2014年05月26日

今後のterra cafe kenpouの予定

今後のterra cafe kenpouの予定

5月27日(火)19時 秘密保護法「レーン・宮沢事件」
6月3日(火)19時  社会保障制度改革の中の生活保護生後(池田和彦筑紫女学園大学教授)
6月10日(火)19時 憲法9条、集団的自衛権「憲法を抱きしめて〜元海兵隊員が語る戦争と平和」
6月15日(日)13時 福岡市戦跡めぐり
6月17日(火)19時 特定秘密保護法、集団的自衛権(近藤恭典弁護士)
6月24日(火)19時 福岡大空襲を体験して(井上洋子さん)
7月1日(火)19時  若者憲法集会報告
7月5日(土)13時30分 早乙女勝元講演会〜戦争も原発も二度とくり返すまじ
7月8日(火)19時  よみがえれ!有明訴訟(予定)
7月15日(火)19時 よみがえれ!有明訴訟(予定)
7月22日(火)19時 憲法の学習(予定)
7月29日(火)19時 広島原爆について(予定)
8月5日(火)19時  広島原爆について(予定)
詳細は下記サイトを御覧ください。
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf--
posted by 後藤富和 at 20:55| 平和

明日のterra cafe kenpou

明日のterra cafeでは1941年に発生した「レーン・宮沢事件」を題材に、特定秘密保護法の問題について考えます。
DVD「レーン・宮沢事件」を視聴します。
どうぞご参加ください。
日時 5月27日(火)19:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)

レーン・宮沢事件とは
「毎日新聞」の「ある北大生に受難」(上田誠喜吉著)書評より
■軍機保護法“再来”を認める前に知るべきこと
秘密保護法案が可決されようとする中、振り返らなければならない歴史がある。
宮沢・レーン事件──。
「大東亜戦争」勃発直後に北海道帝国大学学生の宮沢弘幸とアメリカ人教師・レーン夫妻が逮捕された事件である。容疑は軍機保護法違反。当人たちにとって全く身に覚えのないスパイ容疑がかけられ、懲役12〜15年の有罪判決が出た。レーン夫妻は戦中に交換船で帰国。宮沢は網走刑務所に収監され、戦後に釈放されてから間もなく死亡した。
宮沢は闊達な学生だった。東京で生まれ育ったものの、雪と山にあこがれて北大に入学。語学が得意だったため、外国人教師と積極的に交流した。なかでも敬愛したのが英語教師ハロルド・レーンだった。
レーン一家は、キャンパス内の外国人官舎で生活していた。夫妻は毎週金曜日の夜、自宅を学生に開放し、英語で雑談を交わした。会話は登山、スキーから日常生活に至るまで他愛のないものだった。学生たちはレーン夫妻との交流を楽しみにし、異国への憧れを高めた。
そんな輪の中に、宮沢もいた。彼は、大の旅行好きだった。休み期間には、樺太や満州に旅立った。そして、そこでの見聞をレーン夫妻に話した。
しかし、これが問題とされ、宮沢の命を奪うことになる。真珠湾攻撃当日の1941年12月8日、宮沢とレーン夫妻は、いきなり学内で官憲に逮捕された。両者の会話の中に、軍事機密が含まれていたというのだ。
裁判は非公開で進められた。世の中は、彼らがいかなる理由で逮捕されたのかがわからない。何が軍機保護法に抵触したのかもわからない。とにかく何が秘密とされているのかが秘密なのだ。さらに容疑内容も秘密。恐怖心と自己規制ばかりが広がった。
本書の著者は、1980年代になってこの事件を追跡する。しかし、訴訟記録が札幌地検に保存されていない。公開を要求しても、「保管していない」との答えが返ってくるばかりだった。
その後大審院の判例資料から、ようやく容疑が明らかになった。宮沢が千鳥列島に旅行中、船の中で聞いた根室の海軍飛行場のことをレーン夫妻に話したことなどが軍事機密に当たるというのだ。しかし、当時、この飛行場の存在は広く知られていた。秘密の存在という訳では全くなかった。もちろん宮沢にもレーンにも、機密を探ろうという意図はない。旅行の思い出を、何気なく話しただけだ。
戦中、観光旅行先で取った写真に、たまたま軍事施設が写っていたというだけで、次々に一般市民が逮捕された。軍機保護法が恣意的に適用され、人々から自由が奪われた。宮沢は拷問と過酷な刑務所生活の中で体調を悪化させ、釈放後27歳の若さでこの世を去った。
現在進行している秘密保護法案は、歴史の教訓の上に立っていない。宮沢・レーン事件が示すように、処罰の対象は必ず一般市民にまで及ぶ。本人が全く意図しない事柄でも、唐突に罪が着せられ、見せしめ的に逮捕・収監されるのだ。
安倍首相は「罪に問われる場合、(情報を)取得した人自らが特定秘密だと認識していなければならない」と述べているが、「当人が秘密だと認識していたかどうか」を認定するのは捜査機関であるため、いくらでも恣意的運用が可能になる。秘密保護法案は、軍機保護法の再来に他ならない。
我々は宮沢・レーン事件を知らなければならない。本書は、今こそ読まれるべき一冊だ。
posted by 後藤富和 at 20:38| 平和