来週のterra cafe kenpouは、豊田勇造氏の花まつりライブに参加します。 4月8日(火)18:30開場、19:00開演 開場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)いつもの門徒会館とは場所が違います。 無料 お楽しみに。 |
2014年04月04日
豊田勇造 花まつりLIVE in光円寺
posted by 後藤富和 at 16:40| 日記
環境マネジメントシステム審査
本日、大橋法律事務所は、終日、環境マネジメントシステム「エコアクション21」の審査でした。
グッタリとくたびれました。
大橋法律事務所の環境への取り組みはこちらをどうぞ。
http://www.ohashilo.jp/env.html
グッタリとくたびれました。
大橋法律事務所の環境への取り組みはこちらをどうぞ。
http://www.ohashilo.jp/env.html
posted by 後藤富和 at 18:18| 環境
井手先生講演
日中文化講座「建国65周年の中国をどう見るか」講師井手啓二先生(長崎大学名誉教授)に参加しました(福岡市人権啓発センター)。
わが国では中国を国家資本主義だと評価する考えが多数。
でも、評価は定まっていない。社会主義に向かう資本主義か、資本主義に向かう社会主義か。封建的社会主義という言葉もある。
ソ連の失敗はそもそもマルクス主義に問題があったことを見事に表した。
100年経っても社会主義は無理。ましてや中国で社会主義を実現しようとするならば何百年もかかるだろう。
アメリカで黒人が法的に対等に扱われるまでに建国から200年かかった。日本も明治維新から70年経ってようやく民主主義を受け入れたが今でも真の民主主義とはいえない。
中国に1党制を導入したのは国民党。中国共産党は反対していた。
中国共産党は8600万人も党員がいて意見が一つなわけがない。かつての自民党も様々な意見を持つ者が集まっていた。中国共産党の中には右翼も左翼もいていろいろな立場がいる。政権党なので党員になった方が好都合だから。
中国を見る時、政府と一般国民を区別しなければならない。
中国の政府やマスコミが言ったからといって中国国民が同じ意見かといえば違う。
中国人の大部分は尖閣問題なんて知らないし関心もない。
ただ、大学の教師などが尖閣は日本のものだなど言ったら首になる。戦前の日本と同じ。
2012年11月に18回党大会。2013年11月に18期3中全会では改革の全面的進化方針を打ち出した。
今年、全人代が開かれた。
プロセスは民主的だが、限られた人。また代表の選ばれ方も問題。
ただ、日本のように直接選ぶと人気者投票になる。
アングロサクソン系の二大政党制は偏っている。
中国共産党は自民党やシンガポールの人民行動党を高く評価している。多党制の中での長期政権ということで。
中国は大きい物や早いことを好み、大きな建物をあっという間に完成させたりするが、仕上げが雑だったりする。日本の職人的な細かさ丁寧さはまだない。
1978年-1991年、第1期の改革開放
1992年-93年の14期3中全会で、社会主義市場経済の方針を決めた。
1992年-2000年、第2期改革解放。
2001年-2011年、第3期。
2012年-第4期
今回は1992年からの第2期改革に次ぐ大きな変革。
危機に迫られた改革という側面もある。1992年からの路線(和諧社会の実現)が壁にぶつかった。
日本では社会保障は所得再分配という位置づけ。中国では格差拡大になっている。
中国では課長クラスでも運転手付きの自動車が与えられる。日本からすると常識はずれだが、そういう文化。ランクの高い自動車、広い家に住むことで地位を示す。良い悪いではなく、それが中国の文化。
7.5%以上の経済成長を続けているが、減速してきている。今年は7.5%を下回るだろう。リーマンショック対策の時の債務、過剰生産能力のメカニズム。各地方政府が生産能力を競っている。その財源を土地の売却に依存している。住宅バブル、地方債務の拡大、シャドーバンキング、利財商品。危ない。
都市部において1000万人の就業を保障できるか。
改革を進め近代化を進めて行っている。
目指すべきは質と効率の持続可能な発展。今はバランスが取れていない。自動車を持つことが一人前になるシンボルとなっているが、渋滞や大気汚染を生み出している。公共交通機関を整備する方向に向かない。
小規模事業は私的所有。大規模事業は共同保有。この方針は正しいのではないか。
自由と民主主義は発展している。
中国が大国主義になる。そういう国とどう付き合って行くか。日本の6倍、アメリカの2倍の国にすぐになる。
習近平をはじめ今の中国の政治家の多くは若い頃に下放されて貧しい農村の実情を知っている。習近平はとても能力が高いと思われる。
わが国では中国を国家資本主義だと評価する考えが多数。
でも、評価は定まっていない。社会主義に向かう資本主義か、資本主義に向かう社会主義か。封建的社会主義という言葉もある。
ソ連の失敗はそもそもマルクス主義に問題があったことを見事に表した。
100年経っても社会主義は無理。ましてや中国で社会主義を実現しようとするならば何百年もかかるだろう。
アメリカで黒人が法的に対等に扱われるまでに建国から200年かかった。日本も明治維新から70年経ってようやく民主主義を受け入れたが今でも真の民主主義とはいえない。
中国に1党制を導入したのは国民党。中国共産党は反対していた。
中国共産党は8600万人も党員がいて意見が一つなわけがない。かつての自民党も様々な意見を持つ者が集まっていた。中国共産党の中には右翼も左翼もいていろいろな立場がいる。政権党なので党員になった方が好都合だから。
中国を見る時、政府と一般国民を区別しなければならない。
中国の政府やマスコミが言ったからといって中国国民が同じ意見かといえば違う。
中国人の大部分は尖閣問題なんて知らないし関心もない。
ただ、大学の教師などが尖閣は日本のものだなど言ったら首になる。戦前の日本と同じ。
2012年11月に18回党大会。2013年11月に18期3中全会では改革の全面的進化方針を打ち出した。
今年、全人代が開かれた。
プロセスは民主的だが、限られた人。また代表の選ばれ方も問題。
ただ、日本のように直接選ぶと人気者投票になる。
アングロサクソン系の二大政党制は偏っている。
中国共産党は自民党やシンガポールの人民行動党を高く評価している。多党制の中での長期政権ということで。
中国は大きい物や早いことを好み、大きな建物をあっという間に完成させたりするが、仕上げが雑だったりする。日本の職人的な細かさ丁寧さはまだない。
1978年-1991年、第1期の改革開放
1992年-93年の14期3中全会で、社会主義市場経済の方針を決めた。
1992年-2000年、第2期改革解放。
2001年-2011年、第3期。
2012年-第4期
今回は1992年からの第2期改革に次ぐ大きな変革。
危機に迫られた改革という側面もある。1992年からの路線(和諧社会の実現)が壁にぶつかった。
日本では社会保障は所得再分配という位置づけ。中国では格差拡大になっている。
中国では課長クラスでも運転手付きの自動車が与えられる。日本からすると常識はずれだが、そういう文化。ランクの高い自動車、広い家に住むことで地位を示す。良い悪いではなく、それが中国の文化。
7.5%以上の経済成長を続けているが、減速してきている。今年は7.5%を下回るだろう。リーマンショック対策の時の債務、過剰生産能力のメカニズム。各地方政府が生産能力を競っている。その財源を土地の売却に依存している。住宅バブル、地方債務の拡大、シャドーバンキング、利財商品。危ない。
都市部において1000万人の就業を保障できるか。
改革を進め近代化を進めて行っている。
目指すべきは質と効率の持続可能な発展。今はバランスが取れていない。自動車を持つことが一人前になるシンボルとなっているが、渋滞や大気汚染を生み出している。公共交通機関を整備する方向に向かない。
小規模事業は私的所有。大規模事業は共同保有。この方針は正しいのではないか。
自由と民主主義は発展している。
