2014年06月02日

【ご案内】スリ・スカンティさん(インドネシア慰安婦被害者)証言集会

終わらない戦争シリーズ パートU」

~スリ・スカンティさん (インドネシア慰安婦被害者)証言集会~

スリ・スカンティさんは、9歳の頃自宅に乗り込んできた日本軍に拉致され、
日本軍将校の慰安婦として苦しい日々を過ごしました。
心と身体に受けた傷は今も癒えることはありません。
当日は、現地調査に長年取り組まれたエカさんの報告を聞くこともできます。


【日時】6月7日(土)13時開場 13時30分開演
    
【会場】西南学院大学大学院大ホール
    (西南学院東キャンパス内・西南コミュニティーセンター裏)
    地下鉄西新駅より徒歩5分
    〒814−8511早良区西新6−2−92
    西南学院大学大学院本学大学院棟1大ホール
【参加費】無料 (会場カンパがあります)
【主催】「慰安婦」問題と取り組む九州キリスト者の会
    (代表:金明均、薬師寺由紀子 共催:片山寛)
【問い合わせ先】080−6410−3311(木村公一)
        080−1760−4008(池田道子)

是非ご参加ください。

sri-1.jpg

sri-2.jpg
posted by 後藤富和 at 11:13| ご案内

【ご案内】講演と音楽のつどい

〜南区9条の会結成7周年記念〜

講演と音楽のつどい

第1部 講演【誰が主権者か?−安倍首相の解釈改憲】
    講師:斎藤文男九州大学名誉教授(憲法学)

第2部 コンサート
    ♪オカリナ演奏(なずな会)♪
    ♪博多ヴィレッジシンガーズ(オカムラ・ヒサシ&劇団道化)♪
    ♪混声コーラスさわら野♪
    ほか
    
【日時】6月14日(土)14時00分〜16時30分
【場所】アミカス4階ホール(西鉄高宮駅前)
【入場料】無料
【主催】南区9条の会
【連絡先】092−574−5996(黒澤)

どなたでもお誘い合わせてご参加ください!

音楽.jpg
posted by 後藤富和 at 11:23| ご案内

【ご案内】第3回 特定秘密保護法連続学習会

【第3回特定秘密保護法連続学習会】

秘密法の施行を許さず廃止するために

今こそ、平和の本当の意味を
今こそ、子どもたちの未来を考えましょう!

お話/石村善治さん
(福岡大学名誉教授、長崎県立大学元学長)



【日時】6月18日(水)18時半〜20時
【会場】ふくふくプラザ601研修室(福岡市市民福祉プラザ)
    福岡市中央区荒戸3−3−39 
    TEL:092−731−2929
    地下鉄「唐人町」駅下車、4番出口より徒歩10分
【カンパ】500円
【主催】「特定秘密保護法」を廃止する会・福岡
【問い合わせ先】Eメール:himitsudame@yahoo.co.jp
電話:090−3011−9375(脇)

是非ご参加ください。

秘密6月.jpg
posted by 後藤富和 at 13:01| ご案内

【ご案内】LOVE♡憲法を語るつどい

LOVE♡憲法を語るつどい

「日本国憲法九条は、
 ノーベル平和賞候補になるほど、
 すばらしい!!」


講師:木村公一牧師

「改憲」の前に「知憲」を。
憲法をもっとよく知りたい方、
是非ご参加ください。



【日時】6月8日(日)午後4時〜5時30分
【場所】日本聖公会福岡聖パウロ教会1階
    福岡市中央区草香江2−9−22(草ヶ江幼稚園隣)
    城南線・草ヶ江バス停で下車し西新方面へ歩いてすぐ
【参加費】無料
【主催】六本松9条の会
【連絡先】福岡市中央区六本松2−12−25ベルヴィ六本松301井下法律事務所内
【お問い合わせ先】山下(092−402−3343)
         嶽村(090−9794−8852)



lovkenpou.jpg
posted by 後藤富和 at 13:42| ご案内

明日のterra cafe kenpou

明日のterra cafe kenpouでは、池田和彦教授(筑紫女学園大学)を講師にお招きし「社会保障制度改革の中の生活保護制度」についてお話しを伺います。
池田先生は詳細なレジュメと資料も準備しています。
お楽しみに。
特に生活保護問題に取り組んでいる若い弁護士の皆さん、将来、福祉のお仕事に就こうと考えている大学生の皆さん、現場で活躍されている皆さん、必聴ですよ。ふるってご参加ください。
日時 6月3日(火)19:00-21:00(終了後懇親会あり)
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

今後の予定はこちら
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 22:07| 平和

2014年06月03日

「原発なくそう!九州玄海訴訟」第10次提訴声明

「原発なくそう!九州玄海訴訟」第10次提訴声明
 私たちは、本日、582名の原告をもって、国と九州電力を被告とし、玄海原発の全ての稼働差止等を求める第10次訴訟を佐賀地方裁判所に提起した。第1次から第9次原告と合わせて、8070名の原告を擁する歴史上最多数の原発訴訟である(国内47都道府県及び韓国・フランス在住)。
 
2011年3月11日の福島第一原発事故による被害は、将来の健康被害を含め、いまだその全容が明らかにならないほど甚大である。福島第一原発事故から3年2ヶ月経過しても、事故はいまだ収束していない。約13万人もの避難者がいまだ故郷に戻れない状況も変わりない。
福島第一原発事故は、いままでの公害事件で政府が主張してきた“国の安全基準を守っていれば安全”という文句がいかに虚偽であるかをまざまざと見せつけたものである。どんな原発も危険であることに変わりなく、「安全な原発」など存在しない。
安倍政権は原発輸出政策を進め、かつ、再稼働政策を推進し、原子力規制委員会は新規制基準による適合性審査を進めている。原発の本質的危険性に目をつぶり、福島第一原発事故の被害に正面から向き合おうとしない政府の政策は決して許されるものではない。
実際、福井地裁は、5月21日、大飯原子力発電所3・4号機の運転差止訴訟において、同発電所から250km圏内の原告との関係での運転差し止めを命じる判決を言い渡した。本判決は、3・11の福島第一原発事故後に提起された脱原発訴訟として初めての判決であり、その判決で、原発の運転差止めが命じられた意義は大きい。同判決は、@原発を稼働する利益に対する人格権の優位性を高らかにうたい、A福島第一原発事故をわが国最大の公害であり、戦争や大規模自然災害以外では類例を見ない深刻な人格権侵害であること、B地震等の想定が楽観過ぎる見通しのもとに成り立っていること、Cいったん事故が起きれば「冷やす」「閉じ込める」機能を万全にすることはできないことなどを判示したのである。この判決から言えば、再稼働の審査に用いられている新規制基準も判決のいう「楽観的見通し」のもとに作られているものなので、安全性を確保する基準ではないことが、より一層明確になった。
3・11事故から3年2ヶ月以上経過する現在においても、新たに582名の原告新たにが加入し、合計8000人を超える人々が裁判をしてでも原発の廃炉を願っているのであり、国民の大多数の意思が脱原発であるのは明らかなのである。
われわれ原告団は、従来より、原発の危険性を自ら明らかにする取り組みをしている。「風船プロジェクト」では、放射性物質が数百q離れた遠距離まで飛ぶ可能性があることを明らかにし、広範囲の自治体が被害自治体として団結する基礎があることを明らかにした。また、対自治体への公開質問などを通じ、放射能被ばくを避ける実効的な避難がほぼ困難であることも明らかにした。この状況の中で重大事故が起きる可能性もあることを前提とする原発再稼働は絶対許されない。
私たちは、「1万人原告」による裁判を実現し、国民世論の圧倒的な支持のもと、原発の再稼働を許さず、国と九州電力に玄海原発全ての稼働差止、その先に廃炉を求め、全ての原発廃炉を実現させるものである。
 上記のとおり声明する。
     2014年6月3日
         「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団
posted by 後藤富和 at 19:32| 環境

