来週(8/5)のterra cafe kenpouは、5歳の時に長崎で被爆した吉崎幸恵さんを講師に、被爆体験と平和・核兵器廃絶を求める取り組みについてお話を伺います。
日時 8月5日(火) 19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 被爆体験と平和・核兵器廃絶を求める取り組み
講師 吉崎幸恵さん(福岡市原爆被害者の会幹事)
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
2014年08月01日
来週のterra cafe kenpou
posted by 後藤富和 at 12:46| 平和
2014年08月02日
朝鮮人強制連行殉難者法要
本日、民主党の原中誠志県議と一緒に朝鮮人強制連行殉難者の法要に参加しました。
以下の原中先生が準備されたレジュメの中の明星氏のような気骨を持った方の尽力(尽力という一言では到底表せないような情熱や友情、苦難、妨害があったと思われます)で、かつて筑豊で多くの朝鮮人が働かされ、祖国に帰れないまま死んでいった事実が風化せずに今に残りました。明星氏は、五木寛之の「青春の門」の伊吹重蔵や、帚木蓬生の映画「三たびの海峡」の河時根、徐鎮徹のような信念を持った方だったのでしょうね。
以下、原中先生のレジュメを引用します。
飯塚市相田、高尾団地一角の無縁墓地に旅人墓、通称「倶会一處の碑」が建っている。この場所は、飯塚市伊岐須の「安楽寺」、飯塚市相田の「相田八幡宮」、そして、旧来(江戸時代の墓石あり)より地元の人々が墓地として利用していた“もやい地”(共有地)ということである。
碑の前面には「倶会一處」と彫られている。「倶会一處」とは『阿弥陀経』の中に出ている言葉で、「他方信仰の行者が浄土に往生して、倶(とも)に一處(ひとところ)で会う」という意味である。判りやすく言うと、「この世で縁があって出会ったが、由あって識別したり、死別したとしても、あの世でまた出会いましょう」ということである。碑の裏側を見ると、そこには建立年月日「昭和44年1月」、建立者「共立鉱業 栗原利夫」、「明星菊一」両名の名前が彫られている。
この碑の謂れについて、1991年、故・武富富巳男氏と一緒に栗原氏に話を伺ったことがある。残念ながら、碑建立の発起人であり建立者の明星菊一氏はすでに他界されており、栗原氏は詳細までは分からないということであった。栗原氏はもと石炭商を営んでおり、その関係で、明星氏と取引があり、今回の件に関しては、栗原氏は(共同事業者ということで)お金を出しただけということであった。
明星氏は、もと潤野炭鉱で水洗炭業の仕事をしていたが、閉山に伴って廃業。他の地で営業再開を目論んでいた。そこで、すでに閉山していた日鉄高尾炭鉱(1961年(S38)閉山)の鉱区の一角を借り、水洗炭業の再開を計画した。この時、営業資金を栗原氏から借りたのである。
明星氏は、早速、鉱区の一角の整備に取り掛かったが、営業を開始する間もなく、その地は日鉄側が団地として整地することになった(団地は1973年(S48)ごろから販売)。そのため、明星氏は団地造成事業に加担、工事を請け負った。
しかし、整地予定地には墓所があり、しかも、墓標もない土盛りだけの墓や、碑銘の判明しない墓碑が在った。更には、ボタ石を墓石代わりにした土盛りの墓や、木の根元や大きな石の周りからも遺骨が出てきた。その処遇に困った明星氏は、日鉄側や飯塚市に遺骨の始末を訴えたが、どちらも拒否され、思案の挙句、現在の地に「倶会一處」の碑を建立、遺骨をそこに納め、供養したということである。栗原氏の話では、旧来の墓石を除き、その他の墓は炭鉱で亡くなった身寄りのない日本人、朝鮮人労働者や外国人捕虜の無縁墓だろうと言われた。栗原氏は、「他の業者は墓地や墓があってもブルで踏み潰してしまったが、明星さんは仏教徒としてそういうことは出来ず、出てきた遺骨を集め、自費で碑を建立し、その中に遺骨を納め、供養した。」と言われた。
闇へと葬られるかもしれなかった遺骨を、このように歴史の証人として今日に伝えることができるのも、まさに明星氏と栗原氏の功績と言える。この遺骨を供養し、碑の謂れを構成に伝えることは、とりもなおさず戦争や強制連行・労働の真実(史実)を風化させず、後世へと語り継ぐことでもある。そして、その任を担うことこそ、私たちの責務でもある。
以下の原中先生が準備されたレジュメの中の明星氏のような気骨を持った方の尽力(尽力という一言では到底表せないような情熱や友情、苦難、妨害があったと思われます)で、かつて筑豊で多くの朝鮮人が働かされ、祖国に帰れないまま死んでいった事実が風化せずに今に残りました。明星氏は、五木寛之の「青春の門」の伊吹重蔵や、帚木蓬生の映画「三たびの海峡」の河時根、徐鎮徹のような信念を持った方だったのでしょうね。
以下、原中先生のレジュメを引用します。
飯塚市相田、高尾団地一角の無縁墓地に旅人墓、通称「倶会一處の碑」が建っている。この場所は、飯塚市伊岐須の「安楽寺」、飯塚市相田の「相田八幡宮」、そして、旧来(江戸時代の墓石あり)より地元の人々が墓地として利用していた“もやい地”(共有地)ということである。
碑の前面には「倶会一處」と彫られている。「倶会一處」とは『阿弥陀経』の中に出ている言葉で、「他方信仰の行者が浄土に往生して、倶(とも)に一處(ひとところ)で会う」という意味である。判りやすく言うと、「この世で縁があって出会ったが、由あって識別したり、死別したとしても、あの世でまた出会いましょう」ということである。碑の裏側を見ると、そこには建立年月日「昭和44年1月」、建立者「共立鉱業 栗原利夫」、「明星菊一」両名の名前が彫られている。
この碑の謂れについて、1991年、故・武富富巳男氏と一緒に栗原氏に話を伺ったことがある。残念ながら、碑建立の発起人であり建立者の明星菊一氏はすでに他界されており、栗原氏は詳細までは分からないということであった。栗原氏はもと石炭商を営んでおり、その関係で、明星氏と取引があり、今回の件に関しては、栗原氏は(共同事業者ということで)お金を出しただけということであった。
明星氏は、もと潤野炭鉱で水洗炭業の仕事をしていたが、閉山に伴って廃業。他の地で営業再開を目論んでいた。そこで、すでに閉山していた日鉄高尾炭鉱(1961年(S38)閉山)の鉱区の一角を借り、水洗炭業の再開を計画した。この時、営業資金を栗原氏から借りたのである。
明星氏は、早速、鉱区の一角の整備に取り掛かったが、営業を開始する間もなく、その地は日鉄側が団地として整地することになった(団地は1973年(S48)ごろから販売)。そのため、明星氏は団地造成事業に加担、工事を請け負った。
しかし、整地予定地には墓所があり、しかも、墓標もない土盛りだけの墓や、碑銘の判明しない墓碑が在った。更には、ボタ石を墓石代わりにした土盛りの墓や、木の根元や大きな石の周りからも遺骨が出てきた。その処遇に困った明星氏は、日鉄側や飯塚市に遺骨の始末を訴えたが、どちらも拒否され、思案の挙句、現在の地に「倶会一處」の碑を建立、遺骨をそこに納め、供養したということである。栗原氏の話では、旧来の墓石を除き、その他の墓は炭鉱で亡くなった身寄りのない日本人、朝鮮人労働者や外国人捕虜の無縁墓だろうと言われた。栗原氏は、「他の業者は墓地や墓があってもブルで踏み潰してしまったが、明星さんは仏教徒としてそういうことは出来ず、出てきた遺骨を集め、自費で碑を建立し、その中に遺骨を納め、供養した。」と言われた。
闇へと葬られるかもしれなかった遺骨を、このように歴史の証人として今日に伝えることができるのも、まさに明星氏と栗原氏の功績と言える。この遺骨を供養し、碑の謂れを構成に伝えることは、とりもなおさず戦争や強制連行・労働の真実(史実)を風化させず、後世へと語り継ぐことでもある。そして、その任を担うことこそ、私たちの責務でもある。
posted by 後藤富和 at 19:43| 平和
2014年08月04日
terra cafe kenpou 8月〜10月の予定
毎週火曜日夜の憲法学習会「terra cafe kenpou」の8月〜10月の予定をアップしました。
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
皆さん、ぜひご参加ください。
初めての方も大歓迎です。
日時 毎週火曜日19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
会費 無料
なお、学習会終了後、希望者で懇親会を行っています(参加費2000円、飲まない人1500円、学生1000円)
8月5日 長崎原爆 吉崎幸恵(福岡市原爆被害者の会幹事)
8月12日 休み
8月19日 人間の盾 山口実(福岡大学講師、湾岸戦争時イラク軍に拘束)
8月26日 政府の憲法9条解釈 阪田雅裕の講演映像視聴
8月29日 映画「ファルージャ」上映、集団的自衛権 近藤恭典(弁護士)
9月2日 中国人強制連行・強制労働事件 後藤富和(弁護士)
9月7日 中国人強制連行強制労働フィールドワーク 岩佐英樹(日中友好協会)
9月9日 教育基本法改正問題 牧忠孝(福岡大学非常勤講師)
9月16日 限りない未来を持つこどもたちのために 古谷信一(元教師)
9月20日〜21日 合宿(島根県三瓶山)
9月23日 休み
9月30日 映画「学校」(前半) 武井賢司(映画評論家)
10月7日 映画「学校」(後半) 武井賢司(映画評論家)
10月14日 集団的自衛権のトリック 半田滋の講演映像視聴
10月21日 カネミ油症問題 宿輪敏子(カネミ油症五島市の会)
10月28日 障がい者を取り巻く状況 古賀稔章(元障がい者援護会でんくる代表)
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
皆さん、ぜひご参加ください。
初めての方も大歓迎です。
日時 毎週火曜日19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
会費 無料
なお、学習会終了後、希望者で懇親会を行っています(参加費2000円、飲まない人1500円、学生1000円)
8月5日 長崎原爆 吉崎幸恵(福岡市原爆被害者の会幹事)
8月12日 休み
8月19日 人間の盾 山口実(福岡大学講師、湾岸戦争時イラク軍に拘束)
8月26日 政府の憲法9条解釈 阪田雅裕の講演映像視聴
8月29日 映画「ファルージャ」上映、集団的自衛権 近藤恭典(弁護士)
9月2日 中国人強制連行・強制労働事件 後藤富和(弁護士)
9月7日 中国人強制連行強制労働フィールドワーク 岩佐英樹(日中友好協会)
9月9日 教育基本法改正問題 牧忠孝(福岡大学非常勤講師)
9月16日 限りない未来を持つこどもたちのために 古谷信一(元教師)
9月20日〜21日 合宿(島根県三瓶山)
9月23日 休み
9月30日 映画「学校」(前半) 武井賢司(映画評論家)
10月7日 映画「学校」(後半) 武井賢司(映画評論家)
10月14日 集団的自衛権のトリック 半田滋の講演映像視聴
10月21日 カネミ油症問題 宿輪敏子(カネミ油症五島市の会)
10月28日 障がい者を取り巻く状況 古賀稔章(元障がい者援護会でんくる代表)
posted by 後藤富和 at 22:38| 平和
2014年08月05日
今夜のterra cafe kenpou
今夜のterra cafe kenpouは、吉ア幸恵さん(福岡市原爆被害者の会幹事)を講師に長崎原爆被害についてお話を伺いました。
吉アさんは5歳の時に長崎で被爆されました。
21名が参加。
「あの日のことを知ってください」
1945年8月、広島長崎で原子爆弾が炸裂しました
罪もない20数万の人々が虫けらのように殺されました。生き残った40数万の人々は今も苦しんでいます
影だけ残して消えた人
目玉はえぐられ、ぼろきれのように皮膚をぶら下げ「水ば下さい」
人間が生きたまま腐れていった
なす術もなく、殺して、殺して、と叫ぶばかり
再び被爆者を作らないためにあの日のことを知って下さい。
人類の叡智で第二の広島、長崎を作らないために
核兵器のない世界を。平和のために
あの日のことを人に話すなど辛すぎるという被爆者も多い。
5歳の時に、長崎市伊良林町の家の中を妹と駆け回っていた(爆心地から3.5km)。
それまで青かった空が真っ白に光った。
何が起こったのかと立ち止まった時にすごい風が来た。
家の中の建具や家具、仏壇は倒れ、ガラスは畳に突き刺さった。
足を切りながら防空壕に入った。恐ろしくて防空壕の中で泣いていた。
一番上の姉は妹をかばって頭にガラスが刺さり気を失った。
二番目の姉は昼食の準備をしようと土間に下りたところ頭を叩きつけられ気を失った。
母は畑で人参の間引きをしていたところ背中を焼かれ吹き飛ばされた。
父は疎開者のために小屋を作っていたとこと胸を焼かれた。
夜、家の中はガラスが突き刺さって眠れないので、縁側の下にゴザを敷いて眠った。
夜になっても空が赤く染まって美しいと思った。町がまだ燃えているとは思っていなかった。
従兄弟のお兄ちゃんは三菱兵器大橋工場に学徒動員に出ていたが帰ってこなかった。
翌朝、父たちは従兄弟を探しに行った。