中国が大国主義になる。そういう国とどう付き合って行くか。日本の6倍、アメリカの2倍の国にすぐになる。
習近平をはじめ今の中国の政治家の多くは若い頃に下放されて貧しい農村の実情を知っている。習近平はとても能力が高いと思われる。
posted by 後藤富和 at 23:56| 平和
2014年04月07日
【ご案内】特定秘密保護法廃止・集団的自衛権行使許さない福岡県民集会
壊すな憲法 活かそう九条

「特定秘密保護法廃止・集団的自衛権行使 許さない
福岡県民集会」
どなたでも参加できます。
興味がある方は是非、ご参加ください。
【日時】2014年4月19日(土)集会13:00〜14:00
集会前、ミニコンサート 終了後、デモ行進
【場所】警固公園(福岡市中央区天神)
【主催】九条の会 福岡県連絡会 代表世話人/石村善治(福岡大学名誉教授)
【事務局】はかた共同法律事務所(村井正昭弁護士)tel:092−752−3208
福岡市中央区舞鶴2−7−3
posted by 後藤富和 at 10:46| ご案内
宮里新一ライブ&トーク(4月26日)
この度、宮里新一氏のライブ&トークを企画しました。
「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』〜翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
宮里氏は、8歳でハンセン病に罹患し9歳の時療養所に連れて行かれます。2001年のハンセン病熊本地裁判決を機に「生き直しコンサート」を開催しライブ活動を続けています。
ハンセン病国賠訴訟熊本判決から13年が経とうとしています。
ハンセン病隔離政策で元患者たちに犠牲を強いた国の姿は、沖縄に基地負担を強いる姿、そして、被災者や原発労働者に犠牲を強いながらも原発を推進する今の国の姿と重なります。
今、再びハンセン病問題を学ぶことは、平和、脱原発を求める私達の大きな糧となります。
脱原発に取り組む皆さん、平和を求める皆さん、ぜひご参加ください。
皆様のご来場をお待ちしています。
宮里新一氏プロフィール
1955 年、沖縄県に生まれる。8歳の時ハンセン病を発症し9歳の時わけもわからないまま沖縄愛楽園へ連れて行かれる。愛楽園退所の際「この病気のことは誰にも話 してはいけない」と言われ、この言葉がその後ずっと彼の心を縛り続けることになる。 17歳の時、詩を書いていた同級生が白血病で死亡したことに強い衝撃を受ける。以後本格的に詩を書き始める。23歳の時、愛楽園に再入所する。後遺症のた め、左手の薬指と小指が使えなくなる。医師の制止も聞かず、これが自分のリハビリだと思い、ベッドの上でギターを弾き続けた。2001年、ハンセン病熊本 地裁判決を知り、原告団に入り、ハンセン病全面解決のための闘いに加わる。2002年、「生き直しコンサート」を開催する。以後各地でコンサート活動を続 ける。
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
E-mail gotou@ohashilo.jp

「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』〜翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
宮里氏は、8歳でハンセン病に罹患し9歳の時療養所に連れて行かれます。2001年のハンセン病熊本地裁判決を機に「生き直しコンサート」を開催しライブ活動を続けています。
ハンセン病国賠訴訟熊本判決から13年が経とうとしています。
ハンセン病隔離政策で元患者たちに犠牲を強いた国の姿は、沖縄に基地負担を強いる姿、そして、被災者や原発労働者に犠牲を強いながらも原発を推進する今の国の姿と重なります。
今、再びハンセン病問題を学ぶことは、平和、脱原発を求める私達の大きな糧となります。
脱原発に取り組む皆さん、平和を求める皆さん、ぜひご参加ください。
皆様のご来場をお待ちしています。
宮里新一氏プロフィール
1955 年、沖縄県に生まれる。8歳の時ハンセン病を発症し9歳の時わけもわからないまま沖縄愛楽園へ連れて行かれる。愛楽園退所の際「この病気のことは誰にも話 してはいけない」と言われ、この言葉がその後ずっと彼の心を縛り続けることになる。 17歳の時、詩を書いていた同級生が白血病で死亡したことに強い衝撃を受ける。以後本格的に詩を書き始める。23歳の時、愛楽園に再入所する。後遺症のた め、左手の薬指と小指が使えなくなる。医師の制止も聞かず、これが自分のリハビリだと思い、ベッドの上でギターを弾き続けた。2001年、ハンセン病熊本 地裁判決を知り、原告団に入り、ハンセン病全面解決のための闘いに加わる。2002年、「生き直しコンサート」を開催する。以後各地でコンサート活動を続 ける。
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
E-mail gotou@ohashilo.jp


posted by 後藤富和 at 17:38| 平和
2014年04月09日
【講座のご案内】「若者と日本国憲法」
アジアの平和を考える市民講座、
5月は「若者と日本国憲法」をテーマに
弁護士後藤富和が講師を務めます。
ご興味のある方は是非ご参加ください。
【日時】5月2日(金)午後2時〜
【会場】ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室
(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
【料金】資料代:500円(学生無料)
【主催】アジアの平和を考える市民講座
【実行委員会/お問い合わせ】092−962−0618(堀田)
5月は「若者と日本国憲法」をテーマに
弁護士後藤富和が講師を務めます。
ご興味のある方は是非ご参加ください。
【日時】5月2日(金)午後2時〜
【会場】ココロンセンター(福岡市人権啓発センター)研修室
(福岡市博多区リバレインオフィス10階)
【料金】資料代:500円(学生無料)
【主催】アジアの平和を考える市民講座
【実行委員会/お問い合わせ】092−962−0618(堀田)
posted by 後藤富和 at 11:27| ご案内
2014年04月10日
二胡演奏祭まであと26日
九州二胡演奏祭まであと26日となりました。
チケットまだの方はお早めにお買い求めください。
このコンサートの出演者劉福君さんをご紹介します。
劉 福君 〔リュウ・フジュン(中国読)、りゅう ふくくん(日本読)〕
熊本市在住
NPO法人 日本二胡振興会 理事
中国民族管弦楽協会会員
1963年 中国吉林省遼源市に生まれる。父兄の影響で5歳より胡弓を始める。
1985年 吉林省芸術大学で胡弓を専攻し、胡弓教授「王恩承」氏に師事。また中国胡弓演奏家「劉明源」氏、「安如励」氏に師事。卒業後、吉林省民族楽団に胡弓演奏家として入団。
1992年 吉林省民族楽団の日本公演では首席演奏をつとめた。
1993年 熊本大学教育大学音楽科に留学。
1995年には『阪神大震災 被災者救済チャリティコンサート』、1996年には熊本県立劇場で行なわれた『大地の子チャリティコンサート』は満員の観客を集め、好評を博す。現在の活動拠点福岡でも、1998年12月『中国洪水災害』チャリティコンサート、2008年6月『中国・四川大地震被災者救援 緊急チャリティコンサート』など積極的にチャリティコンサートに取り組んでいる。若手二胡奏者としてその実力は群を抜くと各方面からも高い評価を得ており、様々な会場で幅広い層の聴衆をその豊かな表現力で魅了している。
2005年には、中国民族楽器専門店『飛天楽坊(劉音楽興社)』を福岡市内の大濠公園沿い大通りに面したビルの2階にオープン。二胡教室の他、中国楽器、中国語、中国茶など中国文化に触れることが出来る場を提供している。
九州を拠点に演奏活動を行なうと共に、九州各地に教室を開設するなど後進の育成にも積極的に取り組んでいる。また、中国の楽曲演奏にとどまらずジャンルにとらわれない音楽性、ジャズ、フォルクローレ、和楽器などとのコラボレーションも注目を集めている。
