2010年12月15日

菅総理、開門の英断ありがとう

 菅総理、開門の英断、ありがとうございました。そして、ここまで導いていただいた国会議員の皆さん、後押ししてくれた全国の市民の皆さん、環境保護団体の皆さん、皆さんの思いが結実しました。諍いの海だった諫早湾・有明海が、これからは結いの海に戻ります。再生の海への歩みを始めました。
 干拓地の営農者の皆さん、後背地の皆さん、諫早市民の皆さん、安心してください。これで、環境基準を満たしていない青酸カリの50倍の急性毒性が入った調整池の水を農業用水として利用しなくてすみます。農業用水は環境基準を満たした清浄な水が必ず確保できます。また、潮受堤防締め切り以降、発生回数が3倍に激増した湛水被害も減少することでしょう。さらに、研究者の方々が精緻に研究した順応的管理の手法を取り入れた柔軟な開門方法によって、これまでのような大雨時の洪水や大量排水による漁業被害も防ぐことができます。これまで正確な情報が与えられて来られなかった皆さんにはまだ不安かもしれません。しかし、今回の開門は、ひとり漁業だけが良ければという開門ではありません。諫早の地域で持続可能に農業を行っていくためにも必ず必要な開門です。開門によって農業と漁業は手を携えて永続的に発展していくことができます。また、諫早湾の再生は、かつて人類が経験したことのない程の貴い事業です。これこそ真の公共事業です。この諫早湾の再生は、今後の人類の進むべき道を示すものとして歴史に名を残し、後世、高く評価されることでしょう。かつて破壊した自然環境を再生し、そして、環境保全と人間の経済活動とが調和する未来の都市の在り方として、全世界の注目を集めるでしょう。有明海の漁業者、諫早干拓地の農業者、後背地の皆さんは、その主人公として、必ずや歴史に名を記すことになることでしょう。
 漁業者の皆さん。工事着工から約20年、潮受け堤防締め切りから13年、裁判提訴から8年が経過しました。その間、多くの仲間たちが廃業し、自ら死を選んでいきました。残された漁業者も、先の見えない真っ暗闇の中を歯を食いしばって耐えてきました。今、ようやく一筋の光明が見えてきました。辛い思いも必ず明るい未来が待っていると思えばこそ耐えることはできます。もうしばらくの辛抱です。宝の海「有明海」は、必ず帰ってきます。
 漁業者や、支援者、裁判を担当した弁護士、何度も現地に足を運び漁業者と一緒に涙を流してくれた国会議員の皆さん、そして、それを支えてくれたその家族の皆さん。有明訴訟原告団、弁護団から、心より感謝申し上げます。
 繰り返しになりますが、営農者の皆さん、どうか心配なさらないでください。私たちは、あなた方の生活を破壊しようとは思ってもいません。持続的に諫早の地で農業を続けるためにはどうすればよいのか、私たちには具体的なプランがあります。どうか、同じテーブルについて、みんなが幸せになるための方法を一緒に考えようではありませんか。
 もう、諫早は諍いの海ではありません。宝の海、有明海が戻ってきます。
 「よみがえれ!有明」この思いは農業も漁業も大事、海も山も大事という私たちの願いです。
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2010年12月14日

自然保護4団体諫早湾「開門」緊急声明


                           2010年12月14日
内閣総理大臣 菅 直人 様

諫早湾干拓の「開門」による有明海の生物多様性の回復を求める緊急共同声明

           特定非営利活動法人ラムサール・ネットワーク日本
           財団法人世界自然保護基金ジャパン
           財団法人日本野鳥の会
           財団法人日本自然保護協会

 2010年12月6日、諫早湾干拓事業の潮受堤防閉め切りによる有明海への漁業
被害を認め、5年にわたる「開門」を命じた2008年6月の佐賀地裁判決の控訴審
で、福岡高裁は、あらためて国側の主張を退け、5年間にわたる「開門」を命
じました。
 これに対し、政府は、「開門」するという方向性を示しつつも、「開門」の
方法で高裁判決と異なる部分があるということを理由に、最高裁への上告を検
討していると報じられています。
 私たちは、諫早湾や有明海をはじめとする干潟・湿地の保全に取り組んでき
た自然保護団体として、今回の高裁判決を支持し、政府に対して、上告するこ
となく、一日も早く「開門」を実現し、諫早湾および有明海の生物多様性の回
復を積極的に推進することを求めます。

 諫早湾および有明海は、多くの固有種、大陸遺存種を含む多種多様な魚類、
底生生物等の生息地であり、沿岸の干潟は、渡り鳥の越冬地・中継地としても
極めて重要です。
 諫早湾干拓事業による潮受堤防の閉め切りが、有明海の潮流・潮汐を弱め、
赤潮や貧酸素水塊の発生を増加させた結果、「有明海異変」と呼ばれる深刻な
環境破壊、漁業不振の主因になったということは、日本海洋学会をはじめとす
る多くの研究者が指摘していることであり、また、現場の漁業者が実感してい
ることでもあります。私たちも、独自の調査研究活動等を通じてこのことを確
認し、従来から、諫早湾干拓事業の問題性を指摘するとともに、中・長期にわ
たる「開門」の必要性を訴えてきました。
 今回の高裁判決では、諫早湾の閉め切りと「有明海異変」の因果関係を否定
してきた国側の主張は退けられ、漁業者側が主張した漁業被害が認められた上
で、5年にわたる「開門」が命じられました。
 政府が、これまで反対してきた「開門」に応じる姿勢を示しながら、「開門」
の方法において異なるところがあるという理由で上告するという説明は、理解
しがたいものです。政府として、「開門」を決断したことを、私たちは大いに
歓迎しますが、それならば、「開門」の意義を積極的に示し、諫早湾および有
明海の生態系の回復に取り組むことを明快に示すべきだと考えます。

