2012年08月04日

電気足りてる

昨日、天神で、原発なくそう!九州玄海訴訟の街頭宣伝を行いました。
暑かったぁ。
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連日の猛暑ですが、九州電力のHPにある「電気予報」で使用実績を確認すると
http://www.kyuden.co.jp/power_usages/pc.html
この夏の電気の使用実績は概ね70%〜90%で推移しており、連日、青信号(安定した受給状況)となっています。昨日は87%です。
ちなみに、信号の色は、青(安定)、黄色(やや厳しい)、オレンジ(厳しい)、赤(大変厳しい)の4種ありますが、連日、青が点灯しており、今週もすべて青、来週の予測も全て青、再来週の予測はまだ出ていませんが、お盆で工場等が休みに入るので電力需要が極端に落ちるので、青信号が続くのは確実です。

計画停電のお知らせって、何だったんでしょう。原発ないと困るぞ!と市民を脅すための恫喝だったんでしょうか。

ちなみに、九電が言っている「ピーク時供給力」は、その時点の九電の全ての発電能力を示すものではなく、九電の方で計画している供給力のことです。
現に、7月1日段階のピーク時供給力は1328万kwですが、昨日(8月3日)のピーク時供給力は1732万kwとなっています。わずか1か月で30%も供給力がアップしているのです。
つまり、稼働させていない発電所、埋蔵電力が沢山あるということです。
ちなみに今日は1576万kwとなっており、一晩で10%も落ちています。土曜日で需要が少ないので、昨日のピーク時供給力だと、使用実績が90%にならないので、数字をいじったんですね。
原発なくそう玄海訴訟弁護団が、九州電力発表のデータを基に計算したところ、九州電力だけの供給力で1759万kwとなり、これに他電力会社の余剰電力の融通(昨日時点120万kw)を加えると1879万kwとなります。
http://no-genpatsu.main.jp/download/genkokujunbishomen1.pdf
この真実の供給力からすると、本日の最大使用実績は80%となり、20%も余力を残していることになります。九電の発表は87%なので、この点でも九電は誇大(あるいは紛らわしい)発表をしていることとなります。

この夏、九電の電気の使用実績が90%を超えたのは、7月25日(91%)、26日(93%)、27日(91%)、28日(91%)の4日です。
でも、この4日についても、九電が発表している現在のピーク時供給力で計算すると、7月25日(85%)、26日(87%)、27日(86%)、28日(81%)となります。つまり、本当は、この夏、一度も使用実績が90%を超えていないということです。

念のためにいうと、このピーク時供給力には原発は含まれていません。
全然、原発は必要なかったということです。

あっ、本題に入ります。
原発なくそう!九州玄海訴訟では、引き続き、原告を大募集しています。
現在、約5000名の方に原告となっていただいていますが、目標1万人までまだ半分です。
引き続き1万人原告を目指し原告を大募集しています。
ぜひ原告になって、一緒にたたかいましょう。
申込書はこちら↓
http://www.ohashilo.jp/no-genpatsu.html
お問い合わせはこちらまで
http://www.ohashilo.jp/no-genpatsu.html
よろしくお願いします。
posted by 後藤富和 at 10:08| 環境