伊良林国民学校の校庭では大勢の人間がイワシの焼かれていた。骨まで焼けないので木で死体を叩きながら焼いていた。その匂い、光景。
3日目、伊良林国民学校に収容されていた従兄弟は無傷だったが放心状態で戸板に乗って家に帰って来た。
出血や嘔吐で体力は失われ、元気だった従兄弟は見る影もなくなった。
9日目、口からドロドロしたものを吐き、紫色の斑点が身体中に広がり、その日5回目の下痢を最後に死んだ。
翌日、父たちは従兄弟を荼毘に付した。
身内を自らの手で焼かなければならなかった大人たちの気持ちを考えるといたたまれない。
通常の爆弾との違い、熱戦、爆風、放射線。
戦後の対ソ戦略のため、原爆を人に落としてその効果を確認した。悪魔の所業。
20数年前、アメリカに行った。4人一組で被爆者は全米を回った。
ニューメキシコ州アルバカーキの原爆博物館でファットマンの実物模型に対面した。その瞬間、立ちすくんだ。これが何万人もの罪もない人々を生きながらに殺したのかと思い涙が止まらなかった。
ABCC(原爆傷害調査委員会)は治療をしてくれなかった。
友達もABCCがジープで迎えに来たが検査だけして治療をしてもらえなかった。
ABCCでも多くの人が死んだ。ABCCは、それを解剖し臓器を取った。内蔵を取り出す作業を同じ被爆者にさせた。臓器を取り出した後、藁屑を詰め縫い合わせる作業も被爆者にさせた。それは遺族に評判が悪く、その後、親指だけを切り取り遺族に返すようになった。被爆者は死んでからも人間扱いされなかった。
被爆者は死産が多く、1200人以上の赤ちゃんが原爆調査に利用された。
長崎で被爆した福田須磨子さんの言葉
何もかも いやになりました 原子野に屹立する巨大な平和像 それはいい それはいい けど そのお金で何とかならなかったかしら ”石の像は食えぬし腹の足しにならぬ” さもしいといって下さいますな 被爆後10年をぎりぎりに生きる 被災者の偽らぬ心境です
被爆者は何の補償もない中、倦怠感で働きにも行けず、ブラブラ病と蔑まれた。
子どもを育てるために何でもした。
結婚でも差別。被爆者と分かれば、子どもと引き離され離婚させられた。
山口仙二氏は、繰り返し皮膚の移植を受けたが、その費用が国ではなく医師や市民の寄付でやられていると知った時、下駄履きのまま列車に飛び乗り国会に行った。
彼らの被爆者救済の運動がなければ、国は何もしてくれなかった。
原爆で苦しんでいる人はいないとプレスコードが敷かれ原爆被害は世界に発信できなかった。もっと早く発信でき、世界中に被爆者の声が伝わっていれば、こんなに核兵器は広がらなかったと思う。
人類と核兵器は共存できない(国際司法裁判所勧告的意見)
「地平線の先には核兵器のない世界が見えています。これを現実のものにしようと活動する人々が見えています。どうか行動し続けてください。警告を鳴らし、圧力をかけ続けてください。皆さんの指導者に対しる」(潘基文国連事務総長)
来年は被爆70年、そして5年に1度のNPT開催年。
核兵器をなくすために署名を集める。5000筆集める目標を立て7000筆以上を集めた。
被爆柿の木の植樹で小中学校に平和を伝えている。
今日の聞き手は明日の語り部。
原爆と原発は同じ。
集団的自衛権で日本が外国に行けば、原発がテロでやられるのは明らか。私たちは逃げようがない。
来週(8/12)はお休みです。
再来週(8/19)のterra cafe kenpouは
山口実さん(福岡大学講師)を講師に湾岸戦争時に「人間の盾」としてイラク軍に拘束された体験をお話しいただきます。
ぜひご参加ください。
日時 8月19日(火) 19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 人間の盾〜イラク軍に拘束されて
講師 山口実さん(福岡大学講師)
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
吉アさんは5歳の時に長崎で被爆されました。
21名が参加。
「あの日のことを知ってください」
1945年8月、広島長崎で原子爆弾が炸裂しました
罪もない20数万の人々が虫けらのように殺されました。生き残った40数万の人々は今も苦しんでいます
影だけ残して消えた人
目玉はえぐられ、ぼろきれのように皮膚をぶら下げ「水ば下さい」
人間が生きたまま腐れていった
なす術もなく、殺して、殺して、と叫ぶばかり
再び被爆者を作らないためにあの日のことを知って下さい。
人類の叡智で第二の広島、長崎を作らないために
核兵器のない世界を。平和のために
あの日のことを人に話すなど辛すぎるという被爆者も多い。
5歳の時に、長崎市伊良林町の家の中を妹と駆け回っていた(爆心地から3.5km)。
それまで青かった空が真っ白に光った。
何が起こったのかと立ち止まった時にすごい風が来た。
家の中の建具や家具、仏壇は倒れ、ガラスは畳に突き刺さった。
足を切りながら防空壕に入った。恐ろしくて防空壕の中で泣いていた。
一番上の姉は妹をかばって頭にガラスが刺さり気を失った。
二番目の姉は昼食の準備をしようと土間に下りたところ頭を叩きつけられ気を失った。
母は畑で人参の間引きをしていたところ背中を焼かれ吹き飛ばされた。
父は疎開者のために小屋を作っていたとこと胸を焼かれた。
夜、家の中はガラスが突き刺さって眠れないので、縁側の下にゴザを敷いて眠った。
夜になっても空が赤く染まって美しいと思った。町がまだ燃えているとは思っていなかった。
従兄弟のお兄ちゃんは三菱兵器大橋工場に学徒動員に出ていたが帰ってこなかった。
翌朝、父たちは従兄弟を探しに行った。
伊良林国民学校の校庭では大勢の人間がイワシの焼かれていた。骨まで焼けないので木で死体を叩きながら焼いていた。その匂い、光景。
3日目、伊良林国民学校に収容されていた従兄弟は無傷だったが放心状態で戸板に乗って家に帰って来た。
出血や嘔吐で体力は失われ、元気だった従兄弟は見る影もなくなった。
9日目、口からドロドロしたものを吐き、紫色の斑点が身体中に広がり、その日5回目の下痢を最後に死んだ。
翌日、父たちは従兄弟を荼毘に付した。
身内を自らの手で焼かなければならなかった大人たちの気持ちを考えるといたたまれない。
通常の爆弾との違い、熱戦、爆風、放射線。
戦後の対ソ戦略のため、原爆を人に落としてその効果を確認した。悪魔の所業。
20数年前、アメリカに行った。4人一組で被爆者は全米を回った。
ニューメキシコ州アルバカーキの原爆博物館でファットマンの実物模型に対面した。その瞬間、立ちすくんだ。これが何万人もの罪もない人々を生きながらに殺したのかと思い涙が止まらなかった。
ABCC(原爆傷害調査委員会)は治療をしてくれなかった。
友達もABCCがジープで迎えに来たが検査だけして治療をしてもらえなかった。
ABCCでも多くの人が死んだ。ABCCは、それを解剖し臓器を取った。内蔵を取り出す作業を同じ被爆者にさせた。臓器を取り出した後、藁屑を詰め縫い合わせる作業も被爆者にさせた。それは遺族に評判が悪く、その後、親指だけを切り取り遺族に返すようになった。被爆者は死んでからも人間扱いされなかった。
被爆者は死産が多く、1200人以上の赤ちゃんが原爆調査に利用された。
長崎で被爆した福田須磨子さんの言葉
何もかも いやになりました 原子野に屹立する巨大な平和像 それはいい それはいい けど そのお金で何とかならなかったかしら ”石の像は食えぬし腹の足しにならぬ” さもしいといって下さいますな 被爆後10年をぎりぎりに生きる 被災者の偽らぬ心境です
被爆者は何の補償もない中、倦怠感で働きにも行けず、ブラブラ病と蔑まれた。
子どもを育てるために何でもした。
結婚でも差別。被爆者と分かれば、子どもと引き離され離婚させられた。
山口仙二氏は、繰り返し皮膚の移植を受けたが、その費用が国ではなく医師や市民の寄付でやられていると知った時、下駄履きのまま列車に飛び乗り国会に行った。
彼らの被爆者救済の運動がなければ、国は何もしてくれなかった。
原爆で苦しんでいる人はいないとプレスコードが敷かれ原爆被害は世界に発信できなかった。もっと早く発信でき、世界中に被爆者の声が伝わっていれば、こんなに核兵器は広がらなかったと思う。
人類と核兵器は共存できない(国際司法裁判所勧告的意見)
「地平線の先には核兵器のない世界が見えています。これを現実のものにしようと活動する人々が見えています。どうか行動し続けてください。警告を鳴らし、圧力をかけ続けてください。皆さんの指導者に対しる」(潘基文国連事務総長)
来年は被爆70年、そして5年に1度のNPT開催年。
核兵器をなくすために署名を集める。5000筆集める目標を立て7000筆以上を集めた。
被爆柿の木の植樹で小中学校に平和を伝えている。
今日の聞き手は明日の語り部。
原爆と原発は同じ。
集団的自衛権で日本が外国に行けば、原発がテロでやられるのは明らか。私たちは逃げようがない。
来週(8/12)はお休みです。
再来週(8/19)のterra cafe kenpouは
山口実さん(福岡大学講師)を講師に湾岸戦争時に「人間の盾」としてイラク軍に拘束された体験をお話しいただきます。
ぜひご参加ください。
日時 8月19日(火) 19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 人間の盾〜イラク軍に拘束されて
講師 山口実さん(福岡大学講師)
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
posted by 後藤富和 at 21:03| 平和
2014年08月14日
川内原発再稼働パブコメ
先程、「九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集」について以下のパブコメを提出しました。締め切りは明日(8/15)です。
パブコメは以下のサイトから提出できます。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198252311&Mode=0
みなさん、お忘れなく。
川内原子力発電所の再稼働には反対である。
1 はじめに
今回のパブコメ募集については、川内原発1・2号機の原子炉設置変更許可申請書に関する「審査書案」に対する科学的・技術的見地からの意見に限定しているが、後述するように原発事故が過去に例がない程の公害・環境破壊であり、重大な人権侵害であることからすると、原発の再稼働については科学的技術的な意見だけでなく人道的、倫理的な見地からの意見も求めて広く国民からの意見を募り、政府は国民の声に真摯に耳を傾けるべきである。今回のパブコメ募集は図らずも政府が国民の声を聴く姿勢がないことを露呈したものである。
今回のパブコメ募集が極めて不適切で不誠実なものであることを指摘して、以下に不本意ながら科学的・技術的な見地からの意見を述べる。
2 新規制基準は安全基準ではない
福島第一原子力発電所事故は、原発事故が過去に例がない程の公害・環境破壊であり、重大な人権侵害であることを示した。しかも、事故原因すら判明せず、被害は現在も継続しており、収束のめどすらたっていない。
それにも関わらず政府は原発の再稼働に向けた手続きを急いでいる。
そもそも新規制基準は、それに適合したからといって安全が確保されるものではない。新規制基準では過酷事故を完全に防ぐことができないことを基準を作った原子力規制委員会自体が認めるところである。
3 住民の避難を考えていない
この基準は、川内原発に大規模損壊が起きた場合に、原子炉と周辺住民とを十分離隔することができる場所があるか、避難経路を確保できるかを審査の対象にはしていない。
また、実行的な避難計画は策定されていない。
4 地震の影響を過小評価している
川内原発において基準地震動を620ガルと過小評価している。しかし、この基準地震動の策定にあたって、南海トラフと琉球トラフが連動する超巨大地震については想定されていない。
5 火山活動の影響を過小評価している
川内原発がある九州は、鹿児島地溝に沿って南北に、阿蘇カルデラ、加久藤・小林カルデラ、姶良カルデラ、阿多カルデラ、鬼界カルデラなど大噴火型カルデラがつながって存在している。にもかかわらず、これら一連のカルデラの大噴火について詳細な検討もしないまま「噴火の可能性は十分低い」と結論づけるのは科学的根拠のない楽観的な思考と言わざるを得ない。また、発生頻度が高いVEI(火山爆発指数)6以下の噴火の影響を過小に評価し、噴火を予知でき対応可能とするなど科学的な根拠もなく結論づけている。
これでは「日本では苛酷事故(シビアアクシデント)は起きない」との根拠のない「安全神話」に胡座をかき福島の悲劇を招いたのと同じ道を辿ると言わざるを得ない。
6 テロなど人為的な事故には無防備である
航空機によるテロリズムなど人為的な故意による破壊活動に対してはわが国の原発は無防備である。
7 まとめ
このように、 川内原発1・2号機の原子炉設置変更許可申請書に関する「審査書案」は、科学的・技術的見地から見て欠陥ばかりであり、これに基づいた再稼働は許されるものではない。
【参考】
日本弁護士連合会「川内原子力発電所の適合性審査書案に対する意見書」