2014年06月04日

【書籍】風がおしえる未来予想図

原発なくそう!九州玄海訴訟では、玄海原発から風船を飛ばしてどこまで飛んで行くかを知ることで、原発で事故があった場合の放射性物資の飛散状況を調査する市民実験「風船プロジェクト」を行いました。

その「風船プロジェクト」の結果と科学者の分析結果を本にしました。

「風がおしえる未来予想図 脱原発・風船プロジェクト〜私たちの挑戦」
写真.JPG
amazonや書店でご購入いただけますが、本日の公害被害者総決起集会でも販売します。

また、玄海訴訟の弁護団事務所でも販売しています。大橋法律事務所でも取り扱っています。

どうぞご購入ください。

amasonでの紹介

風がおしえる未来予想図「見える化」実験でわかったこと

もしも玄海原発が再稼働され、

過酷事故が起こった場合、

目に見えない放射性物質はどのように、

どこまで飛散していくのでしょうか?

著者について

原発なくそう! 九州玄海訴訟「風船プロジェクト」実行委員会

価格 1000円+税
posted by 後藤富和 at 08:42| 環境

グリーンカーテン〜朝顔・夕顔の種まき〜

5月8日(木) 

最高気温:25℃ 
最低気温:16℃
天気:晴れ

グリーンカーテンの準備はなかなか進みませんが
5月に入って福岡市の気温はぐんぐん上がっています。
事務所はビルの6階にあり、西日があたるため
夕方になると所内はなかなかの暑さです。
早くしなくては・・・

土の日光消毒も十分でしょう。(ずいぶん放置していました)

hukuro2.JPG

鉢底石も洗って天日干し。

isi.JPG


天気が良い日がつづきそうなので
この日に朝顔と夕顔の種を植えてみました!
今年も、水に浸したり、固い部分を削ったりしたのですが
写真を撮り忘れてしまいました・・・。

種の準備はこちらを参照ください↓
http://blog.ohashilo.jp/article/70704156.html
posted by 後藤富和 at 11:49| グリーンカーテン2014

環境大臣交渉

全国公害被害者総行動の1日目です。
午前中、石原伸晃環境大臣、北川知克副大臣との懇談。
地球温暖化問題(目標が低すぎる)、環境アセス問題(原発と火発をアセスの対象とせよ、放射性物質、PM2.5も評価対象とすべき、地震津波など災害も審査対象とすべきなど)、水俣病問題(チッソ子会社の株式売却による水俣病問題の幕引きは許さない、全被害者救済に向けた新たな枠組みを)、大気汚染問題(公健法の汚染者負担の原則の堅持、PM2.5の成分分析調査等、光化学オキシダント対策、新たな大気汚染被害者救済制度の創設)、原発被害問題(原状回復、長期にわたる低線量被曝の恐怖、避難者の困難、原発によらないエネルギー政策)について要請するとともに、原発事故被害者の早川篤雄さん、水俣病患者の村上文枝さんが公害被害者としての苦しみを訴えました。
【早川さんの訴え】
600年を超える寺の住職をつとめるとともに、楢葉町で精神障がい者、知的障がい者支援施設を運営。
事故後、施設では1人が自死、4人が死亡(原発関連死)。
孫が遊びに来ることもできない。寺の御本尊の仏像も分解して借り上げアパートの押入れ。
檀家26人が亡くなり内23人が原発関連死。
【村上さんの訴え】
水俣から駅5つの山奥の集落で育つ。水俣の魚を売って生活していた。
39歳頃から発症。原因不明と言われていたが82歳になって水俣病と診断。
特措法の申請をするも非該当。
自殺も考えた。
生きている内につぐなってください。
【北川副大臣答弁】
【石原大臣所感】
【森脇実行委員会代表委員】
原発事故は最大の環境問題ではないか。
【北川】
原発事故は大きな環境問題と認識している。
【森脇】
大臣、来年40回目の交渉では、思い切って原発事故の解決を目指すといえないか。
【石原】
原発問題は大きな環境問題と認識しているが、環境省は小さな役所であり、その中でできる限りのことはやっていきたい。
posted by 後藤富和 at 12:09| 環境

霞が関パレード

有明漁民が霞が関パレード。
写真.JPG
posted by 後藤富和 at 13:15| 有明海

2014年06月05日

公害弁連

本日午後の公害弁連幹事会で、大飯原発運転差止訴訟弁護団副団長の坪田康男弁護士からお話を伺いました。
判決の特徴
科学的・技術的論争には敢えて踏み込まずに、その他の事実、特に現実に起きた誰も否定できない事象に基づいて判断するという姿勢で貫かれている。
基本的枠組
根源的な権利である「人格権」→「具体的危険性が万が一でもあれば差止めが認められる」
なんと証人尋問もなしに結審してこの画期的判決が出ました。
裁判官が人間としての普通の判断をすればこの結論に行き着くということですね。

第4次厚木基地爆音訴訟判決の関守麻紀子弁護士からお話を伺いました。
原告数7000人
民事訴訟、行政訴訟の同時提訴
自衛隊機について午後10時から翌午前6時までの飛行禁止を認めました画期的な判決です。
しかし、米軍機については飛行禁止を認めませんでした。
その根拠は「厚着飛行場に関し、国と米軍との間に、国が米国に対してその使用の許可をするといった行政処分が存在しないことはもとより、これに類似した仕組みさえ存在しないし、我が国の国内法令にもそのような行政処分の根拠となり得る規定は存在しない」というものです。なんじゃそりゃ。
posted by 後藤富和 at 17:59| 環境

2014年06月07日

よみがえれ!有明訴訟原告団・弁護団声明

混迷を演出するのではなく,万全の事前準備で早期の開門を

2014年6月6日
よみがえれ!有明訴訟原告団・弁護団

 本日,福岡高裁は,開門確定判決の間接強制に対する国の執行抗告を退けた。確定判決を履行しない場合の強制執行は司法の基本的な機能であり,佐賀地裁に続き福岡高裁は,三権分立の基本原理を国自らが破り捨てるという憲政史上前代未聞の暴挙に対して,断固とした回答を示した。
 この間,昨年11月の長崎地裁の開門阻止仮処分以来,国は,開門義務と非開門義務の2つの矛盾する義務のはざまで身動きがとれないかのごとく,混迷を演出してきた。6月4日の開門阻止仮処分に基づく間接強制後も,ますます身動きがとれなくなったかのように振る舞っている。
 しかしながら,そもそも形の上での義務の衝突を招いたのは国の責任である。開門阻止仮処分の手続のなかで,国は,開門確定判決の根拠になった諫早湾干拓事業と漁業被害の因果関係の判断を敵視して仮処分裁判所の判断の素材とすることを妨げた。一連の経過のなかで透けて見えるのは,開門確定判決があるにもかかわらず,何とか開門を回避したい,開門確定判決に従いたくないという,三権分立の基本原理さえも顧みない国の不遜な態度である。
 いま国に問われているのは,自らが招いた形の上での義務の衝突をすみやかに解消することである。
 確定判決による開門義務は,もはや争いようのない確定的義務である。他方,非開門義務は開門阻止仮処分にもとづくもので,仮処分自体確定したものでなく,また,仮処分は開門阻止訴訟による非開門義務の確定までの暫定的なものである。しかも,非開門義務を命じた仮処分は,事前準備なしの開門を前提としているのであって,開門による漁業被害の救済と,開門による農業,防災などへの悪影響の回避は,両立可能である。
 矛盾の解消は,悪影響の出ないようにしっかりした事前準備を行い,開門阻止仮処分の保全異議手続や開門阻止訴訟において開門にともなう悪影響が発生しないことをきちんと主張立証すること,開門に不安を抱く人々に対する説明責任を果たすことでしかありえない。
 今期,有明海のノリ養殖業は2000年暮れから2001年初頭の歴史的不作の再来に見舞われた。採貝,漁船漁業は,累積的な不漁のなかで,ますます深刻さの度会を増している。
 危機に立つ有明海漁業を救済し,宝の海を取り戻すために,農業,防災などへの不安を払拭する準備工事に1日も早く着手して開門すること,それこそが国の歴史的責務である。
posted by 後藤富和 at 11:23| 有明海

