2014年12月01日

フクシマ世代の責任

板井優弁護士の意見陳述(大飯原発差止訴訟控訴審)
九電などの電力会社は、新規制基準をクリアすれば、再稼働して良いと考えているようです。しかし、原子力規制委員会委員長自身が、新規制基準を満たしたから安全だとは言っていません。
私たちは、新規制基準はためにする基準に過ぎないと考えています。私は、端的に言って、新規制基準は操業のための基準でしかないと思っています。基準の問題と安全の問題は異なります。例えば、チッソは水銀に関する水道法の基準をクリアしていましたが、それでも水俣病は起こりました。
原発から自由な社会を作ることは、福島での原発事故を体験した「フクシマ世代」である私たち一人一人が負う歴史的な使命である。
posted by 後藤富和 at 10:05| 人権

【terra cafe】木村公一講演会「憲法9条の国際的価値〜私の経験から」

毎週火曜日に市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」。
来週のterra cafeでは、牧師の木村公一さんを講師にお招きし「憲法9条の国際的価値〜私の経験から」についてお話しを伺います。
木村さんは、福岡国際キリスト教会牧師、西南学院大学・福岡大学非常勤講師としての活動と並行して、脱原発運動に取り組まれています。また、インドネシアの慰安婦問題の発掘や、イラク戦争時に人間の盾を志願してバグダッドに乗り込むなど、世界平和の実現に尽力されています。自らの経験を通して体感した「憲法9条」の価値についてお話を伺います。
お楽しみに。
日時 12月9日(火)19時から上映
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
参加無料
※なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内いたします。
http://blog.ohashilo.jp
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--
12月16日 憲法講座第2回「総論(国民主権の原理、平和主義の原理)」清田美喜(弁護士)

憲法講座(全12回)のスケジュール
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU_Lecture.pdf
posted by 後藤富和 at 13:54| 平和

【terra cafe】橋のない川

毎週火曜日市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」。
今週のterra cafeでは、同和問題をテーマに映画「橋のない川」を視聴します。
映画に先立ち、18時30分から同和問題についてterra cafe参加者の安河内信人さんが解説します。
お楽しみに。
日時 12月2日(火)19時から上映(18時30分から解説。都合がつく方はどうぞ)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
参加無料
※なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内いたします。
http://blog.ohashilo.jp
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--
12月9日 「憲法9条の国際的価値〜私の経験から」木村公一(牧師)
12月16日 憲法講座第2回「総論(国民主権の原理、平和主義の原理)」清田美喜(弁護士)
憲法講座(全12回)のスケジュール
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU_Lecture.pdf
posted by 後藤富和 at 14:25| 人権

2014年12月08日

【terra cafe】木村公一講演会

毎週火曜日に市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」。
明日のterra cafeでは、牧師の木村公一さんを講師にお招きし「憲法9条の国際的価値〜私の経験から」についてお話しを伺います。
木村さんは、福岡国際キリスト教会牧師、西南学院大学・福岡大学非常勤講師としての活動と並行して、脱原発運動に取り組まれています。また、インドネシアの慰安婦問題の発掘や、イラク戦争時に人間の盾を志願してバグダッドに乗り込むなど、世界平和の実現に尽力されています。自らの経験を通して体感した「憲法9条」の価値についてお話を伺います。
お楽しみに。
日時 12月9日(火)19時から上映
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
参加無料
※なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内いたします。
http://blog.ohashilo.jp
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--
12月16日 憲法講座第2回「総論(国民主権の原理、平和主義の原理)」清田美喜(弁護士)

憲法講座(全12回)のスケジュール
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU_Lecture.pdf
posted by 後藤富和 at 07:14| 日記

