会委員長、日本弁護士連合会公害対策環境保全委員会自然保護部会前部会長)を講師に、諫早湾干拓問題、生物多様性保全、大飯原発判決を題材に、人格権(憲法13、25条)について学びます。

ぜひご参加ください。若者でなくても遠慮なしにご参加ください。
お楽しみに。

月日 7月15日(火)
時間 19:00-21:00
学習会終了後希望者で交流会を行います(参加費2000円。学生1000円)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
テーマ 環境問題と人権、憲法
講師 後藤富和弁護士
posted by 後藤富和 at 20:22| 環境

2014年07月07日

明日のterra cafe kenpou

若者憲法学習会「terra cafe kenpou (テラ・カフェ・憲法)」では、毎週火曜日の夜、福岡市中央区天神のお寺に集まって様々な人権問題を題材に憲法の学習をしています。
今週と来週は「環境問題と人権、憲法」について学習します。

明日(7/8)は、
堀良一弁護士(よみがえれ!有明訴訟弁護団事務局長、ラムサールネットワーク日本共同代表)を講師に招き、諫早湾干拓問題や、湿地の保全、国際的な環境保護活動を題材に、環境問題と人権、憲法について学びます。

来週(7/15)は、
後藤富和弁護士(福岡県弁護士会公害環境委員会委員長、日本弁護士連合会公害対策環境保全委員会自然保護部会前部会長)を講師に、諫早湾干拓問題、生物多様性保全、大飯原発判決を題材に、人格権(憲法13、25条)について学びます。

堀良一弁護士は、博多湾人工島問題に取り組み、現在は、ギロチン(諫早湾干拓事業)によって破壊された有明海の再生に取り組むとともに、環境保護NGOの代表として、わが国そして東アジアの湿地・生物多様性保全活動に取り組んでいます。
今年10月に韓国の平昌市で開催される第12回生物多様性条約締約国会議では、諫早湾の開門に対する日本政府の態度、ラムサールネットワーク日本や日本弁護士連合会の活動が注目されています。

ぜひご参加ください。若者でなくても遠慮なしにご参加ください。
お楽しみに。

月日 7月8日(火)、7月15日(火)
時間 19:00-21:00
学習会終了後希望者で交流会を行います(参加費2000円。学生1000円)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
テーマ 環境問題と人権、憲法
講師 堀良一弁護士(7/8)
後藤富和弁護士(7/15)
posted by 後藤富和 at 12:31| 環境

2014年07月04日

第9回裁判意見陳述】作家・早乙女勝元さんの意見陳述

【第9回裁判意見陳述】作家・早乙女勝元さんの意見陳述書です。
原告 早乙女 勝元

第1 はじめに
私は作家の一人でして、著書150冊ほど、そして「東京大空襲・戦災資料センター」の館長を仰せつかっております。
私がなぜこの訴訟に参加したのか、なぜ、今日、意見陳述をするのかを理解してもらうためには、まず、私どもが、けんめいになって語り継いでいる『東京大空襲』とは何か。それを少しご説明しなければなりません。『東京大空襲』のことを、この場でお話しすることで、戦争と原発に共通する問題性がはっきりわかるとともに、両者の決定的な違いも明らかになるからです。

第2 東京大空襲が起きた背景や当時の状況
1944(昭和19)年、今から70年前になりますが、日本が仕掛けた戦争の形態が、がらっと変わりました。それまでの戦場は海の彼方にあって、日本軍は「東洋平和」を旗印に、海を越えていったわけですが、その戦場が、国内の都市部へと飛び火したのです。
当時の日本の国土は「銃後」と呼ばれていましたが、なぜ戦場化したのかといえば、アメリカが日本向けに開発した爆撃機B29の登場によってです。

もはや戦局は下り坂でして、東京から2300キロ地点のサイパン、テニアン、グアムの3つの島が、B29の前線基地となり、ここを飛び立つB29は、東京を主にして、日本中の都市をターゲットにすることができました。

そして、不気味なサイレンの鳴りやまぬ日々となり、戦争最後の年を迎えます。

わが家は、東京下町の向島区(現墨田区)にあって、私は12歳。今でいう中一の生徒ですが、少国民も勤労動員で、隅田川沿岸の大鉄工場で、手榴弾作りにあけくれていました。
日本は神国と教えられ、やがて神風が吹いてくれると信じていましたが、連日連夜の空襲で、地方にツテがないため疎開もできず、神風を待って東京に踏みとどまっていました。