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お買い求め・お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
チケットまだの方はお早めにお買い求めください。
このコンサートの出演者劉福君さんをご紹介します。
劉 福君 〔リュウ・フジュン(中国読)、りゅう ふくくん(日本読)〕
熊本市在住
NPO法人 日本二胡振興会 理事
中国民族管弦楽協会会員
1963年 中国吉林省遼源市に生まれる。父兄の影響で5歳より胡弓を始める。
1985年 吉林省芸術大学で胡弓を専攻し、胡弓教授「王恩承」氏に師事。また中国胡弓演奏家「劉明源」氏、「安如励」氏に師事。卒業後、吉林省民族楽団に胡弓演奏家として入団。
1992年 吉林省民族楽団の日本公演では首席演奏をつとめた。
1993年 熊本大学教育大学音楽科に留学。
1995年には『阪神大震災 被災者救済チャリティコンサート』、1996年には熊本県立劇場で行なわれた『大地の子チャリティコンサート』は満員の観客を集め、好評を博す。現在の活動拠点福岡でも、1998年12月『中国洪水災害』チャリティコンサート、2008年6月『中国・四川大地震被災者救援 緊急チャリティコンサート』など積極的にチャリティコンサートに取り組んでいる。若手二胡奏者としてその実力は群を抜くと各方面からも高い評価を得ており、様々な会場で幅広い層の聴衆をその豊かな表現力で魅了している。
2005年には、中国民族楽器専門店『飛天楽坊(劉音楽興社)』を福岡市内の大濠公園沿い大通りに面したビルの2階にオープン。二胡教室の他、中国楽器、中国語、中国茶など中国文化に触れることが出来る場を提供している。
九州を拠点に演奏活動を行なうと共に、九州各地に教室を開設するなど後進の育成にも積極的に取り組んでいる。また、中国の楽曲演奏にとどまらずジャンルにとらわれない音楽性、ジャズ、フォルクローレ、和楽器などとのコラボレーションも注目を集めている。
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お買い求め・お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
posted by 後藤富和 at 19:23| 平和
2014年04月11日
農・漁・防災共存の段階的開門で諍いに終止符を
−声明−
農・漁・防災共存の段階的開門で諍いに終止符を
2014年4月11日
よみがえれ!有明訴訟弁護団・原告団
本日,佐賀地裁は,開門阻止派の人々の非協力と反対行動を口実に却下を求めた国の意見を退け,福岡高裁開門確定判決の履行をサボタージュする国に対する間接強制を認めた。国が確定判決を履行しないなどという憲政史上前代未聞の不祥事を裁判所は厳しく断罪したのである。
2010年12月の福岡高裁開門判決後,わたしたちは,国に対し,被害を被った有明海漁民と,地域の人々の双方に謝罪することを求めた。潮受堤防締め切り以来長期間にわたって有明海漁民は被害に苦しんでいる。潮受堤防締め切りと被害との因果関係が認められた以上,加害者たる国が被害者たる漁民に謝罪するのは当然である。地域の人々に対して国は,本来あるべき防災対策を実施せず,その期待は干拓事業によってしか実現できないように欺いてきた。確定判決によって,潮受堤防締め切りによる防災効果は限定的であり,代替可能であるとされた以上,地域の人々に対して謝罪し,本来あるべき防災対策に着手することもまた,当然である。
しかるに国は,確定判決の主文には従うが,主文を導き出した確定判決の理由中の判断には従わないなどという不遜な態度に終始し,判決確定後も,潮受堤防締め切りと漁業被害との因果関係や不十分な防災効果について否定し続けた。従うと言う主文でさえも,全開門ではなく制限開門で十分などとねじ曲げて解釈し続けた。
今日の諍いは,こうした国の確定判決軽視の不遜な対応に根源がある。
国は,いまこそ,態度を改め,開門による漁業被害の軽減と科学的な開門調査の実施という有明海漁民の要求,農業用水の確保と防災の実現という農業者や地域の人々の要求の双方を,真摯に実現しなければならない。
わたしたちが求めるのは,農・漁・防災共存の開門である。本日の間接強制が認められたからと行って,わたしたちは農業用水等の手当もないままに,ただちに開門せよと求めているのではない。今回,直接強制によるまったなしの開門ではなく,国がサボタージュしている準備工事が直ちに実施されて,農・漁・防災共存の開門が実現されるよう,間接強制という手法を選択したのもそのためである。
わたしたちが再三にわたって指摘し続けたとおり,実績のある短期開門レベルの開門から開始し,順応的管理の手法を用いて,潮汐条件や排水門の開度を変えつつ,必要なデータを得ながら安全,安心の全開門を模索する開門方法を採用すれば,関係者の協議の課題も明確になり,実りある協議が可能になる。
有明海漁民の被害は,もはや極限に達している。1日も早い開門を,強く望んでやまない。
以上
農・漁・防災共存の段階的開門で諍いに終止符を
2014年4月11日
よみがえれ!有明訴訟弁護団・原告団
本日,佐賀地裁は,開門阻止派の人々の非協力と反対行動を口実に却下を求めた国の意見を退け,福岡高裁開門確定判決の履行をサボタージュする国に対する間接強制を認めた。国が確定判決を履行しないなどという憲政史上前代未聞の不祥事を裁判所は厳しく断罪したのである。
2010年12月の福岡高裁開門判決後,わたしたちは,国に対し,被害を被った有明海漁民と,地域の人々の双方に謝罪することを求めた。潮受堤防締め切り以来長期間にわたって有明海漁民は被害に苦しんでいる。潮受堤防締め切りと被害との因果関係が認められた以上,加害者たる国が被害者たる漁民に謝罪するのは当然である。地域の人々に対して国は,本来あるべき防災対策を実施せず,その期待は干拓事業によってしか実現できないように欺いてきた。確定判決によって,潮受堤防締め切りによる防災効果は限定的であり,代替可能であるとされた以上,地域の人々に対して謝罪し,本来あるべき防災対策に着手することもまた,当然である。
しかるに国は,確定判決の主文には従うが,主文を導き出した確定判決の理由中の判断には従わないなどという不遜な態度に終始し,判決確定後も,潮受堤防締め切りと漁業被害との因果関係や不十分な防災効果について否定し続けた。従うと言う主文でさえも,全開門ではなく制限開門で十分などとねじ曲げて解釈し続けた。
今日の諍いは,こうした国の確定判決軽視の不遜な対応に根源がある。
国は,いまこそ,態度を改め,開門による漁業被害の軽減と科学的な開門調査の実施という有明海漁民の要求,農業用水の確保と防災の実現という農業者や地域の人々の要求の双方を,真摯に実現しなければならない。
わたしたちが求めるのは,農・漁・防災共存の開門である。本日の間接強制が認められたからと行って,わたしたちは農業用水等の手当もないままに,ただちに開門せよと求めているのではない。今回,直接強制によるまったなしの開門ではなく,国がサボタージュしている準備工事が直ちに実施されて,農・漁・防災共存の開門が実現されるよう,間接強制という手法を選択したのもそのためである。
わたしたちが再三にわたって指摘し続けたとおり,実績のある短期開門レベルの開門から開始し,順応的管理の手法を用いて,潮汐条件や排水門の開度を変えつつ,必要なデータを得ながら安全,安心の全開門を模索する開門方法を採用すれば,関係者の協議の課題も明確になり,実りある協議が可能になる。
有明海漁民の被害は,もはや極限に達している。1日も早い開門を,強く望んでやまない。
以上
posted by 後藤富和 at 10:31| 有明海
よみがえれ!有明訴訟間接強制事件決定主文
本日午前10時に出されたよみがえれ!有明訴訟間接強制事件の決定主文をお伝えします。
「債権者」は有明海の漁業者、「債務者」は国のことです。
