2011年11月15日

自転車を悪者にしないために

普段、市内の移動には自転車を利用しています。
現在、自転車のマナーの悪さや、歩行者を巻き込む事故が社会問題となっています。その原因のひとつとしては、歩道と自転車道を分離しないことや、自転車レーンを設けないなどインフラ整備の問題もあります。ただ、インフラだけでなく、自転車の運転者や、自転車を目の敵にする自動車の運転手の側の問題もあります。
特に、折りたたみ式のミニベロが増加した頃から自転車が手頃になった反面、自転車の運転者に自転車という凶器を操っているという覚悟が希薄化しているような感じがします。それが、最近は、クロスバイクの運転者にも波及しているように感じます。
このままでいくと、自転車が悪者視されてしまいかねません。
本来、自転車は都心部の交通手段としては最適な乗り物だと思います。
そこで、自転車を悪者にしないために、僕は、自分で以下のルールを定めています。もっとも、このルールはすべての方に適用できるものではありませんので、あくまでも参考として見てください。

1  ヘルメット、グローブを必ず装着する

2  自転車通行可の歩道であっても、歩車分離されているか、歩道の幅が余程広い場合などを除き、車道を走行し、歩道は走行しない

3  車道の逆走は絶対にしない

4  やむをえず歩道を走行する際は車道側を徐行、歩行者が多ければ押しチャリ

5  薄暗くなったら前後LEDライト点灯

6  ヘッドフォンなどで耳を塞がない

7  雨の日は乗らない

8  駐輪場を利用する

9  飲酒運転は絶対にしない

10  手信号を活用する


自動車の運転手にも守って欲しいマナーがあります。
マナーを守って車道を走行している自転車を煽ったり、あからさまに追い抜いたり、クラクションを鳴らしたりするのは大人気ない行為だと思います。特に、西鉄バスの運転手さん。目の前がバス停なのに、そこであからさまに自転車を追い抜いてその直後に自転車に被せるようにしてバスを停車させるのは犯罪的ですよ。

また、路上駐車で歩道側の車線を塞がないでください。前を塞がれた自転車は、中央寄りの車線に行かなければならずとても危険です。特に、毎朝、警固交番から警固小学校にかけて隊列を組んで堂々と停車しているダンプカーの皆さん。あなた方があそこで停車して1車線を塞いでいることで、自転車は中央車線を通るか、小学生が通学中の歩道を走行するかの選択を迫られます。いずれも危険な選択です。
特に、警固小学校前の歩道は歩道橋があるため極端に狭くなっています。小学生が通学する中、この歩道を自転車で通行するのは極めて危険です。取り返しがつかない事故が起こる前に、あなたがたの賢明な判断で、ダンプの駐車をやめていただきたいと思います。
posted by 後藤富和 at 17:36| 日記

2011年10月21日

【西日本新聞】たたかい続けるということ

今週から西日本新聞の「聞き書きシリーズ」で連載が始まった「たたかい続けるということ」

わが「よみがえれ!有明訴訟弁護団」団長である馬奈木昭雄先生の物語です(心から尊敬できる人物なので敢えて「先生」と書きます。

公害環境問題に取り組む全国の弁護士が目標にしている人物です。

私たちが修習生時代には修習生仲間で久留米に行って酒を酌み交わしながら馬奈木先生の話を聴くというのが恒例でした。司法研修所でも、民事裁判教官から福岡に行くのなら馬奈木先生と上田先生の話を聴いてきなさいと言われる程でした。

馬奈木先生は、福岡県内で一番大きな法律事務所で弁護士開業されたのですが(上記、上田先生もこの事務所出身ですし、私もこの事務所からスタートしました)、水俣付近で奇病が多発しているということで、水俣に転居しそこに事務所を構えます。
チッソ城下町である水俣では、水俣病患者は偽患者などと差別され地域内のコミュニティがズタズタになり、住民間の不信感は激しくなっていました(今では、諫早や島原がそうですね。諫早湾干拓事業の話をすると、ある年代以上の市民からは大抵「漁師たちは補助金貰っとって今更文句ば言うな」という事実誤認も甚だしいコメントが返って来ます)。
このような状態の水俣で都会から来た若い弁護士が信頼を得るために、馬奈木先生は、漁民から出された魚料理を毎日すべて平らげたそうです。この時期でも多少の知識があれば水俣病の原因はチッソから排出された有機水銀が蓄積した魚を食べたことが原因であることは分かっていました。もちろん馬奈木先生も知っていました。それを知りながら敢えて毎日食べ続けたと言います。
まさに弁護士根性です。