秘密保護法廃止を

天神で秘密保護法廃止を求める街頭宣伝を行いました。
写真.JPG
posted by 後藤富和 at 13:33| 平和

日本軍慰安婦

インドネシア人元日本軍「慰安婦」被害者スリ・スカンティさん証言集会(西南学院大学)に来ています。
写真.JPG
木村公一牧師:私たちは未来世代の生存を脅かすことは絶対にしてはならない。それが未来責任。

スリさんの証言です。
以下のサイトから引用しました。
http://fightforjustice.info/?page_id=973
1934年、中央ジャワ、プルウォダディ郡で生まれる。
連行時の年齢:9歳
連行先:インドネシア、プルウォダディ郡の日本軍兵舎内にある「パパック館」”Gedung Papak”
● 証言概要
■9歳で日本軍の将校に連れ去られました
私は郡長の末娘で、姉妹たちの中で最も美しいと言われていました。周辺の村々の若者たちの間でもよく知られていたようです。
日本の軍政の下で、経済的にも社会的にも苦しい日々をおくっていた1943年のある日、日本軍の将校が2人の副官と村長を伴って、グンディ村の国民学校(SR)で学んでいた私の家にやってきました。その時私はまだ9歳でした。
将校の名前はオガワといいました。2人の副官はいきなり威圧的な言葉と態度で両親に私を差し出すように命令したのです。拒否する父の胸には銃剣が突きつけられ、母はただ泣くことしかできませんでした。兵隊たちは力ずくで私を両親の腕からもぎ取るように拉致したのです。
■オガワの「所有物」として性暴力を受けました
こうして、私は自宅からそれほど離れていない同じプルウォダディ郡にある日本軍の兵舎に連れていかれました。私が監禁されたのは、日本軍の駐屯施設の中にある「パパック館」と地元の人たちが呼ぶ建物でした。この建物はいまもそのまま残されています。
この建物の二階はオガワの「将校住宅」で、一階は部隊の事務室として使われていました。オガワに命令する上官はひとりもいませんでしたから、彼はこの部隊の一番偉い人だったのかもしれません。この建物の二階の「将校マンション」で、私はオガワの「所有物」とされました。
他の兵舎には、下士官たちのために数名の若いジャワ人女性が私と同じように監禁されていました。
私は二階に閉じ込められ、一日に数分間だけバルコニーに出ることが許されました。オガワが私に行ったことは性行為ではなく、性暴力でした。子宮に深い傷を被って出血が止まらなかったこともあります。
■「日本軍に遊ばれた女」と誹謗され・・・
1945年のはじめ、私はようやくオガワの性暴力から「解放」され、グンディ村の自宅に帰されました。あまりに変わり果てた私の姿に両親は大きな衝撃を受け、直ちに入院治療を受けさせました。1カ月の入院で、傷ついた身体はある程度回復しましたが、心の深くに被った傷は癒えることはなく、その後も私を苦しめ続けたのです。
日本の敗戦によって日本兵は去りましたが、外出すると必ず村の若者たちから「日本兵に遊ばれた女」と誹謗されるようになったのです。
■苦しい戦後
私は二度結婚しましたが、子宮を損傷したため、妊娠することはできませんでした。いまの生活はとても恵まれているとは言えません。夫は以前、建築現場で作業中に事故にあい障害者になってしまいました。そのため私が夫の分まで働かなくてはならず、マッサージと死体を洗浄する仕事で日々の生計を立てています。

エカさん:日本がこのまま慰安婦問題を葬り去ろうとするならば、あなた方は国際社会において言語を失うだろう。慰安婦問題にきちんと向き合い解決したならば、日本はアジアのリーダーとして国際社会から尊敬される国になるだろう。

木村牧師:先日、慰安婦問題の院内集会には多くの国の大使が参加した。とりわけアフリカ諸国からの参加が多かった。それはアフリカでは軍事性暴力が今まさに問題になっているから。歴史に蓋をすれば歴史は繰り返す。だから蓋をしてはならない。
posted by 後藤富和 at 21:58| 平和

【福岡市議会】日本軍「慰安婦」問題に対する国の誠実な対応を求める意見書

日本軍「慰安婦」問題に対する国の誠実な対応を求める意見書 

かつての戦争において,日本が近隣諸国の人々に多大な被害を与えてから,既に64年経ちますが,いまだに人々の戦争被害の傷は癒されていません。そして直接の被害者のみならず,その子孫も親世代が傷つき癒されていないことで傷ついています。日本軍「慰安婦」問題は,その象徴的な被害です。

2007年にはアメリカ,オランダ,カナダ,EUなどの議会において,日本政府に対し,「慰

安婦」問題の責任を認め,公的に謝罪することなどを求める決議が採択されています。2008年には,フィリピン議会の下院外交委員会並びに韓国及び台湾の議会でも採択され,国連などの国際的な人権擁護機関からも早期解決を求める勧告が出されています。国際社会は「慰安婦」問題を現在に通じる重大な人権侵害と認識し,日本政府が誠実に対応することを要請しています。

「慰安婦」問題に誠実に対応することは,戦争を遂行するために女性の性が利用されるという人権侵害が,二度とないようにするという日本政府の世界への意思表示となります。そして,アジアの人々の戦争被害の傷を癒し,和解して平和的に共存していく道筋をつくることになります。

被害者の訃報が相次ぐ中,被害者の存命中に納得できる解決が急がれます。

よって,福岡市議会は,国会及び政府が,1993年の河野内閣官房長官談話に基づき,次の事項について誠実な対応をされるよう強く要請します。

1 被害者出席のもと,国会で公聴会を開くこと。

2 「慰安婦」問題の責任を認めて,政府は公的に謝罪すること。

3 「慰安婦」問題の解決のため,政府は被害者の名誉回復を図ること。

以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

平成21年3月 25日

衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣、外務大臣、文部科学大臣 あて

福岡市議会議長 川口 浩
posted by 後藤富和 at 22:05| 平和

【明日】LOVE♡憲法を語るつどい「日本国憲法九条は、ノーベル平和賞候補になるほど、すばらしい︎」

LOVE♡憲法を語るつどい
lovkenpou.jpg
「日本国憲法九条は、ノーベル平和賞候補になるほど、すばらしい︎」
日時:2014年6月8日(日) 午後4時~5時半
場所:日本聖公会パウロ教会1階
福岡市中央区草香江2‐9‐22(草ヶ江幼稚園隣。城南線・草香江バス停で下車し西新方向へ歩いてすぐ)
講師:木村公一牧師(福岡国際キリスト教会牧師、西南学院大学・福岡大学非常勤講師)
主催 六本木9条の会
posted by 後藤富和 at 22:21| 平和