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2014/140806.html
パブコメは以下のサイトから提出できます。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198252311&Mode=0
みなさん、お忘れなく。
川内原子力発電所の再稼働には反対である。
1 はじめに
今回のパブコメ募集については、川内原発1・2号機の原子炉設置変更許可申請書に関する「審査書案」に対する科学的・技術的見地からの意見に限定しているが、後述するように原発事故が過去に例がない程の公害・環境破壊であり、重大な人権侵害であることからすると、原発の再稼働については科学的技術的な意見だけでなく人道的、倫理的な見地からの意見も求めて広く国民からの意見を募り、政府は国民の声に真摯に耳を傾けるべきである。今回のパブコメ募集は図らずも政府が国民の声を聴く姿勢がないことを露呈したものである。
今回のパブコメ募集が極めて不適切で不誠実なものであることを指摘して、以下に不本意ながら科学的・技術的な見地からの意見を述べる。
2 新規制基準は安全基準ではない
福島第一原子力発電所事故は、原発事故が過去に例がない程の公害・環境破壊であり、重大な人権侵害であることを示した。しかも、事故原因すら判明せず、被害は現在も継続しており、収束のめどすらたっていない。
それにも関わらず政府は原発の再稼働に向けた手続きを急いでいる。
そもそも新規制基準は、それに適合したからといって安全が確保されるものではない。新規制基準では過酷事故を完全に防ぐことができないことを基準を作った原子力規制委員会自体が認めるところである。
3 住民の避難を考えていない
この基準は、川内原発に大規模損壊が起きた場合に、原子炉と周辺住民とを十分離隔することができる場所があるか、避難経路を確保できるかを審査の対象にはしていない。
また、実行的な避難計画は策定されていない。
4 地震の影響を過小評価している
川内原発において基準地震動を620ガルと過小評価している。しかし、この基準地震動の策定にあたって、南海トラフと琉球トラフが連動する超巨大地震については想定されていない。
5 火山活動の影響を過小評価している
川内原発がある九州は、鹿児島地溝に沿って南北に、阿蘇カルデラ、加久藤・小林カルデラ、姶良カルデラ、阿多カルデラ、鬼界カルデラなど大噴火型カルデラがつながって存在している。にもかかわらず、これら一連のカルデラの大噴火について詳細な検討もしないまま「噴火の可能性は十分低い」と結論づけるのは科学的根拠のない楽観的な思考と言わざるを得ない。また、発生頻度が高いVEI(火山爆発指数)6以下の噴火の影響を過小に評価し、噴火を予知でき対応可能とするなど科学的な根拠もなく結論づけている。
これでは「日本では苛酷事故(シビアアクシデント)は起きない」との根拠のない「安全神話」に胡座をかき福島の悲劇を招いたのと同じ道を辿ると言わざるを得ない。
6 テロなど人為的な事故には無防備である
航空機によるテロリズムなど人為的な故意による破壊活動に対してはわが国の原発は無防備である。
7 まとめ
このように、 川内原発1・2号機の原子炉設置変更許可申請書に関する「審査書案」は、科学的・技術的見地から見て欠陥ばかりであり、これに基づいた再稼働は許されるものではない。
【参考】
日本弁護士連合会「川内原子力発電所の適合性審査書案に対する意見書」
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2014/140806.html
posted by 後藤富和 at 09:09| 環境
秘密保護法パブコメ
「特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施に関し統一的な運用を図るための基準(仮称)(案)」に対するパブコメを提出しました。
パブコメの締め切りは8/24(日)です。
http://www.cas.go.jp/jp/tokuteihimitsu/ikenboshu.html
1はじめに
戦艦大和や零戦は、私たち戦後世代はよく知っていますが、当時の人達にはその存在を知らされていませんでした。国民が、零戦の存在を知ったのは登場から4年後の1944年です。この時、零戦は、もう時代遅れの旧式になっていました。なぜ知らされなかったのか、国家機密だからです。戦時中は天気予報もありませんでした。国家機密だからです。天気について話をすると処罰の対象となりました。
安倍政権が施行を急ぐ秘密保護法は、戦中への逆戻りです。しかも、秘密に触れたら処罰されるのに、何が秘密かを知らされない。つまり、何が秘密かを分からないままマスコミや国民は表現を萎縮してしまい、物が言えない社会になってしまうということです。その先にあるのは戦争です。
特定秘密保護法は、集団的自衛権の閣議決定とあいまって。国民の目と耳と口を奪い、私たちの子や孫を戦場に送り込むためのカラクリであると言わざるを得ません。
私には10歳の長男を筆頭に3人の子がいます。私はこの子達が戦場に送られ人殺しをし、殺されることを絶対に許せません。秘密保護法は施行すべきではなく即刻廃止すべきです。
2 秘密保護法は廃止すべきです。
秘密保護法は、市民の知る権利を侵害するものであり,憲法第21条及び自由権規約第19条に違反する法律です。秘密保護法をそのままにして、政府案でさまざまな監視機関を設置したり、内部通報制度を設けたりしても、有効に機能する保障はありません。
3 自由権規約委員会の勧告にしたがうべきです。
本年7月24日、自由権規約委員会は日本政府に対して、秘密保護法については、秘密指定を厳しく限定すること、ジャーナリストや市民活動家が公益に関する情報を公表したことで処罰されないようにすることを勧告しました。この勧告にしたがって、政府は直ちに秘密保護法を抜本的に見直し、最終的には廃止すべきです。
4 ツワネ原則等に基づいて全面的な見直しすべきです。
秘密保護法について、自由権規約第19条によって保障される表現の自由・知る権利や国際的に承認されたツワネ原則に基づいて、全面的な制度の見直しを行い、現行の秘密保護法は廃止すべきです。
5 政府の違法行為を秘密指定してはならないことを法律で定めるべきです。
運用基準案では、特に遵守すべき事項として「公益通報の対象事実その他の行政機関の法令違反の隠蔽を目的として、指定してはならないこと」が盛り込まれましたが、政府の違法行為や汚職腐敗、環境汚染の事実などを秘密指定してはならないことを明確にし、公益目的の秘密の公開が処罰される事態を相当程度防ぐために、その旨を法律、もしくは少なくとも政令において定めない限り、悪用は避けられません。
そうである以上、現行の秘密保護法は廃止すべきです。
6 独立公文書管理監には秘密開示の権限がありません。
独立公文書管理監が特定秘密の開示を求めても、行政機関は「安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがないと認められない」ときには、理由を疎明すれば開示を拒否できるとされています。
しかし、特定秘密に対する完全な開示の権限を持たないような第三者機関では,実効性がありません。
そうである以上、現行の秘密保護法は廃止すべきです。
7 運用基準案の内部通報制度には実効性がありません
運用基準案では、内部通報窓口を19機関と独立公文書管理監に設置するとしていますが、法律や政令の中に、政府の法令違反について秘密指定をしてはならないという規定がない以上、公務員が、その秘密指定が秘密保護法に違反していると確信できるなどという場合はほとんどあり得ず、公益通報の実効性は全く期待できません。
そうである以上、現行の秘密保護法は廃止すべきです
【参考】
日本弁護士連合会「情報監視審査会の設置に関する国会法等の一部を改正する法律及び特定秘密保護法の廃止等についての意見書」
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2014/140620_3.html
福岡県弁護士会「特定秘密保護法成立に抗議し同法の廃止を求める会長声明」
http://www.fben.jp/suggest/archives/2013/12/post_297.html
パブコメの締め切りは8/24(日)です。
http://www.cas.go.jp/jp/tokuteihimitsu/ikenboshu.html
1はじめに
戦艦大和や零戦は、私たち戦後世代はよく知っていますが、当時の人達にはその存在を知らされていませんでした。国民が、零戦の存在を知ったのは登場から4年後の1944年です。この時、零戦は、もう時代遅れの旧式になっていました。なぜ知らされなかったのか、国家機密だからです。戦時中は天気予報もありませんでした。国家機密だからです。天気について話をすると処罰の対象となりました。
安倍政権が施行を急ぐ秘密保護法は、戦中への逆戻りです。しかも、秘密に触れたら処罰されるのに、何が秘密かを知らされない。つまり、何が秘密かを分からないままマスコミや国民は表現を萎縮してしまい、物が言えない社会になってしまうということです。その先にあるのは戦争です。
特定秘密保護法は、集団的自衛権の閣議決定とあいまって。国民の目と耳と口を奪い、私たちの子や孫を戦場に送り込むためのカラクリであると言わざるを得ません。
私には10歳の長男を筆頭に3人の子がいます。私はこの子達が戦場に送られ人殺しをし、殺されることを絶対に許せません。秘密保護法は施行すべきではなく即刻廃止すべきです。
2 秘密保護法は廃止すべきです。
秘密保護法は、市民の知る権利を侵害するものであり,憲法第21条及び自由権規約第19条に違反する法律です。秘密保護法をそのままにして、政府案でさまざまな監視機関を設置したり、内部通報制度を設けたりしても、有効に機能する保障はありません。
3 自由権規約委員会の勧告にしたがうべきです。
本年7月24日、自由権規約委員会は日本政府に対して、秘密保護法については、秘密指定を厳しく限定すること、ジャーナリストや市民活動家が公益に関する情報を公表したことで処罰されないようにすることを勧告しました。この勧告にしたがって、政府は直ちに秘密保護法を抜本的に見直し、最終的には廃止すべきです。
4 ツワネ原則等に基づいて全面的な見直しすべきです。
秘密保護法について、自由権規約第19条によって保障される表現の自由・知る権利や国際的に承認されたツワネ原則に基づいて、全面的な制度の見直しを行い、現行の秘密保護法は廃止すべきです。
5 政府の違法行為を秘密指定してはならないことを法律で定めるべきです。
運用基準案では、特に遵守すべき事項として「公益通報の対象事実その他の行政機関の法令違反の隠蔽を目的として、指定してはならないこと」が盛り込まれましたが、政府の違法行為や汚職腐敗、環境汚染の事実などを秘密指定してはならないことを明確にし、公益目的の秘密の公開が処罰される事態を相当程度防ぐために、その旨を法律、もしくは少なくとも政令において定めない限り、悪用は避けられません。
そうである以上、現行の秘密保護法は廃止すべきです。
6 独立公文書管理監には秘密開示の権限がありません。
独立公文書管理監が特定秘密の開示を求めても、行政機関は「安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがないと認められない」ときには、理由を疎明すれば開示を拒否できるとされています。
しかし、特定秘密に対する完全な開示の権限を持たないような第三者機関では,実効性がありません。
そうである以上、現行の秘密保護法は廃止すべきです。
7 運用基準案の内部通報制度には実効性がありません
運用基準案では、内部通報窓口を19機関と独立公文書管理監に設置するとしていますが、法律や政令の中に、政府の法令違反について秘密指定をしてはならないという規定がない以上、公務員が、その秘密指定が秘密保護法に違反していると確信できるなどという場合はほとんどあり得ず、公益通報の実効性は全く期待できません。
そうである以上、現行の秘密保護法は廃止すべきです
【参考】
日本弁護士連合会「情報監視審査会の設置に関する国会法等の一部を改正する法律及び特定秘密保護法の廃止等についての意見書」
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2014/140620_3.html
福岡県弁護士会「特定秘密保護法成立に抗議し同法の廃止を求める会長声明」
http://www.fben.jp/suggest/archives/2013/12/post_297.html
posted by 後藤富和 at 09:50| 平和
2014年08月15日
全戦争犠牲者追悼非戦を願う法要
毎週火曜日の憲法学習会terra cafe kenpouに場所を提供していただいている浄土真宗光圓寺(福岡市中央区天神3丁目)の「全戦争犠牲者追悼非戦を願う法要」に参加しました。
釋耕也(円日耕也)住職の表白