 今年の10月には、名古屋で生物多様性条約の第10回締約国会議(CBD/COP10)
が行われ、「2010年までに生物多様性の減少の速度を顕著に減少させる」とし
た「2010年目標」が達成されなかったことへの反省を原点に、「新戦略計画
(愛知目標)」が合意されました。
 この計画では、「生物多様性の損失を止めるために効果的かつ緊急な行動を
実施する」ことがミッション(短期目標)とされ、そのために、「生物多様性
への圧力が軽減され、生態系が回復され、生物資源が持続可能に利用され」る
ように、すべての締約国が取り組むこととされています。
 私たちが、諫早湾干拓によって経験したことは、有明海沿岸の地域社会の中
核を担う一次産業が、生物多様性を基盤とした生態系サービスによって支えら
れており、生物多様性の基盤が失われたとき、地域社会の存立基盤が危うくな
るという教訓に他なりません。
 私たちは、政府に対して、今回の福岡高裁判決を誠実に受け入れ、CBD/COP10
の議長国として「新戦略計画(愛知目標)」を実践する積極的な立場から、一
日も早く「開門」を実施し、諫早湾および有明海の生物多様性の回復に取り組
むことを求めます。
                                以 上
posted by 後藤富和 at 09:57 | TrackBack(0) | 有明海

2010年12月13日

佐賀県議会決議

佐賀県議会は、福岡高裁判決を評価し、政府に対して上告断念、開門の政治決断を求める決議を全会一致で採択しました。

http://www.pref.saga.lg.jp/web/at-contents/gikai/whatsnew/_50950.html
posted by 後藤富和 at 23:04 | TrackBack(0) | 有明海

佐賀県弁護士会会長声明

佐賀県弁護士会が、諫早湾干拓排水門の開門を求める会長声明を発表しました。

http://www17.ocn.ne.jp/~sagabgsk/seimei/101207.pdf
posted by 後藤富和 at 22:59 | TrackBack(0) | 有明海

日本共産党、開門申入れ

日本共産党も、政府に対して諫早干拓排水門の開門を申入れました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-12-10/2010121001_03_1.html
posted by 後藤富和 at 22:57 | TrackBack(0) | 有明海

自民党佐賀県連声明

自由民主党佐賀県連が、「宝の海を守れ!」として、福岡高裁諫早開門判決を高く評価し、政府に諫早湾干拓潮受け堤防の開門を求める声明を発表しました。

http://www.saga-jimin.com/news/detail.php?id=42
posted by 後藤富和 at 22:43 | TrackBack(0) | 有明海

諫早干拓開門をめぐる攻防

12月6日(月)から断続的に東京に来ています。
12月6日に出た福岡高裁の諫早干拓開門判決について、国に上告させずに、開門の政治決断をさせるための戦いです。

朝8時30分から農水省前で宣伝行動、座り込み、集会
2010.12 111.jpg
午後、議員会館で個別議員との面談等(最新の情報を国会通信にして届けます)。
国会通信はこちらから見ることができます。
http://www.ohashilo.jp/active/ariake.html
夜は、新宿の事務所で国会通信等の作成、そしてマスコミ対応。
その他、環境保護NGO等に支援を求めるための行動をしたりしています。
土曜日は、全国公害被害者総行動実行委員会の運営委員会に出席して支援を訴え、昨日は、ラムサールネットワーク日本の会議に参加しました。

今日は、雨の中の座り込みとなりました。寒かった!

潮受け堤防の締め切りから13年。今が正念場です。
posted by 後藤富和 at 22:40 | TrackBack(0) | 有明海

2010年12月06日

社民党談話

2010年12月6日

諫早湾干拓事業に関する福岡高裁判決について(談話)
社会民主党幹事長
重野安正

 本日、福岡高裁は、有明海沿岸の漁業者らが国営諫早干拓事業に関して起こした控訴審判決で、長崎県による造成農地取得のための公金支出差止については原告の訴えを棄却したものの、潮受堤防排水門の開門調査については5年間の開門を命じた一審判決を支持し、国側の控訴を棄却した。佐賀地裁判決に続き、高裁判決でも排水門の開門の必要性が認められたことを重く受け止め、政府は速やかに中・長期の開門調査を決断すべきである。

 潮受堤防排水門開門の是非については、本年4月28日に、当時与党であった社民党も参加した諫早湾干拓事業検討委員会において、座長を務めた郡司農水副大臣(当時)が、有明海再生の可能性を探り、開門の是非をめぐる争いに終止符を打つため、環境影響評価の実施や地元関係者の理解を前提としつつ、「開門調査を実施することが適当」とする検討報告を取りまとめている。検討報告から、すでに半年あまりが経過している以上、政治の意思としても、排水門の中・長期開門の判断を下し、調査に必要な体制整備に努めるべきである。