私の弁護士活動のお手本は馬奈木先生にあります。私には馬奈木先生ほどの知識や閃きはありません。ですから、せめて「現場主義」という部分だけでも真似しようと思い、常に闘争の最前線である有明海沿岸地域や国会に足を運ぶ ようにしています(間違っても法廷が主戦場なんて誤解はしないくらいの知識は備えています)。

馬奈木先生は多くの明言を残されていますが(こう書くと誤解されそうですが、馬奈木先生はご存命です)、その中でもとりわけこの言葉は戦いの最中にいる僕らを奮い立たせます。

「わらわれは絶対に負けない。なぜなら、勝つまで戦い続けるからだ」

続きを書くと、読む楽しみがなくなりますのでこれ以上は書きません。皆さん、ぜひご覧ください。

「生」馬奈木先生をご覧になりたい場合は、よみがえれ!有明訴訟・小長井・大浦漁業事件事件の福岡高裁の弁論(12月5日午後)を傍聴してみてはいかがでしょうか。迫力ある「馬奈木節」が聴けますよ。
posted by 後藤富和 at 21:19 | TrackBack(0) | 日記

2011年10月04日

雑誌「法と民主主義」

雑誌「法と民主主義」第461号(創立50周年記念 平和・人権の確立と司法の民主化をめざして)に、私の記事が載っています。

この特集号は面白い構成で、各分野について、先輩弁護士が次世代へのメッセージを発信し、若手(?)弁護士がそのメッセージを受けて決意と提案をするという構成(「時空を越えた書簡集」)になっています。

法律専門誌なのでなかなか目にする機会はないとは思いますが、興味ある方はご覧下さい。
posted by 後藤富和 at 10:30 | TrackBack(0) | 日記

2011年07月06日

「ほっとはうす」の押し花名刺

普段、仕事で使っている名刺は、FSC森林認証紙製のものです。この名刺は、FSCの認証マークが入っていることから、海外では結構評判になります。

今回、これとは別に特別な名刺を、胎児性水俣病患者さんの施設「ほっとはうす」に注文していました。
先日、その名刺が届きました。
お花の袋に入っていました。
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牛乳パックを再利用した名刺に、水俣病患者さん達の手作り押し花がつけてあります。
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自由の効かない手で一生懸命に作ったというのがヒシヒシと伝わってきます。

お母さんのお腹にいる時に曝露し、生まれた時から水俣病という業を背負って生きてきた彼らが、それでもこの世に生きてきた証を残したい、社会の役に立ちたいと強い願いを持って丁寧に作ったことが伺え、名刺を見ただけで涙が出そうになりました。

しかも、名刺の箱は牛乳パックの再利用。
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彼らの作業が目に浮かびます。

普段使いには勿体ないので特別な時だけ使うことにします。
でも、じゃんじゃん使った方が患者さん達のためにはなります。葛藤ですね。

「ほっとはうす」への名刺の注文はこちら
http://hottohausu.blog18.fc2.com/blog-entry-80.html
posted by 後藤富和 at 17:34 | TrackBack(0) | 日記

2011年07月04日

大橋を楽しもう会・清掃活動

昨日は、大橋を楽しもう会の清掃活動でした。
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街がきれいになりました。
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清掃活動の後、むっちゃん万十(むっちゃん万十大橋店さん)とお茶(ダイキョーさん)の差し入れを楽しみました。
posted by 後藤富和 at 15:30 | TrackBack(0) | 日記

2011年05月28日

犯罪被害者支援

犯罪被害者支援の活動もやっています。

現在、ある刑事事件の国選被害者参加弁護士を務めています。
「国選被害者参加弁護士」という制度自体、あまり知られていませんね。

これまでの刑事事件は、犯罪者と国の関係で進められ、被害者は蚊帳の外に置かれていました。そのことが被害者に二次被害を生む原因の一つともなっていました。

法の改正により、一定の範囲で被害者も刑事事件に関与することが出来るようになりました。

まだまだ不十分ですが、少しでも被害者の方の気持ちが浄化されることを願って、この活動を続けています。
posted by 後藤富和 at 16:20 | TrackBack(0) | 日記

2011年05月26日

交通事故の研修

福岡県弁護士会主催の交通事故の研修があったので参加しました。

損害保険両立算出機構の方が講師で以下のような点お話を伺いました。
・自賠責保険の損害調査業務
・自賠責保険の特色
・自賠責保険と任意保険の関係
・事故から請求までの流れ
・後遺障害等級の認定基準
・高次脳機能障害
・外貌の障害(男女差の解消)
・症状固定時期の考え方(特に学齢期前の小児)
posted by 後藤富和 at 18:03 | TrackBack(0) | 日記

2011年04月29日

力のある正義が勝つ

熊本に、国を相手にした訴訟で負け知らずの弁護士「板井優」がいます。
水俣病、じん肺、南九州税理士会事件(この事件は後に司法試験でも出題されました)、川辺川利水訴訟、原爆症認定などなど、「住民こそが主人公」をモットーに、正義を貫いた弁護士です。

