2012年04月16日

諫早水門開けた場合の農家のメリットは

雲仙市の若い市民から「開門することで農家は何かメリットがあるのでしょうか。」との質問をいただきました。また彼からは開門だけでなく魚付き林の植樹など魚を呼び戻すための取り組みの提案をいただきました。
これに対して、弁護団からの回答はこうです。
後背地の農家の方達は、行政が本来やらなければならない対策を怠ってきたことで危険な状況におかれてきた。潮受堤防は諫早市の水害対策にはならない(それは国も認めている)。本来やらなければならない佐賀県が行っているような既存堤防のかさ上げや排水ポンプの設置など。それなのに、後背地の農家の方々は、干拓を推進したい行政に、諫早湾干拓によって防災も農業も解決できると騙され続けてきた。開門によって、行政に本来の対策工事に力をいれさせる方が農家のメリットになる。
また、アオコやユスリカが蔓延する調整池の水を使うことは営農にとってマイナス。開門し調整池の水に頼らない農業、そして海を再生させたということでブランドイメージも上がる。
農家も反対するばかりでなく、今後の農業をどうして行くのか真剣に考えるべき。

学者の発言
・諫早湾調整池の水質改善のために年間40億円の費用をかけているが、水質基準は一度も達成できていない。調整池に汚濁物が溜まっている以上、浄水しても調整池内で汚染されてしまうから、水質改善できないのは当たり前。
・調整池内で生産されているアオコの毒素は大変なもの。長崎県は調整池の水は安全などとデマ宣伝すべきでない。
posted by 後藤富和 at 08:58| 有明海