 農水省は開門調査にかかる費用を問題にしているが、段階的な開門など、開門方法を工夫することによって費用を最小限にとどめることを検討すべきである。また、開門調査は干拓事業が漁業環境などに与えた影響について原因を探る有効な手掛かりである以上、現在進めている環境アセスメントは、あくまでも開門を前提にして進めるべきである。なお、開門調査にあたっての農業者の営農対策、必要な防災については、基本的に国が責任を持って進めるべきと考える。

 社民党は、一刻も早い開門調査の決断を政府に求めるとともに、有明海の再生に向けて、今後も尽力していく決意である。
以上
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日弁連会長談話

諫早湾干拓訴訟福岡高裁判決に関する会長談話

 福岡高等裁判所は、2010年12月6日、国に対し、諫早湾干拓事業(以下「本件事業」という。)で作られた潮受け堤防の南北排水門の常時開放(以下「開門」という。)について、判決確定から3年以内に開門し、以後、5年間にわたって開門を継続することを命じた佐賀地裁判決を支持して、国の控訴を棄却する判決を言い渡した。

 1997年4月の潮受堤防による閉め切り以降は、「有明海異変」と呼ばれる重大な海洋環境の変化のなか、2000年のノリ養殖業の歴史的な大不作をはじめとして深刻な漁業被害が生じ、その被害は年を追うごとに深刻になっている。

 本判決は、潮受け堤防による締切りと諫早湾近傍場の一審原告らの漁業被害との因果関係を認めたうえで、本件各排水門を常時開放しても防災上やむを得ない場合にこれを閉じることによって、その防災機能を相当程度確保できるため、現時点において、本件各排水門を常時開放することによって過大な費用を要することとなる等の事実は認められないこと等の理由で、上記のような開門を求めた。

 当連合会は、本件事業に関し、1997年5月以降、会長声明及び意見書をそれぞれ2度にわたり発表して、排水門を開放し堤防内に海水を導入すること等を求め、また、本件事業の差し止めを求めた仮処分申立てについても、2度にわたり会長声明を発表して、本件事業の中止と諫早湾干潟と有明海の真の再生が1日も早く実現することを求め、さらに、本件の原審である佐賀地裁判決に関しても会長談話を発表し、ただちに開門の準備に着手することを求めてきたところである。

 本判決は、当連合会が求めてきた開門を命じる原判決を支持するものであり、当連合会は、これを高く評価する。

 当連合会は、国が上告等を断念し、佐賀地裁判決からすでに2年以上も期間が経過していることをふまえて、今こそ、ただちに開門する準備に着手し、有明海再生のために第一歩を踏み出すことを強く求めるものである。
2010年(平成22年)12月6日

日本弁護士連合会
会長 宇都宮 健児

http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/101206.html
posted by 後藤富和 at 23:51 | TrackBack(0) | 有明海

有明訴訟勝訴

本日、福岡高裁は、有明海漁業者らの請求を認め、国に対して諫早湾干拓排水門の開門を明示ました。

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― 弁護団声明 −

国は直ちに開門の政治決定を
福岡高裁の判決を受けて

2010年12月6日
よみがえれ!有明訴訟弁護団

 本日、福岡高裁は2008年6月27日に佐賀地裁が言い渡した開門判決の控訴審において、国の控訴を棄却して、再び国に開門を命じた。
 判決は、次のとおり判断して、国に開門を命じている。
 諫早湾及びその近傍場においては、本件潮受堤防の締切りによって、漁業資源の減少に関与する可能性のある要因が複数生じた可能性が高い。
 現時点において、本件各排水門を常時開放することによって過大な費用を要することとなるなどの事実は認められない。
 開門による有明海漁業被害の救済は、いまや待ったなしである。潮受堤防閉め切りから13年が経過し、累積する漁業被害の中で漁民の生活は逼迫している。多くの漁民が生活苦の中で自殺に追い込まれた。漁業を基盤になりたっていた地域社会も深刻な打撃を受けている。
 すでに事業が終了し、干拓地での営農が開始されている状況を踏まえ、私たちは、訴訟の内外で、開門こそが漁業と農業・防災を正しく両立させる方策であることを明らかにしてきた。干拓地農業が成功するためには、毒性のアオコが発生する調整池の汚濁水に代わる農業用水を確保しなければならない。真の防災を実現するためには、干拓事業のためになおざりにされていた排水路や排水機場の増設など、有明海沿岸で一般に採用されている防災対策をきちんと採用することが不可欠である。
 わたしたちが提唱する短期開門調査レベルの開門から開始する段階的開門の方法によれば、開門前の環境アセスメントは不要である。短期開門調査レベルの開門はすでに実績があるからである。国は、深刻な漁業被害を救済するため、短期開門レベルの開門を直ちに実施すべきである。そのうえで必要なデータを集め、対策をとりながら次の段階へと開門レベルを上げていき、同時にその間じっくりと本格的な防災対策と農業用水の確保を行うことこそが、安全安心の開門と地元合意の実現に向けた最善の方策である。
 開門を公約にかかげた民主党政権が誕生して1年が経過した。農水省が設置した諫早湾干拓事業検討委員会の郡司座長が、本年4月28日に、「有明海の再生への可能性を探るため、また、諫早湾干拓の排水門開門の是非を巡る諍いに終止符を打つため、環境影響評価を行った上で開門調査を行うことが至当と判断する」と報告して半年以上が経過した。
 もはや逡巡は許されない。
 司法による2度の開門命令を真摯に受け止め、国が、直ちに開門の政治決定を下すことを求めてやまない。
posted by 後藤富和 at 23:46 | TrackBack(0) | 有明海