先の15年戦争敗戦69年目の8月15日をむかえました。今日の日本は政府の集団的自衛権閣議決定等、足早に「戦争できる国」づくりがはじめられました。戦前、新興俳句の社会性分野の発展に寄与した俳人・渡辺白泉は次のような俳句を詠みました。
『戦争が 廊下の奥に たってゐた』
私たちがうっかり生活している間に、戦争は準備され、身動きできない大きな存在となって立ちはだかっていたというのでしょうか。戦争は急にはじまることはありません。長い時を着々と準備されて、気付いた時は、手の付けられない法律によって私たちは縛られるのです。そして若者達は戦争に駆り出されていくのです。
ここで1931年9月からはじまる日本の戦争への道程を振り返ってみます。
1931年、満州事変という名の中国との戦争がはじまりました。いわゆる15年戦争のはじまりです。1933年3月、満州国を認めない国際連盟から脱退、1937年7月、北京郊外の盧溝橋で日中両軍が衝突して全面戦争へ。1938年4月、政府がすべての人的・物的資源を統制できるようにする法律、国家総動員法公布。1939年9月、ドイツのポーランド侵攻開始により第二次世界大戦がはじまりました。1940年、日独伊三国同盟調印、1941年12月、日本軍がマレー半島に上陸、ハワイ・真珠湾を奇襲攻撃により米国との太平洋戦争突入。ここで日本は第二次世界大戦に途中から参戦します。1944年10月、神風特攻隊が初めて米艦に突撃。1945年3月、東京大空襲。同年4月、米軍が沖縄本島に上陸、5月に同盟国のドイツが無条件降伏します。そして6月19日、福岡大空襲。8月6日、米国が広島に原爆投下。8月9日、米国が長崎に原爆投下。8月15日、天皇の玉音放送。こうして日本は敗戦国となりました。日本人はよく戦争は嫌いといいますが、その主な理由は1944年以降、米国の飛行機が飛んでくるようになってからだと歴史家は言います。
1931年にはじまる15年戦争は中国への侵略戦争でした。1945年の敗戦の日まで約15年間、中国本土は戦争の舞台となり、たくさんの非戦闘員の女性やこども達、一般市民がいのちを奪われました。この歴史的事実は決して忘れてはいけないことだと思います。
日本が戦争の表舞台となるのは、敗戦に至るわずか1年間に限られています。中国の方々は15年間、死の恐怖の中に生きておられました。(略)2300万人という犠牲者を出した戦争が終わりました。
このことを深く胸に刻み、その反省に立って、戦争放棄をうたった憲法9条、平和憲法を私たちはいただきました。この平和憲法は、アメリカの押し付けだという人がおられます。しかし、またある人が言われたように、この憲法は多くの犠牲者の方々が後世に生きる私たちの為につくって下さったものです。いうなれば、これは遺言状と言えるのではないでしょうか。(略)
8月9日、被爆69年目の平和祈念式典が長崎で開かれました。(略)その式典で被爆者代表として城台美弥子氏が「今、進められている集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法を踏みにじった暴挙です。」と訴えられました。(略)
氏は言われます。
「たった一発の爆弾で、人間が人間でなくなり、たとえその時を生き延びたとしても、突然に表れる原爆症で多くの被爆者がいのちを落としていきました。戦争は戦争を呼びます。歴史が証明しているではありませんか。日本の未来を担う若者やこども達を脅かさないでください。平和の保証をしてください。」と。
(略)これからもその方々に学び、戦争の原因となる事柄を注意深く見極め、平和な世の中を願い続けたいと思います。(以下略)
住職の案内文にはこうあります。
佛教は非戦(殺しあうことは罪悪である)の教えであります。しかしながら、私共佛教徒は先の15年戦争において、ごく一部の人を除いて、国家による戦争に協力し、深く加担し、おしゃかさまの教えにそむき、戦争を聖戦と賛美し、その結果、自国民300万人を犠牲にし、さらにアジアの人々2000万人のいのちを奪いました。この歴史の教訓を深く心にとどめたいと思います。この戦争の反省から、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように決意して、憲法9条が制定されました。この憲法の『戦争の放棄』という精神こそ、おしゃかさまの「殺すことなかれ」という教えに連なっていくものであります。
この日、講話を行った井之上大輔先生(筑紫女学園高等学校教諭)は、戦前戦中、戦争に加担した浄土真宗について強い疑問を持っていると正直に告白された上でこのようにお話しされました。
仏教、浄土真宗といえば、戦後は非戦・平和のイメージだが、政治の世界は避け、光円寺のように声を上げる寺は残念ながら少ない。
しかし、集団的自衛権の閣議決定に接し、もう黙ってはいられない。光円寺住職の、戦争を美化してはならない、アジアの方々に対する侵略戦争と明確に位置付け、一歩踏み込んで平和を求める気持ちを共有したいと思った。
日清日露戦争の時代から浄土真宗は従軍布教に熱心だった。
「後の世は 弥陀の教えに任せつつ 命やすく 君にささげよ」と説いて、若者を戦場に送り命を捨てさせるのに協力してきた。
仏教の教えは命を尊び戦争に反対するもの。それなのに、なぜ浄土真宗は戦争に協力してきたのか。
では、戦後、浄土真宗は戦前戦中の行いを反省したか。
戦後、浄土真宗は手のひらを返すように、平和、民主主義が大事と言い出した。
それは、単に時代の流れに便乗しただけではないのか。時代に便乗するという姿勢に変わりはないのではないか。
なんでなんだと思い悩んでいた時、日清日露戦争の時代に戦争反対をとなえた浄土真宗の僧侶高木顕明氏を知った。
高木氏は最初から戦争反対をとなえていたわけではなく、日清戦争当初は、他の一般的な僧侶と同じく、天皇万歳と叫び戦争を支持し、被差別部落民を穢らわしいと差別を厭わなかった。
それが和歌山県新宮市の浄泉寺の住職となり、差別されてきた人たちや、社会的に弱い人たちの生活に接し、生き方を変えた。
経典から平和を引用するのは簡単だが、現実の人達に接して、生き方として平和を求めるようになった。
こうして高木氏は非戦・平等をとなえる人々(クリスチャンの医師やジャーナリスト、活動家など)と連帯していった。
これらの人々は後に大逆事件で全員逮捕され、死刑もしくは無期懲役となったが、すべて冤罪であった。
高木氏は、服役中に自殺をした。
高木氏に接し、それまでなぜ当時の浄土真宗の僧侶達は戦争に協力したのかと一方的に非難していたが、自分がその当時に生きていたら高木氏のようなことができていただろうかと、人を責めていた指先が自分の胸に向かうようになった。
高木氏の生き方を通して8/15の意味を考えていきたい。
この後、参加者全員で鐘を撞きました。
釋耕也(円日耕也)住職の表白
先の15年戦争敗戦69年目の8月15日をむかえました。今日の日本は政府の集団的自衛権閣議決定等、足早に「戦争できる国」づくりがはじめられました。戦前、新興俳句の社会性分野の発展に寄与した俳人・渡辺白泉は次のような俳句を詠みました。
『戦争が 廊下の奥に たってゐた』
私たちがうっかり生活している間に、戦争は準備され、身動きできない大きな存在となって立ちはだかっていたというのでしょうか。戦争は急にはじまることはありません。長い時を着々と準備されて、気付いた時は、手の付けられない法律によって私たちは縛られるのです。そして若者達は戦争に駆り出されていくのです。
ここで1931年9月からはじまる日本の戦争への道程を振り返ってみます。
1931年、満州事変という名の中国との戦争がはじまりました。いわゆる15年戦争のはじまりです。1933年3月、満州国を認めない国際連盟から脱退、1937年7月、北京郊外の盧溝橋で日中両軍が衝突して全面戦争へ。1938年4月、政府がすべての人的・物的資源を統制できるようにする法律、国家総動員法公布。1939年9月、ドイツのポーランド侵攻開始により第二次世界大戦がはじまりました。1940年、日独伊三国同盟調印、1941年12月、日本軍がマレー半島に上陸、ハワイ・真珠湾を奇襲攻撃により米国との太平洋戦争突入。ここで日本は第二次世界大戦に途中から参戦します。1944年10月、神風特攻隊が初めて米艦に突撃。1945年3月、東京大空襲。同年4月、米軍が沖縄本島に上陸、5月に同盟国のドイツが無条件降伏します。そして6月19日、福岡大空襲。8月6日、米国が広島に原爆投下。8月9日、米国が長崎に原爆投下。8月15日、天皇の玉音放送。こうして日本は敗戦国となりました。日本人はよく戦争は嫌いといいますが、その主な理由は1944年以降、米国の飛行機が飛んでくるようになってからだと歴史家は言います。
1931年にはじまる15年戦争は中国への侵略戦争でした。1945年の敗戦の日まで約15年間、中国本土は戦争の舞台となり、たくさんの非戦闘員の女性やこども達、一般市民がいのちを奪われました。この歴史的事実は決して忘れてはいけないことだと思います。
日本が戦争の表舞台となるのは、敗戦に至るわずか1年間に限られています。中国の方々は15年間、死の恐怖の中に生きておられました。(略)2300万人という犠牲者を出した戦争が終わりました。
このことを深く胸に刻み、その反省に立って、戦争放棄をうたった憲法9条、平和憲法を私たちはいただきました。この平和憲法は、アメリカの押し付けだという人がおられます。しかし、またある人が言われたように、この憲法は多くの犠牲者の方々が後世に生きる私たちの為につくって下さったものです。いうなれば、これは遺言状と言えるのではないでしょうか。(略)
8月9日、被爆69年目の平和祈念式典が長崎で開かれました。(略)その式典で被爆者代表として城台美弥子氏が「今、進められている集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法を踏みにじった暴挙です。」と訴えられました。(略)
氏は言われます。
「たった一発の爆弾で、人間が人間でなくなり、たとえその時を生き延びたとしても、突然に表れる原爆症で多くの被爆者がいのちを落としていきました。戦争は戦争を呼びます。歴史が証明しているではありませんか。日本の未来を担う若者やこども達を脅かさないでください。平和の保証をしてください。」と。
(略)これからもその方々に学び、戦争の原因となる事柄を注意深く見極め、平和な世の中を願い続けたいと思います。(以下略)
住職の案内文にはこうあります。
佛教は非戦(殺しあうことは罪悪である)の教えであります。しかしながら、私共佛教徒は先の15年戦争において、ごく一部の人を除いて、国家による戦争に協力し、深く加担し、おしゃかさまの教えにそむき、戦争を聖戦と賛美し、その結果、自国民300万人を犠牲にし、さらにアジアの人々2000万人のいのちを奪いました。この歴史の教訓を深く心にとどめたいと思います。この戦争の反省から、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように決意して、憲法9条が制定されました。この憲法の『戦争の放棄』という精神こそ、おしゃかさまの「殺すことなかれ」という教えに連なっていくものであります。
この日、講話を行った井之上大輔先生(筑紫女学園高等学校教諭)は、戦前戦中、戦争に加担した浄土真宗について強い疑問を持っていると正直に告白された上でこのようにお話しされました。
仏教、浄土真宗といえば、戦後は非戦・平和のイメージだが、政治の世界は避け、光円寺のように声を上げる寺は残念ながら少ない。
しかし、集団的自衛権の閣議決定に接し、もう黙ってはいられない。光円寺住職の、戦争を美化してはならない、アジアの方々に対する侵略戦争と明確に位置付け、一歩踏み込んで平和を求める気持ちを共有したいと思った。
日清日露戦争の時代から浄土真宗は従軍布教に熱心だった。
「後の世は 弥陀の教えに任せつつ 命やすく 君にささげよ」と説いて、若者を戦場に送り命を捨てさせるのに協力してきた。
仏教の教えは命を尊び戦争に反対するもの。それなのに、なぜ浄土真宗は戦争に協力してきたのか。
では、戦後、浄土真宗は戦前戦中の行いを反省したか。
戦後、浄土真宗は手のひらを返すように、平和、民主主義が大事と言い出した。
それは、単に時代の流れに便乗しただけではないのか。時代に便乗するという姿勢に変わりはないのではないか。
なんでなんだと思い悩んでいた時、日清日露戦争の時代に戦争反対をとなえた浄土真宗の僧侶高木顕明氏を知った。
高木氏は最初から戦争反対をとなえていたわけではなく、日清戦争当初は、他の一般的な僧侶と同じく、天皇万歳と叫び戦争を支持し、被差別部落民を穢らわしいと差別を厭わなかった。
それが和歌山県新宮市の浄泉寺の住職となり、差別されてきた人たちや、社会的に弱い人たちの生活に接し、生き方を変えた。
経典から平和を引用するのは簡単だが、現実の人達に接して、生き方として平和を求めるようになった。
こうして高木氏は非戦・平等をとなえる人々(クリスチャンの医師やジャーナリスト、活動家など)と連帯していった。
これらの人々は後に大逆事件で全員逮捕され、死刑もしくは無期懲役となったが、すべて冤罪であった。
高木氏は、服役中に自殺をした。
