私が委員長を務める小学校PTA研修委員会で、福岡県弁護士会法教育委員会委員(九弁連法教育に関する連絡協議会委員)の春田久美子弁護士を講師にお招きし「人権と憲法〜やさしい憲法のお話〜」について学習しました。
春田弁護士は、2006年に裁判官を退官後、弁護士となり、現在、中学生と幼稚園のお子さんを持ち中学校PTAの成人教育委員(研修委員会と同義)をされている方です。
今日聴いたお話はこんな感じ。
身近にある憲法の問題
・AKB48の総選挙を題材に一人一票の原則
・ミニスカートで授業参観に行きたい母親(服装等の自由。かつての中学男子生徒の丸刈りをめぐる社会の動き)
・防犯カメラ(コンビニ、スーパー、商店街)は安心?Googleのストリートビューなど。
・これも男女差別?大学受験の女性優先枠など。
・学資保険と生活保護をめぐるある裁判の話。老齢加算のカットの話。生存権。
憲法って何のためにあるのでしょう?(憲法の本当の意味とは?)
国と私たち。国家権力と私たち。
そもそも憲法って、誰と誰の約束事?憲法は、私たちが国に向けて発した約束事。私たちの自由や権利は常に国によって脅かされてきた。
教えて!あなたの幸せ(小学校の授業)
子ども達が考えた国の姿
・争いがない
・自分の意見が伝えられる
・生き物たちと共存
→日本国憲法の前文を見てみよう。
私たち弁護士は自分自身憲法の講演をすることは多いのですが、同業者の憲法の話を聴く機会ってそうそうありません。今回の春田弁護士のお話しは非常に興味深く勉強になりました。
2012年03月09日
人権と憲法〜やさしい憲法のお話〜
posted by 後藤富和 at 00:24| 日記