2014年09月26日

「未来へつなぐ方程式 原子力マフィアと原発再稼働」小出裕章講演会(

「未来へつなぐ方程式 原子力マフィアと原発再稼働」小出裕章(京都大学原子炉研究所)講演会(中央市民センター)

あれだけの事故を起こしながら反省せず、責任も取らず、原発を再稼働させようとしている彼らを原子力ムラというのは生ぬるい。彼らがやっているのは犯罪であり「原子力マフィア」と呼ぶべきもの。

JCO東海村の臨界事故
100%人が死ぬ被曝量 8グレイ
大内さんの被曝量 18グレイ
篠原さんの被曝量 10グレイ
被曝直後は大きな変化がなかった。
1か月後には皮膚がボロボロになった。皮膚だけでなく内部もボロボロ。
天文学的量の鎮痛剤(麻薬)を投与しても痛みで苦しんでいた。
83日間生き延びさせられて亡くなった。

被曝の単位:グレイ
被曝の影響は吸収するエネルギーで決まる。

生きものと放射線は相容れない(放射線のエネルギーの巨大さ)

遺伝情報を正確に伝えていくことが、生き物の不思議の核心です。
放射線は、遺伝情報がかきこまれたDNAを簡単に切断する。

ICRP-2007年勧告
約100ミリシーベルト以下の線量でもがん、遺伝的影響のリスク。
それにもかかわらず、日本政府や電力会社は低い線量なら安全だと嘘を言っている。

原子力を選んだことに責任がないのに、子どもたちは被曝に敏感

原子力発電は単なる湯沸かし装置

原発は機械で、機械は時に事故を起こす。
原発を動かしているのは人間で、誤りを犯さない人間はいない。
当然、小さな事故から大きな事故、そして破局的事故まで様々な事故が起こる。
破局的事故は「想定外」とした。
電力の危険は過疎地に押し付けた。

福島原発事故、今、進行中
事故は収束していない
すでに熔け落ちた炉心、それが今どこにあるかすら分からない(現場に行けないから)。
ひたすら水を注入して来たが、放射能汚染水が溢れている
果てしない放射能の封じ込め作業と労働者の被曝。東電の社員ではない7次、8次の下請け労働者。
すでに大量に放出された放射性物質
今現在、そして今後も続く住民の被曝
今後さらに大量放出のおそれ

除染ではなく移染

日本は「法治国家」か?
国民が法律を破ると国家は処罰する。
国は法律を変えて自ら処罰されないようにする。

汚染地に残れば被曝により、身体が傷つく
避難すれば生活や家庭が崩壊し、心が潰れる

変わってしまった世界の中で
人々が普通に生活する場所は放射線管理区域以上に汚れてしまった
この事態を許した大人としてどう生きるか
子どもを守るのが私たちの責務

自民党が原発を安全だと推進して来た。
電力会社、原子力産業、学者、裁判所
誰一人責任を取らない。

原子力マフィアは無傷で生き延びた。
忘れさせようとする策謀

新規制基準は破局事故を前提にする
「安全」基準ではなく「規制」基準
「ゼロリスク」の機械はない

おざなりな審査
九州には巨大な火山の爆発でできたカルデラが5つも並んでいる

取り残されて死んでいった人たち
彼らを非難させる方法はない
にもかかわらず、電力会社も自治体も金の猛者になって原発を再稼働させようとする

大切な事故責任
かつて戦争の時、大多数の日本人は戦争に協力した。騙されたからだと言い訳をする人もいる
もちろん大本営発表しか流されなかったし、戦争を止めることは誰にもできなかった。
国家によって殺された人もいた。しかし、ごく普通の人々が、戦争に反対する人を非国民と呼び、村八分にし、殺していった。
福島原発事故が起きた今、私たちがどのように生きるか、未来の子どもたちから必ず問われる。





posted by 後藤富和 at 20:16| 環境