1 債務者は、債権者らに対する関係で、この決定の送達を受けた日の翌日から2か月以内に、防災上やむを得ない場合を除き、国営諫早湾土地改良事業としての土地干拓事業において設置された、諫早湾干拓地潮受堤防の北部及び南部各排水門を開放し、以後5年間にわたって同各排水門の開放を継続せよ。
2 債務者が前項の期間内に前項記載の義務を履行しないときは、債務者は、各債権者に対し、上記期間経過の翌日から履行済みまで、1日につきそれぞれ1万円の割合による金員を支払え。
「債権者」は有明海の漁業者、「債務者」は国のことです。
1 債務者は、債権者らに対する関係で、この決定の送達を受けた日の翌日から2か月以内に、防災上やむを得ない場合を除き、国営諫早湾土地改良事業としての土地干拓事業において設置された、諫早湾干拓地潮受堤防の北部及び南部各排水門を開放し、以後5年間にわたって同各排水門の開放を継続せよ。
2 債務者が前項の期間内に前項記載の義務を履行しないときは、債務者は、各債権者に対し、上記期間経過の翌日から履行済みまで、1日につきそれぞれ1万円の割合による金員を支払え。
posted by 後藤富和 at 10:50| 有明海
2014年04月12日
映画「遺言 原発さえなければ」
映画「遺言 原発さえなければ」を観てきました。
福島県飯舘村の酪農家を震災直後から追ったドキュメンタリーです。
「原発さえなければ」というのは、幼い子を残して自殺をした酪農家が畜舎の壁にチョークで書き残した遺言です。
3時間45分の大作です。
明日までKBCシネマで上映中。監督挨拶ありです。
ぜひご覧ください。
福島県飯舘村の酪農家を震災直後から追ったドキュメンタリーです。
「原発さえなければ」というのは、幼い子を残して自殺をした酪農家が畜舎の壁にチョークで書き残した遺言です。
3時間45分の大作です。
明日までKBCシネマで上映中。監督挨拶ありです。
ぜひご覧ください。
posted by 後藤富和 at 14:36| 環境
劉福君物語1
九州二胡演奏祭まであと24日となりました。
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」を数回に分けてご紹介します。
(1)魅せられて・・・熊本足場に
胡弓の「胡」とは、古代中国の異民族の呼称だ。
その異民族が奏でていたリュート属の擦弦楽器とでも言おうか。南船北馬という。「北と南では胡弓の響きが違います」と劉さんは話す。例えば、上海では、たゆたう運河の水のような甘く切ない。華北の地では、大地を渡る風のように響く。
劉さんのふるさとは中国東北部の吉林省。かつて満州と呼ばれていたところだ。その面立ちも面長で鼻筋が通り、一重まぶた。体は引き締まっている。「もしかしたら騎馬民族の子孫かもしれない」と笑う。父親の生家は遼東半島の庄河という海の美しい地の小地主であったが、中国共産党軍による統一で炭鉱町の遼源へと流れてきた。劉さんは三人兄弟の末っ子。
熊本大学教育学部の音楽科に留学してきたのは93年9月。その前に吉林省民族楽団の一員として演奏旅行にやって来て、日本に魅せられた。
「飛行機が福岡空港に着陸するために、海から町へと降りてきたとき、それは美しかった。それ以上に聴衆が素晴らしかった。お客さんの反応がびんびんと伝わってくる。こんな経験は中国でもなかった。」
熊本大学教育学部では、バイオリンと音楽史を専攻した。バイオリンの経験はまったくなかった。弓で弦を擦るところは同じ。バイオリンは肩に、胡弓はひざに立てて奏でる。バイオリンの弦は四本だが胡弓は二本。
バイオリンのための曲を劉さんはときどき演奏会で弾いてみせるが、四弦を二弦でやるわけだから超絶技巧を要するらしい。
二年の留学を終えた後も熊本に残った。「熊本を足場に胡弓演奏家として世界を相手にやってみたい」と思ったためだ。一年間のビザの延長が認められ、県内を中心に演奏会活動を始めた。熊本メルパルクで開かれたリサイタルに出かけ、いたく感動した人がいた。平田和子さん(55)。「泣いちゃいましたよ」。和子さんの中にも中国人の血が半分流れている。阿蘇郡高森町での演奏会に和子さんは娘の智子さん(26)を誘った。
それから二年半後。熊本市新町2丁目にあるマンションの日当たりのいい部屋。胡弓の練習をしている劉さんのかたわらで妻の智子さんが生後7ヶ月の長男、翔太君をあやしている。「翔太に小さなときから聴かせてあげたいんです。僕が昔、父親にしてもらったように」
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
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熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」を数回に分けてご紹介します。
(1)魅せられて・・・熊本足場に
胡弓の「胡」とは、古代中国の異民族の呼称だ。
その異民族が奏でていたリュート属の擦弦楽器とでも言おうか。南船北馬という。「北と南では胡弓の響きが違います」と劉さんは話す。例えば、上海では、たゆたう運河の水のような甘く切ない。華北の地では、大地を渡る風のように響く。
劉さんのふるさとは中国東北部の吉林省。かつて満州と呼ばれていたところだ。その面立ちも面長で鼻筋が通り、一重まぶた。体は引き締まっている。「もしかしたら騎馬民族の子孫かもしれない」と笑う。父親の生家は遼東半島の庄河という海の美しい地の小地主であったが、中国共産党軍による統一で炭鉱町の遼源へと流れてきた。劉さんは三人兄弟の末っ子。
熊本大学教育学部の音楽科に留学してきたのは93年9月。その前に吉林省民族楽団の一員として演奏旅行にやって来て、日本に魅せられた。
「飛行機が福岡空港に着陸するために、海から町へと降りてきたとき、それは美しかった。それ以上に聴衆が素晴らしかった。お客さんの反応がびんびんと伝わってくる。こんな経験は中国でもなかった。」
熊本大学教育学部では、バイオリンと音楽史を専攻した。バイオリンの経験はまったくなかった。弓で弦を擦るところは同じ。バイオリンは肩に、胡弓はひざに立てて奏でる。バイオリンの弦は四本だが胡弓は二本。
バイオリンのための曲を劉さんはときどき演奏会で弾いてみせるが、四弦を二弦でやるわけだから超絶技巧を要するらしい。
二年の留学を終えた後も熊本に残った。「熊本を足場に胡弓演奏家として世界を相手にやってみたい」と思ったためだ。一年間のビザの延長が認められ、県内を中心に演奏会活動を始めた。熊本メルパルクで開かれたリサイタルに出かけ、いたく感動した人がいた。平田和子さん(55)。「泣いちゃいましたよ」。和子さんの中にも中国人の血が半分流れている。阿蘇郡高森町での演奏会に和子さんは娘の智子さん(26)を誘った。
それから二年半後。熊本市新町2丁目にあるマンションの日当たりのいい部屋。胡弓の練習をしている劉さんのかたわらで妻の智子さんが生後7ヶ月の長男、翔太君をあやしている。「翔太に小さなときから聴かせてあげたいんです。僕が昔、父親にしてもらったように」
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日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
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■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
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■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
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■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
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posted by 後藤富和 at 14:47| 平和
2014年04月13日