高木氏に接し、それまでなぜ当時の浄土真宗の僧侶達は戦争に協力したのかと一方的に非難していたが、自分がその当時に生きていたら高木氏のようなことができていただろうかと、人を責めていた指先が自分の胸に向かうようになった。
高木氏の生き方を通して8/15の意味を考えていきたい。
この後、参加者全員で鐘を撞きました。
posted by 後藤富和 at 20:04| 平和
2014年08月17日
今週のterra cafe kenpou
今週(8/19)のterra cafe kenpouは
山口実さん(福岡大学講師)を講師に、湾岸戦争時に「人間の盾」としてイラク軍に拘束された体験をお話しいただきます。
ぜひご参加ください。
日時 8月19日(火) 19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 人間の盾〜イラク軍に拘束されて
講師 山口実さん(福岡大学講師)
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
山口実さん(福岡大学講師)を講師に、湾岸戦争時に「人間の盾」としてイラク軍に拘束された体験をお話しいただきます。
ぜひご参加ください。
日時 8月19日(火) 19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 人間の盾〜イラク軍に拘束されて
講師 山口実さん(福岡大学講師)
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 16:52| 平和
映画ファルージャ上映会
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
http://fallujah-movie.com/index.html
(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA
中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。
「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。
イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。
ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。
何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?
映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。
上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。
ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
http://fallujah-movie.com/index.html
(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA
中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。
「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。
イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。
ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。
何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?
映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。
上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。
ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
posted by 後藤富和 at 17:13| 平和
2014年08月19日
グリーンカーテン〜お盆明け〜
8月19日(火)
最高気温:29℃
最低気温:26℃
天気:雨
8月だというのにすっきりしない天気が続いています。
福岡は今日も1日雨です。
大橋法律事務所では、職員研修とお盆休みのため1週間お休みをいただきました。
休暇に入る前のグリーンカーテンの様子。
・アサガオとゴーヤ
・ユウガオとゴーヤ
天井まで届いて、またまた迷子の蔓がビヨーンと伸びています。
8月になってようやくカーテンらしくなりました。
・ゴーヤ
大きく育った実がもう一つ増えました。
さて、休み明けの様子です。
休みの間、干からびていないか心配になりましたが
雨の日も多かったためか枯れずにがんばっていました。
が、ゴーヤのプランターを一目見てびっくり!
大きくなった実を収穫し損ねていたのですが
熟した実が落ちていました。
この種は来年のためにとっておこうと思います。
雨のため涼しいせいか、午後になってもアサガオがしぼまずにきれいに咲いています。
今週いっぱいは雨や曇りが続くという予報の福岡。
来週は夏らしい青空をバックにした写真が撮れることを願っています。
事務局K
posted by 後藤富和 at 14:36| グリーンカーテン2014
今夜のterra cafe kenpou
今夜のterra cafe kenpouでは、山口実さん(福岡大学講師)をお招きし、人間の盾としてイラク軍に拘束された経験をお話ししていただきました。
18名が参加。
安全なくして経済は成り立たない。国防や対テロに予算をつぎ込み、防災などの予算がつかず、その結果、大規模災害に見舞われることとなる。
集団的自衛権の講師容認は、日米安保の強化でしかない。
今後、この政権が続けば、女性も徴兵されるおそれあり。
日本が世界で金をばらまいているのは国連の常任理事国になりたいから。でも、アメリカ言いなりなら、意味ない。
アメリカから押し付けられた憲法だからと言って、憲法を変えて今よりもアメリカ追従になるんじゃ論理破綻。
「違いを理解すること」ではなくって「違うってことを理解すること」
われわれはアメリカの顔色を伺う日本政府に棄てられた(人質になった時)。今、それと変わらない。日本政府は国民を簡単に棄てる。
戦争の原因は宗教と言うが実際は利権、経済問題。
尖閣は共同開発しかないのではないか。
日本は周辺国と仲良くして助け合うしかない。
T 人間の盾
1 イラクのクウェート侵攻
2 ロンドン旅行からの帰りの家族を救済〜決死の外出
3 日本人婦女子と行動を共にすることを決意
4 日本大使館籠城と食糧集め
5 外務大臣報道官の自衛隊派遣発言〜これが人質になった直接の原因
6 バグダッド移送
7 日本人婦女子の早期解放を願いながら、バグダッドから収容先へ
8 3か月半の人質生活〜米軍の攻撃を防ぐ「人間の盾」
9 米仏人の解放とRabbit Shit
10 解放〜秘密警察からの感謝の言葉
11 帰国
U 湾岸戦争からイラク戦争、隣国との対立と集団的自衛権行使容認〜現代日本が抱える問題点とその改善
1 外務省を解体しよう
2 米国追従を止めよう〜現在の中東の混乱は米英の外交・経済政策の負の遺産
3 日本国民の世界平和への関わり方
V 結論:困難を乗り越える力を身に付けよう〜発想の転換が重要
1 困難に際して逃げない覚悟が不可欠〜政治家や経営者や管理職が「官僚化」
2 対立を解消する日ごろの努力が大切。自己矛盾は不振の素
3 過去から学ぼう。歴史の改ざんこそが「自虐的歴史観」
4 自分の頭で考える智恵と豊かな想像力(現場感)を育もう
5 他者への愛〜互助共生に発想を転換しよう
18名が参加。
安全なくして経済は成り立たない。国防や対テロに予算をつぎ込み、防災などの予算がつかず、その結果、大規模災害に見舞われることとなる。
集団的自衛権の講師容認は、日米安保の強化でしかない。
今後、この政権が続けば、女性も徴兵されるおそれあり。
日本が世界で金をばらまいているのは国連の常任理事国になりたいから。でも、アメリカ言いなりなら、意味ない。
アメリカから押し付けられた憲法だからと言って、憲法を変えて今よりもアメリカ追従になるんじゃ論理破綻。
「違いを理解すること」ではなくって「違うってことを理解すること」
われわれはアメリカの顔色を伺う日本政府に棄てられた(人質になった時)。今、それと変わらない。日本政府は国民を簡単に棄てる。
戦争の原因は宗教と言うが実際は利権、経済問題。
尖閣は共同開発しかないのではないか。
日本は周辺国と仲良くして助け合うしかない。
T 人間の盾
1 イラクのクウェート侵攻
2 ロンドン旅行からの帰りの家族を救済〜決死の外出
3 日本人婦女子と行動を共にすることを決意
4 日本大使館籠城と食糧集め
5 外務大臣報道官の自衛隊派遣発言〜これが人質になった直接の原因
6 バグダッド移送
7 日本人婦女子の早期解放を願いながら、バグダッドから収容先へ
8 3か月半の人質生活〜米軍の攻撃を防ぐ「人間の盾」
9 米仏人の解放とRabbit Shit
10 解放〜秘密警察からの感謝の言葉
11 帰国
U 湾岸戦争からイラク戦争、隣国との対立と集団的自衛権行使容認〜現代日本が抱える問題点とその改善
1 外務省を解体しよう
2 米国追従を止めよう〜現在の中東の混乱は米英の外交・経済政策の負の遺産
3 日本国民の世界平和への関わり方
V 結論:困難を乗り越える力を身に付けよう〜発想の転換が重要
1 困難に際して逃げない覚悟が不可欠〜政治家や経営者や管理職が「官僚化」
2 対立を解消する日ごろの努力が大切。自己矛盾は不振の素
3 過去から学ぼう。歴史の改ざんこそが「自虐的歴史観」
4 自分の頭で考える智恵と豊かな想像力(現場感)を育もう
5 他者への愛〜互助共生に発想を転換しよう
posted by 後藤富和 at 23:45| 日記
2014年08月20日
【8月29日】映画ファルージャ上映会
中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会ですが、電話やインターネットでのチケット申し込みが続いています。
上映まであと9日となりました。
みなさんぜひご参加ください。
また、メールやSNSなどでこの上映会のことをお友達に広めてください。
250席の会場を満席にしましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
http://fallujah-movie.com/index.html
(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
映画予告編
中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。
「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。
イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。
ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。
何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?
映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。
上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。
ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
上映まであと9日となりました。
みなさんぜひご参加ください。
また、メールやSNSなどでこの上映会のことをお友達に広めてください。
250席の会場を満席にしましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
http://fallujah-movie.com/index.html
(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
映画予告編
中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。
「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。
イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。
ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。
何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?
