2014年12月21日

国・農水省は、ただちに諫早湾開門のための対策に着手せよ!

<集 会 宣 言> 国・農水省は、ただちに諫早湾開門のための対策に着手せよ!
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諫早湾潮受け堤防の開門を命じた、福岡高裁確定判決の履行期限から、早く も一年が経過しました。この間、国・農水省は、確定判決を履行しないばかりか、 履行義務をなんとか免れようと新たな訴訟も提起し、「すべての裁判が最高 裁で決着するまでは動けない」として、開門しない現状の固定化を策していま す。ギロチン執行後の、有明海の環境悪化に対する漁業者の悲痛な訴えには一 切耳を傾けず、確定判決不履行による制裁金を課されてもなお、「開門だけは しない」との姿勢を変えようとはしません。

国・農水省のこうした理不尽な対応は、制裁金支払いをめぐる本年4月の佐 賀地裁決定と6月の福岡高裁決定、12月12日の佐賀地裁「請求異義訴訟」判決 において、繰り返し厳しく断罪されました。三権分立制度に基づく法治国家で ある我が国において、司法の確定判決に従うのは当然の責務です。一片の道 理もない主張を蒸し返し、勝つあてのない裁判を続ける国・農水省の姿勢は断 じて許されるものではありません。私たちは、国・農水省が上級審で争うことを 止め、ただちに確定判決を履行することを強く要求します。

今、有明海沿岸地域の漁業者は、一刻の猶予も許されない状況に直面して います。存続の危機にある漁業協同組合も少なくありません。有明海の環境悪 化に対して、国・農水省は、開門に代わる有明海再生事業と称して、約10年間に わたり巨額の公費を投入して来ましたが、環境改善どころかさらに悪化してい るのが現実です。歴史的に破綻しているエセ再生事業に固執することを止め、 「開門なくして有明海の再生なし」という漁業者の声に真摯に耳を傾けること こそ、農林水産業の振興を主管する農水省が為すべきことです。

開門確定判決が履行されないまま、一年間が経過した異常事態にあたり、 私たちはあらためて強く要求します。

国・農水省は、ただちに開門確定判決を履行せよ!

国・農水省は、ただちに漁業も農業も防災も成り立つ万全の開 門準備工事に着手せよ!

2014年12月21日

確定判決不履行1周年抗議全国集会in長崎 集会参加者一同
posted by 後藤富和 at 20:30| 有明海