第3 空前絶後の被害を出した東京大空襲 
東京はB29による空襲が100回余もありましたが、ケタ外れの人命被害を出したのが、1945年3月10日未明の、東京大空襲です。その夜、300機ものB29が、超低空で東京下町地区を襲い、新型のナパーム性焼夷弾1700トンを、雨アラレとぶちまけました。折からの北風にあおられた火災は、またたくまに燃え広がって、超人口密集地帯の木造家屋をなめつくしていくことになりました。
私たちは火の粉の激流を掻きわけながら逃げましたが、焼夷弾の一発はすぐ左側の電柱に突き刺さり、電柱がマッチ棒のようにばっと火を噴き、すぐ前を走っていた男が、火を振り払おうとコマみたいに回転している光景を、忘れることができません。生きるも死ぬも紙一重でした。

ある母親の体験ですが、突然、背中の子どもが、ギャーッと異様な声で泣きわめき、あわてて子どもをおろして胸に抱くと、口の中が真っ赤っ赤。血じゃありません。火の粉が泣いている口ん中に入って、喉をふさいでカーッと燃えている。それを指で掻き出しながら、逃げたといいます。

まさに地獄の業火の中を、人びとは逃げまどい、一瞬のうちに火だるまになっていったのです。爆撃は二時間余で終了しましたが、猛火は下町の大半を焦土に変え、100万人が家を焼け出され、死者は10万人で、そのほとんどが、男たちを戦場に送り出した留守家族の女性や子ども、お年よりたちだったのです。

世界の戦争史で、いかなる激戦地といえども、こんな短時間で、これだけの将兵が失われた例はありません。人類史上空前の大量殺戮都市は東京であり、沖縄の地上戦に広島・長崎の惨禍と続くのです。

第4 戦争の終結と私の進むべき道
3月10日正午、焼け残りの家のラジオは、東京大空襲による政府発表を告げましたが、その中に、私の承服できぬ一行があります。「都内各所に火災を生じたるも、宮内省主馬寮は2時35分、其の他は8時頃迄に鎮火せり」で、100万人の罹災者と、10万人の都民のいのちは、「其の他」の三文字で片付けられたのです。

当時の民間人は、「臣民」「赤子」「民草」と称され、人権など爪のアカほどもなく、雑草並みの存在でしかなかったのです。

B29による無差別爆撃は東京から、名古屋、大阪、神戸、横浜と続き、五大都市爆撃が終了した6月以降は、中小地方都市爆撃へと移行。日本中のほとんどの都市がガレキだらけとなり、最後の止めが二発の原爆で、8月15日正午、やっと戦争が終わりました。

この年、1945年度の日本人の平均寿命は、男性23・9歳、女性は37・5歳でしかありませんでした。

敗戦の翌年、私は当時の国民学校高等科を終えて、町工場勤めのミニ社会人となりましたが、貧困家庭故に、大学はおろか高校も出ていません。自分で自分があわれに思える青春でしたが、もっとあわれな、炎の中に消えていった友のことを考えました。声なき友は、私に語りかけるのです。

「君だけは生き残らせてやろう。そのかわりに、戦争で命を絶たれた子どもたちのことを、語り継いでいってくれるかね。最後の一人になってでも、戦争絶対反対を叫び続けてくれるかね?」

「はい」とうなずいて、私の生きていく道は決まりました。

第5 東京大空襲を語り継ぐその後の活動 
1950(昭和25)年に、朝鮮戦争が始まると、あのB29が東京の横田基地、埼玉県の入間基地から出撃していきました。その爆撃の下がどうなっているのか。私はいたたまれぬ思いで、自分が過ごしてきた少年期の戦争を振りかえり、町工場に働きながら自分史『下町の故郷』を書き上げて、最初の著作となりました。20歳でした。直木賞候補作にすいせんしてくれる作家もいました。

1970年、私は「東京空襲を記録する会」の発足を呼びかけ、多くの文化人の協力を得て、美濃部東京都知事に陳情しました。革新都政の援助によって、全5巻からなる大資料集『東京大空襲・戦災誌』(菊池寛賞)を、三年がかりでまとめましたが、空襲を記録する運動は全国に波及して、各都市に記録する会が誕生、民間人の戦禍の記録を後世にという、大きな流れになっていったのです。