2010年10月13日

【ご案内】シンポジウム−有明海の特異な生物相ー諌早湾の環境復元の意義ー

有明海の生物多様性保全のための四学会合同シンポジウム
「有明海の特異な生物相ー諌早湾の環境復元の意義ー」

日本の他の海では見られない生物がたくさん生息しているかけがえのない内
海、有明海。その奥部の広大な泥干潟を閉め切った諌早湾干拓事業について、
生物学研究者の4団体は、事業の中止・中断、諌早湾の原状復帰、あるいは長
期開門調査の実施などを求める要望書を提出しています。その内容を紹介し、
生物多様性保全の視点から、諌早湾の環境復元の意義を論じます。

日時: 2010年11月27日(土曜日)午後1時30分〜4時30分
会場: 諌早市民センター講堂(長崎県諫早市東小路町8-5, 電話 0957-23-1160)
参加費: 500円(資料代)

主催:日本魚類学会
日本生態学会
日本ベントス学会
軟体動物多様性学会保全委員会

事務局、問い合わせ先:
日本ベントス学会 自然環境保全委員会 諌早湾問題検討委員会
佐藤正典(Tel: 099-285-8169)

プログラム
はじめに「学会からの要望書提出の経緯」佐藤正典(鹿児島大学)
講演1「有明海の魚類相」山口敦子(長崎大学)
講演2「有明海の貝類相」福田宏(岡山大学)
講演3「諌早湾閉め切り以降の有明海奥部の底生生物相の変化」
佐藤慎一(東北大学)
特別講演「韓国スンチョン市での干潟保全の取り組み」
チェ・ドクリム(スンチョン市経済環境局長)
コメント「生物多様性条約に基づく国の政策」国会議員(調整中)
posted by 後藤富和 at 14:37 | TrackBack(0) | 有明海

2010年10月09日

国会行動

木曜日は、よみがえれ!有明訴訟の国会行動でした。

8:30 農水省前宣伝行動
共同通信に私の写真が載っていますね。
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100701000194.html
10:00衆議院第一議員会館で院内集会のご案内
11:00農水省交渉
国会行動

国会行動

国会行動

13:15民主党参議院議員と懇談
14:00昼食
14:30参議院議員会館で院内集会のご案内
16:30民主党衆議院議員と懇談
17:00院内集会
国会行動

大串博志、野田国義、姫井由美子、平山誠、横峯良郎、松野信夫(民主)、赤嶺政賢、紙智子(共産)、服部良一(社民)、鳩山邦夫(無所属)、その他地方議員、NGO、漁民、弁護士ら約60名参加。
国会行動
posted by 後藤富和 at 10:55 | TrackBack(1) | 有明海

長崎

日曜日は、イ先生ご家族、通役の田中さんとかもめで長崎へ。
長崎駅には、長崎の弁護士が出迎え、そのまま中華街の江山楼で昼食。

午後は、諫早の即時開門を求める総決起集会。150人の会場に220名を超える参加者。熱気溢れる集会でした。
長崎

長崎県民も開門を求めています。全国の弁護団やNGOからも多数参加。

翌月曜日は、早朝から長崎県庁前で開門を訴えました。イ先生も県庁職員にビラを配っていました。

午前中の空いた時間で、イ先生たちを出島にご案内しました。

午後は、長崎地裁結審。判決は3月29日に決まりました。
長崎

以下は通役の田中さんからのメール

おとといの深夜、無事に韓国に戻りました。

今回の訪日では、後藤先生をはじめ、多くの方にお世話になりありがとうございました。

帰りの飛行機やソウルに向かう車の中で、弁護士のイ・ジョンイル先生と色々話しましたが、なんといっても原告と弁護士と支援のみなさんの団結力の強さに感動しました。韓国でも見習わないといけないと、イ・ジョンイル弁護士が感想を述べていました。

このような団結力は、一朝一夕で出来たのではなく、いままでの皆さんの闘いの成果なのだと実感しました。
また、水俣や川辺川の闘いなどの歴史や蓄積があるからこそ、これだけの強さと広がりを持っているのだなと感じました。このような反公害、環境保全の闘いの成果をきっちりと韓国にも伝える必要があるなと痛感しました。

今回のことは以下の田中さんのブログにも詳しく書いてあります。
韓国雑記帳(かんこくざっきちょう)http://blog.goo.ne.jp/kankoku_zakkicho
posted by 後藤富和 at 10:52 | TrackBack(0) | 有明海