2014年06月08日

LOVE ♡憲法を語るつどい

LOVE ♡憲法を語るつどい「日本国憲法九条は、ノーベル平和賞候補になるほど、すばらしい!!」(日本聖公会パウロ教会、主催六本松九条の会)に参加しました。
講師は木村公一牧師(福岡国際キリスト教会牧師、西南学院大学・福岡大学非常勤講師)。
木村牧師はインドネシアでの活動やイラクで人間の盾となった経験から、日本が憲法9条を持つことで外国の人たちからいかに信頼されているかを語りました。
憲法9条があること、つまり日本は他国に侵略することがないということが、貿易や海外での事業に大きく貢献していることを実体験をもって語りました。
・9条は日本政府に東アジアの軍縮を義務付けている。
・東アジアにおける核廃絶、軍縮および武力不行使条約の締結の必要性
・日本の侵略史を踏まえた「歴史問題」の解決および「従軍慰安婦」問題などの戦後補償
・東北アジア共同体の構築による恒久平和の構築、伝統産業の保護、地域格差の是正
日本の「平和憲法」は、日本政府に対して9条を現実化する営みを義務づけ、国民に対しては「壊憲」を断固阻止する不断の努力を求めている(憲法12条)。その意味で「平和憲法」は常に未完の革命なのである。
私たちは家庭内で平和の躾をしてきたか。平和の躾が徹底していれば今日のような事態にはならなかった。
私たちの子が日本から遠く離れた国で銃で撃たれて死ぬ時「お父さん、あの時、何やっていたの」と思うようなことは絶対に阻止する。
私たちは未来責任を負っている。
「平和の構築」は終わりのない戦い。それに向かって進んでいく道こそが「平和」。
posted by 後藤富和 at 17:23| 平和

【書籍】風がおしえる未来予想図

風船プロジェクトの本「風がおしえる未来予想図 脱原発・風船プロジェクト〜私たちの挑戦」売れています。
私も100冊取り寄せたのですが数日で81冊も売れました。
写真.JPG
大飯原発差止訴訟の福井地裁判決では、原発から少なくとも250km圏内の住民は人格権(人間の生命、健康の維持と人にふさわしい生活環境の中で生きていくための権利)を侵害されるとして、差止が認められました。また、この判決は250km以上離れていたとしても安全とは言えないとしています。
この感覚は風船プロジェクトの実験結果に近いものです。
佐賀県の玄海原発から放った風船は、九州、中国、四国を覆い、554km離れた奈良県十津川村でも発見されました。

この本では、作家の片山恭一氏をはじめプロジェクトに取り組んだ原告達の声や、風船を拾った方の声などを収録するとともに、この実験結果から分かることを九州大学の先生方に分析していただきました。

みなさん、ぜひお買い求めください。
購入申し込みの方は、私までメッセージ下さい。

「風がおしえる未来予想図 脱原発・風船プロジェクト〜私たちの挑戦」

風がおしえる未来予想図「見える化」実験でわかったこと
もしも玄海原発が再稼働され、
過酷事故が起こった場合、
目に見えない放射性物質はどのように、
どこまで飛散していくのでしょうか?

価格 1000円

また、原発なくそう!九州玄海訴訟では原告を募集しています。
現在8000名を超える市民のみなさんが原告となって戦っています。
この歴史的戦いに原告として参加しませんか。ご家族やご友人をお誘い下さい。
申込書は大橋法律事務所の下記サイトからダウンロードして下さい。
http://www.ohashilo.jp/no-genpatsu.html
原告申込費用5000円が必要ですが、これはすべて裁判所への印紙代に充てます。
お申し込みお待ちしています。
posted by 後藤富和 at 20:55| 環境

2014年06月09日

司法修習生給費制廃止違憲訴訟

本日、司法修習生給費制廃止違憲訴訟の口頭弁論が開かれました。

今年登録したばかりの新人の弁護士が2000万円以上の借金を抱えて日々弁護活動を行わなければならない現実を語りました。
経済的に余裕がない者は法科大学院に行くにも奨学金を受け、念願かなって司法試験に合格しても、司法修習生としての研修期間は収入はありません。これでは庶民の家に生まれた者は司法試験なんて目指すなといっているようなもんです。こんな借金を背負っていれば、金にならない公害事件や人権課題に取り組むことなんて無理でしょう。

この事件は全国各地で訴訟が起こっていますが、これを裁く裁判官も国側の代理人(訟務検事)も司法修習時代に国から給与をもらっています。それなのに、国側代理人は、司法修習生に給与を与えないことも憲法に違反しないと主張しています。彼ら自身は給与をもらっているのにです。
詳しい情報は下記サイトをご覧ください。
http://kyuhi-sosyou.com
posted by 後藤富和 at 11:39| 平和

明日のterra cafe kenpou

明日のterra cafe kenpouでは、DVD「憲法を抱きしめて〜元海兵隊員が語る戦争と平和」を視聴し、憲法9条、集団的自衛権について考えようと思います。
ご参加ください。
日時 6月10日(火)19:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
posted by 後藤富和 at 23:33| 平和

2014年06月10日

アジアの平和を考える市民講座

「アジアの平和を考える市民講座」6月7月の予定をお知らせします。

6月 
「日本人の歴史認識を問う―植民地支配をめぐる問題を中心に」
講師:山田良介・福岡大学福岡・東アジア・地域共生研究所研究員
日時:6月13日(金)午後2時
会場:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
資料代:500円(学生無料)

7月
「子どもたちが楽しく生きられるために~原発と私」
講師:安達愛・埼玉県からの移住者
日時:7月4日(金)午後2時
会場:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
資料代:500円(学生無料)


会場は、博多リバレインオフィス10階(アジア美術館行後方のエレベーターをご利用ください)

参加自由/資料代500円(学生無料)
主催/アジアの平和を考える市民講座
実行委員会/お問い合わせ 092−962−0618(堀田)
posted by 後藤富和 at 17:55| 平和

今夜のterra cafe kenpou

今夜のterra cafe kenpouでは「9条を抱きしめて〜元米海兵隊員 アレン・ネルソンが語る戦争と平和」を視聴し、憲法9条や今問題の集団的自衛権について議論しました。
21人が参加。
http://youtu.be/ktrMikJRxoY

来週は近藤恭典弁護士を講師に、特定秘密保護法、集団的自衛権について学びます。
日時 6月17日(火)19:00
場所 光円寺門徒会館

また、6月15日(日)は、フィールドワークとして福岡市の戦跡めぐりを行います(要申込)。
日時 6月15日(日)13:00
場所 冷泉公園慰霊塔前
posted by 後藤富和 at 20:45| 平和

2014年06月11日

「早乙女勝元講演会〜戦争も原発も二度とくり返すまじ〜」

7月5日の「早乙女勝元講演会」ですが、前売りチケット(500円)を当事務所で取り扱っています。

前売りチケットご希望の方は私までご連絡ください。当日券は700円ですので前売りの方がお得です。

また、前売りチケットをお友達などに普及していただける方は、お送りしますので、必要枚数をお知らせください。

早乙女さんは数多くの児童文学作品を世に出され、私も何冊か持っていますが、1977年に起こった米軍機墜落事故によって炎に焼かれた幼い2人の子の物語「パパママバイバイ」は子を持つ親として身を引きちぎられるような辛さを感じるとともに、政府やアメリカの態度に強い憤りを覚える作品です。