2014年12月09日

【よみがえれ!有明海】農水省交渉

本日、長崎市で開催されたよみがえれ!有明訴訟原告団弁護団と農水省農村振興局・九州農政局との交渉を行いました。
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平方(佐賀・大浦):タイラギは今年も休漁。調整池からの排水でアサリも死んでしまう。農水省は漁民が死滅するのを待っているのではないか。
松本(長崎・有明):漁船漁業は壊滅状態。今は3日に1度しか船を出せない。数日前はたった1匹しか獲れなかった。締め切り以前は1日7〜8万円の水揚げをあげることもあった。今は全然ダメ。農水省はその原因を何と思っているのか。
篠塚(長崎・有明):調整池からの排水でノリは色落ちどころから芽そのものが流れてしまい、そもそも育たない。漁業収入を絶たれた。有明漁民は損ばかりしている。漁業が成り立たず地域も疲弊している。私たちは海でしか生きる道がない。もう行くところがない。
岩井(支援):熊本も長崎と同じ状態で、調整池からドロッとした水が流れてきて海苔の芽流れや、赤腐病、色落ちが起きている。佐賀では最高級ブランド「有明海一番」がはじめて出品できなかった。秋芽の段階で色落ち被害というのはこれまでなかった。佐賀県全体では14円7銭の値がついたが、大浦では7円20銭と半値にしかならなかった。しかも、これは値が付いたものだけ。福岡でも漁連が赤腐病を避けるため網を高吊りを指示しているため、海苔が伸びず船も出せない。
堀(弁護団):確定判決を守らないというのは、憲法違反。皆さんのような公務員を縛るのが立憲主義。皆さんも憲法を守ると誓約したはずだ。なぜ判決を守らない。今期のこの状況にどう対処するのか。
横井(農地資源課課長):資源量の供給が減少し、漁獲の減少になっている。特にタイラギやアサリなど二枚貝類の資源回復について来年度、予算化して取り組んでいく。漁船漁業については、全体的な資源回復を図っていくことが必要だろう。海苔については水温が下がらない中、張り込みの時期が遅れ、台風にも見舞われ、種付けが小潮とぶつかったなどの原因が考えられる。網の高吊りで病気の蔓延を防いでいる。そのため、海苔が育たない結果となっている。漁協の組合長などと話を聞いていきたい。
堀:そんな一般論じゃ納得できない。今、目の前にいる現場に出ている漁業者が口々に調整池からの排水の影響と言っているのに、なぜその声を聴かないのか。
松本:カニ漁場は泉水海(諫早湾)から外側に1-2km出たところ。シンバ(成長した放流稚蟹)を1日1匹見るかどうかというレベル。100把網を手繰って1匹見ただけ。
平方:夏を超えたアサリが10月に死んだ。1割位しか残っていない。今回は貧酸素が原因ではない。
篠塚:下げ潮に乗った排水が回り込んできて溜まってしまう。排水による濁りがとれず、網にもチョコレートのように付着している。粘着性があって水で洗ってもとれない。以前のプランクトンとは違う。今年は海苔の種網ができなかった漁師もいる。農業でいうと苗がない状態。これでどうやって生活するのか。平成23年から毎年こうやった芽流れに見舞われており、4年連続となると資金が底をつく。調整池からの排水がある限り、良くならない。あなた方は、漁民たちが死んでいくのを待っているんじゃないか。多くの漁業者は戦う気力すら失っている。諫早干拓は誰にメリットがあるのか。
瀧戸:うちの排水(調整池からの排水)が見えますか。
篠塚:見えますよ。大量排水したのがすぐわかる。泥みたいなものが沈殿して網に付いてとれなくなる。私たちのところは大きな川がない。諫早湾調整池からの排水しかない。私たちは諫干川と言っている。
堀:この漁民の生の声をどう反映するのか。
岩井:昨年、水産庁は調査に来たが今年はもっと悪くなっている。もう一度調査に来るべき。そして融資の問題。
横井:水産庁に伝えておきます。
堀:水産庁は任せにせず、皆さんも漁民の声を聞いてください。漁民が言っている被害は、調整池に海水を導入すれば解決する問題。調整池の水質保全のために、あなた方は第1期に180億円、第2期で147億かけている。このかん下水道整備は進んだが水質は改善していない。平成20年に、九州農政局は長崎県と調整池の水質保全について協定を結んでいる。「九州農政局は、潮受堤防、両排水門設置者として、調整池水質について問題が発生した場合、調整池からの排水に関する海域の問題が生じた場合は適切に対応し、水質保全目標が達成されるよう責任をもって主体的に取り組」む。なぜ、第3期の水質保全対策をしない。
横井:計画策定主体は長崎県。その中で農水省も協力するというスキームになっている。次の計画を策定しようという段階で開門判決が確定したため計画の策定が停滞した状態になっている。
堀:停滞せずに調整池の水質を良くする方策がないと漁民は困るんですよ。だったら開門しかない。
高橋(熊本保健科学大学教授):漁場の泥からもミクロシスチンが検出されている。調整池から来ているとう漁民の声は正しいですよ。農水省に調べさせたら定量下限値未満となった。やたらに高い定量下限値を設定し、検出されないような調査方法をとっている。私たちの調査で1μg/kg出ているとして農水省に調査を求めたのに、なぜ定量下限値をそれより大きい2μg/kgに設定するのか。
清野(九州農政局):業者が適正にやっている。なんども確認したが、3つの要素から定量下限値を決めた。
高橋:そんなの機械だけで決まるものではない。塩をひとつまみ測るのに体重計を使うようなものじゃないか。どういう計算をしたのか資料を出してください。論文で出せばリジェクト(突き返し)食らうレベル。昨年、大臣にデータを示して調整池からの排水を止めないと大変なことになると言った。この1年間で青酸カリの数十倍〜100倍の急性毒性を持つ物質が600kgも排出された。これを問題ないと考えているのか。
清野:長崎県が設定した水質目標の達成に向けて私たちも努力する。アオコが発生した場合は回収する。流域からチッソやリンが調整池に入り込まないように長崎県や地元にお願いしている。
堀:海域からこんな毒が出ているということを深刻に受け止めなさい。漁民がようやく獲った魚介類から汚染物質が出るかもしれない。そんな大変な問題なんですよ。亀井農水大臣が中長期開門調査を見送る代わりに開門に代わる対策をとると言って調整池水質対策や有明海再生事業が行われたが、平成10年から平成25年まで調整池水質対策で500億円を超えているのではないか。それだけの金をかけても水質保全できないどころか益々悪くなっている。これを皆さん方がどう深刻に受け止めているのか。しかも、開門すれば一発で解決する問題ではないか。水質問題の観点からも開門を深刻に受け止めてもらいたい。また有明海再生事業として430億円使っているが、有明海は再生するどころか漁業被害は益々悪くなっている。他の省庁や県の事業を合わせると莫大な金額になる。開門を脇において協議しても有明海の再生にはならない。
平方:いくら金をかけても開門しない限り海は良くならない。開門して潮流を取り戻すことが一番の対策。それをしないで盛り土をしてタイラギを持ってきても水が悪いんだから死んでしまうだけ。無駄なことに金をつぎ込んでいる。漁業者が求める真の再生事業になんで金を使わないのか。三重県で行われているアサリの垂下養殖など、巨額の費用をかけなくてもできることがあるのではないか。その実験には協力する。
豊(農村振興局):前向きに検討する。
堀:今の悲惨な現状に対してごく一部の救済に過ぎないがぜひやってもらいたい。亀井農水大臣が中長期開門調査に代わる方策を提案して農水省だけで430億円以上かけて対策をやってきたが、10年以上やって何の効果も出ないどころか逆に悪くなっている。これにしがみついていても再生につながるわけがない。抜本的に見直すべき。
posted by 後藤富和 at 16:46| 有明海

佐高信講演会(1月22日)

週刊誌‟週刊金曜日”編集委員が来福 原発と平和の未来を考える
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日時◆1月22日(木)18時30分〜(18時開場)
場所◆ふくふくプラザホール(福岡市中央区荒戸3丁目2-29)
参加費◆1000円

「日本で唯一のタブーなき硬派な総合週刊誌」との異名を持つ‟週刊金曜日”の発行人であり評論家の佐高信氏が、今回意見陳述をする九州玄海訴訟の裁判期日前夜、福岡市にて講演会を行います。