その板井弁護士が、昨年、熊本日日新聞の「わたしを語る」欄に連載した「ヤナワラバー人生」が、単行本にまとめられ出版されました。

「裁判を住民とともに ヤナワラバー弁護士奮闘記」(熊本日日新聞社刊)

帯文は潮谷義子前熊本県知事。潮谷前知事の文を一部引用します。
「あふれる生命がけの正義。沖縄出身の「ヤナワラバー」が、なぜ裁判に負け知らずの弁護士と評されるのか。人への情愛、不条理さを放置しない強い生命がけの正義、法の中心軸は人であるこ等が、読むほどにあふれている。」

ヤナワラバーとは、沖縄の言葉で悪ガキという意味だそうです。

その出版記念パーティー(KKR熊本)に出席しました。

最近、板井弁護士の言葉で胸に響くことがあります。
それは、「正しいからといって勝てるわけじゃない。力のある正義が勝つんだ」という部分です。

たとえば、諫早湾干拓について、有明海の漁師たちが自分たちの問題として提起した「よみがえれ!有明訴訟」は、裁判だけでなく、地元世論の盛り上がりや、国政での問題喚起にも取り組みました。その結果、地裁でも高裁でも勝ち、勝訴判決が確定しました。
この事実に接する時、「力のある正義が勝つ」という言葉を実感します。

ゴールデンウイーク後半、日韓の弁護団会議のために韓国に行きます。
正しいからといって勝てるわけじゃない。裁判で勝つには法廷だけでなく、世論や政治も変えていかなければならないということを伝えてこようと思っています。
posted by 後藤富和 at 12:05 | TrackBack(0) | 日記

少年事件

今週は、少年事件の審判がありました。

なぜ、少年事件や刑事事件の弁護を引き受けるのかという市民の声もあります。
人権の観点や刑事裁判の制度上の観点から、弁護人がいなければ罪を罰する事ができず、刑事弁護は弁護士の義務と言えます。
ただ、こういった理由だけではなく、僕は自分と自分の家族の生活を守る観点からも少年事件や刑事事件に取り組んでいます。
非行少年や刑事被告人は、死刑の場合を除いて、いつか必ず社会に戻って来ます。
つまり、否が応でも彼らを社会が受け入れなければならないのです。
そうであるならば、少しでも更生して、市民に危害を加えることがない状態になって戻って来て欲しいと思います。
その更生のために様々な役職の人が関与しますが、弁護人は、その入り口部分を担当しています。その入り口で少しでも更生の道に舵を切れたらと考えて取り組んでいます。
posted by 後藤富和 at 11:57 | TrackBack(0) | 日記

2011年04月07日

東日本大震災復興支援対策本部

弁護士会の「東日本大震災復興支援対策本部」の無料法律相談員に登録しました。
posted by 後藤富和 at 17:50 | TrackBack(0) | 日記

2011年04月06日

マスコミが伝えない現代中国の実像

昨夜、「マスコミが伝えない現代中国の実像」講師 大西広(京都大学大学院経済学研究科教授)を聴きに福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)に行って来ました。

以下はその時の私のメモ。

震災後、混乱が起きなかったことや火事場泥棒のような者が少なかったことは日本の誇るべきところ。中国でも高く評価されている。また、日本人社長が命を投げ打って中国人研修生を助けるたことは、今、中国で高く評価されている。津波ではなく地震自体による死者が少なかったのは日本の先進国たるところ。これが中国なら地震自体で多数の死者が出ただろう。
諸外国から震災の援助が届いているが、最大の援助をしているのは中国。災害時に助け合うのは国際社会では当たり前のことだから、中国からの支援を嫌がったりする必要はない。中国からの援助は嫌などというのは偏狭なナショナリズム。

竹島問題。
1904年2月6日 日露開戦
1905年2月20日 竹島(独島)編入
同年9月5日 ポーツマス条約調印、第2次日韓協約(韓国の外交権を剥奪)
竹島編入の時には、韓国が反対をしなかった。これが、日本領と主張する根拠。
しかし、1904年8月22日の第一次日韓協約によって、外交案件については日本との協議を必要とされていたので反対出来なかったというのが韓国側の根拠。

