2014年01月29日

「慰安婦」問題など公共放送の責任者としてふさわしくない発言をした籾井勝人氏のNHK会長辞任を強く求めます!

NHK会長 籾井勝人様

                           2014年1月28日

「慰安婦」問題など公共放送の責任者としてふさわしくない発言をした籾井勝人氏のNHK会長辞任を強く求めます!

私たちは日本軍「慰安婦」被害者の証言に衝撃を受け、「慰安婦」問題に取り組んできたものたちです。私たちは2014年1月25日の記者会見での籾井氏発言に驚愕しました。

彼は、「戦争をしているどこの国にもあったでしょ」「韓国が、日本だけが強制連行をしたみたいなことをいっているから、話がややこしいですよ。お金寄越せと言っているわけですよ、補償しろと言っているわけですよ」と発言されています。

籾井会長の発言は歴史事実に関するあまりにもの無知をさらけ出しています。
?「慰安婦」制度は日本軍が作った強制売春制度であり、同じような制度を持った国はナチスドイツだけでした。女性の意思に反し強制的に性行為を強要した点で国際的に人権侵害として認識されているのです。現在では公文書資料から明確に国と軍が関わった事が証明されています。
?韓国だけが強制連行をしたと主張しているのではありません。裁判で謝罪と賠償を求めた被害者は韓国のほかフィリピン、オランダ、中国、台湾、などに広がり、他にもインドネシア、東ティモール、マレーシアからも被害者が名乗り出ています。

日本政府の公式見解である河野談話の「心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対して心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる」「我々はこうした歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい」という内容からもあまりにもかけ離れた人権感覚と歴史認識の欠落をあらわにしています。
「慰安婦」問題は日韓の最大の外交対立の課題であり、アメリカからも解決を求められている現在の情況において、国際感覚が欠落した発言と言わざるを得ません。

日本を代表する公共放送の会長としてあまりにも恥ずかしい発言です。
このようなゆがんだ歴史認識を持つ会長が、編集権の最終決定権をもち、かつ「ボルトとナットを締めることがミッション」としてNHK組織に臨むことを明言していることに慄然とした恐怖を覚えます。現場の人たちが自由な報道や制作を委縮するようにならないかと大変危惧します。

他にも領土問題、安倍首相の靖国参拝に関して政権と一体化したかのごとき発言が目立ちます。
「不偏不党、真実及び自律を保障する」NHK会長として籾井氏はあまりにもふさわしくありません。辞任を強く要求します!

               「慰安婦」問題にとりくむ福岡ネットワーク
               「慰安婦」問題と取り組む九州キリスト者の会
posted by 後藤富和 at 07:53| 平和