脱原発を阻む構造とそれを打破する展望をはじめ、平和の問題も絡めて総選挙後の日本の未来を縦横に語ります。

今の日本の一刀両断!時代の異端児が放つ歯に衣を着せぬ強烈なメッセージを、ぜひこの機会にお聞きください。

略歴◆佐高信(さたかまこと)1945年山形県酒田市生まれ。高校教師、経済雑誌の編集者を経て評論家に。「社畜」という言葉で日本の企業社会の病理を露わにし、会社・経営者批評で一つの分野を築く。経済評論にとどまらず、憲法、教育など現代日本について辛口の評論活動を続ける。著者に「保守の知恵」(岸井成格さんとの共著、毎日新聞社)、「飲水思源、メディアの仕掛人、徳間康快」(金曜日)

原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団主催
共催◆さよなら原発!福岡実行委員会 福岡・佐賀民医連 新日本婦人の会福岡県本部
お問合せ◆福岡第一法律事務所 福岡市中央区大名2-10-29福岡ようきビル2F TEL092-721-1211
posted by 後藤富和 at 17:29| 環境

【terra cafe】憲法9条の国際的価値

毎週火曜日に市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」。
今夜のterra cafeでは、牧師の木村公一さんを講師にお招きし「憲法9条の国際的価値〜私の経験から」についてお話しを伺いました。
31名参加。

国連本部ビル前にある「イザヤの壁」
「彼らはその剣を鋤きに、その槍を鎌に打ち直し、国は国に向かって剣を上げず、二度と戦いのことを学ばない」(イザヤ書2;4)

非武装(無防備)都市宣言(ハーグ陸戦条約1912年、ジュネーブ諸条約第一追加議定書1949年)

オーランド諸島(フィンランド、スウェーデン間)
オーランド諸島をめぐる両国の紛争が武力衝突に発展しようとした時、新渡戸稲造(国連副事務局長)の提案により自治政府が樹立して戦争を回避した(1921年)。
新渡戸裁定(1921年)
@ オーランド諸島の帰属をフィンランド
A 高度の自治、スウェーデンを公用語、固有の文化を保障
B 非武装中立
フィンランドのEU加盟に際し、EUはオーランド諸島の非武装を認めた。
新渡戸稲造の考えは憲法9条の考えを先取りし、歴史の中で具体化している。

憲法9条支持は国際的底流である。
@ ハーグ平和アピール市民社会会議(1995年)
A 国連本部でのミレニアム・フォーラムで9条の国際条約化要請(2000年)
B 9条を守る会(オーバービー名誉教授)「憲法9条とそれを守った日本の市民にノーベル平和賞を」(平和歴史学会)

憲法9条に魂を入れる戦い。様々な思想を持った民衆が「平和」で一致して、非暴力で戦うこと、真の民主革命。非武装抵抗こそ政府が一番恐るもの。現に沖縄でやっている。

ドイツの場合「自由の民主的基本秩序」
憲法の基本価値に当たる部分の改正は許さない「改正禁止規定」をつくった。さらに「自由な民主的基本秩序」を危うくするような政党は、憲法違反として解散させるという規定も作った。

憲法9条の役割
@ アジアの人々に対する日本人の戦争罪責告白
A 国家財源を「防衛」から日本と第三世界の災害救助、教育・福祉・社会インフラ投資へシフト
B 日本政府の外交に大きな幅と可能性を与える。
C 近隣諸国に安心感を与え軍事的緊張を緩和する。
D 平和と貿易による繁栄に有効である。
E 日本政府の力の政策に歯止めの役割を持つ。

アメリカでの平和を求める運動
北米バプテスト平和の会
クェーカー教徒は徴兵拒否で200年戦った(米国フレンズ派奉仕委員会)
ウォール街を占拠せよ!運動(Occupy Wall Street)
ニコラ・ディブス
平和を求める退役軍人の会

被爆海軍兵士の訴訟の会(トモダチ作戦に参加した米軍兵士)

自衛の戦争という考えがある限り戦争はなくならない。
イエスは自衛の戦いすら放棄した。長崎二十六聖人。
天草四郎は武装を選んだ。

もし侵略されたらどうするか?宗教者は如何に応えるか
・単純な「あれか」か「これか」かの二者択一ではなく、選択肢は多くある。
・「もし侵略されたら」徹底的な悲劇が起こる(例、日本軍による南京大虐殺。バターン死の行軍、従軍慰安婦)
・〈殉教〉という道(ガンジー、マーチン・ルーサー・キング、チェ・ゲバラ、ローザルクセンブルグ)
・侵略者に対して暴力は振るわず、人々の盾になって行動する道
・思いがけない解決の道
・沖縄の人々から学ぶ(例、阿波根昌鴻さんの生き方)

戦争は「三人称非人格」で起こる。二人称から一人称に移った時、平和は訪れる。

バグダッドで「人間の盾」となった経験

無関心は愛の欠如

来週は、憲法講座第2回「総論(国民主権の原理、平和主義の原理)」清田美喜(弁護士)
憲法を読んだことないという方はもちろん、もう一度きちんと学習したいという方や、資格試験や公務員試験、学部の試験対策として憲法を学びたいという方にも最適です。
お楽しみに。
日時 12月16日(火)19時から上映
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
参加無料
※なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内いたします。
http://blog.ohashilo.jp
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--

憲法講座(全12回)のスケジュール
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU_Lecture.pdf
posted by 後藤富和 at 21:35| 平和

2014年12月10日

開戦前夜

福岡市内の大きな病院に、職員研修として憲法の講演に来ています。
講演に先立ち、職員の皆さんに、沖縄の高江でのヘリパッド建設をめぐる住民たちの非暴力の戦いの映像を観てもらっていました(映画「標的の村」の素材となった琉球朝日放送のニュース映像)。
座り込みを続ける住民の前で防衛局員は工事を強行します。その中、住民達は安里屋ゆんたを唄いカチャーシーを踊って徹底した非暴力で抵抗します。その姿に涙が出ます。