韓国からのお客様

先週土曜日夜は、韓国からのお客さまイ・ジョンイル弁護士とそのご家族(妻、子3人)、通役の田中さんの接待兼打ち合せ中洲のゲイツへ。

ゲイツに向かう途中、キャナルシティー、櫛田神社、川端の商店街を散策しました。

今回の来日は、よみがえれ!有明海訴訟の長崎地裁結審に際しての韓国弁護士、NGOからの応援というもの。

家族を交えて楽しいひと時でした。
posted by 後藤富和 at 10:51 | TrackBack(0) | 有明海

2010年09月24日

アオコ

昨日、諫早干拓調整池に蔓延っていたアオコです(北部排水門の駐車場から撮影)。
アオコ

ここのアオコは青酸カリの数十倍の急性毒性を持つミクロシスチンを成分としているもので、植物の葉や根から吸収されますし、ヒトの皮膚からに付着しても危ないと言われています。

このことは、本にもなっているし、もちろん、長崎県は知っていますが「まだ、被害が出ていない」の一言で対策を取ろうとしません。

調整池に近づく時(例えば、堤防道路を通る時)は、調整池からまき上がった風を浴びないように(車だったら窓を開けないように)注意してくださいね。
アオコ
posted by 後藤富和 at 16:01 | TrackBack(0) | 有明海

2010年09月15日

【ご案内】即時開門を実現する全国総決起集会

【即時開門を実現する全国総決起集会】

日時 : 10月3日(日)午後2時〜4時
場所 : 長崎県教育文化会館(長崎市筑後町2ー1・長崎駅前)
主催 : よみがえれ!有明海訴訟を支援する全国の会,長崎の会,佐賀の会,福岡の会,熊本の会
後援 : 全国公害弁護団連絡会議,全国公害被害者総行動実行委員会

 民主党代表選もおわり,いよいよ諫早湾干拓の潮受堤防排水門の開門をめぐる状況は,大詰めを迎えます。
 諫干がもたらせた有明異変は,年を追う毎に深刻になっています。赤潮や貧酸素が頻発し,漁民は生活の糧を失い,漁業を基盤にした地域の経済・文化は破壊されています。
 ところが,政府は,検討委員会の開門の政治決断に関する座長報告が出たにもかかわらず,これを引き延ばしています。
 このような状況のなかで,先日は,1300名の沿岸漁民が300隻を越える漁船を繰り出し,「被害を知れ」「即時開門」「開門調査を先送りするな」「我々はもう待てないぞ」「開門調査の政治判断を下せ」と訴えました。
 今回の集会は,そのような状況をふまえて,長崎の地元に有明海沿岸の漁民,市民,全国の支援者が一同に会して,政府に向けて開門の意思表示を迫っていこうとするものです。
 
 ぜひご参加ください。
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2010年06月24日

【本の紹介】諫早湾調整池の真実

私が属している「よみがえれ!有明訴訟弁護団」で協力していただいている研究者とNGOが共同して本を執筆しました。

諫早湾調整池の真実

ギロチンによって締め切られた諫早干拓調整池で毎年のように有毒なアオコ(急性毒性は青酸カリの数十倍と言われており、慢性肝炎発症の危険が高いとされています)が大発生する等、年々環境が悪化しています。この汚悪水が毎日のように有明海に排水され、漁業被害を招いているのです。
このような現状については、我々弁護団や市民、研究者らから農水省、環境省、長崎県に対して、申入れをしているのですが、行政は抜本的な対策をとりません
。この状況を打破するためには水門を開放し、調整池内に海水を導入して汚水を浄化するしかありません。

この現状を皆様方に知ってもらおうと、この度、出版された本を紹介いたします。

「諫早湾調整池の真実」
高橋徹編、堤裕昭、羽生洋三共同執筆
1500円(割引価格)

ご希望の方は、大橋法律事務所HPお問い合わせコーナーから私宛にメールをください。
http://www.ohashilo.jp/mail.html

よろしくお願いします。
posted by 後藤富和 at 17:42 | TrackBack(0) | 有明海

2010年05月28日

諫早湾干拓事業潮受堤防排水門の早期開門を求める共同声明

2010年5月24日
農林水産大臣 赤松 広隆 様

諫早湾干拓事業潮受堤防排水門の早期開門を求める共同声明

 1997年4月に諫早湾干拓事業の潮受堤防が締め切られて,すでに13年が経過しました。
 この間,諫早湾の干潟・浅海域は失われ,わが国有数の生物多様性の宝庫であり,沿岸漁業の重要な漁場であった有明海では,「有明海異変」と呼ばれる環境破壊のため,不漁による深刻な漁業被害が続いています。多くの漁民が漁業を諦め,自殺にまで追い込まれ
る漁民も後を絶ちません。漁業で成り立ってきた地域社会も,いまや崩壊の淵に立たされています。
 今日の有明海の事態は,生物多様性を保全することの重要性と,これを破壊することにより豊かな自然からの恵みを失うことの愚かさを,わたしたちに改めて厳しく示しています。宝の海と呼ばれた豊かな有明海を取り戻すためには,有明海の潮汐・潮流と,諫早湾
の干潟・浅海域をできるだけ復活させることが必要で,排水門開門はその第一歩となる重要なステップです。
 生物多様性の保全は,いまや,国際的に重要な地球環境の課題です。本年は国連の国際生物多様性年であり,また,10月には名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議が開催されます。議長国日本の生物多様性保全の取り組みに,世界の目が注がれています。
 諫早湾干拓事業潮受堤防排水門の開門に向けた最終的な判断は,そのような中で下されようとしています。
 わたしたちは,日本政府が生物多様性条約締約国会議の議長国にふさわしく,早期開門の英断を下すことによって,破壊から再生へ,有明海の環境をかつての自然の恵み豊かな生物多様性の海へと歴史的に転換させる決意を,世界に向かって示されることを,心から期待してやみません。