2013年度環境活動レポート
2013年度の環境活動レポートを大橋法律事務所ホームページにアップしました。
http://www.ohashilo.jp/pdf/report2013.pdf
http://www.ohashilo.jp/pdf/report2013.pdf
posted by 後藤富和 at 20:52| 環境
2014年04月15日
劉福君物語2
九州二胡演奏祭(5/6アクロス福岡シンフォニーホール)まであと21日となりました。
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の2回目をご紹介します。
(2)懐かしい親戚のような
劉さんと付き合うようになったころ、「明るい人だな」と智子さんは思った。「なんとなく中国人は暗いというイメージを持っていたんです」。明るくて、前向き。話をしていても中国人だと意識しなかったという。年も八歳上。「大人なんです。けんかにならない」と笑う。劉さんは熊本市上通りのビルの一室で胡弓を教えていた。その向かいにあるギター教室に智子さんは通っていた。ギターのレッスンが終わると、劉さんの教室に顔を出した。
ある日、NHKテレビでやっていた「大地の子」が話題になった。「泣いたよ。かわいそうだよ。彼に比べると、僕は幸せな方だよ」と劉さんは智子さんにもらした。「中国の文化革命のとき、福君はずいぶん辛い目にあったらしいですね。」しかし智子さんは自分からあまり夫の昔のことは聞かない。「いまが一番大切であり、そして将来が。過去よりも未来」劉さんの故郷もまだ訪れていない。新婚旅行は北海道だった。そしてハネムーンベビーを賜った。いま、育児休暇だが、ほどなく職場に復帰する。智子さんは熊本市内の病院に勤めている。
二人が知り合って劉さんが智子さんの家に遊びに来るようになった。母親の和子さん(54)は大歓迎だった。面白くなかったのは父親の幸二さん(56)。県庁出入りの洋服屋さんで、「娘の結婚相手は公務員に限る」と決めていた。三人が楽しげに話しているのを背中で黙って聞いていた。智子さんの兄も賛成に回った。もはや一人、反対を続けるわけにはいかない。「じゃ、劉君のご両親に会って来よう。一緒に旅をしたら、彼の性格もつかめるだろう」帰ってきた幸二さんは、親指と人さし指で「合格」とマルを作ってみせた。「友達が素晴らしい。あんなにいい友達を持っているということは彼もまたいいということだ。」幸二さんは劉さんの実家を訪ね、一族と会った。劉さんの両親は息子を宜しく頼みます」と強く手を握った。懐かしい親戚に会ったような気がした。幸二さんはゴルフのし過ぎで肩を痛めていた。それを知った友達が中国バリの専門家である友人を連れてきた。ホテルにも泊まり、ついには一緒に旅して回った。その年の十月、加藤神社で晴れて式を挙げた。しかし四月には婚姻届を出していた。劉さんのビザが切れそうになっていたためだ。このことを知らなかったのは幸二さんだけだった。
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日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
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■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
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■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
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■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
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熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の2回目をご紹介します。
(2)懐かしい親戚のような
劉さんと付き合うようになったころ、「明るい人だな」と智子さんは思った。「なんとなく中国人は暗いというイメージを持っていたんです」。明るくて、前向き。話をしていても中国人だと意識しなかったという。年も八歳上。「大人なんです。けんかにならない」と笑う。劉さんは熊本市上通りのビルの一室で胡弓を教えていた。その向かいにあるギター教室に智子さんは通っていた。ギターのレッスンが終わると、劉さんの教室に顔を出した。
ある日、NHKテレビでやっていた「大地の子」が話題になった。「泣いたよ。かわいそうだよ。彼に比べると、僕は幸せな方だよ」と劉さんは智子さんにもらした。「中国の文化革命のとき、福君はずいぶん辛い目にあったらしいですね。」しかし智子さんは自分からあまり夫の昔のことは聞かない。「いまが一番大切であり、そして将来が。過去よりも未来」劉さんの故郷もまだ訪れていない。新婚旅行は北海道だった。そしてハネムーンベビーを賜った。いま、育児休暇だが、ほどなく職場に復帰する。智子さんは熊本市内の病院に勤めている。
二人が知り合って劉さんが智子さんの家に遊びに来るようになった。母親の和子さん(54)は大歓迎だった。面白くなかったのは父親の幸二さん(56)。県庁出入りの洋服屋さんで、「娘の結婚相手は公務員に限る」と決めていた。三人が楽しげに話しているのを背中で黙って聞いていた。智子さんの兄も賛成に回った。もはや一人、反対を続けるわけにはいかない。「じゃ、劉君のご両親に会って来よう。一緒に旅をしたら、彼の性格もつかめるだろう」帰ってきた幸二さんは、親指と人さし指で「合格」とマルを作ってみせた。「友達が素晴らしい。あんなにいい友達を持っているということは彼もまたいいということだ。」幸二さんは劉さんの実家を訪ね、一族と会った。劉さんの両親は息子を宜しく頼みます」と強く手を握った。懐かしい親戚に会ったような気がした。幸二さんはゴルフのし過ぎで肩を痛めていた。それを知った友達が中国バリの専門家である友人を連れてきた。ホテルにも泊まり、ついには一緒に旅して回った。その年の十月、加藤神社で晴れて式を挙げた。しかし四月には婚姻届を出していた。劉さんのビザが切れそうになっていたためだ。このことを知らなかったのは幸二さんだけだった。
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開場 13:00 / 開演 13:30
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■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
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■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
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posted by 後藤富和 at 09:22| 平和
宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』
「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』〜翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」の宮里さんをご紹介します。
みなさん、ライブに来てくださいね。

日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
宮里氏は、8歳でハンセン病に罹患し9歳の時療養所に連れて行かれます。2001年のハンセン病熊本地裁判決を機に「生き直しコンサート」を開催しライブ活動を続けています。