講演のタイトルは「戦争の足音が聞こえる〜今、憲法を考える」です。
これまで憲法について意識することもなかった方々に、憲法を自分の問題として考えてもらいます。
本日、秘密保護法が施行されました。戦争の準備は着々と進んでいます。
戦争の足音どころか、この国は「開戦前夜」に突入しました。

今、この国がどこに進もうとしているのか、皆さんに知ってもらいたい。
弁護士を講師として呼んでください。
たとえ少人数でも私はわが子を戦場に送らないために駆けつけます。
posted by 後藤富和 at 15:43| 平和

2014年12月11日

【日弁連】改めて秘密保護法の廃止を求める会長声明

【日弁連】改めて秘密保護法の廃止を求める会長声明

本日、特定秘密の保護に関する法律が施行された。

当連合会は、本法律に対して、国民の知る権利を侵害し国民主権を形骸化するものであるとして、法案段階から再三にわたって反対の意見を表明してきた。その理由は、国が扱う情報は、本来国民の財産として国民に公表・公開されるべきものであるにもかかわらず、本法律は、行政機関が秘密指定できる情報の範囲が広範かつ曖昧であり、第三者のチェックができず、チェックしようとする国民、国会議員、報道関係者等を重罰規定によって牽制する結果、主権者国民が正しい意思決定を行うために必要な情報にアクセスできなくなるからである。

2014年7月26日に国際人権(自由権)規約委員会が日本政府に対して出した本法律に関する勧告意見においても、同様の懸念が表明されているところであり、その施行令や「特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施に関し統一的な運用を図るための基準」等を考慮しても、これらの懸念は、何ら払しょくされていない。しかも、2013年12月の本法律制定過程においても、主権者に対する十分な説明は存在せず、国民的な議論が尽くされたとは到底言えないのであり、民主主義国家における主権者の信任を得たものとはおよそ評価できない。

したがって、まずは本法律を廃止し、制度の必要性や内容について、改めて一から国民的な議論を行うべきである。

当連合会は、政府に対し、改めて本法律の廃止を強く求め、引き続き本法律の廃止のための活動を行っていく所存である。

加えて、国民主権の確立のために不可欠な情報公開制度・公文書管理制度の改正、ツワネ原則に則した、国民の知る権利及びプライバシーの保護の規定を明文化する立法の実現に尽力するとともに、本法律が施行された後も濫用されないよう監視し続けることを表明する。

  2014年(平成26年)12月10日
  日本弁護士連合会
  会長 村 越  進
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2014/141210.html

posted by 後藤富和 at 08:10| 平和

【来週のterra cafe】憲法講座第2回(全12回)

毎週火曜日に市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」。

来週は、憲法講座第2回「総論(国民主権の原理、平和主義の原理)」清田美喜(弁護士)
年内最後のterra cafe kenpouです。

憲法を読んだことないという方はもちろん、もう一度きちんと学習したいという方や、資格試験や公務員試験、学部の試験対策として憲法を学びたいという方にも最適です。
お楽しみに。

日時 12月16日(火)19時から
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
参加無料
※なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内いたします。
http://blog.ohashilo.jp
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--

憲法講座(全12回)のスケジュール
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU_Lecture.pdf
posted by 後藤富和 at 11:19| 平和

2014年12月12日

【有明】勝訴

また勝った!
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【声明】開門義務不履行が三度にわたって断罪されたことを真摯に受け止め,国は,ただちに開門準備に着手すべきである
 本日,佐賀地裁は,開門請求権の前提となる漁業行使権の存否に形式的問題のある例外的な漁民を除き,潮受堤防排水門の開門を命じた福岡高裁確定判決の勝訴漁民に対して強制執行を許さないという判決を求めた国の請求異議の訴えを退けた。
 立法・司法・行政の各権力を分離して権力相互間の抑制・均衡を図り,権力の濫用を防止して国民の権利・自由を保障しようとする三権分立の近代民主主義国家において,国が確定判決に従うのは当然であり,国の確定判決不履行は近代民主主義国家の否定に他ならない。国が確定判決上の義務を履行しないことも,強制執行によってその履行を強制されることも,いずれもこの国の憲政史上初の不祥事であり,今回の判決は,その不祥事に何ら弁解の余地がないことを明らかにした。
 国が開門義務をサボタージュし,昨年12月20日の履行期限が経過するなかで,有明海漁民の漁業被害はますます深刻になっている。今期,ノリ養殖の漁民は調整池の汚染水の排水によってノリ芽が流れてノリが育たないと訴え,カニ漁の漁民は稚カニを放流して成長した頃に網を入れても1匹しかかからないと訴え,アサリ養殖の漁民は養殖漁場のアサリが大量に死んで1割位しか残っていないと訴えている。開門は漁業被害にあえぐ有明海漁民の死活問題として,ますます切実さを増している。調整池で発生する有毒アオコの毒物はいまや調整池外の海域にも蓄積されており,海域環境の安全すら破壊されようとしている。
 国はこの間,開門義務の不履行を合理化しようと,開門を脇に置いて有明海沿岸4県の協議によって有明海再生を図るなどと発表した。しかしながら,開門をタブー視した有明海再生事業は,すでに歴史的に破綻している。有明特措法が施行されて12年,農水省が開門に代わる有明海再生事業の取り組みを発表して10年が経過し,覆砂,作澪,調査研究などの農水省関連事業だけで430億円,これとは別に,調整池の水質保全に推計550億円もの公金が投入されたにもかかわらず,有明海の漁業被害は深刻になる一方である。真の有明海の再生は,開門を中心に据えた再生事業でこそ実現可能であることは,すでに実証済みである。
 福岡高裁確定判決が命じた開門義務の不履行をめぐっては,間接強制の執行抗告の手続のなかで佐賀地裁,福岡高裁が厳しく国を断罪した。それにもかかわらず,国は,相変わらず効果の目処も立たない再生事業や調整池水質保全対策に湯水のように公金を垂れ流すばかりか,間接強制金の支払いという前代未聞の無益な公金支出を継続してきた。そして今日,請求異議訴訟判決によって,またもや開門義務不履行を断罪された。国は今度こそ司法の判断を真摯に受け入れるべきである。
 見通しのない控訴によって訴訟を弄び,更に開門を遅らせ,深刻な漁業被害に目を閉ざし,これ以上の無駄な公金を支出することなど,もはや許されない。
 いまこそ国は,有明海漁民の窮状を直視し,悲痛な訴えに真摯に耳を傾け,直ちに開門に向けた準備に着手すべきである。
2014年12月12日
よみがえれ!有明訴訟弁護団・原告団
posted by 後藤富和 at 11:57| 有明海