尖閣諸島はこれとは違う。
尖閣の閣議決定は日清戦争時。
竹島との違いは、日清間には協議などの制約はなかった。中国の主張はこの点で弱い。
また、実行的支配の点でも竹島と違う。竹島は韓国による実行的支配が現にされているが、尖閣諸島は中国による実行的支配はなされていない。この点でも中国の主張の根拠は弱い。
ただし、日本側にも弱点がある。日本は閣議決定をしているが、日本政府はこの閣議決定を通告していない。ここは日本の弱いところ。この点、日本政府は、下関条約の中で割譲の範囲に尖閣諸島が入っていない、つまり、下関条約の時に清は文句を言わなかったではないかと反論する。
尖閣諸島をめぐる反日デモ。
反日デモで成都のイトーヨーカドーは窓ガラスを割られたが、翌日、イトーヨーカドーにはたくさんのお客さんがいた。しかも、イトーヨーカドー前の歩行者天国に警官が500人いた。中国政府は反日デモを抑えるのに一生懸命になっている。度を超えたほどの中国政府の対応に驚いた。中国人が尖閣諸島を中国の領土だと主張してデモをすることに対して中国政府はそれを徹底的に弾圧した。
尖閣諸島について中国人が中国領だと主張するのは権利であるが、だからと言ってイトーヨーカドーの窓を割ったり、日本料理店を襲撃したりするのは権利ではない。それは反日活動。こういった反日活動を行っている中国人は日本軍国主義者と日本人民を区別していない。
中国共産党は、日本軍国主義者と日本人民を明確に区別していた。アメリカの原爆投下に抗議したのは日本政府以外には中国共産党だけ。しかも、終戦前にアメリカに抗議をしている。戦争中にも日本軍国主義者と日本人民を区別していた。
この中国政府の考え方を、中国人に説得して来た。親や子を日本人に殺された人達をも説得した。この説得の努力はすごい。
しかし、最近は、中国政府は説得ではなく弾圧するようになってきた。説得できなくなっている。反日の連中がインターネット上に野放しとなっている。反日活動を説得できていない。
昔はできていたことが今はできなくなっている。
中国側も日本側も偏狭なナショナリズムを抑えきれなくなっている。
マスコミの問題も大きい。国民ウケするコメンテーターばかり並べるマスコミも悪い。ただ、マスコミは売れなければならない。国民は見たいニュースだけを見、読みたい記事だけ読んでいる。マスコミは売れなきゃ仕方ないから国民にウケる記事しか書かなくなる。国民とマスコミが増幅しあっている。
なぜ、日本国民はああいった記事を読みたがるのか。日本人の閉塞感。昔も今も日本人は頑張っているのに今はなぜうまくいかない。誰のせいだと追求しないと気が済まない(社会学上の病理現象)。公務員が悪いといえば、そうだそうだとなる。教師が悪いとなればそうだそうだとなる。
これと同じことが中国にも生じている。
日本にも中国にも偏狭なナショナリズムが育つ環境が作られている。
同じようなことは戦中の鬼畜米英だとか、80年代の日米貿易摩擦の時にも見られた。

汚職議員の禊ぎが済んだことについての考え方の違い。
社会的犯罪と個人的犯罪のどっちが悪いかについて、日中で考え方が全く違う。中国では社会的犯罪に対して厳しい。日本は社会的犯罪に対する感覚は緩い。アヘン戦争の歴史。満州国政府の財源はアヘンであった。かつて諸外国が中国の文物を持ち出した。こういった背景事情を知らないと、なぜ麻薬で死刑になるのかというのが理解できない。

土地の私有。
中国では農民が差別されている。これは7割方は正しい。農民戸籍と都市戸籍を別にしたこと。それは、全ての耕作者に農地を保有させるための制度であった。そこで、耕作者とそれ以外を区別する必要があった。そして、それを永続させるために土地の割変えが必要となり、そのために土地は全て国有とし農地の使用権を耕作者に与えた。しかし、その制度が崩れてきた。土地の割変えがされなくなってきた。私有財産制に近づいてきた。そうなると、農村部で成人したのに土地のない者が現れ、逆に農民じゃないのに土地を持つ者が出てきた。この後者の人達は農地を小作に出す。部分的であれ地主小作制度が復活してきている。戸籍制度が悪いとは一概に言えない。

少数民族の問題
ウイグル族とチベット族は厳しい環境におかれている。2006年のチベット鉄道の開通。それ以前は観光客は飛行機でしかいけなかった。290万人のチベット自治区に年間400万人の観光客がチベットにくるようになった。そうなるとホテルや土産物屋などがビジネスチャンスとなり、やり手の漢民族が押しかけ、朴訥であったチベット人は対抗できない。資本家は漢民族、雇われているのはチベット民族。それまでチベット民族は資本家に使われたことがなかった。チベット民族に不満が広がっている。ただ、漢民族に負けない勝負をチベット人がすればいいのだが。少なくとも制度上はチベット民族としての独自の権利は認められている。
中国の少数民族の問題を研究していると、日本の方がおかしいという気になってくる。日本は意識せずにいるが、複数民族の国家。アイヌなどの少数民族に独自の権利はあるか。中国ではあるが、日本にはない。例えば国会議員の中にアイヌ民族枠などを考えてもいいのではないか。
沖縄は、別の民族かどうか、これは難しいが、少なくとも130年前までは別の民族であった。ただ、これをはっきりするのが重要というわけではない。そもそも民族の区別は曖昧。
本土の日本人は沖縄の人達に苦労をさせすぎている。
中国には大漢族主義という考えがあるが、われわれ日本人に大大和民族主義はないか。
posted by 後藤富和 at 09:27 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月31日