ラムサール・ネットワーク日本
財団法人日本自然保護協会
財団法人世界自然保護基金ジャパン
財団法人日本野鳥の会
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2010年05月27日

農水省前座り込み

月曜日は、諫早湾の水門開放を求めて、雨の中の座り込みでした。

8:30  農水省前宣伝行動
10:00 農水省前座り込み
鳩山邦夫議員
座り込み

仁比聡平議員
座り込み

座り込み

13:00 農水大臣に要請(秘書対応・大臣室)
14:45 民主党伴野副幹事長と懇談(国会内)
座り込み

座り込み

18:30 緊急集会(エデュカス東京)
大串博志議員
座り込み
仁比聡平議員
座り込み
野田国義議員
座り込み
posted by 後藤富和 at 21:57 | TrackBack(0) | 有明海

2010年05月19日

調整池のユスリカ

今日は終日、長崎地裁の諫早湾周辺地域の現地進行協議(要は実質的な現場検証)でした。
ユスリカ

先月から諫早湾干拓調整池周辺では「ユスリカ」や「アオコ」が発生しているのですが、今日は朝から雨だったためそれらを見ることは出来ないと考えていました。

ところが、潮受け堤防道路のつけ根(北部排水門)で車を降りると、手すりや看板などが黄緑色に変色していました。何だろうと見てみると、びっしりと「ユスリカ」がへばりついていました。
ユスリカ

ユスリカ

潮受け堤防道路の真ん中にある展望所のような所でクルマを降りると、まわりは全部「ユスリカ」

目も口も開けることができない状態です。

雨が降っているので、晴れの日よりは格段に少ないはずなのにこの量。晴れていたら、どんな状態だったのでしょうか。

ちなみに、この後、新聞記者から教えてもらったのですが、昨日、長崎県の職員が潮受け堤防道路に群がる「ユスリカ」をたまたま掃除をして行ったそうです。裁判所が来る前日に「たまたま」掃除したなんて、子どもみたいです。

その展望所の横から調整池の水が常時排水されています。
調整池の水は極度に富栄養化していますので、排水にボラが群がっています。研究者からすると、このボラは絶対に食べないでくださいとのことです。

諫早では生態系が破壊されています。

それでも国は、「九州最大級の水辺環境を創出」「新たに出現した生態系を保護する」などと言っています。我が国最大の干潟と貴重な生態系を破壊しておきながら…。

福岡に戻ってきた今も、耳の中や服の中にユスリカが入り込んでいるような気がして、気持ち悪くって仕方がありません。

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毎日新聞 2010年5月13日

ユスリカ:今年も大量発生−−諫干堤防道路 /長崎

国営諫早湾干拓事業(諫干)で造成された堤防道路で、今年もハエの仲間である「ユスリカ」の大量発生が始まった。県によると、4月下旬から晴天の日に発 生しているという。

県によると、複数の蚊柱状になって確認されており、発生原因については「不明」としている。市民団体が発生を確認した年を含めると、これで3年連続の発生となる。

しかし、排水門の開門を訴える「よみがえれ!有明訴訟」の弁護団は「水質が悪い調整池が発生原因」と指摘。12日に堤防道路などを視察した田添政継・諫早市議(社民)は「虫が体にまとわりつき、観光客が訪れるのは無理じゃないのか」と話していた。
posted by 後藤富和 at 21:53 | TrackBack(0) | 有明海

2010年05月11日

【告知】諫早湾の即時開門を求める緊急集会のご案内

http://www.isahaya-higata.net/isa/if/2010/if100612mt0524/100524isahaya.pdf 

諫早湾の開門調査を実施することが適当という報告が、与党の検討委員会から提出され、赤松農水大臣は5月中にも最終判断を行うとしています。
 一方、赤松農水大臣のこれまでの会見では、徹底したアセスメントを求める声は共通であると答えるなど、即時開門を求める現場の漁民の声に耳を傾けることなく、開門開始はアセスメントの終了後になるおそれがあります。

 諫早湾の環境は、有毒なアオコが発生する調整池からの排水や赤潮、貧酸素のによる魚介類の死滅など、漁場環境の改善が急務となっており、一日も早い開門が切望されています。私たちは、即時の開門は可能であるという建設的な提案をしてきているところですが、こうした声を結集し大臣に届けるため、以下のとおり緊急の集会を行います。

 諫早湾の即時開門に向けて、まさに最大の山場です。みなさまの参加をよろしくお願い申し上げます。
                記

●諫早湾の即時開門を求める緊急集会 
  (干潟を守る日2010参加イベント)