しかし、東京都議会の一部の勢力によって、平和祈念館建設計画は凍結され、やむにやまれず民間募金によって、現在の「東京大空襲・戦災資料センター」が開館にこぎつけたのは、13年前のことです。用地はある罹災者の無償提供によるものです。

言い出しっぺは私ですが、何事もすべては一人から始まることに、確信を持ちました。その一なる声に道理と感動がともなえば、無限大に広がっていく、ということ。一人は微力ですが、こだわって生きれば、それなりのことはあります。

第6 戦争を語り継ぐ人間がなぜ原発訴訟に参加するのか
その私は、東日本大震災による福島県の被災地に二度ほど調査入りをしました。南相馬市の小高区、「帰還困難区域」の浪江町ですが、息が詰まるほどの衝撃を受けました。

その惨状たるや、10万人が一夜で死んだ東京大空襲の焼け野原に似ていませんか、と聞かれました。たしかに酷似している点があります。それは、ごく当たり前の穏やかな日常を、一瞬にして非日常にしてしまう点です。10万人をわずか2時間余りで殺し尽くし東京の下町を瞬時に焦土と化した大空襲。

片や爆弾も業火も使わずとも、目に見えない放射能による健康被害によって、そこに住む人々を残らず立ち退かせ、ゴーストタウンに変えてしまう原発。フクシマで目の当たりにした崩れかけた無人の町並みの先は、まさに戦場を思わせる絶望的な荒廃状態でした。

けれど、原発問題と戦争や空襲とでは、決定的に違うことがあります。

8月15日、戦争終結の報と同時に、人びとは焼けトタンを拾い集めてきて、雨露をしのぐ場を確保しました。いわゆる壕舎生活があすこにもここにも。国破れても山河ありだったのです。

ところが、私の見た福島県の被災地では、それができない。放射能汚染が続く限り、この先、何十年、何百年、あるいは半永久的にその土地では生活はおろか、近寄ることさえできない。たかだか電気を生み出すためだけの原発のために、何世代にも渡って住み慣れた土地を奪われることなど、許されていいはずがありません。

生活の基盤たる故郷を失い、家族と離散し、生きていく上でのありとあらゆるものを根こそぎ奪われた人びとに、東京大空襲を生きのびた私の思いは重なります。一体何が収束か、原発の再稼働・輸出の政府の動きは、もってのほかです。戦争も原発も、絶対に次の世代に残すべきではありません。

東京大空襲、そして戦争を語り継ぐことをライフワークとしてきた82歳の私が、今、原発訴訟に参加し、原発なくせと訴えるのは、経済よりも命を優先する社会、「穏やかな日常」を安心して過ごせる社会へと変えたいからです。命ある限り、最後の一人になってでも絶対反対を叫び続ける気概を、この原発訴訟に参加している原告一人一人の皆さんとともに持ち続けたい。そのような思いで、このたび原告になったという次第です。今ならまだ間に合う。子どもたちや孫たちのために、もうひとふんばりするつもりです。
                           以 上
posted by 後藤富和 at 18:31| 環境