清き1票、実は0.2票

【市民講座】「1人1票実現訴訟の違憲判決を考える」
講師 伊藤真(弁護士、伊藤塾塾長、1人1票実現国民会議事務局長)
主催 福岡県弁護士会主催
に参加してきました。
以下、僕のメモ。

護憲改憲以前に、憲法とは何かを知ってもらいたい。
憲法とは何か。
法律はなぜ正しい?
⇨その地域や時代の多数の意見に従っているから
⇨では、多数意見は常に正しいのか?
⇨No人間は過ちを犯す。exイラク戦争(日本は真っ先に支持)、ヒトラーは選挙で正当に選ばれた。
憲法の必要性
⇨多数意見が常に正しいわけではない
⇨多数意見にも歯止めが必要。多数意見でも奪えない価値(人権・平和)があるはず
⇨それを守るのが憲法(少数派を守るもの)

法律は、国家が国民を制限
憲法は、国民が国家を制限

憲法尊重擁護義務(憲法99条)
憲法を守る義務は天皇、公務員に課せられている。
強者(多数派)による弱者(少数派)への理不尽を許さない。
民主主義(多数決)の横暴を許さない。それが憲法。

参議院選挙の国会議員1人あたりの有権者数は、鳥取と神奈川では5倍の格差。国会議員の多数は常に国民の多数にはなっていない。国民の少数が国家を支配している国⇨民主主義の国とはいえない。清き1票、実は0.2票。福岡県の人は0.24票しかない。福岡県民は4人集まらないと鳥取県民1人の意見と対等にならない。兵庫県と鳥取県は接している。トンネルを超えると1票が0.2票となる。県境の町はどちらも田舎。地方の意見を反映させるためという説明で、この差は合理的に説明はできない。

アメリカでは、1対0.993の格差を違憲と判断した。

民主主義は多数決
・少数者への配慮は議論の過程で十分に行うべきこと。
・十分に審議討論して、最後は徹頭徹尾、多数決で決める。

なぜ国会議員の議決権は対等か
・同じ選挙制度の下で選出された国会議員であれば、その議員の背後に同数の主権者たる国民が控えているからに他ならない。

あなたの1票の価値についてはこのサイトで簡単にチェックできます。
http://www.ippyo.org/

僕の場合は、衆議院0.49、参議院0.24でした。

サンプラザ中野くんが、テーマソングも作ったようですね。
http://www.ippyo.org/topics/2011030901.html

福岡県弁護士会の会長声明
http://www.fben.jp/suggest/archives/2011/03/post_211.html
posted by 後藤富和 at 19:39 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月28日

【ご案内】マスコミが伝えない現代中国の実像

講演会のご案内です。

「マスコミが伝えない現代中国の実像」

講師 大西広(京都大学大学院経済学研究科教授)

日時  4月5日(火)18時30分〜20時30分
場所  福岡市人権啓発センター(リバレインオフィス10階)
参加費 500円
主催  日中友好協会福岡県連合会、同福岡支部
posted by 後藤富和 at 15:50 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月27日

東日本大震災募金活動

今日は、日中友好協会、中国帰国者(中国残留孤児)と合同で、福岡市天神で、東北地方太平洋地震義援金の募金活動を行いました。

今回の募金は日本赤十字社を通じて現地の支援に役立ててもらいます。
posted by 後藤富和 at 18:16 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月23日

地球の声が聴こえる

大橋法律事務所では、BOSEのウェーブミュージックシステムで音楽を流すようにしています。
これはお待ちいただいている方にリラックスしてもらうことと、相談室の声が相談室外に漏れないようにするための配慮という意味があります。

今日は、BGMとしてナショナルジオグラフィック誌の付録「地球の声が聴こえる」を流しています。
バリ島のガムランや、ジンバブエの親指ピアノ、アラーの神を称える歌など、興味深い音楽となっています。
posted by 後藤富和 at 13:58 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月22日

グリーンツーリズム

この連休、大分県の安心院(あじむ)で農泊体験をしてきました。
安心院は、日本におけるグリーンツーリズムの先進地。
http://www.ajimu-gt.jp/
これまで弁護士仲間と2度宿泊したのですが、今回は、家族で。