1955年7月17日、沖縄県に生まれる。
8歳の時ハンセン病を発症し、1964年12月、わけもわからないまま沖縄愛楽園へ連れて行かれる。
愛楽園内の小学校を卒業し、同時に愛楽園を退所する。退所の際に入所者から「この病気のことは誰にも話してはいけない」と言われ、この言葉がその後ずっと彼の心を縛り続けることになる。
地元の中学を卒業し高校に入学。16歳のときにギターと出合う。ギターを覚え始めると同時に歌作りも始める。
17歳の時、詩を書いていた同級生が白血病で死亡したことに強い衝撃を受ける。以後本格的に詩を書き始める。
18歳の頃から、神経痛に悩まされるようになる。ハンセン病についての正しい知識もなく、ハンセン病の既往歴を隠したまま一般の病院への通院を続ける。19歳の時、ようやく専門の診療所の診察を受け、症状がハンセン病の再発によるものであったことを知る。何よりも園に連れ戻されることを恐れた。
大学に入学し奨学金を受ける。勉強とアルバイトと音楽活動を続け、その無理がたたって症状が悪化する。学業を半ばにして卒業をあきらめる。
23歳の時、愛楽園に再入所する。後遺症のため、左手の薬指と小指が使えなくなり、ギターが以前の弾き方では弾けなくなる。医師の制止も聞かず、これが自分のリハビリだと思い、ベッドの上でギターを弾き続けた。
3年ほどの療養で愛楽園を外出し、社会での生活を試みる。音楽活動にも携わる。
以後具合が悪くなれば愛楽園に戻るという生活を繰り返すことになる。
1989年結婚し家庭生活に入るが、音楽への思いを断ちがたく、1993年には仕事を辞めて奄美群島を旅する。旅の中で多くの啓示を受ける。音楽活動を再開し、沖縄県各地のライブハウスでライブを行う。しかし、ハンセン病の既往歴を隠し続けることからくる自信のなさから大きく踏み出すことができないまま、空回りしている自分に気づく。
2001年3月、家庭生活に破れ、すべてを失って沖縄愛楽園の部屋にこもってしまう。そこで熊本判決を知り、原告団に入り、ハンセン病全面解決のための闘いに加わる。
2001年9月、厚労副大臣との交渉で自分自身を語り、再び音楽活動を再開することを誓う。
2002年4月12日、熊本で「生き直しコンサート」を開催する。以後各地でコンサート活動を続ける。
2002年12月、沖縄愛楽園を正式に退所し、今帰仁村で新しい社会生活を始める。
2004年4月、熊本市に転居する。
みなさん、ライブに来てくださいね。

日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
宮里氏は、8歳でハンセン病に罹患し9歳の時療養所に連れて行かれます。2001年のハンセン病熊本地裁判決を機に「生き直しコンサート」を開催しライブ活動を続けています。
1955年7月17日、沖縄県に生まれる。
8歳の時ハンセン病を発症し、1964年12月、わけもわからないまま沖縄愛楽園へ連れて行かれる。
愛楽園内の小学校を卒業し、同時に愛楽園を退所する。退所の際に入所者から「この病気のことは誰にも話してはいけない」と言われ、この言葉がその後ずっと彼の心を縛り続けることになる。
地元の中学を卒業し高校に入学。16歳のときにギターと出合う。ギターを覚え始めると同時に歌作りも始める。
17歳の時、詩を書いていた同級生が白血病で死亡したことに強い衝撃を受ける。以後本格的に詩を書き始める。
18歳の頃から、神経痛に悩まされるようになる。ハンセン病についての正しい知識もなく、ハンセン病の既往歴を隠したまま一般の病院への通院を続ける。19歳の時、ようやく専門の診療所の診察を受け、症状がハンセン病の再発によるものであったことを知る。何よりも園に連れ戻されることを恐れた。
大学に入学し奨学金を受ける。勉強とアルバイトと音楽活動を続け、その無理がたたって症状が悪化する。学業を半ばにして卒業をあきらめる。
23歳の時、愛楽園に再入所する。後遺症のため、左手の薬指と小指が使えなくなり、ギターが以前の弾き方では弾けなくなる。医師の制止も聞かず、これが自分のリハビリだと思い、ベッドの上でギターを弾き続けた。
3年ほどの療養で愛楽園を外出し、社会での生活を試みる。音楽活動にも携わる。
以後具合が悪くなれば愛楽園に戻るという生活を繰り返すことになる。
1989年結婚し家庭生活に入るが、音楽への思いを断ちがたく、1993年には仕事を辞めて奄美群島を旅する。旅の中で多くの啓示を受ける。音楽活動を再開し、沖縄県各地のライブハウスでライブを行う。しかし、ハンセン病の既往歴を隠し続けることからくる自信のなさから大きく踏み出すことができないまま、空回りしている自分に気づく。
2001年3月、家庭生活に破れ、すべてを失って沖縄愛楽園の部屋にこもってしまう。そこで熊本判決を知り、原告団に入り、ハンセン病全面解決のための闘いに加わる。
2001年9月、厚労副大臣との交渉で自分自身を語り、再び音楽活動を再開することを誓う。
2002年4月12日、熊本で「生き直しコンサート」を開催する。以後各地でコンサート活動を続ける。
2002年12月、沖縄愛楽園を正式に退所し、今帰仁村で新しい社会生活を始める。
2004年4月、熊本市に転居する。
posted by 後藤富和 at 09:43| 平和
第39回全国公害被害者総行動デー 総決起集会


第39回 全国公害被害者総行動デー 総決起集会
【日時】2014年6月4日(水)18時〜
【場所】日比谷公会堂
全国公害被害者総行動実行委員会
〒160−0022 東京都新宿区新宿2−1−3 サニーシティ新宿御苑10F
TEL 03−3352−3663 FAX 03−3352−9476
興味のある方は是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 16:05| ご案内
2014年04月17日
宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』
「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』〜翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」の宮里さんをご紹介します。
みなさん、ライブに来てくださいね。

日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
2001年9月21日
そのとき、宮里新一は桝屋厚労副大臣の正面に座っていた。ハンセン病療養所に関する社会復帰・社会生活支援について、国は生活保護レベルの保障のほかは、何ら積極的な対応策を示そうとしなかった。その日、2001年9月21日、副大臣も厚生官僚らも、「とりあえず皆さんのお話をお聞きします」という姿勢で席についていた。回りにはたくさんのハンセン病療養所の入所者と退所者、そして支援の人々が宮里新一を見つめていた。
宮里新一は、用意してきた原稿を手に話し始めた。
初めて大勢の人の前で等身大の自分自身を語った。
(つづく)
みなさん、ライブに来てくださいね。

日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
2001年9月21日
そのとき、宮里新一は桝屋厚労副大臣の正面に座っていた。ハンセン病療養所に関する社会復帰・社会生活支援について、国は生活保護レベルの保障のほかは、何ら積極的な対応策を示そうとしなかった。その日、2001年9月21日、副大臣も厚生官僚らも、「とりあえず皆さんのお話をお聞きします」という姿勢で席についていた。回りにはたくさんのハンセン病療養所の入所者と退所者、そして支援の人々が宮里新一を見つめていた。
宮里新一は、用意してきた原稿を手に話し始めた。
初めて大勢の人の前で等身大の自分自身を語った。
(つづく)

posted by 後藤富和 at 08:47| 平和
憲法カフェ
本日の朝日新聞朝刊に、毎週火曜日夜に開催している「terra cafe kenpou」の取り組みが掲載されました。
