2014年08月29日

よみがえれ!有明海

本日、佐賀地裁において開催された、よみがえれ!有明訴訟の審尋において、長崎県島原市の漁民吉田訓啓さんが意見を述べました。

1 私は長崎県島原市の島原漁協に所属し、漁船漁業とワカメ・昆布の藻類養殖を営んでいます。  
  福岡高裁判決後、3年たてばもとの海が戻ってくると思っていました。開門に希望を持ち、あと数年頑張ろう、頑張って持ちこたえよう、そうすれば今よりも魚が増え、生活が楽になる、そう思ってなんとか苦しい生活を持ちこたえてきました。
まさか、国が開門判決を無視するとは思っていませんでした。
なぜ、私がこのような裁判でここに立たなければならないのか、怒りでいっぱいです。

2 私の1年間の仕事のサイクルは2月から4月はワカメ、5月6月は昆布、7月から10月はクルマエビ、11月から1月はクツゾコ・ヒラメ漁です。
今の時期は源式網と言う流し網でクルマエビ漁をしています。
堤防工事が始まる前は漁船漁業の1年間の収入の半分以上は源式網漁でしたが、堤防工事が始まりクルマエビは徐々に減り始め、締め切ってからは以前の5分の1ほどしか獲れなくなりました。堤防工事以前は年間500キロから700キロ位獲っていましたが現在では150キロから200キロ位です。
他の魚種でも同様に以前の3分の1から5分の1程度の漁獲量です。
これでは燃料代と日々の食事代くらいしかまかなえず、経営的には成り立たない状況です。これは、私だけの状況ではありません。
私の家はワカメ等の藻類養殖で何とか生活していますが、ワカメも海苔と同様に赤潮の影響で飼育が悪く締め切り以前より収穫量がありません。島原の漁業者の大半が50歳以上で漁業だけでは生活できず年金に頼っている状況です。
  
3 そして、この3年間にも、漁場は悪くなっています。それでも、私たち漁民には、開門すれば必ずクルマエビや魚が戻ってくるという確信があります。だから、あと数年頑張ればという思いで、開門を待ち望んでやってきました。ですが、国は福岡高裁の開門判決を無視しました。このような農水省の態度には怒りしかありません。
 今、諫早湾の漁場が死滅してクルマエビが獲れません。開門して少しずつでも諫早湾の潮流が速くなり貧酸素が減少すれば、諫早湾で育つクルマエビの稚エビだけではなく、クツゾコ等の干潟で育つ魚も増えると思っています。エビ類やタコやイカは一生のサイクルが1年から1年半くらいですから、開門すればすぐに増えてくると思います。魚の一生は数年から十数年ありますから、すぐには効果があらわれないかもしれませんが、魚も復活すると思います。
私個人の経験や考えですが、雲仙、普賢岳噴火災害で島原市の南部にある水無川河口域周辺が火山灰や土石流により海底の底生生物が死滅し、1平米に数十匹くらいしか居なくなった海底が、翌年には数千から一万匹位の底生生物が育ちました。その年は蛸壺漁をしていた人が経験したことがないくらいの豊漁だったと言っていました。
山の自然を壊すと再生するまでに100年かかると言いますが、海の再生は翌年には再生が始まると考えています。
開門して5年間の調査をすれば少なからずの再生があるはずです。農水省が開門しないのは、私からすれば開門したら海が再生して漁業者が訴え続けた事が本当だったとなるから、開門しない、させないようにしていると感じます。
国の機関である農水省は、確定判決を自分達の都合の良い様に勝手に解釈し捻じ曲げて開門しないようにしています。
裁判所にはぜひ確定判決を守らない農水省に対して厳しく指導してください。
posted by 後藤富和 at 14:27| 有明海

映画「ファルージャ」上映会

映画「ファルージャ」上映会、いよいよ本日です。
皆様ぜひご参加ください。
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中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
(PG12指定)
映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 当日1000円。学生・障がい者500円
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
posted by 後藤富和 at 07:11| 平和