【第9回裁判意見陳述】原告・後藤文治さんの意見陳述

【第9回裁判意見陳述】原告・後藤文治さんの意見陳述書です。
第1 はじめに
私は,乳製品を作る企業に勤め,1966年5月に転勤で福島に来ました。その後福島で結婚し,二人の子供を育て,福島で定年を迎えた後は介護の仕事をしながら好きな釣りと家庭菜園をして48年間に渡って福島で暮らしてきました。この意見陳述では私のささやかな幸せや友人関係が原発事故によっていかに破壊されていったかについて述べさせていただきます。
第2 震災当時の様子
2011年3月11日の震災当時,私は,妻と長女と3人で福島市内にある団地に住んでいました。東京電力福島第一原発から北西に約60qのところです。私の家はたまたま固い地盤の上に建っていたためか,地震の被害はわずかでしたが,その後,食料品や水が不足するという過酷な日々が始まりました。私は,原発が爆発したことや避難指示区域が原発から20キロ,30キロと線引きされる様子をテレビで見ながら,福島市内には何の指示も出なかったので,私たちの住む場所は放射能汚染の心配はないのだと思っていました。
事故から数か月後,私は自宅の放射線量を測りました。すると室内で毎時0.5マイクロシーベルト,庭では1〜1.5マイクロシーベルト,樋から流れ落ちる水の所や側溝の砂は3〜3.8マイクロシーベルトでした。私はこの数値を見て,福島市内も危ない,政府は信じられない,ここで生活し続けていいのかと焦りました。自分も被曝している,自分の住む場所も放射能で汚染されていることを痛感したのです。
第3 友人との交流が断たれたこと
私は48年間福島に住み,多くの友と出会いました。私は釣りが大好きで,月に3〜4回,友人と渓流釣りや海釣りに出かけていました。息子が小さなころは息子も連れて行きました。相馬の海に行き,カレイやアナゴを釣り,家から30分ほどのところにあるきれいな渓流でヤマメやイワナ釣りを楽しみました。渓流釣りは,「朝駆け」といってよく釣れる夜明けころが勝負です。私は友人と夜明け前から出かけ,午前中の釣りを楽しみ,午後は山を下りながら四季折々の山菜を摘み,家に戻ってから釣った魚や山菜を調理し,それをつまみに酒を飲みました。気の置けない友人と夜遅くまで釣りの自慢話や政治談議に花を咲かせ,怒ったり笑ったりして過ごす時間が本当に好きでした。
私には30年来の釣り仲間で米農家の友人がいます。私は彼の作る米が美味いので,毎年毎年買って食べていました。私は彼の米をもっと美味しく食べる為に,10キロずつに分けて精米し,精米したばかりの米を炊くようにしていました。
しかし,震災後,私は米への放射能汚染があることを知り,彼から米を買うことができなくなりました。私が彼に「もう米は買えねえんだ。すまねえ。」と言うと,彼は私を責めることもせず,ただ苦笑いしながら「そうだよな。仕方ねえな。」と言いました。私はそのときの申し訳ない気持ちと彼の苦笑いした表情を忘れることができません。
その後,彼とも多くの釣り仲間とも渓流釣りや相馬の海に行くことがなくなりました。決してケンカしたわけでも仲が悪くなったわけでもありません。ときどき会えば笑って話をするし,お互いのことを気にかけています。しかし,何か言い出せない,切り出してはいけない話題があるような気がして,酒を飲みながら釣りの話に花を咲かせていたころのような楽しさを感じることがなくなりました。自分たちが望んだわけでもないのに,友人との関係が少しずつ冷えていくような,消えていくような気がしました。
第4 収穫物を通した友人との交流が失われたこと
私は,家から5分のところに畑を借り,野菜を作っていました。農家の方が手取り足取り教えてくれて,すくすくと育つ野菜を見ていると,妻や娘に食べさせてやろう,福岡の息子に送ってやろうと家族のことを思い起こすのです。ようやく収穫の時を迎え,獲れたばかりのキュウリのみずみずしさは格別です。ホウレンソウも何もつけずにその甘味だけで美味しく食べられます。スーパーで買う野菜とは全然違うのです。
できた野菜は友人たちにもおすそわけします。「うまいのできたからな。食べてみてくれ。」と野菜を渡すと,友人からは「これ,うちで作ったやつだ。もってけ。」といって違う野菜を渡されます。たわいもないやり取りですが,お互いの成果を認め合うような気持ちがして,今思えば実にすがすがしいやり取りでした。
しかし,原発事故後,農作物への放射能汚染があることから,私は畑に行くことを止めました。しかし,野菜作りを続ける友人は「線量を測ってもらった。大丈夫だから…」と申し訳なさそうに野菜をくれるのです。私は「ありがとう」と言って受け取りますが,汚染が心配で,どうしても食べられず,悪いなあと思いながらもらった野菜を捨ててしまったことがありました。以前のようなすがすがしいやり取りが友人への後ろめたさや罪悪感に変わってしまいました。
第5 孫に福島を見せたかったこと
妻と長女と私は,長年住み慣れた福島の家を離れ,今年の3月,息子夫婦と孫が住む福岡に来ました。福岡に来た当初,公園で遊ぶ楽しそうな子どもの声が聞こえたとき,私は驚きました。私は,事故後の福島で,外で遊ぶ元気な子どもの声をずっと聞いていなかったのです。
私の孫はもうすぐ2歳になります。その孫は福島に来たことはありません。あの事故が無ければ,私は孫に「うつくしま」と呼ばれる福島の豊かな自然を見せたかった。私がかつて息子と行ったように,孫と一緒に山に行きヤマメを釣りたかった。相馬の海を見せたかった。そして,私達が福島で食べている同じものを,私が作った野菜を孫にも食べてもらいたかった。おじいちゃんやおばあちゃんが福島でどんな生活をしているのか,孫にも味わって欲しかったのです。
第6 さいごに
私はこの世に生を受けてから,社会の一員として真面目に人生を歩み,家庭を持ち,何十年とかけて人との絆を,信頼関係を築いてきました。家族,友人,同僚と,互いに助け合いながら楽しく人生を送ろうとしてきました。私が長い人生の道のりで作り上げてきた平凡でごく普通の生活,家族との暮らし,友人と行く釣り,酒を飲みながら交わすたわいもない話,友人の作った米やみずみずしいキュウリを食べ,野菜を渡しあう時の友との会話。これらが私のかけがえのない宝であり,私の最大の幸福です。しかし,原発事故は一瞬にして私の幸せを奪い去りました。私はその原発を憎んでいます。そして私は,誤った判断をし続けてきた電力会社と政府を信用していません。玄海の原発が,そして全国の原発が動くことは,どれだけの小さな幸せを奪うことになるのか裁判官に想像していただきたい。憲法は,一人一人を尊重し,それぞれの幸せを追求することを保障してくれていると聞きました。もう二度と私の小さな幸せを奪われたくない。原発を認めず,この私の普通の生活を保障していただけるようお願いしまして私の陳述を終わります。                   以上
posted by 後藤富和 at 18:24| 環境