「康弘ちゃんは、やけどの痛みを伝えることばも知らず、ベッドの上で、全身ぐるぐるとほうたいに巻かれていました。目と口以外はまっしろで、かわいそうで、かわいそうで・・・。それでも、”パパ・・・・・パパ・・・・・・”と、かすれた声で、何度も何度も呼んでいました。明け方ちかくになって、なにか口ずさむような声が、ひくく、かぼそくきこえてきました。”ポッポッポー・・・”死線をさまようなかで、もう痛みもうすれてきたのでしょうか。それは、いつもおとうさんといっしょのおふろで、おとうさんが口ぐせに歌ってきかせた鳩ポッポのうたでした。歌を歌いなから、康弘ちゃんは・・・とうとう・・・息をひきとったのです。この世に生まれてきて、たった一年ちょっとの生命でした。」(「パパママバイバイ」より)

この場面の挿絵は、2時間前に息を引き取ったお兄ちゃんといっしょに康弘ちゃんが鳩といっしょに大空を飛びながら楽しそうに遊んでいるものです。ふたりとも包帯でぐるぐる巻ですが、背中に天使の羽根が生え、痛みからも開放された清々しい表情で空を上っています。

「集団的自衛権」を推し進め、この国が再び戦争への道を歩み始めている今こそ、多くの方に早乙女さんのお話を聞いていただきたいと思います。特に、将来、戦場に行くこととなる幼い子を持つママ達に聴いてもらいたいです。

大成功させましょう。チケットの普及にご協力をお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7月5日の「早乙女勝元講演会〜戦争も原発も二度とくり返すまじ〜」
20140704早乙女勝元講演会チラシ最終_01.jpg
東京大空襲の語り部として、戦争の悲劇を二度とくりかえしてはならないの思いを込めて、未来世代の明日のために、いのちの尊さを体験的に語ってきた作家・早乙女勝元さんが戦争・原発、平和について語ります。

【日時】7月5日(土)開会13:30

    (受付開始13:00、16:00終了予定)

【場所】光円寺本堂

    福岡市中央区天神3丁目12−3

    (地下鉄天神駅フタタ側出口より徒歩5分)

【チケット】前売500円 当日700円 中学生以下は無料

【主催】「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団

【共催】中央区九条の会・原発とめよう!九電本店前ひろば、terracafe kenpou

是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 10:55| 日記

九電交渉

本日午後は、原発再稼働申請の取り下げを求めて九州電力と交渉を行いました。

事前に要請書を渡していたが文書による回答はありませんでした。
また、瓜生社長の出席およびコメントはありませんでした。

当方:いつも要請しているが、今後、回答は文書ですること、文書による回答ができない場合は社長が出席の上口頭で回答すること。

要請1
当方:格納容器の水蒸気爆発が起こらないことを証明してください。世界中で行われた実験結果ではスウェーデン国立大学の実験を除き水蒸気爆発が起きている。スウェーデンの実験以外に水蒸気爆発が起きなかった実験はあるのか。
回答:詳しくはないので調べた上で回答する。
当方:水蒸気爆発が起きたらどうなる。
回答:私たちのプラントでは起こらないのですが、一般論として、そこにある機器に何らかの影響があるのではないか。
当方:格納容器まで破壊されるのではないか。
回答:格納容器の破壊にまで至らないように冷却する。
当方:14気圧で格納容器は吹っ飛ぶはずだ。水蒸気爆発が起これば、玄海原発はすべて吹き飛びカルデラになるだろう。
回答:お答えできません。
当方:注水しあえて水蒸気爆発が起こるような対策をするのか。
回答:私たちの評価では水蒸気爆発は起こりませんが、落ちた燃料を冷やすために冷却水が必要。
当方:2800度もの高温になっている燃料を水で冷やせるのか。
回答:冷やします。
当方:ヨーロッパではコアキャッチャーで受けるようにしているが。
回答:コアキャッチャーでも、九電がやっているキャビティーであろうが、水で冷やすという点は同じ。
当方:コアキャッチャーとキャビティーでは全然違うだろう。


要請2:格納容器に水素爆発、水素・一酸化炭素爆発が起きないことを証明してください。
当方:水素の爆発限界は4%。それなのにイグナイタで8%で燃焼できるというのか。イグナイタが原因で爆発するのではないか。
回答:水素の爆発限界については知りませんでしたので調べます。多分、4%での爆発は大したことではないのではないか。
当方:一酸化炭素爆発は。
回答:大量の一酸化炭素の発生はないと考えている。
当方:水がなくて炉心溶融でコンクリートに触れた場合に発生する一酸化炭素の量は計算はしているのか。
回答:水がないという状態を想定していないので、そういう評価はしていない。そういう計算をやったかどうかも分からないので確認する。
当方:九州電力は水があればコンクリートとの反応が起きないと言われているが、世界各国の実験では水の中でもコンクリート反応が起きている。水でコリウムは冷やせない。どういう根拠で水の中だと冷やせると言うのか。
回答:・・・・・。

要請3 玄海3,4号機に航空機が衝突した場合、格納容器が破壊されないことを証明してください。
回答:格納容器が壊れるかどうかではなくて、航空機が衝突した時の大規模損壊時の手順書の整備、体制の整備、設備資機材の整備などを審査会合の中で説明している。
当方:航空機の衝突により放射性物質が飛散することは想定していないのか。万が一の時に取り返しのつかないような事態を招くような物を設置していいのか。
回答:福島の事故のようなことを起こさないこととして国の審査を受けている。
当方:それならば、福島の原因が分かるまでは動かすべきではないのではないか。
回答:当社としては事故が各段階に応じて幾重にも対策を行っている。福島の事故については特にデブリの状態については分かっていない。しかし、福島第一と比べて福島第二は冷温停止状態にまで至った。その福島第二を踏まえて対策を行っている。
当方:ドイツのメルケル首相が脱原発を決めたのは航空機に対しては無力であるとのこと。航空機が原発に衝突した場合、放射能は漏れないの。
回答:その場合でも可搬型の電源などで冷却ができるような対策を取る。
当方:冷却云々ではなく、原子炉本体が木っ端微塵になるのではないか。それは想定しているのか。
回答:確報容器の破損個所に水をかけるなどの対策を。格納容器が破損したからといって放射性物質が大量放出するわけではないので、その中に閉じ込めることができる。