今回お世話になったのは、「舟板昔ばなしの家」
http://www.ajimu-gt.jp/page0102.html
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ワインを飲みながら、自家製こんにゃくや猪肉、ドジョウなど楽しみ、五右衛門風呂に入って、田舎を満喫しました。
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日弁連のグリーンツーリズムに関する決議
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/hr_res/2004_4.html
posted by 後藤富和 at 19:24 | TrackBack(0) | 日記

ご自由にご覧ください

大橋法律事務所では、受付スペースにおいてある本(法律書、自然環境に関する書籍、写真集、雑誌、コミックなど)をご自由にご覧いただけます。

弁護士が裁判が長引いたりしてお待たせすることがあるかもしれませんが、その際は、遠慮なくご自由に本をお取りになってご覧ください。

本日から、大橋法律事務所では「ナショナルジオグラフィック(日本版)」を定期購読することにしました。
興味ある方はぜひご覧ください。
posted by 後藤富和 at 19:09 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月17日

地域に憲法を

福岡県弁護士会の会報に私の記事が掲載されましたので以下に転記します。

憲法リレーエッセイ「地域に憲法を」

 「憲法を改正しないと世界平和に貢献できない」「北朝鮮が攻めてきたらどうする」「憲法はアメリカに押しつけられたもの」といった声をしばしば耳にします。しかし、声高に憲法改正が必要と叫んでいる人の内、実際に憲法を読んだことがある方はどれくらいいるでしょうか。ワイドショーで繰り返し流される北朝鮮の指導者の姿を見て、日本も憲法を改正して軍事力を強化した方が良いと感じた市民の内、どれくらいの方が憲法を学んだことがあるでしょうか。実際には多くの方が憲法を読んだことがありません。
 また、「人権を守ろう」といった標語は町中に溢れていますが、人権って何?と質問すると、しばらく考えた後に、障害者などの困っている人に手を差し出すこととか、いじめをなくすこと、といった答えが返ってきます。その根底には、人権は、障害者や高齢者などに何かを施すことという意識があります。つまり、人権は、障害者や少数者など弱者のためのものであって、自分たちにも人権が保障され、自分たちが人権の担い手であるという意識はまずありません。しかも、朝鮮学校に通う学生たちが嫌がらせにあっているという話をすると、必ずと言っていい程、「そうは言っても、北朝鮮の人たちだから」とか「北朝鮮の教育を受けている子どもたちに人権やらあるわけなかろうもん」といった返事が返ってきます。
 人権、そして憲法が、国民に浸透していないことのあらわれだと言えます。
 では、人権擁護を使命とする私たち弁護士に何ができるか。弁護士業務を通じて人権を擁護するのは当然ですが、人権・憲法のプロとして地域社会の中で市民の中に入り人権・憲法を啓蒙する活動ができるのではないでしょうか。
 私は、現在、福岡市内の小学校のPTA研修委員会の委員長を務めています。PTA研修委員会というのは、地域における人権意識を高めるために、保護者を対象にした人権教育を企画・実践するための委員会です。
 例えば、私が委員長を務めている小学校のPTA研修委員会では、市の人権教育推進員を招いて出前人権講座を開催し、身近な人権として家庭や職場でのジェンダーの問題や、最大の人権侵害が戦争であること等を学習しました。また、子どもの虐待防止プログラムCAPのワークショップを受講したりしました。
 さらには、環境保全は人権保障の基盤であるという意識から「生物多様性とわたしたちの暮らし」をテーマに、福岡市の自然環境の重要性と、環境保全のための企業の取組みを学びました。具体的には、スターバックスコーヒー大濠公園店において、同社が取り組んでいる先進的な環境保全活動についてレクチャーを受け、その後、日本野鳥の会のレンジャーのガイドで裁判所周辺のお堀にいる渡り鳥を観察し、未来の子ども達の生きる権利を守るために私たちに何ができるかを考えました。
 3学期には、1年間の研修のまとめとして、弁護士(私のことですが)を講師に招き、憲法の観点から見た人権について学習しました。
 ともすれば、福祉の面に偏ってしまいがちな人権学習について、私たち人権のプロである弁護士が参画しアドバイスをすることで、人権が私たち自身に密接に関連し、私たちが担い育てていくもの、そして、人権を保障するために憲法があることなど、人権・憲法について充実した研修が可能になるはずです。
 特に、当会会員は、ハンセン病訴訟や中国残留孤児訴訟等、人権擁護のための裁判に先進的に取り組んでいますので、ハンセン病の元患者さんを招いてPTAで講演する等、地域の皆さんに対して充実した人権教育・憲法学習の機会を提供することができるのではないでしょうか。
posted by 後藤富和 at 15:00 | TrackBack(0) | 日記