日時 2010年 5月24日(月) 18:30〜20:30
場所 エデュカス東京(全国教育文化会館)7階大会議室
   千代田区二番町12−1(TEL:03-5210-3511)
   最寄り駅:麹町駅または市ヶ谷駅
 (参加費:無料)
主催 「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する東京首都圏の会
  有明海漁民・市民ネットワーク/諫早干潟緊急救済東京事務所
  諫早干潟緊急救済東京事務所

【主な内容】
・諫早湾の即時開門をめぐる最新情勢と今後の展望
 (よみがえれ!有明訴訟・弁護団)
・即時開門を可能にする段階的開門法
 (有明海漁民・市民ネットワーク)
・各党国会議員からのメッセージ

《問い合わせ》
有明海漁民・市民ネットワーク東京事務局/諫早干潟緊急救済東京事務所
TEL/FAX 03-3986-6490(矢嶋)
bi5t-jnni@asahi-net.or.jp(陣内)
posted by 後藤富和 at 11:02 | TrackBack(0) | 有明海

2010年05月03日

福岡高裁現地進行協議

4月28日、よみがえれ!有明訴訟の控訴審において、福岡高裁が事実上の現場検証(正確には現地における進行協議)を行いました。
有明海

政府与党内の諫早湾干拓事業検討委員会が一定の結論を出す日とあって、ものすごい数のマスコミでした。

裁判所が関心を示したのは、諫早湾口に位置する佐賀県の竹崎島にある竹崎城跡に登った時、そこから、島原半島はおろか、福岡県の大牟田市や熊本県の荒尾市がすぐそこに見え、竹崎から島原市、大牟田市、荒尾市のそれぞれの距離がどれも約20kmと等しいことでした。
陸上で生活していると、大牟田から諫早湾口に行こうと思うと、鉄道にしろ、高速にしろ、一度、鳥栖まで出て、それから、長崎方面に行かなければならず、かなりグルッと回る形になりますが、海の上では、わずか20kmしか離れていません。
諫早湾干拓事業の影響が、大牟田市や荒尾市で顕著に表れていること、つまり有明海全域に広がっていることを実感していただけたのではないでしょうか。
posted by 後藤富和 at 19:28 | TrackBack(1) | 有明海

2010年04月27日

諫早干拓、開門へ

今日は、朝刊、夕刊、そしてテレビニュースも、諫早干拓の開門問題でもちきりですね。
夕方携帯のニュースをチェックしたところ、トップニュースでした。

諫早、長期開門へ 農水省・与党検討委が最終協議
http://www.asahi.com/politics/update/0427/TKY201004270187.html

諫早干拓、中長期開門へ=有明海の環境影響を調査−赤松農水相
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&rel=j7&k=2010042700787

しかし、安心はできません。
アセスを1年やってから開門といっています。本来、アセスは公共事業を着工する前に行うものですから、諫早のように工事着工前にはズサンなアセスしかせず、いざ、破壊した環境を再生させようとする時にだけ、しっかりとアセスをするのは、もはや悪い冗談としか聞こえません。
つまり、官僚は、アセスを1年やる間に何とか開門しなくていい方法を考えてくるはずです。国はノリ第三者委員会の中長期開門調査の提言を無視した前科がありますからね。

そもそも開門前のアセスは必要なく、まずは、徐々に水門を開け、順応的管理の手法で、開門の方法や時間を調整しながら、データを取っていくのが本来の意味での環境影響評価(アセス)です。
締め切ったままのアセスに何も意味はありません。いままで13年間閉めたまま(一方方向での開門のみ)で国は調査を続けて、その結果、有明海異変の原因は未だに分からないと言い張るのですから。

明日は、終日、諫早現地です。福岡高裁の現地進行協議(実質上の現場検証)です。
posted by 後藤富和 at 21:45 | TrackBack(0) | 有明海

2010年04月22日

今日の国会座り込み

今日はこんな日でした。

 8:30 農水省前宣伝
 9:30 大臣、副大臣、政務官への要請(農水省内大臣室等)
10:00 議員会館まわり
11:00 国会前座り込み
      激励に訪れた議員(敬称略)
     ・赤嶺政賢(共産)
座り込み
     ・鳩山邦夫
座り込み
     ・野田国義(民主)
座り込み
     ・仁比聡平(共産)
座り込み
     ・福嶋健一郎(民主)
     ・大串博志(民主・メッセージ)
座り込み
14:00 公害弁連決議執行(郡司彰・諫早湾干拓事業検討委員会座長)
15:00 日弁連公害環境委員会企画部会出席
17:30 赤坂見附のアイリッシュパブで今日の行動の総括
18:30 地球温暖化シンポジウム(日弁連主催)参加
21:00 赤坂見附「油そば」で夕食

真冬並みの寒さの中、雨でずぶぬれになったまま立ち続けていました。
将来、この日のことを笑って話せるようにしたいですね。
開門まで、あと一歩です。でも、大きな壁が立ちはだかっています。
posted by 後藤富和 at 22:19 | TrackBack(0) | 有明海

