2011年04月29日

琉球処分

大城立裕著「小説 琉球処分」を読み終わりました。

当時の明治政府の琉球処分官松田道之が残した記録「琉球処分」をベースに小説化した本書によって、独立国家であった琉球国がいかにして沖縄県にされたのかが分かりました。

渡嘉敷島の住民集団自決に対する軍関与の問題や、米軍基地問題などの根っこを知るためには本書を読むべきだと感じました。
人権や憲法ってのは、多数派にとっては必要性のないものです(多数派ってのは人権とか憲法とか言わずとも数の力(民主主義)によってどんどん要望を実現できますので)。むしろ、人権とか憲法ってのは、多数派の横暴から少数派の権利を守るための武器として重要です。

ヤマトという多数派が明治以降現在に至るまで琉球という少数派に加え続けている迫害について、多数派に属している私たちは思いが至っていないと感じました。
posted by 後藤富和 at 11:59 | TrackBack(0) | 趣味
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