【日弁連】新規制基準における原子力発電所の設置許可(設置変更許可)要件に関する意見書

日弁連は、2014年6月20日付けで「新規制基準における原子力発電所の設置許可(設置変更許可)要件に関する意見書」を取りまとめ、原子力規制委員会委員長、環境大臣及び経済産業大臣に提出しました。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2014/140620_2.html

原子力規制委員会は、新規制基準には以下の点に関する審査基準が欠けているので、既設の原子力発電所についての設置変更許可の適合性審査を停止すべきである。

1 原子炉と周辺住民との間に、福島第一原子力発電所事故を踏まえた離隔がとられていること。

2 事故時に、周辺住民が安全に避難できる避難計画が策定されていること。
posted by 後藤富和 at 17:44| 環境

【日弁連】リニア新幹線意見書

日弁連は「リニア中央新幹線計画につき慎重な再検討を求める意見書」を2014年6月19日に取りまとめ、同月25日に国土交通大臣及び東海旅客鉄道株式会社代表取締役社長へ意見書を提出いたしました。

東海旅客鉄道株式会社(以下「JR東海」という。)のリニア中央新幹線計画について、@南アルプスをトンネルで貫くことなどによる自然環境に対する悪影響、A低周波音や強い電磁波の発生のおそれ、B工事に伴う残土等処理等の問題、C過大な電力消費、D交通機関としての安全性などから、様々な懸念が指摘されていることを踏まえて、以下の措置を求める。

1 JR東海の環境影響評価書に関して、国土交通大臣は、環境大臣の意見を踏まえつつ、環境影響評価法第24条の規定により、JR東海に対し、前記@ないしCの懸念等を徹底的に再検討した上、補正等が必要である旨の意見を述べるべきである。

2 国土交通大臣は、全国新幹線鉄道整備法第9条第1項の規定による認可のためにJR東海の工事実施計画を審査するに際しては、前記@ないしDの懸念が解消されるまでは認可をするべきではなく、リニア中央新幹線計画を慎重に再検討すべきである。

3 JR東海は、十分な情報公開を行うとともに、着工を急ぐことなく、前記@ないしDの懸念が解消されるよう、リニア中央新幹線計画を慎重に再検討すべきである。

http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2014/140619_4.html
posted by 後藤富和 at 17:10| 環境

環境問題と憲法(来週、再来週のterra cafe kenpou)

若者憲法学習会「terra cafe kenpou (テラ・カフェ・憲法)」では、毎週火曜日の夜、福岡市中央区天神のお寺に集まって様々な人権問題を題材に憲法の学習をしています。
来週と今週は「環境問題と人権、憲法」について学習します。

