2014年04月15日

第39回全国公害被害者総行動デー 総決起集会

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第39回 全国公害被害者総行動デー 総決起集会

【日時】2014年6月4日(水)18時〜
【場所】日比谷公会堂 

全国公害被害者総行動実行委員会 
〒160−0022 東京都新宿区新宿2−1−3 サニーシティ新宿御苑10F 
TEL 03−3352−3663 FAX 03−3352−9476

興味のある方は是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 16:05| ご案内

宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』

「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』〜翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」の宮里さんをご紹介します。
みなさん、ライブに来てくださいね。
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日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
     TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637

宮里氏は、8歳でハンセン病に罹患し9歳の時療養所に連れて行かれます。2001年のハンセン病熊本地裁判決を機に「生き直しコンサート」を開催しライブ活動を続けています。

1955年7月17日、沖縄県に生まれる。
8歳の時ハンセン病を発症し、1964年12月、わけもわからないまま沖縄愛楽園へ連れて行かれる。
愛楽園内の小学校を卒業し、同時に愛楽園を退所する。退所の際に入所者から「この病気のことは誰にも話してはいけない」と言われ、この言葉がその後ずっと彼の心を縛り続けることになる。
地元の中学を卒業し高校に入学。16歳のときにギターと出合う。ギターを覚え始めると同時に歌作りも始める。
17歳の時、詩を書いていた同級生が白血病で死亡したことに強い衝撃を受ける。以後本格的に詩を書き始める。
18歳の頃から、神経痛に悩まされるようになる。ハンセン病についての正しい知識もなく、ハンセン病の既往歴を隠したまま一般の病院への通院を続ける。19歳の時、ようやく専門の診療所の診察を受け、症状がハンセン病の再発によるものであったことを知る。何よりも園に連れ戻されることを恐れた。
大学に入学し奨学金を受ける。勉強とアルバイトと音楽活動を続け、その無理がたたって症状が悪化する。学業を半ばにして卒業をあきらめる。
23歳の時、愛楽園に再入所する。後遺症のため、左手の薬指と小指が使えなくなり、ギターが以前の弾き方では弾けなくなる。医師の制止も聞かず、これが自分のリハビリだと思い、ベッドの上でギターを弾き続けた。
3年ほどの療養で愛楽園を外出し、社会での生活を試みる。音楽活動にも携わる。
以後具合が悪くなれば愛楽園に戻るという生活を繰り返すことになる。
1989年結婚し家庭生活に入るが、音楽への思いを断ちがたく、1993年には仕事を辞めて奄美群島を旅する。旅の中で多くの啓示を受ける。音楽活動を再開し、沖縄県各地のライブハウスでライブを行う。しかし、ハンセン病の既往歴を隠し続けることからくる自信のなさから大きく踏み出すことができないまま、空回りしている自分に気づく。
2001年3月、家庭生活に破れ、すべてを失って沖縄愛楽園の部屋にこもってしまう。そこで熊本判決を知り、原告団に入り、ハンセン病全面解決のための闘いに加わる。
2001年9月、厚労副大臣との交渉で自分自身を語り、再び音楽活動を再開することを誓う。
2002年4月12日、熊本で「生き直しコンサート」を開催する。以後各地でコンサート活動を続ける。
2002年12月、沖縄愛楽園を正式に退所し、今帰仁村で新しい社会生活を始める。
2004年4月、熊本市に転居する。
posted by 後藤富和 at 09:43| 平和

劉福君物語2

九州二胡演奏祭(5/6アクロス福岡シンフォニーホール)まであと21日となりました。

熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の2回目をご紹介します。

(2)懐かしい親戚のような

劉さんと付き合うようになったころ、「明るい人だな」と智子さんは思った。「なんとなく中国人は暗いというイメージを持っていたんです」。明るくて、前向き。話をしていても中国人だと意識しなかったという。年も八歳上。「大人なんです。けんかにならない」と笑う。劉さんは熊本市上通りのビルの一室で胡弓を教えていた。その向かいにあるギター教室に智子さんは通っていた。ギターのレッスンが終わると、劉さんの教室に顔を出した。
ある日、NHKテレビでやっていた「大地の子」が話題になった。「泣いたよ。かわいそうだよ。彼に比べると、僕は幸せな方だよ」と劉さんは智子さんにもらした。「中国の文化革命のとき、福君はずいぶん辛い目にあったらしいですね。」しかし智子さんは自分からあまり夫の昔のことは聞かない。「いまが一番大切であり、そして将来が。過去よりも未来」劉さんの故郷もまだ訪れていない。新婚旅行は北海道だった。そしてハネムーンベビーを賜った。いま、育児休暇だが、ほどなく職場に復帰する。智子さんは熊本市内の病院に勤めている。
二人が知り合って劉さんが智子さんの家に遊びに来るようになった。母親の和子さん(54)は大歓迎だった。面白くなかったのは父親の幸二さん(56)。県庁出入りの洋服屋さんで、「娘の結婚相手は公務員に限る」と決めていた。三人が楽しげに話しているのを背中で黙って聞いていた。智子さんの兄も賛成に回った。もはや一人、反対を続けるわけにはいかない。「じゃ、劉君のご両親に会って来よう。一緒に旅をしたら、彼の性格もつかめるだろう」帰ってきた幸二さんは、親指と人さし指で「合格」とマルを作ってみせた。「友達が素晴らしい。あんなにいい友達を持っているということは彼もまたいいということだ。」幸二さんは劉さんの実家を訪ね、一族と会った。劉さんの両親は息子を宜しく頼みます」と強く手を握った。懐かしい親戚に会ったような気がした。幸二さんはゴルフのし過ぎで肩を痛めていた。それを知った友達が中国バリの専門家である友人を連れてきた。ホテルにも泊まり、ついには一緒に旅して回った。その年の十月、加藤神社で晴れて式を挙げた。しかし四月には婚姻届を出していた。劉さんのビザが切れそうになっていたためだ。このことを知らなかったのは幸二さんだけだった。
http://www.liu-fk.com/profile.html

日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
   九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/

■日時:2014年5月6日(火・休)
      開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
      福岡市中央区天神1-1-1  TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円  学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html

■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
  胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
  陽関三叠、紅梅随想曲 他

■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
  沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室

■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
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posted by 後藤富和 at 09:22| 平和