今回は、アサガオの種の収穫についてお話したいと思います。
私たちが育てているアサガオは、高いところで育てていて虫があまり遊びに来ないせいなのか、大輪朝顔のため花粉が少ないためなのか、受粉がなかなかうまくいかず、最初の方に咲いた花は受粉せずにいくつもしおれていきました…。
そこで、アサガオも、ゴーヤと同じように受粉作業を自分達の手で行うことにしました。
(参考文献URLhttp://www005.upp.so-net.ne.jp/asagao/saisyu.html大輪朝顔の採種の方法)
アサガオには、1つの花の中におしべが5本、めしべが1本あります。つぼみの段階ではめしべよりおしべが短く、日が経つにつれおしべがめしべよりも長くなります。
通常では、おしべがめしべより長く伸びていくときに、おしべについている花粉がめしべについて、自然に受粉し、結実するそうです。
しかし、大輪朝顔のように花粉が少ない場合や確実に元の花と同じ花の種が欲しい場合、また、他の花とかけ合わせた花を作りたい場合に、人の手で受粉作業を行います。
受粉作業とは、花粉のついているおしべを1本ピンセットで取り、めしべに花粉をこすり付ける作業のことです。
他の花とかけ合せたい場合(交配)は、片方の花のおしべを取り出し、もう一方の花のめしべにこすり付けます。
ちなみに、大輪朝顔は同じ品種を栽培していくと、年々退化してしまい、大きな花が咲かなくなってしまうそうです。それを防ぐために、何年か後に、交配が必要になります。
次に、受粉が完了したら、虫媒による交雑をふせぐために糸やひもで先端を結びます。同じ花の種類でもこの作業が必要なのかはわかりませんが、交配を行った時には必ず必要な作業だそうです。
花弁はデリケートなため、やわらかいひもで優しく結ぶとより良いですね。
受粉が成功すると、
数日後に子房がふくらんできます。
受粉が成功していない場合だと、花がしおれた後も子房は細いままです。
その後、子房が茶色に変色し、茎と子房の間も茶色に変色したら、収穫時です。
茎と子房の間の色がまだ緑色の場合は、種に栄養が送られている最中のため、まだ収穫してはいけません。
種を取ったら、
日陰の風通しが良い場所で乾燥させます。
一つの子房から複数の種が取れるのですが…
まだ、茶色になりきれていない結実した子房が20個ほど見られます。
いったい全部でいくつの種が取れるのでしょう。
全て収穫し終えたら、数を数えてみたいと思います。
たくさん収穫できたら、どなたかに種をおすそわけしたいです^^
事務局T