posted by 後藤富和 at 15:37| 環境

2014年06月13日

アジアの平和を考える市民講座

 アジアの平和を考える市民講座「日本人の歴史認識を問うー朝鮮半島に対する植民地支配をめぐる問題を中心にー」(講師山田良介:福岡大学東アジア地域共生研究所研究員)に参加しました。
1 敗戦直後における認識
 東京裁判の問題点:戦争責任を少数の軍人のみに押し付けるとともに、近隣諸国に対する植民地支配を事実上不問とした。
 日本による統治の理念は、欧米と同様の帝国主義的支配ではなかった
 日本による統治は朝鮮の経済成長に貢献した。
→後の日本社会における植民地統治像の主要なタイプの一つとして現在まで継承される。
「日本国民は他の極東の国々の国民よりもすぐれている」86%(1945.12在北京の日本人に対する調査)
2 日韓国交正常化問題をめぐって
サンフランシスコ講和会議(1951.9)
冷戦下におけるアメリカ主導による「寛容」な処遇(日本に対する賠償請求権の放棄)
韓国は同会議への参加を望んだが「韓国とは戦争状態になかった」などの理由から日本とアメリカが反対したため招請されなかった。
日韓会談(1951-65)
日本は朝鮮半島のインフラ整備に尽力したという内容に続けて「当時日本が(朝鮮に)行かなかったら中国か、ロシアが入っていたかもしれない」(日本側主席代表久保田貫一郎の発言)
日韓基本条約および「請求権及び経済協力協定」などの調印(1965.6)
主な問題点
@植民地支配の問題については言及されず
A賠償ではなく経済援助の名目での日本側からの生産物・役務の提供
→日本政府が個人補償を拒否する法的根拠となる。
3 1980年代・90年代の状況(歴史認識をめぐる近隣地域からの異議申立てと「和解」の模索)
  韓国・中国との教科書検定問題(1982年)
 中曽根康弘は戦後の首相として初めて靖国神社を公式参拝し、アジア諸国から批判を浴びる(1985.8)
 従軍慰安婦問題(1992.1日本軍関与の史料が発見)
 1993.8日本政府は旧日本軍の関与と強制性を認め、元慰安婦に謝罪する内容の「河野談話」発表
 1995.7「女性のためのアジア平和国民基金」発足(2007.3解散)
 1993.8細川護煕首相の所信表明演説「過去の我が国の侵略行為や植民地支配などの多くの人びとに耐え難い苦しみと悲しみをもたらしたことに、改めて深い反省とおわびの気持ちを申し述べる」
 1993.11細川主張と金泳三大統領会談。植民地支配に関して「加害者として心から反省し、深く陳謝したい。」
※首相として初めて過去の日本による「侵略」に言及。
 1995.6与党三党(自・社・さ)による国会決議(衆議院)「世界の近代史上における数々の植民地支配や侵略的行為に思いをいたし、我が国が過去に行ったこうした行為や他国民とくにアジアの諸国民に与えた苦痛を認識し、深い反省の念を表明する。」
 1995.8村山富市首相談話「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。」(その一方で、村山首相は同年10月の国会答弁において1910年の韓国併合条約は法的に有効という従来の政府見解を踏襲し、韓国世論の批判を浴びた)
5 むすび
1990年代後半からの歴史修正主義の登場(例:新しい歴史教科書を作る会)
2010.8.10菅直人首相談話「ちょうど百年前の八月、日韓併合条約が締結され、以後三十六年に及ぶ植民地支配が始まりました。三・一独立運動などの激しい抵抗にも示されたとおり、政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられました。」(植民地支配の強制性を実質的に認める)
15年前と比べて、日本の世論においては過去の補償について消極的な違憲が大幅に増加
 ←その時その時の雰囲気によって変わる意識?自らの生活から遠く感じる問題?
 →植民地支配(および戦争)責任問題に対する内省の契機が乏しかった?
「台湾・朝鮮という植民地の喪失が、敗戦の結果、いわば自動的に実現したことである。そのことは・・・植民地主義的な思考様式の精算という深刻な問題が深く自覚されることなしに、戦後の『民主化』が開始されたことを意味していた」(吉田裕「日本人の戦争観」)
 戦後世代が中心となった時代の現在:自らの「経験」ではなく「イメージ」として語られる歴史問題+強まるナショナリズム
posted by 後藤富和 at 19:56| 平和

2014年06月16日

明日のterra cafe kenpou

明日のterra cafe kenpouでは、近藤恭典弁護士を講師に、特定秘密保護法、集団的自衛権について学びます。
日時 6月17日(火)19:00
場所 光円寺門徒会館
会費 無料

また、来週(6/24)は、空襲を体験された井上洋子さんをお招きし、福岡大空襲について学びます。
posted by 後藤富和 at 09:17| 平和

2014年06月17日

公害・環境ニュース57号

私が所属している日弁連公害対策・環境保全委員会で、公害・環境ニュース57号を発行いたしましたのでお知らせします。

==================================

【公害・環境ニュース最新号のお知らせ】

日弁連公害対策・環境保全委員会では,
公害・環境ニュース57号を発行いたしました。

当委員会は公害・環境ニュースを年3回発行し,公害・環境問題へのこれまでの
日弁連,弁護士会,弁護士の取組の一部を紹介しております。
本ニュースを通じて,公害・環境問題への理解にお役立ていただければ幸いです。
日弁連ホームページに掲載しておりますので,御覧ください。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/enviroment.html#kogai_03

■公害・環境ニュース57号

・日弁連公害対策・環境保全委員会発足45周年記念シンポジウム「災害復興と持
続可能性〜防潮堤問題から考える〜」開催報告
・第57回人権擁護大会シンポジウム第1分科会実行委員会の青森現地調査報告
・長崎県に対し石木ダム事業の中止を求めていきます
・天草・路木ダム訴訟でダムの違法性を認定
・御津虎倉参廃処理施設建設差止訴訟の控訴審判決の紹介
・水俣病被害者互助会訴訟の熊本地方裁判所判決の紹介
・国道2号線道路公害差止訴訟の控訴審判決の紹介
・リニア新幹線問題PTの発足

■バックナンバーはこちらから御覧いただけます。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/enviroment/Environment_library.html
posted by 後藤富和 at 17:39| 環境

【書籍案内】風がおしえる未来予想図

弁護団の後藤です。

風船プロジェクト実行委員会が編集した「風がおしえる未来予想図」ですが、現在、amazonのベストセラーランキング「核・原発問題」で19位の売り上げとなっています。
初版売り切れの場合は第2刷の出版も検討しますので、遠慮なくご注文下さい。もちろん、書店やamazonでもお買い求めいただけます。

Amazon ベストセラー商品ランキング
19位 ─ 本 > 科学・テクノロジー > エネルギー > 核・原発問題
31位 ─ 本 > 社会・政治 > 環境・エコロジー
posted by 後藤富和 at 20:14| 環境

今夜のterra cafe kenpou

今夜のterra cafe kenpouでは「集団的自衛権と秘密保護法」について近藤恭典弁護士を講師に学習しました。
32名が参加。
【集団的自衛権】
自衛権:急迫不正の侵害を排除するために、武力を持って必要な行為を行う国際法上の権利
個別的自衛権:自国に対する侵害を排除するために武力行使をする権利
集団的自衛権:他の国家が武力攻撃を受けた場合に、直接攻撃を受けていない第三国が共同して武力行使する権利

集団的自衛権の実際例
@ ベトナム戦争
アメリカ軍によるトンキン湾事件のでっち上げではじまった。アメリカは「集団的自衛権」の行使と国連で主張した。しかし、現実には北ベトナムによる南ベトナムの攻撃はなかった。
A アフガニスタン介入
ソ連がアフガニスタン首相を殺害し傀儡政権を打ち立てた。ソ連は国連安保理で「集団的自衛権」の行使と主張。しかし、アフガニスタンからの要請はなかった。
B アメリカのニカラグア介入
アメリカは、ニカラグアの政権を倒すために侵攻。アメリカは「集団的自衛権」の行使と主張。もちろんニカラグアからの要請なし。
これまで集団的自衛権の行使とされた例で、武力攻撃を受けたから助けに行ったという事例はない。
集団的自衛権とは、国連安保理の決議が得られない国際法上違法な武力攻撃を正当化する根拠として機能してきた。
集団的自衛権は必要か
必要論
・同盟の非対称論
←日本のために戦争するなどアメリカ議会は許さない
←在日米軍駐留経費の75%を日本が負担(ドイツは20%)。世界中の基地受け入れ国の負担の50%
・中国の脅威への対抗
←アメリカは日本のために中国と戦争をするか?