映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。
上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。
ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
posted by 後藤富和 at 10:28| 平和
2014年08月21日
仁比そうへい トークライブ・第3弾
〜若者と集団的自衛権、原発のない未来、労働現場の実態〜
仁比そうへい 臨時国会を前に若者と語る
トークライブ・第3弾 in福岡市・天神
馬奈木昭雄弁護士との第1弾、寺井明日香医師との第2弾に続き、
仁比そうへいトークライブ第3弾は若者たちとのフレッシュトークです。
集団的自衛権、原発再稼働、ブラック企業・・・若者の未来はどうなるのか。
若者たちの率直な問題提起を受けながら、仁比そうへいが縦横無尽に語ります。
<お話する人>
参議院議員・弁護士 仁比そうへいさん
平和
岡村澄江さん terra cafe kenpou
原発
反核女子部の皆さん
労働
渡邉宏さん 医療団労組 組合員
コーディネーター 弁護士
後藤富和さん 中央区九条の会事務局長
参加資格は問いません。こぞってご参加ください。
【日時】
2014年9月4日(木)
18:30開場/19:00開会(20:20終了予定)
【会場】
TKP会議室 福岡市中央区天神2−13−7福岡平和ビル6階
(地下鉄天神駅4番出口直結)
【主催お問い合わせ】
ni-hi NET 仁比そうへい弁護士の政治活動をサポートする法律家連絡会
北九州市小倉北区金田2丁目6−4リーガルタワー3階北九州第一法律事務所内
TEL:093−571−4688(担当:仲井、久保)
仁比そうへい 臨時国会を前に若者と語る
トークライブ・第3弾 in福岡市・天神
馬奈木昭雄弁護士との第1弾、寺井明日香医師との第2弾に続き、
仁比そうへいトークライブ第3弾は若者たちとのフレッシュトークです。
集団的自衛権、原発再稼働、ブラック企業・・・若者の未来はどうなるのか。
若者たちの率直な問題提起を受けながら、仁比そうへいが縦横無尽に語ります。
<お話する人>
参議院議員・弁護士 仁比そうへいさん
平和
岡村澄江さん terra cafe kenpou
原発
反核女子部の皆さん
労働
渡邉宏さん 医療団労組 組合員
コーディネーター 弁護士
後藤富和さん 中央区九条の会事務局長
参加資格は問いません。こぞってご参加ください。
【日時】
2014年9月4日(木)
18:30開場/19:00開会(20:20終了予定)
【会場】
TKP会議室 福岡市中央区天神2−13−7福岡平和ビル6階
(地下鉄天神駅4番出口直結)
【主催お問い合わせ】
ni-hi NET 仁比そうへい弁護士の政治活動をサポートする法律家連絡会
北九州市小倉北区金田2丁目6−4リーガルタワー3階北九州第一法律事務所内
TEL:093−571−4688(担当:仲井、久保)
posted by 後藤富和 at 11:22| ご案内
2014年08月23日
日中文化講座
日中文化講座「緊迫する日中関係をどう打開するか-中国の状況と国際関係から読み解く」講師:末浪靖司(ジャーナリスト)に参加しました(博多リバレイン・ココロンセンター)。
http://ncf.way-nifty.com/ken/cat22282701/index.html
1 中国はなぜ艦船を尖閣海域に侵入させ、防空識別圏を設けるのか
中国が尖閣諸島(釣魚島)問題で公務船や海監航空機を出動させる実力行使は誤っている。
話し合いで解決すべき。ただ、安倍政権は話し合いの門戸を閉ざしている。
中国の根拠:「籌海図編」(1561)に「釣魚嶼」の名前が書かれている。カイロ宣言(1943.11.27)
1971.12.30 中国外務省、尖閣領有権を声明。
1972.9.29 周恩来首相「ここで議論するのはやめましょう。」
1978.10.2 ケ小平、尖閣問題棚上げを提案。
2 発展する中国の光と影をどうみるか
急速な経済発展と現局面の特徴
世界第2位の経済大国
アメリカと中国の経済関係は非常に密接。
背景に現体制に対する危機感がある
広がる民衆の運動と情報発信。PX(パラキシレン)反対運動。
民主化の展望はあるか
一進一退だが確実に前進している。
3 中国の大国化は集団的自衛権行使の理由になるか
安倍政権の閣議決定による憲法解釈の変更。
その根拠として安全保障環境の変化(中国の大国化)。
アメリカは尖閣諸島を防衛するか
オバマ・安倍共同会見(2014.4.24)
安倍「尖閣諸島を含め日本の施政権下にある領域は日米安保条約の適用地域」
オバマ「私は問題を平和的に解決することを安倍首相に強調した。我々は中国と強力な関係を持っている。中国は決定的に重要な国だ。中国は貿易、開発で大きな機会を提供しており、気候変動のような共通問題で協力しあっている」
日米安保条約5条1項→アメリカは尖閣諸島への攻撃を自国に対する攻撃とは認めないだろう。アメリカは動かない。
尖閣諸島問題を集団的自衛権の根拠とするのは明確なまやかし。
中国は尖閣諸島問題で軍事行動をすることはないと断言できる。
南シナ海の紛争をどう見るか。
ASEAN(東南アジア諸国連合)はアジアの長い戦争の教訓から生まれた。
ASEANは中国と粘り強く交渉を続けている。
オバマ(中国との領土問題でフィリピンを防衛するかの質問に対し)「中国とは建設的関係を持っている。米中間には巨大な貿易、巨大なビジネスがある。国際舞台で米中が協力する領域は極めて大きい。だから我々は目標は中国とは対峙や封じ込めることではない」(2014.4.28)
今、自衛隊は、ジプチ、南スーダンに派遣されている。いずれも石油を巡る地域。
「駆けつけ警護」これが集団的自衛権。
1931年、日本は柳条湖事件をでっち上げ、自衛の名目で満州事変。盧溝橋事件もでっち上げ中国全土に戦火を拡大。南仏進駐も自衛権の行使と主張。
自衛権の名目で日本の軍隊(自衛隊)が海外に出ることは、アジア諸国は非常な恐怖を感じている。
4 一衣帯水の中国とどう向き合うか
中国の民衆がアヘン戦争以来列強に踏みにじられ、1931年からは日本に侵略され、犠牲になって来たことを忘れてはならない。戦後補償問題、慰安婦問題などの解決をはかる。
さしあたって緊急に求められていること
安倍政権の9条改悪、とりわけ集団的自衛権行使の策動を阻止すること。
日米軍事同盟下でアメリカの肩代わりをして海外派兵の道をすすむのをやめること。
平和のメッセージをいかに伝えるか。
中国の民衆との交流などを通じてお互いの理解を深める。
【質疑応答】
Q 米中の二大大国が蜜月状態にある中で、東アジアのパワーバランスは歪になるのではないか。日本や韓国の立場は。
A 地球温暖化対策など良い方向で米中の協力が進むのは歓迎。しかし、悪い方向で進めば危険な状態となる。それを阻止するのは世界の世論。ASEANはアメリカや中国にきちんとモノを言っている。でも、安倍氏はアメリカ従属でモノを言わない。日本は国民が声を上げるべき。
Q 中国共産党の腐敗はなくならないのではないか。
A 中国共産党が政権を取れたのは蒋介石政権の腐敗を突いたから。今の中国共産党の腐敗には、習近平氏自信、危機感を持っている。権力が集中しすぎているところに市場経済が入りこんだため腐敗が進んでいる。
Q 中国での経済学の研究は。
A 当初は資本論に基づくものだったが、1990年代に入って中国は若い経済学者をシカゴに送り新自由主義を学ばせた。ただし、中国の学者は政府の方針はそれとして、したたかに独自に研究を続けている。
Q 尖閣諸島問題で日本政府は話し合いの門戸を閉ざしているが、2012年10月、玄葉外務大臣はヨーロッパで訴えるも受け入れてもらえず、ヨーロッパ諸国からは話し合いによる解決を求められた。日本は門戸を閉ざすだけの歪な態度を改めるべきではないか。
A そう思う。話し合いで論点を明確にし、それを双方の国民に示して、議論するのが外交。しかし、安倍氏は話し合いの道を閉ざし、靖国参拝、河野談話見直し言及などなど火に油を注ぐ行為に終始している。日本の世論がヨーロッパ程成熟しておらず安倍氏の行動が選挙結果に反映しないことが安倍政権を生き長らえさせている。
末浪靖司氏の著書「対米従属の正体」
http://www.koubunken.co.jp/0500/0482.html
http://ncf.way-nifty.com/ken/cat22282701/index.html
1 中国はなぜ艦船を尖閣海域に侵入させ、防空識別圏を設けるのか
中国が尖閣諸島(釣魚島)問題で公務船や海監航空機を出動させる実力行使は誤っている。
話し合いで解決すべき。ただ、安倍政権は話し合いの門戸を閉ざしている。
中国の根拠:「籌海図編」(1561)に「釣魚嶼」の名前が書かれている。カイロ宣言(1943.11.27)
1971.12.30 中国外務省、尖閣領有権を声明。
1972.9.29 周恩来首相「ここで議論するのはやめましょう。」
1978.10.2 ケ小平、尖閣問題棚上げを提案。
2 発展する中国の光と影をどうみるか
急速な経済発展と現局面の特徴
世界第2位の経済大国
アメリカと中国の経済関係は非常に密接。
背景に現体制に対する危機感がある
広がる民衆の運動と情報発信。PX(パラキシレン)反対運動。
民主化の展望はあるか
一進一退だが確実に前進している。
3 中国の大国化は集団的自衛権行使の理由になるか
安倍政権の閣議決定による憲法解釈の変更。
その根拠として安全保障環境の変化(中国の大国化)。
アメリカは尖閣諸島を防衛するか
オバマ・安倍共同会見(2014.4.24)
安倍「尖閣諸島を含め日本の施政権下にある領域は日米安保条約の適用地域」
オバマ「私は問題を平和的に解決することを安倍首相に強調した。我々は中国と強力な関係を持っている。中国は決定的に重要な国だ。中国は貿易、開発で大きな機会を提供しており、気候変動のような共通問題で協力しあっている」
日米安保条約5条1項→アメリカは尖閣諸島への攻撃を自国に対する攻撃とは認めないだろう。アメリカは動かない。
尖閣諸島問題を集団的自衛権の根拠とするのは明確なまやかし。
中国は尖閣諸島問題で軍事行動をすることはないと断言できる。
南シナ海の紛争をどう見るか。
ASEAN(東南アジア諸国連合)はアジアの長い戦争の教訓から生まれた。
ASEANは中国と粘り強く交渉を続けている。
オバマ(中国との領土問題でフィリピンを防衛するかの質問に対し)「中国とは建設的関係を持っている。米中間には巨大な貿易、巨大なビジネスがある。国際舞台で米中が協力する領域は極めて大きい。だから我々は目標は中国とは対峙や封じ込めることではない」(2014.4.28)
今、自衛隊は、ジプチ、南スーダンに派遣されている。いずれも石油を巡る地域。
「駆けつけ警護」これが集団的自衛権。
1931年、日本は柳条湖事件をでっち上げ、自衛の名目で満州事変。盧溝橋事件もでっち上げ中国全土に戦火を拡大。南仏進駐も自衛権の行使と主張。
自衛権の名目で日本の軍隊(自衛隊)が海外に出ることは、アジア諸国は非常な恐怖を感じている。
4 一衣帯水の中国とどう向き合うか
中国の民衆がアヘン戦争以来列強に踏みにじられ、1931年からは日本に侵略され、犠牲になって来たことを忘れてはならない。戦後補償問題、慰安婦問題などの解決をはかる。
さしあたって緊急に求められていること
安倍政権の9条改悪、とりわけ集団的自衛権行使の策動を阻止すること。
日米軍事同盟下でアメリカの肩代わりをして海外派兵の道をすすむのをやめること。
平和のメッセージをいかに伝えるか。
中国の民衆との交流などを通じてお互いの理解を深める。
【質疑応答】
Q 米中の二大大国が蜜月状態にある中で、東アジアのパワーバランスは歪になるのではないか。日本や韓国の立場は。
A 地球温暖化対策など良い方向で米中の協力が進むのは歓迎。しかし、悪い方向で進めば危険な状態となる。それを阻止するのは世界の世論。ASEANはアメリカや中国にきちんとモノを言っている。でも、安倍氏はアメリカ従属でモノを言わない。日本は国民が声を上げるべき。
Q 中国共産党の腐敗はなくならないのではないか。
A 中国共産党が政権を取れたのは蒋介石政権の腐敗を突いたから。今の中国共産党の腐敗には、習近平氏自信、危機感を持っている。権力が集中しすぎているところに市場経済が入りこんだため腐敗が進んでいる。
Q 中国での経済学の研究は。
A 当初は資本論に基づくものだったが、1990年代に入って中国は若い経済学者をシカゴに送り新自由主義を学ばせた。ただし、中国の学者は政府の方針はそれとして、したたかに独自に研究を続けている。
Q 尖閣諸島問題で日本政府は話し合いの門戸を閉ざしているが、2012年10月、玄葉外務大臣はヨーロッパで訴えるも受け入れてもらえず、ヨーロッパ諸国からは話し合いによる解決を求められた。日本は門戸を閉ざすだけの歪な態度を改めるべきではないか。
