2012年04月15日

漁業者の叫び

瑞穂漁協(雲仙市)の組合長
アサリの稚貝40トン撒いて、8トンの収穫しかない。これが諫早湾締め切り後の有明海漁業の現状。

(補足)この漁協は他の長崎県の漁協と同様かつては干拓推進でした。しかし、このままでは有明海がダメになる、漁師はやはり海で生きるべきだとして、全会一致で開門に方向転換しました。諫干について語ることがタブー視されている長崎県で組合あげて開門の意見表明をすることはかなりの勇気がいることです。

瑞穂漁協の漁船漁民
知事は水門なければ調整池の泥が出て漁業に被害が出るというが、今も門を開けていて、堤防の外の海底には1m程、調整池から排出された泥が溜まっている。魚がいない。もう4か月、漁に出ていない。

有明漁協(島原)の海苔養殖漁民
一日も早く門を開けて海水を調整池に入れないと
今年の収量は平年の6割しかなかった。しかも、海苔の種をつけた直後に、調整池からの排水で芽流れしたので、他県の漁民から海苔網を分けてもらった。
長崎県知事は、開門すれば被害が出るというが、今、一方的に排水だけされ、被害が出続けている。一歩通行でなく、調整池に海水をいれて欲しい。
農相が佐賀に来た翌日、海苔漁民の妻が死んだ。開門が伸びれば犠牲者は増える。

有明漁協の組合長
海で生活できず農家にアルバイトに出ている漁民が多い。
一日も早く調整池に海水を入れて、元の海に戻して欲しい。

大浦(佐賀県)の漁民
諫早締め切り後25名の組合員ではじめたアサリ養殖業は、今、兄弟2人だけになった。今年はもやれない。昨年来、もう獲れる魚がいなくなった。漁師たちは、漁業で生活できず、タマネギ収穫のアルバイトに出ている。親が元気なうちに海を再生させないと後継者がいなくなる。一日も早い有明海の再生のために開門を。
posted by 後藤富和 at 08:16| 有明海