来週(7/8)は、
堀良一弁護士(よみがえれ!有明訴訟弁護団事務局長、ラムサールネットワーク日本共同代表)を講師に招き、諫早湾干拓問題や、湿地の保全、国際的な環境保護活動を題材に、環境問題と人権、憲法について学びます。

再来週(7/15)は、
後藤富和弁護士(福岡県弁護士会公害環境委員会委員長、日本弁護士連合会公害対策環境保全委員会自然保護部会前部会長)を講師に、諫早湾干拓問題、生物多様性保全、大飯原発判決を題材に、人格権(憲法13、25条)について学びます。

堀良一弁護士は、博多湾人工島問題に取り組み、現在は、ギロチン(諫早湾干拓事業)によって破壊された有明海の再生に取り組むとともに、環境保護NGOの代表として、わが国そして東アジアの湿地・生物多様性保全活動に取り組んでいます。
今年10月に韓国の平昌市で開催される第12回生物多様性条約締約国会議では、諫早湾の開門に対する日本政府の態度、ラムサールネットワーク日本や日本弁護士連合会の活動が注目されています。

ぜひご参加ください。若者でなくても遠慮なしにご参加ください。
お楽しみに。

月日 7月8日(火)、7月15日(火)
時間 19:00-21:00
学習会終了後希望者で交流会を行います(参加費2000円。学生1000円)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
テーマ 環境問題と人権、憲法
講師 堀良一弁護士(7/8)
後藤富和弁護士(7/15)
posted by 後藤富和 at 14:50| 環境

2014年06月17日

【書籍案内】風がおしえる未来予想図

弁護団の後藤です。

風船プロジェクト実行委員会が編集した「風がおしえる未来予想図」ですが、現在、amazonのベストセラーランキング「核・原発問題」で19位の売り上げとなっています。
初版売り切れの場合は第2刷の出版も検討しますので、遠慮なくご注文下さい。もちろん、書店やamazonでもお買い求めいただけます。

Amazon ベストセラー商品ランキング
19位 ─ 本 > 科学・テクノロジー > エネルギー > 核・原発問題
31位 ─ 本 > 社会・政治 > 環境・エコロジー
posted by 後藤富和 at 20:14| 環境

公害・環境ニュース57号

私が所属している日弁連公害対策・環境保全委員会で、公害・環境ニュース57号を発行いたしましたのでお知らせします。

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【公害・環境ニュース最新号のお知らせ】

日弁連公害対策・環境保全委員会では,
公害・環境ニュース57号を発行いたしました。

当委員会は公害・環境ニュースを年3回発行し,公害・環境問題へのこれまでの
日弁連,弁護士会,弁護士の取組の一部を紹介しております。
本ニュースを通じて,公害・環境問題への理解にお役立ていただければ幸いです。
日弁連ホームページに掲載しておりますので,御覧ください。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/enviroment.html#kogai_03

■公害・環境ニュース57号

・日弁連公害対策・環境保全委員会発足45周年記念シンポジウム「災害復興と持
続可能性〜防潮堤問題から考える〜」開催報告
・第57回人権擁護大会シンポジウム第1分科会実行委員会の青森現地調査報告
・長崎県に対し石木ダム事業の中止を求めていきます
・天草・路木ダム訴訟でダムの違法性を認定
・御津虎倉参廃処理施設建設差止訴訟の控訴審判決の紹介
・水俣病被害者互助会訴訟の熊本地方裁判所判決の紹介
・国道2号線道路公害差止訴訟の控訴審判決の紹介
・リニア新幹線問題PTの発足

■バックナンバーはこちらから御覧いただけます。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/enviroment/Environment_library.html
posted by 後藤富和 at 17:39| 環境