A そう思う。話し合いで論点を明確にし、それを双方の国民に示して、議論するのが外交。しかし、安倍氏は話し合いの道を閉ざし、靖国参拝、河野談話見直し言及などなど火に油を注ぐ行為に終始している。日本の世論がヨーロッパ程成熟しておらず安倍氏の行動が選挙結果に反映しないことが安倍政権を生き長らえさせている。
末浪靖司氏の著書「対米従属の正体」
http://www.koubunken.co.jp/0500/0482.html
posted by 後藤富和 at 00:35| 平和
2014年08月24日
エコツアー
福島原発事故被害者、川崎公害患者、高尾山保護の方、東京水俣病患者、東京大気汚染患者、スモン公害病など公害問題に取り組んで来た方々が首都圏、福島から諫早湾・有明海にエコツアーで来られましたので、有明海の漁師達と一緒に鹿島市で交流しました。
いわき市から来られた原発事故被害者の方が「ぜひ現地を見て下さい。現地の惨状を見たら原発再稼働は仕方ないと思っている人でも考えが変わる」と訴えておられました。
また、僕とあまり年が変わらない男性が子どもの頃、川崎で喘息び罹患した時のことを話され、「公害は気を許したころに入り込んでくる、絶対に戦い続けて下さい」と切実に訴えているのが胸に響きました。
いわき市から来られた原発事故被害者の方が「ぜひ現地を見て下さい。現地の惨状を見たら原発再稼働は仕方ないと思っている人でも考えが変わる」と訴えておられました。
また、僕とあまり年が変わらない男性が子どもの頃、川崎で喘息び罹患した時のことを話され、「公害は気を許したころに入り込んでくる、絶対に戦い続けて下さい」と切実に訴えているのが胸に響きました。
posted by 後藤富和 at 23:11| 環境
2014年08月25日
明日のterra cafe kenpou
明日(8/26)のterra cafe kenpouでは
【集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会】での 阪田雅裕氏(元内閣法制局長官)の講演「政府の憲法9条解釈」を視聴し、安倍内閣が実現しようとする集団的自衛権行使について考えます。
どうぞご参加ください。
日時 8月26日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 政府の憲法9条解釈
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
【集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会】での 阪田雅裕氏(元内閣法制局長官)の講演「政府の憲法9条解釈」を視聴し、安倍内閣が実現しようとする集団的自衛権行使について考えます。
どうぞご参加ください。
日時 8月26日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
テーマ 政府の憲法9条解釈
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 08:16| 平和
2014年08月26日
【お知らせ】諫早湾開門署名全国キャンペーンキックオフ長崎集会
諫早湾の常時開放を実現しよう!!
<プログラム>
■開門全国署名の提起 (諫早湾開門署名全国キャンペーン事務局)
■呼びかけ人・呼びかけ団体からのメッセージ
■有明海再生に向けたこれからの戦い 馬奈木昭雄(よみがえれ!有明訴訟 弁護団長)
■記念講演「有明海奥部の貧酸素と諫早湾干拓事業の因果関係の検証」
佐々木克之(北海道自然保護協会副会長・日本海洋学会会員)
■開門署名キックオフ宣言
【日時】2014年9月13日(土) 13:30〜16:00
【会場】長崎市立図書館・新興善メモリアルホール
長崎市興善町1−1 TEL:095−829−4946
【お問い合わせ】
諫早湾開門署名全国キャンペーン事務局(岩井)
〒840−0952佐賀市中央本町1−10ニュー寺元ビル3階
佐賀中央法律事務所
TEL:090−3600−8602
Email:hirohiga@oboe.ocn.ne.jp
どなたでも参加できます。
是非ご参加ください。
<プログラム>
■開門全国署名の提起 (諫早湾開門署名全国キャンペーン事務局)
■呼びかけ人・呼びかけ団体からのメッセージ
■有明海再生に向けたこれからの戦い 馬奈木昭雄(よみがえれ!有明訴訟 弁護団長)
■記念講演「有明海奥部の貧酸素と諫早湾干拓事業の因果関係の検証」
佐々木克之(北海道自然保護協会副会長・日本海洋学会会員)
■開門署名キックオフ宣言
【日時】2014年9月13日(土) 13:30〜16:00
【会場】長崎市立図書館・新興善メモリアルホール
長崎市興善町1−1 TEL:095−829−4946
【お問い合わせ】
諫早湾開門署名全国キャンペーン事務局(岩井)
〒840−0952佐賀市中央本町1−10ニュー寺元ビル3階
佐賀中央法律事務所
TEL:090−3600−8602
Email:hirohiga@oboe.ocn.ne.jp
どなたでも参加できます。
是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 13:59| ご案内
2014年08月27日
映画「ファルージャ」上映会
いよいよ今週金曜日です。ぜひおこしください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
(PG12指定)
映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。
「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。
イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。
ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。
何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?
映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。
上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。
ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
(PG12指定)
映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
中央区九条の会結成1周年を記念して映画「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」の上映会を開催します。
「集団的自衛権」の行使が現実化しつつある今日、この映画は集団的自衛権の現実を私たちに突きつけます。
イラク戦争の際、ファルージャで起きた人質事件。その背景にはイラクへの自衛隊派遣がありました。「自己責任」で人質を切り捨て人命を軽視した日本政府の対応は、憲法第9条を踏みにじり「集団的自衛権」を強行する安倍政権の姿と重なります。
ファルージャの戦闘は、アメリカ軍による住民虐殺事件に他なりません。しかも、アメリカ軍は劣化ウラン弾を使用し、イラクでは多くの奇形児が出生するなど後遺症に苦しんでいます。罪もない人々を世代を超えて苦しめるのがアメリカの戦争であり、そのアメリカの戦争に加担するのが「集団的自衛権」行使です。その結果、世界中の「苦しめられた人々」から将来にわたって日本人は恨まれ続けることになります。
「平和をめざす国、日本」のひとつの約束であり証明であった「兵器輸出三原則」を安倍政権は簡単に破ってしまいました。人と人とが殺し合う道具、戦争をする道具を世界中に売りまくって、金儲けをしよう、景気をよくしよう、としています。それこそが「集団的自衛権」行使容認と同じ目的にあるものであり、安倍政権がめざしているものと言うことができます。安倍政権の暴走を食い止めないとどうなるのか、どういう戦争を起こすことになるのか、この映画は教えてくれます。
何のためにこのような戦争に加わる道を作ろうとするのか? それによって今まで日本人が得てきたものがどれだけ失なわれるのか?そしてどれだけ多くの世界の人々を「敵」に回すことになるのか?
映画を見て考え、そうした動きを止め、押し戻す声を上げて行かなければなりません。
上映後、近藤恭典弁護士による「集団的自衛権の現実」について解説を行います(25分程度)。
ぜひ8月29日の中央区九条の会結成1周年記念「ファルージャ」上映会におこしください。お待ちしています。
チケットのお申し込みは大橋法律事務所(担当後藤)まで
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
メールフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会特設ページ
http://www.ohashilo.jp/fallujah20140829/
posted by 後藤富和 at 13:54| 平和
2014年08月28日
terra cafe kenpou報告
先日(8/26)のterra cafe kenpouでは
【集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会】での 阪田雅裕氏(元内閣法制局長官)の講演「政府の憲法9条解釈」を視聴し、安倍内閣が実現しようとする集団的自衛権行使について考えました。
16名が参加。
阪田氏自身は、平和憲法を守れとか戦争反対とかの論には与しないとの前置きの上で、内閣法制局長官という政府内の法の番人であった者として、安倍氏の解釈による憲法改正に強く抗議の意を示しています。
http://youtu.be/h-athyvlxAI
以下、阪田氏の講演要旨(僕のメモ)
憲法解釈の変更が必要と言っている人の中にはそもそも憲法9条を読んでもいない人もいる。
9条1項自体は戦前の不戦条約からの考え方で世界的にみても珍しいものではない。
むしろ9条2項で戦力を持たないとしている点が重要。
憲法で戦力を持たないとうたっている中、自衛隊の存在が問題となる。
自衛隊は外国に行って戦争をするものではないので「戦力」には当たらないというのがこれまでの政府の解釈。
外国の軍隊が日本に攻めて来た時には、国として国民の生命財産を守る義務がある。このような急迫不正の侵害に対して必要最小限の武力を持つことは憲法9条2項に反しない。もっとも@わが国に対する急迫不正の侵害があり、A他に適当な手段がない場合に、B必要最小限の実力行使であることが必要。外国が攻めて来たのを奇貨として外国に攻め入るのは許されない。自衛隊は国民を守るための必要最小限の武力だから9条2項にいう「戦力」にあたらない。これがこの間一貫した政府見解。
かつてわが国は「自衛」の名を借りて侵略戦争を行った。
今、国際法上でできる戦争は集団的自衛権行使だけ。
政府は自衛隊発足以来、自衛隊は外国で戦争することができないのだから憲法に違反しないと言い続けて来た。つまり集団的自衛権を行使できないと説明して来た。
政府が解釈で憲法を変えて、集団的自衛権行使を認めることは大変不当である。憲法9条は意味がなくなる。日本国憲法の3つの原則の1つがなくなる。
政府が解釈で憲法を変えてしまうのは立憲主義、法治主義に反する。
自衛隊が海外で戦争できるようになる。国の形が大きく変わる。日本人が外国で死に、外国の人を殺すということ。
ペルシャ湾の米艦を護衛するとか、日本のはるか上空を通過するミサイルを撃墜するとか集団的自衛権の本質ではない。集団的自衛権の本質は、日本国民が外国で戦わなければならないということ。
次回のterra cafe kenpouは、
テーマ「中国人強制連行強制労働事件」
講師 後藤富和(弁護士)
日時 9月2日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
明日は映画「ファルージャ」の上映会を開催します。
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
今後の予定
予定に若干の変更がありますご確認ください。10月にヘイトスピーチの学習会を行います。講師キム・ジョンウォンさん(朝鮮日報記者・下関オモニ会代表)
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
【集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会】での 阪田雅裕氏(元内閣法制局長官)の講演「政府の憲法9条解釈」を視聴し、安倍内閣が実現しようとする集団的自衛権行使について考えました。
16名が参加。
阪田氏自身は、平和憲法を守れとか戦争反対とかの論には与しないとの前置きの上で、内閣法制局長官という政府内の法の番人であった者として、安倍氏の解釈による憲法改正に強く抗議の意を示しています。
http://youtu.be/h-athyvlxAI
以下、阪田氏の講演要旨(僕のメモ)