terra cafe kenpouは、昨年、原発なくそう!九州玄海訴訟・プロジェクトで知り合った2〜30代の女性たちの「憲法改正って何?」という素朴な疑問がきっかけとなって、彼女たちの「憲法のこと何も知らなかった」「毎週、こういった勉強ができる場所がほしい」という希望から始まりました。
憲法そのものはもちろん、憲法や人権が問題になった事件について学習をしています。
しかも、大学教授や弁護士、そして、事件の当事者を講師にお招きしています。
といっても堅苦しい雰囲気ではなく、お茶を飲みながら映画やパワーポイントなどを活用してゆったりとした気分で勉強しています。
勉強のあとは、毎回、飲みに行っています。
どなたでもご参加いただけます。ぜひおこしください。

また、4月26日にはterra cafe kenpouでライブを行います。
こちらもおこしください。
terra cafe kenpouは、昨年、原発なくそう!九州玄海訴訟・プロジェクトで知り合った2〜30代の女性たちの「憲法改正って何?」という素朴な疑問がきっかけとなって、彼女たちの「憲法のこと何も知らなかった」「毎週、こういった勉強ができる場所がほしい」という希望から始まりました。
憲法そのものはもちろん、憲法や人権が問題になった事件について学習をしています。
しかも、大学教授や弁護士、そして、事件の当事者を講師にお招きしています。
といっても堅苦しい雰囲気ではなく、お茶を飲みながら映画やパワーポイントなどを活用してゆったりとした気分で勉強しています。
勉強のあとは、毎回、飲みに行っています。
どなたでもご参加いただけます。ぜひおこしください。

また、4月26日にはterra cafe kenpouでライブを行います。
こちらもおこしください。
posted by 後藤富和 at 13:26| 平和
2014年04月18日
terra cafe kenpou今後の予定
terra cafe kenpouの今後の予定をアップしました。
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
6月3日以降の予定は流動的です。
4/22(火) 日韓未来ツアー報告(前田直樹)
4/26(土) 宮里新一ライブ&トーク「マイペンライ」(参加費500円)
4/29(火) お休み
5/6(火) お休み
5/13(火) 慰安婦語り部活動(具島順子)
5/20(火)「戦争をしない国 日本」視聴
5/27(火) 特定秘密保護法「レーン宮沢事件」
毎週火曜日19時から光円寺門徒会館にて。
ただし、4/26は土曜日で18時から光円寺の本堂で開催します。
お楽しみに。
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
6月3日以降の予定は流動的です。
4/22(火) 日韓未来ツアー報告(前田直樹)
4/26(土) 宮里新一ライブ&トーク「マイペンライ」(参加費500円)
4/29(火) お休み
5/6(火) お休み
5/13(火) 慰安婦語り部活動(具島順子)
5/20(火)「戦争をしない国 日本」視聴
5/27(火) 特定秘密保護法「レーン宮沢事件」
毎週火曜日19時から光円寺門徒会館にて。
ただし、4/26は土曜日で18時から光円寺の本堂で開催します。
お楽しみに。
posted by 後藤富和 at 21:42| 平和
劉福君物語3
九州二胡演奏祭(5/6アクロス福岡シンフォニーホール)まであと18日となりました。
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の3回目をご紹介します。
(3)文化大革命で悔しい思い
中国で文化大革命の嵐(あらし)が吹き始めてたのは一九六六年五月。劉さんはまだ三歳のときで、1十年間続いた。向こうから行列がやってくる。三角帽をかぶらされ、首から札を下げた人たちがうつむきながら、歩かされており、その後ろから紅衛兵たちが大声で叫んでいる。「その三角帽をかぶらされた一人に父がいた。それを人の間から見てしまった」と劉さんは語る。「たぶん、まだ小学校にあがる前だった」。
炭鉱で働いていた父は、職場で糾弾を受け、家に帰れない日が続いた。夜、六歳年上の二兄と弁当を届けにいったら、暗くてせまい部屋に閉じ込められていた。父は「心配するな、お母さんの言うことを守るんだよ」と言った。「父には何も罪もなかった。ただ地主出身ということだけなんです」。「地主の子だ」といじめられた。中国の映画では地主が出てきて、残酷なことをやった。意味もわからず、子供たちは「地主が悪い」「地主の子は悪い」といじめた。
父は子供たちを家に閉じ込めた。出ていけばいじめられ、反抗すれば「劉家の子が悪い」となる。家から出さず、「さあ胡弓を弾こう」と父は言った。「父や兄たちが胡弓を弾き、それにあわせて私が歌う。楽しかった。胡弓を一家でやるような家は近所になかった。」
両親は幼い頃からのいいなずけだった。故郷を出て、吉林省の遼源で雑貨屋をやっていた父親を母親が探し出し、一緒になった。親たちが決めたいいなずけで、顔を合わせたのはそのときが初めてだった。
その母親が建設工事現場に働きに出た。一緒に働いていた女性が高い足場から踏み外し死亡するという事故があった。「現場を見に行って、足が震えた。こんな危険な所で母は働いているのかと。しかし、母は正直で我慢強く、どこに行っても人気があった。」
二人の兄たちが農村へと下放された。「でも、胡弓が上手になると先生が守ってくれるようになった。友達もできるようになった。」
小学校四年のころ、学校の楽団の友達を誘い、二兄を訪ねていったことがある。馬車に乗せてもらったり、テクテク歩いて片道六時間。「あれは僕たちにとって大冒険だった。」と懐かしく思い出す。兄は慰問楽団に属していた。大きななべで煮たトウモロコシを食べさせてくれた。おいしかった。
劉さんは切々と胡弓を奏でる。「あのころの悔しい思い、父や母の悲嘆、それらを思い浮かべると胡弓が震え、泣き出す。それを聴いて、皆さんもまた涙を浮かべます」
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の3回目をご紹介します。
(3)文化大革命で悔しい思い
中国で文化大革命の嵐(あらし)が吹き始めてたのは一九六六年五月。劉さんはまだ三歳のときで、1十年間続いた。向こうから行列がやってくる。三角帽をかぶらされ、首から札を下げた人たちがうつむきながら、歩かされており、その後ろから紅衛兵たちが大声で叫んでいる。「その三角帽をかぶらされた一人に父がいた。それを人の間から見てしまった」と劉さんは語る。「たぶん、まだ小学校にあがる前だった」。
炭鉱で働いていた父は、職場で糾弾を受け、家に帰れない日が続いた。夜、六歳年上の二兄と弁当を届けにいったら、暗くてせまい部屋に閉じ込められていた。父は「心配するな、お母さんの言うことを守るんだよ」と言った。「父には何も罪もなかった。ただ地主出身ということだけなんです」。「地主の子だ」といじめられた。中国の映画では地主が出てきて、残酷なことをやった。意味もわからず、子供たちは「地主が悪い」「地主の子は悪い」といじめた。
父は子供たちを家に閉じ込めた。出ていけばいじめられ、反抗すれば「劉家の子が悪い」となる。家から出さず、「さあ胡弓を弾こう」と父は言った。「父や兄たちが胡弓を弾き、それにあわせて私が歌う。楽しかった。胡弓を一家でやるような家は近所になかった。」
両親は幼い頃からのいいなずけだった。故郷を出て、吉林省の遼源で雑貨屋をやっていた父親を母親が探し出し、一緒になった。親たちが決めたいいなずけで、顔を合わせたのはそのときが初めてだった。
その母親が建設工事現場に働きに出た。一緒に働いていた女性が高い足場から踏み外し死亡するという事故があった。「現場を見に行って、足が震えた。こんな危険な所で母は働いているのかと。しかし、母は正直で我慢強く、どこに行っても人気があった。」
二人の兄たちが農村へと下放された。「でも、胡弓が上手になると先生が守ってくれるようになった。友達もできるようになった。」
小学校四年のころ、学校の楽団の友達を誘い、二兄を訪ねていったことがある。馬車に乗せてもらったり、テクテク歩いて片道六時間。「あれは僕たちにとって大冒険だった。」と懐かしく思い出す。兄は慰問楽団に属していた。大きななべで煮たトウモロコシを食べさせてくれた。おいしかった。