国会前座り込み

本日、有明海の漁業者や全国の市民が、諫早湾干拓事業潮受け堤防の開門を求めて、国会前で座り込み行動を行います。

その模様を本日12時前後から生中継いたします。

下記のUstreamのサイトにアクセスしてご覧ください。

http://ustre.am/9OPR
posted by 後藤富和 at 08:04 | TrackBack(0) | 有明海

2010年04月10日

国会行動

木曜日、よみがえれ!有明訴訟のロビー活動として、諫早干拓排水門の開門について、6名の国会議員の方と懇談を行ってきました。

当方は、弁護団と支援の他に、雲仙市の瑞穂漁協の組合長(雲仙市議会議長)と副組合長、国見漁協の組合員の3名の漁民も一緒でした。

1997年4月14日に潮受堤防が締め切られ(通称「ギロチン」)諫早湾干潟が有明海から切り離されて間もなく13年が経過します。

事態は開門に向けて急展開を見せています。

明日、明後日は、政府与党の諫早干拓事業検討委員会が、現地視察を行い、締め切り13年目の4月14日には、赤松農水大臣が現地視察を行います。

今後1,2か月中に何かが起こる気がします。

posted by 後藤富和 at 10:50 | TrackBack(0) | 有明海

2010年03月27日

諫早湾干拓事業潮受堤防排水門の開門を求める決議

本日、沖縄市で開催された第39回全国公害弁護団連絡会議(公害弁連)総会で、「諫早湾干拓事業潮受堤防排水門の開門を求める決議」が採択されました。

・・・・・・・・・・・・・・・
諫早湾干拓事業潮受堤防排水門の開門を求める決議

諫早湾干拓事業は,着工以来,深刻な漁業被害を生み出し続け,堤防締切から13年,累積する被害により有明海漁業は疲弊し,多くの漁民が漁業を離れ,自殺に追い込まれている。
潮受堤防排水門の開門は,2001年12月にいわゆるノリ第3者委員会が短期・中期・長期の開門調査を提言して以来,漁民はもとより,多くの世論から支持されたが,短期開門調査に続くべき中長期開門調査は見送られたまま,今日に至っている。そのような中で,2008年6月27日の佐賀地裁開門判決には,多くの国民の支持と期待が集まった。ところが,国は判決を不服として控訴し,同時に発表した「開門調査に関する環境アセスメント」は開門を先送りにする無用の手続きで,多くの漁民を失望させた。
今般,白紙の状態で開門について検討するという諫早湾干拓問題検討委員会が設置され,漁民のみならず多くの市民が開門の決断を期待している。
累積する漁業被害のなか,漁民たちはやむにやまれぬ思いで開門を求め立ち上がり,先日,諫早湾内の瑞穂漁協全員協議会で開門を求める決議が採択され,同漁協や国見漁協の漁業者が新たな訴訟を提起した。
有明海及び有明海沿岸地域の再生のためには一刻も早い潮受堤防排水門の開門が不可欠である。
全国公害弁護団連絡会議は,一貫して諫早湾干拓事業の見直しを求め,一昨年,昨年と,諫早湾干拓事業潮受堤防排水門の開門を求める決議を採択した。有明海の再生に向けた潮受堤防の開門は公害問題を闘う全国の弁護士達の強い願いである。
そこで,有明海の再生に向けて,以下要請する。

1 国は,諫早湾干拓事業潮受堤防排水門を一日でも早く開門すること。
2 国は,同排水門の開門方法,農業,防災との両立,開門にともなう弊害発生の可能性とその対策に関し,よみがえれ!有明訴訟原告団弁護団と裁判上の協議をすること。
2010年3月27日
第39回全国公害弁護団連絡会議総会
posted by 後藤富和 at 21:25 | TrackBack(0) | 有明海

2010年03月17日

今日は国会行動

今日は、よみがえれ!有明訴訟の国会行動でした。

8:30  農水省前宣伝行動
10:00 院内集会のご案内
11〜14:00 6名の国会議員と面談
14:00 院内集会
院内集会
 古賀一成、野田国義、小室寿明、大島九州男、平山誠、大串博志(秘書)、川崎稔(秘書)、福嶋健一郎(秘書)、主濱了(秘書)、楠田大蔵(秘書)、松野信夫(秘書)、初鹿明博(秘書)(以上「民主」)
 鳩山邦夫
院内集会
 亀井亜紀子(国民新)
 仁比聡平、赤嶺政賢(秘書)(共産)
 川田龍平(みんな)(敬称略)
 他、多くの市民、マスコミに参加いただき有意義な集会となりました。
15:10 1名の国会議員と面談
16:00 農水省要請
 長崎県雲仙市の瑞穂漁協が組合として農水省に要請を行いました。

実りの多い一日でした。
posted by 後藤富和 at 19:21 | TrackBack(0) | 有明海

2010年03月16日

佐賀県知事

今日、佐賀県の古川知事が、与党内に設置された諫早湾問題検討委員会に呼ばれ、有明海の実情と、開門が待ったなしである状況を力強く訴えたようです。
その際、使用した資料が佐賀県庁のHPにアップされていました。
http://www.pref.saga.lg.jp/web/var/rev0/0048/1192/siryou.pdf
素晴らしい内容です。

冷静に判断すれば、この佐賀県知事のような理解になるはずです。
posted by 後藤富和 at 22:29 | TrackBack(0) | 有明海

2010年03月15日

今日は有明訴訟で長崎へ

今日は、よみがえれ!有明訴訟・小長井大浦漁業再生事件の口頭弁論の日でした。
有明
posted by 後藤富和 at 23:49 | TrackBack(0) | 有明海