日本の安全保障をどう確保するか
・対中国問題を考えるときの2つの出発点
軍事力では中国に圧倒的に劣るという現実
日中紛争ではアメリカは助けてくれないという現実
・「抑止力」を狭く考えない
軍事的「抑止力」の限界
経済的相互依存関係という抑止力
・集団的安全保障(東アジア地域共同体という展望)
・9条の力のリアル

【秘密保護法】
必要性がない
許容性がない
→ではなぜ→秘密にできる情報の範囲を防衛秘密以外にも広げることが目的。市民に対する弾圧に使いたい。

※政府の進める政策を自分の頭で分析する

【来週のお知らせ】
来週のterra cafe kenpouは、井上洋子さんを講師にお招きし実際に体験された「福岡大空襲」についてお話を伺います。
井上さんは九州大学出身で元精華女子短期大学教授です。中央区当仁校区の自宅で6.19の大空襲をうけ、燃えさかる自宅から逃げ出して生き延びたという体験者です。この空襲の記録を残したいということで、2007年に当仁校区の福岡大空襲による被災状況の調査を行って福岡市史編纂室「市史研究ふくおか」に報告しています。この調査がきっかけで、井上さんが中心になり、広く体験を募集して「あなたにバトン〜戦前・戦中・戦後の福岡の女性たちの体験記」という素晴らしい著書を2010年に出版しています。
どうぞお楽しみに。

日時 6月24日(火)19時
テーマ「福岡大空襲」
講師 井上洋子さん
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 20:50| 平和

2014年06月18日

秘密保護法連続学習会

特定秘密保護法連続学習会「秘密保護法は憲法違反!」(講師石村善治福岡大学名誉教授)に参加しました。
次回の特定秘密保護法連続学習会は
日時 7月16日(水)18:00-20:00
場所 あすみんホール(福岡市立青年センター5階)
内容 DVD「返還と密約」上映
posted by 後藤富和 at 20:20| 平和

2014年06月20日

【日中文化講座】中国の教育事情、中国留学生事情

日中文化講座のご案内

テーマ「中国の教育事情及び中国留学生事情」
講師:丁 剣(中国駐福岡総領事館領事・教育担当)

と き:7月4日(金)18:30
ところ:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)
 福岡市博多区下川端町3番1号
   博多リバレインオフィス10 階

会費:500円(資料代)

丁領事は、1991年上海交通大学を卒業後、上海船舶工業に技術者として就職、95〜01年佐賀大学大学院に留学、博士課程修了。01〜11年上海交通大学で講師、助教授。11年から現職に。
 ご自身の経験も踏まえてのお話にご期待ください。
http://ncf.way-nifty.com/ken/2014/06/post.html
posted by 後藤富和 at 14:18| 平和

来週のterra cafe kenpou(福岡大空襲)

来週のterra cafe kenpouは、井上洋子さんを講師にお招きし実際に体験された「福岡大空襲」についてお話を伺います。
井上さんは九州大学出身で元精華女子短期大学教授です。中央区当仁校区の自宅で6.19の大空襲をうけ、燃えさかる自宅から逃げ出して生き延びたという体験者です。この空襲の記録を残したいということで、2007年に当仁校区の福岡大空襲による被災状況の調査を行って福岡市史編纂室「市史研究ふくおか」に報告しています。この調査がきっかけで、井上さんが中心になり、広く体験を募集して「あなたにバトン〜戦前・戦中・戦後の福岡の女性たちの体験記」という素晴らしい著書を2010年に出版しています。
どうぞお楽しみに。

日時 6月24日(火)19時
テーマ「福岡大空襲」
講師 井上洋子さん
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 15:39| 平和

2014年06月24日

今日のterra cafe kenpou

今日のterra cafe kenpouは、井上洋子さんを講師にお招きし実際に体験された「福岡大空襲」についてお話を伺います。
井上さんは九州大学出身で元精華女子短期大学教授です。中央区当仁校区の自宅で6.19の大空襲をうけ、燃えさかる自宅から逃げ出して生き延びたという体験者です。この空襲の記録を残したいということで、2007年に当仁校区の福岡大空襲による被災状況の調査を行って福岡市史編纂室「市史研究ふくおか」に報告しています。この調査がきっかけで、井上さんが中心になり、広く体験を募集して「あなたにバトン〜戦前・戦中・戦後の福岡の女性たちの体験記」という素晴らしい著書を2010年に出版しています。
どうぞお楽しみに。

日時 6月24日(火)19時
テーマ「福岡大空襲」
講師 井上洋子さん
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 07:54| 平和

今夜のterra cafe kenpou

今夜のterra cafe kenpouでは、井上洋子さん(元精華女子短期大学教授)を講師にお招きし「福岡大空襲」(1945.6.19-20)についてお話を伺いました。21名が参加。
福岡市に対する空襲は6.19の一度だけと思われていますが、実はその数日後(6/24)
に姪浜地区が空襲に見舞われたそうです。
井上さんの体験
当時10歳(5年生)だった。8歳の妹と67歳の祖母の3人で当仁校区の荒戸町の自宅で眠っていた。蒸し暑い夜。
けたたましいラジオ放送で空襲警報が発令。
子どもの時は1941年から1945年の敗戦までがとても長く感じた。
兵隊が不足し20歳以上の男性がいなくなっていった。その内、中年の男性まで兵隊に「引っ張られる」ようになって次々に男性がいなくなった。18歳も兵隊に取られるようになり、大学生にも召集令状が届くようになった(学徒出陣)。
男性が行っていた仕事(工場(軍需産業)の工員など)に、朝鮮半島の人達が就くようになり、その内、中等学校の学生(女子も)も動員されるようになった。母は教員として九州高等女学校(現、福岡大学付属若葉高校)に勤めていたため、雑餉隈の渡辺鉄工所で女学生とともに働いていた。その内、渡辺鉄工所が日田に疎開したため、女学生と教員も田主丸のお寺で生活しながら、日田に掘った横穴の中の工場に通った。結局、工場で使用する機械が届かないまま敗戦となった。それでも毎日横穴内の工場に通わされた。
沖縄の状況もチラチラと情報が耳に入っていた。「玉砕」と言っていた。
荒戸町では毎晩のように「警戒警報」が流れていた。警報がなると防空頭巾をかぶり自宅内に掘った防空壕に避難していた。防空壕の大きさは家族の数で決められていた。防空壕に入って飛行機の音だけが聞こえるのが恐ろしくてたまらなかった。
6/19は警戒警報がないままいきなり空襲警報が発令。慌てて外に出ようとしたところ、祖母が位牌を取りに行こうと振り返った。廊下にピンポン球よりも大きな火の玉がゴロゴロと転がって、奥の部屋が赤く燃えていた。バケツの水を用意していたが、10歳の子どもには水をかけるということもできなかった。仮に水をかけていても無駄だっただろう。靴も履かずに外に出ると前の学校の校舎が真っ赤に燃え上がっていた。消防団が大濠公園に逃げろと指示した。
大濠公園の池の周りの低い植え込みの間で3人で縮こまっていた。高い木には焼夷弾が引っかかってメラメラ燃えていた。背振山の方も赤く燃えていた。
明け方になりようやく警報が解除となった。
自宅に戻ると、家があったはずの場所に立つと何もなくなっていた。赤茶けた屋根のトタンがペタンと地面に落ちていた。その間から煙が出ていた。奥の茶室だけが近所の男性が消火してくれて残っていた。
妹と学校(附属國民学校。現、福岡教育大学附属福岡小学校)に行ってみると全焼だった。まだ爆発していない焼夷弾が校庭に残っており近づけず、先生達がガッカリと立ち尽くしていた。同級生も亡くなり、家族全員が亡くなって一人だけ生き残った下級生もいた。近所では生まれたばかりの子を抱いた若いお母さんも亡くなり、向かいの家では位牌を取りに行ったお婆さんが亡くなった。
その晩から久留米の叔母の家に行った。
敗戦の玉音放送の時、天皇陛下が2か月早くこの放送をしてくれていたら家は燃えなかったのにと悔しがった。
9/2には進駐軍が福岡にも来た。福岡県庁前のビルに進駐軍が星条旗を掲げた。
その後、朝鮮戦争がはじまった。
大濠公園の前の簡易保険局(現、かんぽ生命福岡)の屋上が米軍のヘリポートになっていて、ヘリコプターが頻繁におりてきていた。
福岡市は朝鮮戦争のための基地となって急速に復興した。その中で空襲の跡も薄れて行った。
1994年に語り部活動をするにあたって福岡大空襲に関する日本側の資料を調べると、誤りだらけであることが分かった。例えば、福岡県災異誌第2巻には「米機B29約60機」とあるがアメリカの記録では221機であった。日本側の資料では消失戸数や死者数なども実数よりも僅少であった。なぜか空襲被害の集計を6/20正午現在としている。
そこで、60年前の記憶を頼って唐仁校区だけでも被害の実相を調べ始めた。戦前の住宅地図を入手し、消失家屋を調べて行った。唐仁校区だけで少なくとも688戸が焼けていることが分かった(福岡県災異誌では唐仁校区での消失戸数の記録なし)。