今やるべきこと〜日本中の原発を安全に停止させること

今回の災害は、天災と言われています。確かに地震や津波そのものは天災ですが、今後長年・広範囲に被害を拡散し続ける原発事故については完全に「人災」です。
単純にいうと、今回の事故は水冷式のエンジンの冷却水がなくなったオーバーヒートです。これを「想定できなかった」なんて詭弁もいいところです。

そして、今、僕が懸念しているのは九州特に玄海原発を擁する北部九州で同じことが起こりかねないということです。遠い東日本の被害ではなく、直接、僕たちに迫っている危機です。

原発を推進してきた政界・電力会社が唯一の拠り所としてきた安全神話が、日弁連をはじめとするNGOらから繰り返し指摘されてきた通りに脆くも崩れ落ちたのですから、原発安全神話に依拠した政策は即刻見直すべきです。

九州電力がやるべきことは、原発安全宣言を出すことではなく、原発の安全性が確立されるまで、原発を安全に停止させておくことだと思います。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110315-OYS1T00500.htm
つまり、もともと、原発の安全性なんて科学的根拠のない「神話」にすぎなかったのですから、原発を停止させている間に、再生可能エネルギーなど人体や環境への負荷の少ない発電に方向転換して行くことが重要だと思います。

そのための節電や停電であれば、僕たちは喜んで受け入れます。

佐賀県弁護士会会長声明(2006年)
http://www17.ocn.ne.jp/~sagabgsk/seimei/060316.pdf

日弁連決議(1976年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/hr_res/1976_4.html
日弁連決議(1983年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/hr_res/1983_2.html
日弁連会長声明(1991年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/1991_5.html
日弁連決議(1998年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/ga_res/1998_2.html
日弁連決議(2000年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/hr_res/2000_2.html
日弁連会長声明(2002年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/2002_13.html
日弁連意見書(2002年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/2002_13.html
日弁連緊急提言(2004年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/2004_34.html
日弁連意見書(2005年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/2005_37.html
日弁連意見書(2007年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/070823_6.html
日弁連意見書(2008年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/081219_5.html
日弁連宣言(2009年)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/hr_res/2009_3.html
posted by 後藤富和 at 09:41 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月16日

桃の花

事務所の中で桃の花が満開です。
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posted by 後藤富和 at 20:26 | TrackBack(0) | 日記

ツイッター、フェイスブック

ツイッターとフェイスブックをはじめました。
posted by 後藤富和 at 09:21 | TrackBack(0) | 日記

東日本大震災

本日、福岡県弁護士会を通じて、東日本大震災被災者のために義援金を寄付させていただきました。
こういったことしかできないのがもどかしいです。
posted by 後藤富和 at 09:20 | TrackBack(0) | 日記

法教育

昨夜、福岡県弁護士会の法教育センターの研修を受けてきました。

当番で要請があった小中高校に派遣されて生徒達に法教育の授業を行います。
楽しみです。
posted by 後藤富和 at 09:18 | TrackBack(0) | 日記

ヤナワラバー弁護士

「裁判を住民とともに〜ヤナワラバー弁護士奮闘記」 板井優著

僕が尊敬している弁護士の人生について昨年、熊本日日新聞が連載したものをまとめた本です。
帯文は、潮谷義子前熊本県知事です。
posted by 後藤富和 at 09:18 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月14日

日弁連会長談話(3月12日)

東北地方太平洋沖地震にあたっての緊急会長談話

http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/110312.html

抜粋「政府は、現時点において、原子力発電所から半径10キロ圏の住民に対し避難指示を行っていますが、原子炉災害の危険性にかんがみれば、よりいっそうの情報開示など早期かつ的確な対応が求められます。」
posted by 後藤富和 at 13:19 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月10日

首相官邸前

昨日は、諫早干拓排水門に関する農水省との開門協議のために上京していました。

肺がん治療薬「イレッサ」をめぐる政府の対応が許せず、お昼に、首相官邸前での抗議行動に参加しました。

裁判所が和解を勧告したのに対し、厚労省が裏で、日本医学会等の団体に裁判所の和解勧告を批判する声明を出すよう働きかけていたことが明るみに出ました。

厚労省にとっては、人の命よりも省庁のメンツの方が大事なんですね。
許せません。
posted by 後藤富和 at 15:02 | TrackBack(0) | 日記

2011年03月07日

大橋を楽しもう会清掃活動

昨日は、大橋を楽しもう会の清掃活動でした。
http://enjoy-ohashi.com/

大橋を楽しもう会では、定期的に清掃活動を行っており、大橋駅周辺はかなり綺麗だと思うのですが、それでも、ガムや煙草のカスが植え込みの中などに捨てられています。

ガムや煙草をたしなむ人の中でごく一部の方が、マナーを守らずにポイ捨てしているのでしょう。
一部の人のために全体のイメージが悪くなります。マナーを徹底することが重要です。そのためには、一度、ゴミを拾う側にまわってみると良いと思うのですが。