憲法解釈の変更が必要と言っている人の中にはそもそも憲法9条を読んでもいない人もいる。
9条1項自体は戦前の不戦条約からの考え方で世界的にみても珍しいものではない。
むしろ9条2項で戦力を持たないとしている点が重要。
憲法で戦力を持たないとうたっている中、自衛隊の存在が問題となる。
自衛隊は外国に行って戦争をするものではないので「戦力」には当たらないというのがこれまでの政府の解釈。
外国の軍隊が日本に攻めて来た時には、国として国民の生命財産を守る義務がある。このような急迫不正の侵害に対して必要最小限の武力を持つことは憲法9条2項に反しない。もっとも@わが国に対する急迫不正の侵害があり、A他に適当な手段がない場合に、B必要最小限の実力行使であることが必要。外国が攻めて来たのを奇貨として外国に攻め入るのは許されない。自衛隊は国民を守るための必要最小限の武力だから9条2項にいう「戦力」にあたらない。これがこの間一貫した政府見解。
かつてわが国は「自衛」の名を借りて侵略戦争を行った。
今、国際法上でできる戦争は集団的自衛権行使だけ。
政府は自衛隊発足以来、自衛隊は外国で戦争することができないのだから憲法に違反しないと言い続けて来た。つまり集団的自衛権を行使できないと説明して来た。
政府が解釈で憲法を変えて、集団的自衛権行使を認めることは大変不当である。憲法9条は意味がなくなる。日本国憲法の3つの原則の1つがなくなる。
政府が解釈で憲法を変えてしまうのは立憲主義、法治主義に反する。
自衛隊が海外で戦争できるようになる。国の形が大きく変わる。日本人が外国で死に、外国の人を殺すということ。
ペルシャ湾の米艦を護衛するとか、日本のはるか上空を通過するミサイルを撃墜するとか集団的自衛権の本質ではない。集団的自衛権の本質は、日本国民が外国で戦わなければならないということ。
次回のterra cafe kenpouは、
テーマ「中国人強制連行強制労働事件」
講師 後藤富和(弁護士)
日時 9月2日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
明日は映画「ファルージャ」の上映会を開催します。
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」(PG12指定)
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 前売800円(当日1000円。学生・障がい者500円)
今後の予定
予定に若干の変更がありますご確認ください。10月にヘイトスピーチの学習会を行います。講師キム・ジョンウォンさん(朝鮮日報記者・下関オモニ会代表)
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 15:02| 平和
2014年08月29日
映画「ファルージャ」上映会
映画「ファルージャ」上映会、いよいよ本日です。
皆様ぜひご参加ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
(PG12指定)
映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 当日1000円。学生・障がい者500円
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
皆様ぜひご参加ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中央区九条の会結成1周年記念
映画「ファルージャ」上映会
日時: 8月29日(金)18:30-20:40
会場: ふくふくプラザホール(福岡市市民福祉プラザ)
福岡市中央区荒戸3-3-39
映画: 「ファルージャ イラク戦争 日本人人質…そして」
(PG12指定)
映画予告編
http://youtu.be/OOzPstWj6zA
解説: 「集団的自衛権の現実」近藤恭典弁護士
料金: 当日1000円。学生・障がい者500円
主催: 中央区九条の会、terra cafe kenpou、日本の科学者読書会
posted by 後藤富和 at 07:11| 平和
よみがえれ!有明海
本日、佐賀地裁において開催された、よみがえれ!有明訴訟の審尋において、長崎県島原市の漁民吉田訓啓さんが意見を述べました。
1 私は長崎県島原市の島原漁協に所属し、漁船漁業とワカメ・昆布の藻類養殖を営んでいます。
福岡高裁判決後、3年たてばもとの海が戻ってくると思っていました。開門に希望を持ち、あと数年頑張ろう、頑張って持ちこたえよう、そうすれば今よりも魚が増え、生活が楽になる、そう思ってなんとか苦しい生活を持ちこたえてきました。
まさか、国が開門判決を無視するとは思っていませんでした。
なぜ、私がこのような裁判でここに立たなければならないのか、怒りでいっぱいです。
2 私の1年間の仕事のサイクルは2月から4月はワカメ、5月6月は昆布、7月から10月はクルマエビ、11月から1月はクツゾコ・ヒラメ漁です。
今の時期は源式網と言う流し網でクルマエビ漁をしています。
堤防工事が始まる前は漁船漁業の1年間の収入の半分以上は源式網漁でしたが、堤防工事が始まりクルマエビは徐々に減り始め、締め切ってからは以前の5分の1ほどしか獲れなくなりました。堤防工事以前は年間500キロから700キロ位獲っていましたが現在では150キロから200キロ位です。
他の魚種でも同様に以前の3分の1から5分の1程度の漁獲量です。
これでは燃料代と日々の食事代くらいしかまかなえず、経営的には成り立たない状況です。これは、私だけの状況ではありません。
私の家はワカメ等の藻類養殖で何とか生活していますが、ワカメも海苔と同様に赤潮の影響で飼育が悪く締め切り以前より収穫量がありません。島原の漁業者の大半が50歳以上で漁業だけでは生活できず年金に頼っている状況です。
3 そして、この3年間にも、漁場は悪くなっています。それでも、私たち漁民には、開門すれば必ずクルマエビや魚が戻ってくるという確信があります。だから、あと数年頑張ればという思いで、開門を待ち望んでやってきました。ですが、国は福岡高裁の開門判決を無視しました。このような農水省の態度には怒りしかありません。
今、諫早湾の漁場が死滅してクルマエビが獲れません。開門して少しずつでも諫早湾の潮流が速くなり貧酸素が減少すれば、諫早湾で育つクルマエビの稚エビだけではなく、クツゾコ等の干潟で育つ魚も増えると思っています。エビ類やタコやイカは一生のサイクルが1年から1年半くらいですから、開門すればすぐに増えてくると思います。魚の一生は数年から十数年ありますから、すぐには効果があらわれないかもしれませんが、魚も復活すると思います。
私個人の経験や考えですが、雲仙、普賢岳噴火災害で島原市の南部にある水無川河口域周辺が火山灰や土石流により海底の底生生物が死滅し、1平米に数十匹くらいしか居なくなった海底が、翌年には数千から一万匹位の底生生物が育ちました。その年は蛸壺漁をしていた人が経験したことがないくらいの豊漁だったと言っていました。
山の自然を壊すと再生するまでに100年かかると言いますが、海の再生は翌年には再生が始まると考えています。
開門して5年間の調査をすれば少なからずの再生があるはずです。農水省が開門しないのは、私からすれば開門したら海が再生して漁業者が訴え続けた事が本当だったとなるから、開門しない、させないようにしていると感じます。
国の機関である農水省は、確定判決を自分達の都合の良い様に勝手に解釈し捻じ曲げて開門しないようにしています。
裁判所にはぜひ確定判決を守らない農水省に対して厳しく指導してください。
1 私は長崎県島原市の島原漁協に所属し、漁船漁業とワカメ・昆布の藻類養殖を営んでいます。
福岡高裁判決後、3年たてばもとの海が戻ってくると思っていました。開門に希望を持ち、あと数年頑張ろう、頑張って持ちこたえよう、そうすれば今よりも魚が増え、生活が楽になる、そう思ってなんとか苦しい生活を持ちこたえてきました。
まさか、国が開門判決を無視するとは思っていませんでした。
なぜ、私がこのような裁判でここに立たなければならないのか、怒りでいっぱいです。
2 私の1年間の仕事のサイクルは2月から4月はワカメ、5月6月は昆布、7月から10月はクルマエビ、11月から1月はクツゾコ・ヒラメ漁です。
今の時期は源式網と言う流し網でクルマエビ漁をしています。
堤防工事が始まる前は漁船漁業の1年間の収入の半分以上は源式網漁でしたが、堤防工事が始まりクルマエビは徐々に減り始め、締め切ってからは以前の5分の1ほどしか獲れなくなりました。堤防工事以前は年間500キロから700キロ位獲っていましたが現在では150キロから200キロ位です。
他の魚種でも同様に以前の3分の1から5分の1程度の漁獲量です。
これでは燃料代と日々の食事代くらいしかまかなえず、経営的には成り立たない状況です。これは、私だけの状況ではありません。
私の家はワカメ等の藻類養殖で何とか生活していますが、ワカメも海苔と同様に赤潮の影響で飼育が悪く締め切り以前より収穫量がありません。島原の漁業者の大半が50歳以上で漁業だけでは生活できず年金に頼っている状況です。
3 そして、この3年間にも、漁場は悪くなっています。それでも、私たち漁民には、開門すれば必ずクルマエビや魚が戻ってくるという確信があります。だから、あと数年頑張ればという思いで、開門を待ち望んでやってきました。ですが、国は福岡高裁の開門判決を無視しました。このような農水省の態度には怒りしかありません。
今、諫早湾の漁場が死滅してクルマエビが獲れません。開門して少しずつでも諫早湾の潮流が速くなり貧酸素が減少すれば、諫早湾で育つクルマエビの稚エビだけではなく、クツゾコ等の干潟で育つ魚も増えると思っています。エビ類やタコやイカは一生のサイクルが1年から1年半くらいですから、開門すればすぐに増えてくると思います。魚の一生は数年から十数年ありますから、すぐには効果があらわれないかもしれませんが、魚も復活すると思います。
私個人の経験や考えですが、雲仙、普賢岳噴火災害で島原市の南部にある水無川河口域周辺が火山灰や土石流により海底の底生生物が死滅し、1平米に数十匹くらいしか居なくなった海底が、翌年には数千から一万匹位の底生生物が育ちました。その年は蛸壺漁をしていた人が経験したことがないくらいの豊漁だったと言っていました。
山の自然を壊すと再生するまでに100年かかると言いますが、海の再生は翌年には再生が始まると考えています。
開門して5年間の調査をすれば少なからずの再生があるはずです。農水省が開門しないのは、私からすれば開門したら海が再生して漁業者が訴え続けた事が本当だったとなるから、開門しない、させないようにしていると感じます。
国の機関である農水省は、確定判決を自分達の都合の良い様に勝手に解釈し捻じ曲げて開門しないようにしています。
裁判所にはぜひ確定判決を守らない農水省に対して厳しく指導してください。
posted by 後藤富和 at 14:27| 有明海
2014年08月30日
朝鮮学校ふれあい納涼祭
福岡朝鮮初級学校の「福岡ふれあい納涼祭」に参加しました。楽しかったぁ。美味しかったぁ。心底楽しかったので来年も行きます。
posted by 後藤富和 at 21:39| 平和
来週のterra cafe kenpou
昨夜の中央区九条の会結成1周年「ファルージャ」上映会には予想を超える多くの皆さんにご参加いただきました。中央区九条の会、terra cafe kenpouの企画として過去最大の規模となりました。
ありがとうございました。
今後も中央区九条の会、terra cafe kenpouをよろしくお願いします。
来週のterra cafe kenpouは、
テーマ「中国人強制連行強制労働事件」
講師 後藤富和(弁護士)
日時 9月2日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
予定に若干の変更がありますご確認ください。10月にヘイトスピーチの学習会を行います。講師キム・ジョンウォンさん(朝鮮日報記者・下関オモニ会代表)
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
ありがとうございました。
今後も中央区九条の会、terra cafe kenpouをよろしくお願いします。
来週のterra cafe kenpouは、
テーマ「中国人強制連行強制労働事件」
講師 後藤富和(弁護士)
日時 9月2日(火)19時〜21時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
参加費 無料
※学習会終了後希望者で交流会を行います(交流会参加費2000円。学生1000円、留学生500円)
今後の予定
予定に若干の変更がありますご確認ください。10月にヘイトスピーチの学習会を行います。講師キム・ジョンウォンさん(朝鮮日報記者・下関オモニ会代表)
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 21:54| 平和