2014年08月28日

terra cafe kenpou報告

先日(8/26)のterra cafe kenpouでは
【集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会】での 阪田雅裕氏(元内閣法制局長官)の講演「政府の憲法9条解釈」を視聴し、安倍内閣が実現しようとする集団的自衛権行使について考えました。
16名が参加。

阪田氏自身は、平和憲法を守れとか戦争反対とかの論には与しないとの前置きの上で、内閣法制局長官という政府内の法の番人であった者として、安倍氏の解釈による憲法改正に強く抗議の意を示しています。
http://youtu.be/h-athyvlxAI
以下、阪田氏の講演要旨(僕のメモ)
憲法解釈の変更が必要と言っている人の中にはそもそも憲法9条を読んでもいない人もいる。
9条1項自体は戦前の不戦条約からの考え方で世界的にみても珍しいものではない。
むしろ9条2項で戦力を持たないとしている点が重要。
憲法で戦力を持たないとうたっている中、自衛隊の存在が問題となる。
自衛隊は外国に行って戦争をするものではないので「戦力」には当たらないというのがこれまでの政府の解釈。
外国の軍隊が日本に攻めて来た時には、国として国民の生命財産を守る義務がある。このような急迫不正の侵害に対して必要最小限の武力を持つことは憲法9条2項に反しない。もっとも@わが国に対する急迫不正の侵害があり、A他に適当な手段がない場合に、B必要最小限の実力行使であることが必要。外国が攻めて来たのを奇貨として外国に攻め入るのは許されない。自衛隊は国民を守るための必要最小限の武力だから9条2項にいう「戦力」にあたらない。これがこの間一貫した政府見解。
かつてわが国は「自衛」の名を借りて侵略戦争を行った。
今、国際法上でできる戦争は集団的自衛権行使だけ。
政府は自衛隊発足以来、自衛隊は外国で戦争することができないのだから憲法に違反しないと言い続けて来た。つまり集団的自衛権を行使できないと説明して来た。
政府が解釈で憲法を変えて、集団的自衛権行使を認めることは大変不当である。憲法9条は意味がなくなる。日本国憲法の3つの原則の1つがなくなる。
政府が解釈で憲法を変えてしまうのは立憲主義、法治主義に反する。
自衛隊が海外で戦争できるようになる。国の形が大きく変わる。日本人が外国で死に、外国の人を殺すということ。
ペルシャ湾の米艦を護衛するとか、日本のはるか上空を通過するミサイルを撃墜するとか集団的自衛権の本質ではない。集団的自衛権の本質は、日本国民が外国で戦わなければならないということ。

次回のterra cafe kenpouは、
テーマ「中国人強制連行強制労働事件」
講師 後藤富和(弁護士)
日時 9月2日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)

明日は映画「ファルージャ」の上映会を開催します。
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)

今後の予定
予定に若干の変更がありますご確認ください。10月にヘイトスピーチの学習会を行います。講師キム・ジョンウォンさん(朝鮮日報記者・下関オモニ会代表)
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 15:02| 平和