それと、ガムや煙草はどうしてもカスが出るものです。
そこで、かつて空き缶のプルタブの構造を変更したところプルタブの廃棄がなくなったように、ガムや煙草の構造上ゴミがでない、あるいはゴミとしてポイ捨てしにくいようにできないかと思っています。
posted by 後藤富和 at 19:00 | TrackBack(0) | 日記

ラオス人研修終了

先週でラオス人の研修が終わりました。

最後の日は、有明訴訟のため、長崎地裁へ。

長崎に行くと言うと、彼は「アトミック・ボム!」と驚きの声を上げました。
そりゃそうですよね。
外国人からすると、原爆で壊滅した都市に人が住んでるって信じられないことですよね。私も多分、チェルノブイリに行こうって言われたら、驚きの声を上げてしまいます。

車で長崎道を西進。
ラオスにはハイウェイがないので、私たちにとって見慣れた高速の風景も彼にとっては珍しいようで、写真を撮りまくっていました。

長崎について中華街の江山楼へ。
1人だとチャンポンしか頼めませんが、今回は3人(通訳含む)なので、コースを楽しむことができました。
中華街なので、当然、中国風の内装と思いきや、畳敷きで、しかも、店員が和服姿なのが彼には新鮮に写っていてようで、仲居さんと写真に写っていました。

長崎地裁での進行協議については、新聞等で報道されている通りなので省略します。

報告集会、記者会見を終えて、弁護団会議。

弁護団会議後、長崎市立図書館へ。
ここは、かつて新興善小学校があった場所です。つまり、原爆投下後、臨時の救護所になった場所です。
図書館の中の「救護所メモリアル」に案内しました。
そこで流れている映像に彼は強いショックを受け、「ここがこの場所なのか?」と驚いていました。

環太平洋地域のリーダーを受け入れたのは今回で3回目でした(過去2回はいずれもモンゴルの人でした)。
私にとっても大きな収穫となりました。
posted by 後藤富和 at 11:00 | TrackBack(0) | 日記

2011年02月28日

破産管財人

先週土曜日、破産管財人の研修を受けました。

これまで、破産管財人として度々、管財事件を取り扱ってきましたが、ここ2年ほど、多忙のため、管財人としての業務を中断しておりました。

今回、管財人としての仕事を再度始めようと考え、研修を受けてきた次第です。

破産管財人として、管財事件を取り扱うと、破産申立代理人とは別の視点から破産事件を見ることがで破産申立代理人としての業務を行うに際して役に立つ発見などがあります。

借金でお困りの方は、一人で悩む前に、勇気を出してご相談ください。
posted by 後藤富和 at 15:21 | TrackBack(0) | 日記

2011年02月15日

人権学習会の講師

昨日、私が委員長を務める小学校PTA研修委員会に、弁護士を講師に招いて、人権と憲法の学習をしました。

といっても、講師として招かれたのは私です。

配布した資料は、日本国憲法の条文。

今回は、keynote(マック版パワーポイント)を使用し、iPadをプロジェクターにつないで、講演を行いました。

iPadは、こういった講演やプレゼンで威力を発揮しますね。

さて、講演の内容は、これまで市の人権担当者から受けて来た出前人権講座の内容を法的観点から整理したものです。

講演のタイトルは「人権って何?憲法って何?~子どもに質問されても困らないように…」

ざっと内容をかいつまんで説明すると。
・今ここにいることも人権
・「憲法」って何?
・法律と憲法の違い
・何で権力を縛るのか=「個人の尊厳(人権)」確保のため
・「個人の尊厳」確保のための3つの手段(基本的人権の尊重、国民主権、平和主義)
・人権の根拠
・誰に人権が保障されるのか(女性は?子どもは?外国人は?)
・自由権
・社会権
・参政権
・新しい人権(プライバシー、環境権、知る権利)
・人権の限界(「公共の福祉」の意味)
・国民主権(民主主義)・三権分立
・平和主義

講演後、質問や意見がたくさんでました。
生活保護の不正受給の話や、福祉政策、愛国心の問題、はたまた北朝鮮が攻めて来たらどうするかなど、幅広い意見が出されました。
今回は、人権に絞った学習だったので、国民主権や平和主義については条文の紹介程度にとどめたのですが、憲法9条のあり方について、皆さん様々なご意見をお持ちのようで参加者の方で活発な議論がなされました。
一定の結論が出るわけではありませんが、議論するってことが大切だと感じました。
posted by 後藤富和 at 09:00 | TrackBack(0) | 日記