戦争というのは、一旦、国のリーダーが決めたら国民は受け身でそれに従わざるを得ない「災害」
戦争は殺し合い。
最近、パリの武器市場で日立など日本企業の社員が嬉々として「この市場はこれから期待できます」と語っていた映像にゾッとした。
安倍首相は、戦争が景気回復の一番の起爆剤と思っている。

来週のterra cafe kenpouは
「若者憲法集会報告」
7月1日(火)19時
光円寺門徒会館

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 23:45| 平和

2014年06月25日

来週のterra cafe kenpou

次回のterra cafe kenpouは、6月22日に東京で開催された若者憲法集会の報告です。
1000人を超える青年が集まり声をあげた集会と翌日の内閣府・国会議員要請行動の感動と確信を伝えます!
講師は6・22若者憲法集会福岡代表団の宮崎雄士さんです。
お楽しみに。
日時 7月1日(火)19:00-
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

今後の予定
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
posted by 後藤富和 at 15:47| 平和

2014年06月26日

グリーンカーテン 〜成長記録〜

6月26日(木)

最高気温:27℃
最低気温:22℃
天気:曇り

福岡はとても蒸し暑い日が続いています。

前回のブログから時間が経ってしまいましたが・・・
事務所の植物はすくすく育っています。

6月に入って徐々に葉の数が増えてきました^^
先週の月曜日、事務所に来てみると蔓がこの状態。

・ゴーヤ

mae go-ya.JPG

・アサガオとユウガオ

mae hiru.jpg

蔓が伸び始めていますがまだネットに絡みつくことができなくて
ビヨーンと迷子になっています。

蔓は上に上に伸びようとしていきますが
そのままにしていると下の方の葉が元気がなくなってくる、とのこと。
日々の水やりのときに横方向に蔓を誘導しています。

今日はこんな感じです。

・ゴーヤ
go-ya.jpg

・アサガオとユウガオ
hiru.jpg

近くで作業をしているとゴーヤ特有の香りがほのかに漂ってきます。
こんなに小さいのにすごい!
夏に日よけの役割を果たせるよう、梅雨の間に少しでも大きくなってほしいです。

事務局K
posted by 後藤富和 at 11:55| グリーンカーテン2014

アジアの平和を考える市民講座

アジアの平和を考える市民講座

2014年7月~8月の講座ご案内

7月 
「子どもたちが楽しく生きられるために~原発と私」
講師:安達愛・埼玉県からの移住者
日時:7月4日(金)午後2時
会場:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
資料代:500円(学生無料)

8月
「日本人の歴史認識を問う」
講師: 池上大祐・福岡大学福岡・東アジア・地域共生研究所研究員
日時:8月9日(土)午後2時
会場:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
資料代:500円(学生無料)

「日本人の歴史認識を問う〜首相の靖国神社参拝の問題点は何か」
講師:木村真昭・安倍靖国参拝違憲訴訟団事務局、浄土真宗妙泉寺住職
日時:8月30日(土)午後2時
会場:ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
資料代:500円(学生無料)

※9月例会は会場が取れなかったため、繰り上げて8月30日に実施します。

会場は、博多リバレインオフィス10階(アジア美術館行後方のエレベーターをご利用ください)

参加自由/資料代500円(学生無料)
主催/アジアの平和を考える市民講座
実行委員会/お問い合わせ 092−962−0618(堀田)
posted by 後藤富和 at 16:40| 平和

2014年06月28日

【映画】60万回のトライ

今観て来た映画
「60万回のトライ」


絶対王者「東福岡」に挑み高校日本一を目指す「大阪朝鮮高級学校」のラグビー部を追ったドキュメンタリーです。
福岡朝鮮初級学校の子ども達が、大阪朝校ラグビー部のバスを追いかけて走り出すシーンは涙を堪えきれませんでした。
スポーツは政治や国境を超え、私達に感動を与えてくれます。
掛け値なしに良い映画です。難しいこと考えずにぜひ観に行って下さい。福岡ではKBCシネマで上映中です。
スポーツ映画として映画史に残る傑作だと言えます。

そして、朝鮮学校だけを高校無償化から除外する安倍政権や橋下大阪市長の狭い心はとてもクダラナイと思っちゃいます。

誤解を恐れずに正直に言うと、僕が朝鮮学校の先生や生徒と接していて感じるのは、羨ましさです。正直、朝校の先生と生徒、生徒と生徒、上級生と下級生、それを支える保護者達の密接な関係は、今の日本の学校にはないものです。そのような青春を送っている彼らを羨ましく感じます。そして、国家ぐるみで「イジメ(高校無償化除外)」をするこの国の狭小さが嫌になります。大人として彼らに申し訳なく思います。
posted by 後藤富和 at 14:41| 平和

2014年06月29日

集団的自衛権反対

わが子を戦場に送らないためなら、お父さんはなんだってやります。
写真.JPG
原中誠志県議と集団的自衛権閣議決定反対の街宣を行いました。
写真.JPG

写真.JPG
posted by 後藤富和 at 19:03| 平和

2014年06月30日

【福岡県弁護士会】集団的自衛権に断固反対!

【福岡県弁護士会】「集団的自衛権の行使を可能とする内閣の憲法解釈変更に反対する決議」(2014.5.28)
当会は、憲法の基本原理としての恒久平和主義を尊重し、立憲主義を堅持する立場から、憲法第9条によって禁じられている集団的自衛権の行使 を内閣が従来の解釈を変更して可能とすることに断固として反対するものである。
http://www.fben.jp/statement/dl_data/2014/0528_01.pdf
posted by 後藤富和 at 11:21| 平和