2010年05月19日

調整池のユスリカ

今日は終日、長崎地裁の諫早湾周辺地域の現地進行協議(要は実質的な現場検証)でした。
ユスリカ

先月から諫早湾干拓調整池周辺では「ユスリカ」や「アオコ」が発生しているのですが、今日は朝から雨だったためそれらを見ることは出来ないと考えていました。

ところが、潮受け堤防道路のつけ根(北部排水門)で車を降りると、手すりや看板などが黄緑色に変色していました。何だろうと見てみると、びっしりと「ユスリカ」がへばりついていました。
ユスリカ

ユスリカ

潮受け堤防道路の真ん中にある展望所のような所でクルマを降りると、まわりは全部「ユスリカ」

目も口も開けることができない状態です。

雨が降っているので、晴れの日よりは格段に少ないはずなのにこの量。晴れていたら、どんな状態だったのでしょうか。

ちなみに、この後、新聞記者から教えてもらったのですが、昨日、長崎県の職員が潮受け堤防道路に群がる「ユスリカ」をたまたま掃除をして行ったそうです。裁判所が来る前日に「たまたま」掃除したなんて、子どもみたいです。

その展望所の横から調整池の水が常時排水されています。
調整池の水は極度に富栄養化していますので、排水にボラが群がっています。研究者からすると、このボラは絶対に食べないでくださいとのことです。

諫早では生態系が破壊されています。

それでも国は、「九州最大級の水辺環境を創出」「新たに出現した生態系を保護する」などと言っています。我が国最大の干潟と貴重な生態系を破壊しておきながら…。

福岡に戻ってきた今も、耳の中や服の中にユスリカが入り込んでいるような気がして、気持ち悪くって仕方がありません。

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毎日新聞 2010年5月13日

ユスリカ:今年も大量発生−−諫干堤防道路 /長崎

国営諫早湾干拓事業(諫干)で造成された堤防道路で、今年もハエの仲間である「ユスリカ」の大量発生が始まった。県によると、4月下旬から晴天の日に発 生しているという。

県によると、複数の蚊柱状になって確認されており、発生原因については「不明」としている。市民団体が発生を確認した年を含めると、これで3年連続の発生となる。

しかし、排水門の開門を訴える「よみがえれ!有明訴訟」の弁護団は「水質が悪い調整池が発生原因」と指摘。12日に堤防道路などを視察した田添政継・諫早市議(社民)は「虫が体にまとわりつき、観光客が訪れるのは無理じゃないのか」と話していた。
posted by 後藤富和 at 21:53 | TrackBack(0) | 有明海
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