2014年06月11日

九電交渉

本日午後は、原発再稼働申請の取り下げを求めて九州電力と交渉を行いました。

事前に要請書を渡していたが文書による回答はありませんでした。
また、瓜生社長の出席およびコメントはありませんでした。

当方:いつも要請しているが、今後、回答は文書ですること、文書による回答ができない場合は社長が出席の上口頭で回答すること。

要請1
当方:格納容器の水蒸気爆発が起こらないことを証明してください。世界中で行われた実験結果ではスウェーデン国立大学の実験を除き水蒸気爆発が起きている。スウェーデンの実験以外に水蒸気爆発が起きなかった実験はあるのか。
回答:詳しくはないので調べた上で回答する。
当方:水蒸気爆発が起きたらどうなる。
回答:私たちのプラントでは起こらないのですが、一般論として、そこにある機器に何らかの影響があるのではないか。
当方:格納容器まで破壊されるのではないか。
回答:格納容器の破壊にまで至らないように冷却する。
当方:14気圧で格納容器は吹っ飛ぶはずだ。水蒸気爆発が起これば、玄海原発はすべて吹き飛びカルデラになるだろう。
回答:お答えできません。
当方:注水しあえて水蒸気爆発が起こるような対策をするのか。
回答:私たちの評価では水蒸気爆発は起こりませんが、落ちた燃料を冷やすために冷却水が必要。
当方:2800度もの高温になっている燃料を水で冷やせるのか。
回答:冷やします。
当方:ヨーロッパではコアキャッチャーで受けるようにしているが。
回答:コアキャッチャーでも、九電がやっているキャビティーであろうが、水で冷やすという点は同じ。
当方:コアキャッチャーとキャビティーでは全然違うだろう。


要請2:格納容器に水素爆発、水素・一酸化炭素爆発が起きないことを証明してください。
当方:水素の爆発限界は4%。それなのにイグナイタで8%で燃焼できるというのか。イグナイタが原因で爆発するのではないか。
回答:水素の爆発限界については知りませんでしたので調べます。多分、4%での爆発は大したことではないのではないか。
当方:一酸化炭素爆発は。
回答:大量の一酸化炭素の発生はないと考えている。
当方:水がなくて炉心溶融でコンクリートに触れた場合に発生する一酸化炭素の量は計算はしているのか。
回答:水がないという状態を想定していないので、そういう評価はしていない。そういう計算をやったかどうかも分からないので確認する。
当方:九州電力は水があればコンクリートとの反応が起きないと言われているが、世界各国の実験では水の中でもコンクリート反応が起きている。水でコリウムは冷やせない。どういう根拠で水の中だと冷やせると言うのか。
回答:・・・・・。

要請3 玄海3,4号機に航空機が衝突した場合、格納容器が破壊されないことを証明してください。
回答:格納容器が壊れるかどうかではなくて、航空機が衝突した時の大規模損壊時の手順書の整備、体制の整備、設備資機材の整備などを審査会合の中で説明している。
当方:航空機の衝突により放射性物質が飛散することは想定していないのか。万が一の時に取り返しのつかないような事態を招くような物を設置していいのか。
回答:福島の事故のようなことを起こさないこととして国の審査を受けている。
当方:それならば、福島の原因が分かるまでは動かすべきではないのではないか。
回答:当社としては事故が各段階に応じて幾重にも対策を行っている。福島の事故については特にデブリの状態については分かっていない。しかし、福島第一と比べて福島第二は冷温停止状態にまで至った。その福島第二を踏まえて対策を行っている。
当方:ドイツのメルケル首相が脱原発を決めたのは航空機に対しては無力であるとのこと。航空機が原発に衝突した場合、放射能は漏れないの。
回答:その場合でも可搬型の電源などで冷却ができるような対策を取る。
当方:冷却云々ではなく、原子炉本体が木っ端微塵になるのではないか。それは想定しているのか。
回答:確報容器の破損個所に水をかけるなどの対策を。格納容器が破損したからといって放射性物質が大量放出するわけではないので、その中に閉じ込めることができる。

posted by 後藤富和 at 15:37| 環境

2014年06月08日

【書籍】風がおしえる未来予想図

風船プロジェクトの本「風がおしえる未来予想図 脱原発・風船プロジェクト〜私たちの挑戦」売れています。
私も100冊取り寄せたのですが数日で81冊も売れました。
写真.JPG
大飯原発差止訴訟の福井地裁判決では、原発から少なくとも250km圏内の住民は人格権(人間の生命、健康の維持と人にふさわしい生活環境の中で生きていくための権利)を侵害されるとして、差止が認められました。また、この判決は250km以上離れていたとしても安全とは言えないとしています。
この感覚は風船プロジェクトの実験結果に近いものです。
佐賀県の玄海原発から放った風船は、九州、中国、四国を覆い、554km離れた奈良県十津川村でも発見されました。

この本では、作家の片山恭一氏をはじめプロジェクトに取り組んだ原告達の声や、風船を拾った方の声などを収録するとともに、この実験結果から分かることを九州大学の先生方に分析していただきました。

みなさん、ぜひお買い求めください。
購入申し込みの方は、私までメッセージ下さい。

「風がおしえる未来予想図 脱原発・風船プロジェクト〜私たちの挑戦」

風がおしえる未来予想図「見える化」実験でわかったこと
もしも玄海原発が再稼働され、
過酷事故が起こった場合、
目に見えない放射性物質はどのように、
どこまで飛散していくのでしょうか?