【有明】確定判決不履行1周年抗議全国集会in長崎

本日、佐賀地裁において、国の開門不履行が三度にわたって断罪されました。

これ以上の国の確定判決不履行を許すわけにはいきません。

そこで、下記日程で国の確定判決不履行に抗議する集会を開催します。

ぜひ、ご参加ください。

「確定判決不履行1周年抗議全国集会in長崎」
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日時 2014年12月21日(日)13:30-16:30
会場 長崎原爆資料館ホール
内容 馬奈木弁護団長基調報告、漁業者からの訴え、支援団体からの訴え、アオコ現状報告、意見交換
主催 よみがえれ!有明訴訟原告団・弁護団、よみがえれ!有明訴訟を支援する全国の会、有明海漁民・市民ネットワーク、よみがえれ!有明訴訟を支援する長崎の会
連絡 岩井三樹(0952-25-3131)
posted by 後藤富和 at 12:45| 有明海

2014年12月15日

【お知らせ】アーサー・ビナード氏講演会

アーサー・ビナード氏講演会
箱崎まちなか9条の会発会記念
「おめでたいニッポンに、春は来るのか?」

アメリカに生まれ育ち、英語でも日本語でも詩や絵本を創作するアーサー・ビナード氏が、この列島のこれからを語ります。

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【日時】2015年2月10日(火) 
    開場/17:30(書籍販売・サイン会)
    開演18:30(20:30終了予定) 交流会/20:50
【会場】臨済宗妙心寺派「勝楽寺」本堂/花園会館(交流会)
    (福岡市東区箱崎3丁目9番48号)
    JR箱崎駅西口より徒歩5分・地下鉄箱崎九大前@番出口より徒歩8分
【チケット】前売り1000円 当日券1200円
      (高校生まで無料)
【交流会】参加費500円+飲み物100円・ビール200円
     (未就学児無料)
【お問い合わせ】092−641−6203(箱崎まちなか9条の会準備会)

是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 13:22| ご案内

【明日のterra cafe】憲法講座第2回(全12回)

毎週火曜日に市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」。

明日は、憲法講座第2回「総論(国民主権の原理、平和主義の原理)」清田美喜(弁護士)
年内最後のterra cafe kenpouです。

憲法を読んだことないという方はもちろん、もう一度きちんと学習したいという方や、資格試験や公務員試験、学部の試験対策として憲法を学びたいという方にも最適です。
お楽しみに。

日時 12月16日(火)19時から
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
参加無料
※なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内いたします。
http://blog.ohashilo.jp
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--

憲法講座(全12回)のスケジュール
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU_Lecture.pdf
posted by 後藤富和 at 18:08| 平和

2014年12月16日

【お知らせ】にじいろ文化祭〜Show Your Colors〜

にじいろ文化祭〜Show Your Colors〜

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〜あなたの「にじいろ」見せてください。〜

多様な性についての、あなたの想い、イメージを表現しませんか?どなたでも参加することができます。
セクシュアルマイノリティは、近年関心を向けられるようになってきましたが、知る機会は多くはありません。特に、多様な性のユースを取り巻く環境はいまでも厳しくあります。子ども若者をサポートをしているFRENSが聞いてきた声を、多くの人に届ける場を作りたいと思い、企画しました。
多様な性のユースの想いに触れるだけでなく、様々なセクシュアリティ(性のありよう)の人が気軽に自らの想いを表現し発信することもできます☆
ステージを楽しみながら、性の多様性にふれてみませんか?

●ステージ部門  
多様な性のユースによるスピーチコンテスト
社会に向けて発信する機会の少ない10代から20代前半の多様な性のユースが、うちに秘めた思いをスピーチします。

福岡市西陵中学校吹奏楽部による演奏
昨年度から多様な性の授業実践に取り組む西陵中学校の吹奏楽部のみなさんの演奏です。歌やダンスで客席からの参加もできる楽しいステージを企画しています。
<演奏曲目>「Let it go 〜ありのままで〜」、「恋するフォーチュンクッキー」など

にじいろ合唱団 
さまざまなセクシュアリティ(性のありよう)の有志が思いを込めて歌います。体の性別に違和感のあるトランスジェンダーにとってもストレスなく参加できる合唱を目指して、パートを増設し、体の性別によるパートわけをしません。学校でも取り入れられる合唱のスタイルを提案します。
<演奏曲目>「手紙〜拝啓十五の君へ〜」、「どんなときも。」


●展示部門  
公募した作品と、作者の思いを展示します。
特別展示
写真家・木下幸二氏「Rainbow Peace」
<木下幸二氏プロフィール>1972年生。熊本在住で熊本を中心に活動しているカメラマン。2013年より「Rainbow Peace」制作開始。自身が九州でのLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の現状を見て、自殺者や悩める人がたくさんいるのを知り、写真表現で何かしら励みになる様な作品を作る事が出来ればと始めた。モノクロの作品に自身で被写体の好きな色をペイントした作品。
「Rainbow Peace」は、2014年9月14日から10月31日まで平戸オランダ商館で開催された「十人十色展」にも出展され、好評を博した。


【日時】2015年1月24日 13:00〜17:00
【会場】福岡市西市民センター
【参加費】無料
【お問い合わせ先】メール:frensinfo@gmail.com (担当:ごう)
         電話:080-5608-9719 (担当:石ア)
【共催】福岡市
   FRENS〜Fukuoka Rainbow Educational NetworkS
【ブログ】 http://blog.canpan.info/frens/

みなさま是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 10:45| ご案内

憲法講座第2回(全12回)

毎週火曜日に市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」。

今夜は、清田美喜弁護士を講師に憲法講座第2回「総論(国民主権の原理、平和主義の原理)」の学習でした。
24 名が参加。

第1 日本国憲法の基本原理
1 日本国憲法の基本原理
2 基本原理相互の関係
3 憲法前文の法的性質
第2 国民主権の原理
1 主権とは
2 天皇
第3 平和主義の原理
1 日本国憲法の意義
2 憲法9条

年内最後のterra cafe kenpouでした。
年明けは1月13日からです。
年明けは、2週にわたって日中の近代史を描いた映画を視聴します。
お楽しみに。

日時 1月13日(火)19時から
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
参加無料
※なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内いたします。
http://blog.ohashilo.jp
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--

憲法講座(全12回)のスケジュール
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU_Lecture.pdf
posted by 後藤富和 at 20:57| 平和

2014年12月18日

朝鮮学校無償化差別裁判

「九州朝鮮高級学校就学支援金差別国家賠償請求訴訟」の口頭弁論(福岡地裁小倉支部)でした。

次回は、3月19日14時から福岡地裁小倉支部です。傍聴券の抽選がありますので、13時10分に小倉支部ロビーに来てください。
皆さんの支援が必要です。ぜひ傍聴に来て下さい。

朝鮮学校の無償化というと、独裁国家だ、スパイ養成学校だと、朝鮮学校の実態を知らない誹謗中傷がなされます。
でも、今こそ、冷静に考えてください。
この問題は誰の問題か。生徒の問題なんです。政府間の紛争ではありません。生徒の教育を受ける権利の問題です。
日本で生まれ、日本語を話す私たちの子どもと同じ子ども達の権利を、安倍政権は踏み躙っているのです。繰り返し言います。国家対国家の紛争ではないのです。安倍政権が、ひとりの高校生を虐めているという国家ぐるみのヘイトです。国のトップが率先としてヘイトをしているんですから、この国からヘイトスピーチがなくなるわけがありません。

ちなみに国籍による差別でもありません。朝鮮学校に通う高校生には日本国籍の生徒も多くいます。

皆様のご支援をお願いします。
http://msk-f.net/index.html
posted by 後藤富和 at 12:04| 平和

薬院のおいしいお店 スイス料理inハウゼ

今年の冬は本当に寒いですねこんなときは体が温まるお料理が食べたくなります^^
鍋もいいですが、今回はチーズフォンデュを食べに行きました。
スイス料理の老舗、薬院のハウゼにお邪魔しました。

まずはビールで乾杯♪
スイスビール、ラベルのイラストが可愛いです。
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お料理は「スイスチーズを堪能するコース」を注文。
オードブルの盛り合わせ。
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待ってました〜スイスチーズフォンデュー。
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写真を撮り忘れましたが、鍋底のおこげもまた美味しかったです(≧∇≦)
チーズとお肉、思ったよりもあっさりいただけました。

グリーンサラダ。
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白身魚の焦がしバターソース。
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お魚の衣はバターの風味が香ばしく、身は柔らかくてとっても美味しいです。

ブラートヴルスト。
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デザートのシャーベットとチーズケーキ。
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チーズをたっぷりいただいて、おなかいっぱい。
この日はほぼ満席で、店内はずいぶんと賑わっていました。お誕生日のお祝いで訪れている方がいて、サプライズのハッピーバースデーも♪
お店のご主人の優しい気配りもあり、ほっこりした気持ちでお店を後にしました。

お店は西鉄薬院駅すぐそば。
http://hause-swiss.com/
posted by 後藤富和 at 15:24| 食べログ

2014年12月19日

原発なくそう!九州玄海訴訟【第12次提訴声明】

昨日、原発なくそう!九州玄海訴訟原告団は、第12次提訴を行いました。
8879名となりました。1万人原告まで1121人です。
引き続き、原告を募集しています。
福島の悲劇が風化しつつある今こそ、原発Noを突きつけましょう。皆様のご参加をお待ちしています。
原告申込書ダウンロード
http://www.ohashilo.jp/no-genpatsu.html