価格 1000円

また、原発なくそう!九州玄海訴訟では原告を募集しています。
現在8000名を超える市民のみなさんが原告となって戦っています。
この歴史的戦いに原告として参加しませんか。ご家族やご友人をお誘い下さい。
申込書は大橋法律事務所の下記サイトからダウンロードして下さい。
http://www.ohashilo.jp/no-genpatsu.html
原告申込費用5000円が必要ですが、これはすべて裁判所への印紙代に充てます。
お申し込みお待ちしています。
posted by 後藤富和 at 20:55| 環境

2014年06月05日

公害弁連

本日午後の公害弁連幹事会で、大飯原発運転差止訴訟弁護団副団長の坪田康男弁護士からお話を伺いました。
判決の特徴
科学的・技術的論争には敢えて踏み込まずに、その他の事実、特に現実に起きた誰も否定できない事象に基づいて判断するという姿勢で貫かれている。
基本的枠組
根源的な権利である「人格権」→「具体的危険性が万が一でもあれば差止めが認められる」
なんと証人尋問もなしに結審してこの画期的判決が出ました。
裁判官が人間としての普通の判断をすればこの結論に行き着くということですね。

第4次厚木基地爆音訴訟判決の関守麻紀子弁護士からお話を伺いました。
原告数7000人
民事訴訟、行政訴訟の同時提訴
自衛隊機について午後10時から翌午前6時までの飛行禁止を認めました画期的な判決です。
しかし、米軍機については飛行禁止を認めませんでした。
その根拠は「厚着飛行場に関し、国と米軍との間に、国が米国に対してその使用の許可をするといった行政処分が存在しないことはもとより、これに類似した仕組みさえ存在しないし、我が国の国内法令にもそのような行政処分の根拠となり得る規定は存在しない」というものです。なんじゃそりゃ。
posted by 後藤富和 at 17:59| 環境

2014年06月04日

環境大臣交渉

全国公害被害者総行動の1日目です。
午前中、石原伸晃環境大臣、北川知克副大臣との懇談。
地球温暖化問題(目標が低すぎる)、環境アセス問題(原発と火発をアセスの対象とせよ、放射性物質、PM2.5も評価対象とすべき、地震津波など災害も審査対象とすべきなど)、水俣病問題(チッソ子会社の株式売却による水俣病問題の幕引きは許さない、全被害者救済に向けた新たな枠組みを)、大気汚染問題(公健法の汚染者負担の原則の堅持、PM2.5の成分分析調査等、光化学オキシダント対策、新たな大気汚染被害者救済制度の創設)、原発被害問題(原状回復、長期にわたる低線量被曝の恐怖、避難者の困難、原発によらないエネルギー政策)について要請するとともに、原発事故被害者の早川篤雄さん、水俣病患者の村上文枝さんが公害被害者としての苦しみを訴えました。
【早川さんの訴え】
600年を超える寺の住職をつとめるとともに、楢葉町で精神障がい者、知的障がい者支援施設を運営。
事故後、施設では1人が自死、4人が死亡(原発関連死)。
孫が遊びに来ることもできない。寺の御本尊の仏像も分解して借り上げアパートの押入れ。
檀家26人が亡くなり内23人が原発関連死。
【村上さんの訴え】
水俣から駅5つの山奥の集落で育つ。水俣の魚を売って生活していた。
39歳頃から発症。原因不明と言われていたが82歳になって水俣病と診断。
特措法の申請をするも非該当。
自殺も考えた。
生きている内につぐなってください。
【北川副大臣答弁】
【石原大臣所感】
【森脇実行委員会代表委員】
原発事故は最大の環境問題ではないか。
【北川】
原発事故は大きな環境問題と認識している。
【森脇】
大臣、来年40回目の交渉では、思い切って原発事故の解決を目指すといえないか。
【石原】
原発問題は大きな環境問題と認識しているが、環境省は小さな役所であり、その中でできる限りのことはやっていきたい。
posted by 後藤富和 at 12:09| 環境