【第12次提訴声明】
私たちは、本日、363名の原告をもって、国と九州電力を被告とし、玄海原発の全ての稼働差止等を求める第12次訴訟を佐賀地方裁判所に提起した。第1次から第11次原告と合わせて、8879名の原告を擁する歴史上最多数の原発訴訟である(国内47都道府県及び韓国・中国・フランス・イタリア・スイス在住)。 
2011年3月11日の福島第一原発事故による被害は、将来の健康被害を含め、いまだその全容が明らかにならないほど甚大である。福島第一原発事故から3年9ヶ月経過しても、事故はいまだ収束していないし、約12万人もの避難者がいまだ故郷に戻れない状況も変わりない。
安倍政権は原発輸出及び再稼働政策を推進し、原子力規制委員会は新規制基準による適合性審査を進め、九州電力川内原発1・2号機の設計変更許可の審査書を了承し、昨日は関西電力高浜3・4号機の設計変更許可の審査書案の了承をするに至っている。政府の政策及び姿勢は、原発の本質的危険性に目をつぶり、福島第一原発事故の被害に正面から向き合おうとせず、かつ、責任の所在をあいまいにさせたまま再稼働させようとするものにすぎない。
他方、福井地裁は、本年5月21日、大飯原子力発電所3・4号機の運転差止訴訟において、同発電所から250km圏内の原告との関係での運転差し止めを命じる判決を言い渡した。同判決は、3・11の福島第一原発事故後に提起された脱原発訴訟として初めての判決であり、その判決で、原発の運転差止めが命じられた意義は大きい。同判決は、@福島第一原発事故は戦争や大規模自然災害以外では類例を見ない深刻な人格権侵害であり、A地震等の想定が楽観過ぎる見通しのもとに成り立っており、Bいったん事故が起きれば「冷やす」「閉じ込める」機能を万全にすることはできないことなどを判示したのである。
また、大津地裁は、本年11月27日、大飯原発・高浜原発再稼働禁止仮処分申請を却下したが、その理由は再稼働が時期的に迫っていないから保全の必要がないとするものであり、“原発は安全である”とか“危険性はない”という判断ではない。むしろ、同地裁は、基準地震動策定において短期間の地震の平均像をもとにしていることに合理性はあるのかなど、新規制基準の合理性について強い疑念を示しているものである。
さらに、玄海原発・川内原発を含め、重大事故の場合に放射能被曝を避ける実効的避難ができないことはほぼ明らかとなっているにもかかわらず、実効的な避難計画の具備は新規制基準の審査対象にすらなっていない。また、立地自治体以外の周辺自治体も被害を被る自治体として再稼働の同意権などを求めているのは当然であるのに、政府・電力会社はそれを無視して再稼働を進めている。
3・11事故から3年9ヶ月以上経過し総選挙のあわただしい時期においてすら、新たに363名の原告が新たに加入し、玄海原発関連だけでも合計8800人を超える人々が裁判をしてでも原発を廃炉にすべきと願っているのであり、官邸前の毎週の脱原発デモ、川内原発の再稼働反対の行動などと合わせ見ても、国民の大多数の意思が脱原発であるのは明らかである。
私たちは、早期に「1万人原告」による裁判を実現し、国民世論の圧倒的な支持と連帯のもと、原発の再稼働を許さず、国と九州電力に玄海原発全ての稼働差止、その先に廃炉を求め、全ての原発廃炉を実現させるものである。
上記のとおり声明する。
2014年12月18日
「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団
posted by 後藤富和 at 07:09| 環境

2014年12月21日

国・農水省は、ただちに諫早湾開門のための対策に着手せよ!

<集 会 宣 言> 国・農水省は、ただちに諫早湾開門のための対策に着手せよ!
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諫早湾潮受け堤防の開門を命じた、福岡高裁確定判決の履行期限から、早く も一年が経過しました。この間、国・農水省は、確定判決を履行しないばかりか、 履行義務をなんとか免れようと新たな訴訟も提起し、「すべての裁判が最高 裁で決着するまでは動けない」として、開門しない現状の固定化を策していま す。ギロチン執行後の、有明海の環境悪化に対する漁業者の悲痛な訴えには一 切耳を傾けず、確定判決不履行による制裁金を課されてもなお、「開門だけは しない」との姿勢を変えようとはしません。

国・農水省のこうした理不尽な対応は、制裁金支払いをめぐる本年4月の佐 賀地裁決定と6月の福岡高裁決定、12月12日の佐賀地裁「請求異義訴訟」判決 において、繰り返し厳しく断罪されました。三権分立制度に基づく法治国家で ある我が国において、司法の確定判決に従うのは当然の責務です。一片の道 理もない主張を蒸し返し、勝つあてのない裁判を続ける国・農水省の姿勢は断 じて許されるものではありません。私たちは、国・農水省が上級審で争うことを 止め、ただちに確定判決を履行することを強く要求します。

今、有明海沿岸地域の漁業者は、一刻の猶予も許されない状況に直面して います。存続の危機にある漁業協同組合も少なくありません。有明海の環境悪 化に対して、国・農水省は、開門に代わる有明海再生事業と称して、約10年間に わたり巨額の公費を投入して来ましたが、環境改善どころかさらに悪化してい るのが現実です。歴史的に破綻しているエセ再生事業に固執することを止め、 「開門なくして有明海の再生なし」という漁業者の声に真摯に耳を傾けること こそ、農林水産業の振興を主管する農水省が為すべきことです。

開門確定判決が履行されないまま、一年間が経過した異常事態にあたり、 私たちはあらためて強く要求します。

国・農水省は、ただちに開門確定判決を履行せよ!

国・農水省は、ただちに漁業も農業も防災も成り立つ万全の開 門準備工事に着手せよ!

2014年12月21日

確定判決不履行1周年抗議全国集会in長崎 集会参加者一同
posted by 後藤富和 at 20:30| 有明海

2014年12月24日

【お知らせ】子宮頸がんワクチンに関する本当のQ&A

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NPO法人患者の権利オンブズマン主催 市民大学
子宮頸がんワクチンに関する本当のQ&A
講師:水口真寿美さん(弁護士、薬害オンブズパースン会議事務局長)

今、HPV(子宮頸がん)ワクチンによる深刻な被害が指摘されています。国は「積極的勧奨」を一時中止しましたが、十分な調査のないままワクチン接種を再開する動きがあります。
少女たちの被害は実に多様です。全身の激しい疼痛、けいれんや不随意運動のほか、記憶が失われ簡単な計算もできないなどの高次脳機能障害も報告されています。
ワクチンの抱える本当の問題と被害の実態を学び、どう行動すべきかを考えます。

【日時】2015年1月25日(日)午後1時〜4時(受付開始12時30分)
【会場】天神チクモクビル 5階大ホール
    福岡市中央区天神3−10−27
【参加費】患者の権利オンブズマンの会員500円 
     一般1000円 中・高・大学生300円
【主催】NPO法人患者の権利オンブズマン
【共催】九州・山口医療問題研究会、医療事故防止・患者安全推進学会、薬害オンブズパースン会議タイアップ福岡
【連絡先】患者の権利オンブズマン事務局 電話/092−643−7579 FAX/092−643−7578
http://www.patient-rights.or.jp/archives/1692
ご興味のある方は是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 11:29| ご案内

【お知らせ】年末年始休業のお知らせ

年末年始の休暇のため下記の期間中、事務所をお休みとさせて頂きます。
何かとご不便をおかけすると存じますが何卒ご容赦くださいますようよろしくお願い申し上げます。

■年末年始休業期間
2014年12月27日(土)〜2015年1月4日(日)

■営業開始日程
2015年1月5日(月)午前9時より
posted by 後藤富和 at 11:41| ご案内

2014年12月27日

1月2月のterra cafe kenpouの予定

来年1月2月のterra cafe kennpouのお知らせです。
お楽しみに。

1月6日(火)  休み

1月13日(火)19時 日中近代史 映画「ラスト・エンペラー(前)」視聴

1月20日(火)19時 日中近代史 映画「ラスト・エンペラー(後)」視聴

1月27日(火)19時 憲法講座3「基本的人権の原理、限界」二宮久也(弁護士)

1月30日(金)18時30分 原発問題 映画「みえない雲」視聴(会場:福岡市中央市民センター視聴覚室)

2月3日(火)19時  韓国の障害者運動(仮題)日高明子

2月10日(火)18時30分 箱崎まちなか九条の会発会記念アーサー・ビナード氏講演会「おめでたいニッポンに、春は来るのか?」(会場:勝楽寺(東区箱崎3−9−48)、前売1000円、当日1200円)

2月17日(火)19時 憲法講座4「包括的基本権と法の下の平等」三好有理(弁護士)

2月21日(土)13時 やま・かわ・うみ・そらフェスティバルin九州 九州公害被害者総行動実行委員会(会場:天神エルガーラ中ホール、参加費300円)

2月24日(火)19時 平頂山事件 高尾翠(中国近代史研究者)

火曜日夜の学習会の会場は光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)です(1月30日、2月10日、21日は別会場です)。
予定は入れ替わるかもしれません。下記サイトでスケジュールをご確認ください。
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内いたします
http://blog.ohashilo.jp
参加費 無料
学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
お問い合わせ 弁護士 後藤富和 Eメール gotou@ohashilo.jp
posted by 後藤富和 at 12:27| 平和

福岡大学自然食研究会

僕が26年前に創設した福岡大学自然食研究会が、本日、忘年会をするということで、以下のメッセージを送りました。

福岡大学自然食研究会 御中

福岡大学自然食研究会初代幹事
弁護士 後藤富和

拝啓
貴会いよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。
 私は、1991年(平成3年)に福岡大学法学部を卒業し、現在、福岡市南区で大橋法律事務所を開設している弁護士です。
 今回、知人である自然屋の入江店長から、貴会の忘年会のことを聞き、メッセージすることと致しました。
 さて、福岡大学自然食研究会は、私が大学3回生であった1989年(平成元年)4月に創立しました。
 当時、私は、環境問題、特に食と環境に関する問題に関心があり、1989年2月頃、講演会で知った安藤孫衛医師に相談したところ、福岡大学工学部の山口栄助先生を紹介いただきました。
 早速、山口先生に会いに行ったところ、山口先生は、糸島市二丈町一貴山の山中に畑を持っており、そこで有機農業を実践されていました。その畑に隣接して福岡工業高校の先生が別荘と畑を持っていました。その畑の一角を無償でお借りして、そこで有機農業を実践してはどうかという話になりました。
 そこで、同年4月、学内でチラシを配ってメンバーを募り、福岡大学自然食研究会が発足しました(発足時は大学に公認されておらず「にんじん畑クラブ」という非公認愛好会としてスタートしました)。
 最初は、10名足らずのメンバーでスタートしました。一貴山の畑にテントを建てて、泊まりがけで畑を開墾しました。最初に収穫したものはラディッシュでした。この時の模様は地元の新聞やテレビニュースでも取り上げられました。
 毎週末に畑に行き、週に1度学内でミーティングをしました。
 1989年の学園祭にサークルとしてはじめて参加しました。この時は、団子屋をしました。自然農法のお米を仕入れ、米粉にし、手作りの団子を販売しました。
 1年目の途中で、大学から活動実績が認められ、正式に福岡大学公認の愛好会に昇格しました。この時、大学と相談して、自然食研究会という名前が決定しました。これまで食だけでなく、環境問題全般について、研究などをしてきたのですが、当時は、環境問題という言葉すら馴染みがなく、大学側からも、それでは何をしたいのかわからない、何かに絞ってはどうかとの意見があり、食の問題に絞ったネーミングにしました。
 また、定期的に講演会活動を行っていました。特に、福岡大学の近くにある保育園に場所を提供していただき、食の専門家をお招きして講演会を開催していました。地域の方や、保育園の保護者に参加してもらいました。
 2年目からは、会員も増えたことから、食の問題だけでなく、原子力発電所の問題など、たしか4つの班に別れて、それぞれの分野で研究を行いました。
 2年目の学園祭ではコロッケを販売。自分たちの畑で収穫した完全無農薬のジャガイモで作ったコロッケも数量限定で販売しました。また、2年目からは、模擬店だけでなく、展示部門にも参加しました。4つの班でそれぞれ研究したことを市民に向けて発表しました。
 自然食研究会で行った活動は今の私の仕事にもそのまま活きています。
 現在、私は、諫早湾干拓事業によって傷めつけられた有明海を再生させるための裁判「よみがえれ!有明訴訟」を担当しています。また、原発を止めるための裁判「原発なくそう!九州玄海訴訟」も担当しています。
 日本弁護士連合会の環境問題を取り扱うセクションに所属し、特に生物多様性保全の問題に取り組んでいます。生物多様性保全の調査のために、国内はもとより、コスタリカ、ボルネオ、フィンランド、スウェーデン、オーストラリア、韓国など世界各地を訪問しました。
 さらに、毎週火曜日に天神3丁目にあるお寺「光円寺」で市民向けの勉強会を行い、憲法や平和、環境問題、福祉の問題などをテーマに学習をしています。
 どれも、自然食研究会でやってきた活動を発展させたものです。
 何か機会があれば、ぜひお声掛けいただければと存じます。
 今後の貴会のご発展を祈念いたします。末筆ながら会員ご一同様にくれぐれもよろしく申し上げてください。
敬具
posted by 後藤富和 at 14:11| 環境