劉さんは切々と胡弓を奏でる。「あのころの悔しい思い、父や母の悲嘆、それらを思い浮かべると胡弓が震え、泣き出す。それを聴いて、皆さんもまた涙を浮かべます」
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
posted by 後藤富和 at 21:50| 平和
2014年04月19日
宮里新一ライブ&トーク
「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』〜翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」の宮里さんをご紹介します。
みなさん、ライブに来てくださいね。
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637

陳述書
沖縄愛楽園 宮里 新一
私は今46歳です。沖縄愛楽園に在園中です。
私の最初の入園は、小学校3年のころで、園内の小学校を卒業すると同時に、退園できました。
退園したころ、母は再婚相手とも死に別れて、貧しい生活でした。それでも幼い私のこころは退園した喜びでいっぱいでした。ただ一つ、私のこころを縛っていたのは、退園のとき、ある入所者から言われた、「この病気のことは一生誰にも話してはいけないよ」という言葉でした。この一言が私の一生を支配したのだと思います。この秘密が破られたら、社会から抹殺されるのではないかと恐れていました。
思春期を迎えて、私は自分の人生の大きな秘密を抱えたまま、ギターを弾き、フォークソングを歌うようになりました。音楽が私を支えてくれました。
地元の大学に進んだ私は奨学金を得るために一生懸命勉強しました。学費を稼ぐためのアルバイトと音楽活動も頑張りました。音楽では沖縄で少しは知られる存在になりました。しかし、音楽仲間の誰にも私の病気は打ち明けられませんでした。
無理がたたったのだと思います。24歳の時、神経痛や裏傷で体がまったく言うことをきかなくなって、やむなく愛楽園に再入所しました。
私は愛楽園で、これがハンセン病の後遺症で、体に無理をすると起こるものだと初めて知り、激しいショックを受けました。それまで私は後遺症の知識がなく、一般病院でハンセン病を内緒にして、神経痛の病名で治療を受けていたのです。
せめて私や病院の医者に、この病気の後遺症の正しい知識があれば、再入所せずにすんだのではないかと、残念でなりませんでした。
療養を数年続け、後遺症がおさまった1982年、27歳の私は、親戚の家で居候を始めました。しかし、正式に退園したわけではなく、療養所の籍は残してありました。正式に退園すると給与金がもらえなくなってしまうからです。アルバイトで無理をして再入園した私にとって、給与金をあきらめることはできませんでした。
大学は中退しましたが、社会で出会った女性と結婚し、働き始めました。私は幼い頃家族と離れた寂しさから、温かい家庭が欲しくてたまらなかったのです。私は妻にだけは病気を打ち明けることができました。
仕事の傍ら音楽活動を続ける中で、CDデビューの話が出ました。売れればプロとしてやっていけるかも知れませんでした。みんなが応援してくれましたが、打ち合わせをするうちに私はなぜか怖くなって来ました。私はCDの制作を「無期延期」にしました。みんな不思議がっていました。今思えば仲間に秘密を抱え続ける私の自信のなさが原因だったのです。
音楽は中途半端になってしまったけど、私はそれでも、家族の生活のためには努力したと思います。私は、病気を打ち明けた妻とは、しっかりした絆を作りたかった。私の子どもには私のような屈折した人間になって欲しくなかった。
しかし、今年の3月のある日、妻は子どもを連れて黙って家を出ていきました。
誰もいない部屋に帰ると、私は、妻から、お前は愛楽園に帰れ、と言われているように思いました。アパートを引き払って、愛楽園に転がり込みました。
私は、すべてを失って、愛楽園の小さな部屋で、かえって冷静に自分を振り返りました。私はもう一度社会で生き直したいとこころから思いました。
そのころ、5月11日に、熊本の判決が出て、療養所の雰囲気が変わったことを実感しました。すぐ裁判に参加しました。
賠償金でビデオデッキを買って、自分の演奏しているライブビデオを見ました。歌っている自分自身を、一晩中、繰り返し繰り返し見続けました。
私は今からでもCDを作るぞと決心しました。音楽仲間を訪ね歩き、みんなに今まで秘密にしていた病気のことを打ち明けました。みんな驚き、そして励ましてくれました。
私はハンセン病から解放されたい。私はハンセン病の中の歌ではなく、ハンセン病から出ていく歌を作りたい。
私は今度こそ、療養所の籍を抹消して、正式に退園したい。一生内緒にしろ、と言われたことからできた自分の心の鎖を断ち切りたい。父親として、その姿を息子に見せてやりたい。
政府の方にはわかって欲しいことがあります。再入所したり、園に籍を置いたまま長期外出する人がいるのは、退所した人に何の経済的援助もなく、本人や医者にも病気に関する知識が薄く、社会の理解もないから、自信もお金もなくて療養所と縁が切れないのです。
音楽が聴く人がいて初めて成り立つように、理解のない社会では、生きていくのは難しいです。
ぜひとも、真に人々を解放する政策を実現して下さい。我々も社会で努力します。
みなさん、ライブに来てくださいね。
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637

陳述書
沖縄愛楽園 宮里 新一
私は今46歳です。沖縄愛楽園に在園中です。
私の最初の入園は、小学校3年のころで、園内の小学校を卒業すると同時に、退園できました。
退園したころ、母は再婚相手とも死に別れて、貧しい生活でした。それでも幼い私のこころは退園した喜びでいっぱいでした。ただ一つ、私のこころを縛っていたのは、退園のとき、ある入所者から言われた、「この病気のことは一生誰にも話してはいけないよ」という言葉でした。この一言が私の一生を支配したのだと思います。この秘密が破られたら、社会から抹殺されるのではないかと恐れていました。
思春期を迎えて、私は自分の人生の大きな秘密を抱えたまま、ギターを弾き、フォークソングを歌うようになりました。音楽が私を支えてくれました。
地元の大学に進んだ私は奨学金を得るために一生懸命勉強しました。学費を稼ぐためのアルバイトと音楽活動も頑張りました。音楽では沖縄で少しは知られる存在になりました。しかし、音楽仲間の誰にも私の病気は打ち明けられませんでした。
無理がたたったのだと思います。24歳の時、神経痛や裏傷で体がまったく言うことをきかなくなって、やむなく愛楽園に再入所しました。
私は愛楽園で、これがハンセン病の後遺症で、体に無理をすると起こるものだと初めて知り、激しいショックを受けました。それまで私は後遺症の知識がなく、一般病院でハンセン病を内緒にして、神経痛の病名で治療を受けていたのです。
せめて私や病院の医者に、この病気の後遺症の正しい知識があれば、再入所せずにすんだのではないかと、残念でなりませんでした。
療養を数年続け、後遺症がおさまった1982年、27歳の私は、親戚の家で居候を始めました。しかし、正式に退園したわけではなく、療養所の籍は残してありました。正式に退園すると給与金がもらえなくなってしまうからです。アルバイトで無理をして再入園した私にとって、給与金をあきらめることはできませんでした。
大学は中退しましたが、社会で出会った女性と結婚し、働き始めました。私は幼い頃家族と離れた寂しさから、温かい家庭が欲しくてたまらなかったのです。私は妻にだけは病気を打ち明けることができました。
仕事の傍ら音楽活動を続ける中で、CDデビューの話が出ました。売れればプロとしてやっていけるかも知れませんでした。みんなが応援してくれましたが、打ち合わせをするうちに私はなぜか怖くなって来ました。私はCDの制作を「無期延期」にしました。みんな不思議がっていました。今思えば仲間に秘密を抱え続ける私の自信のなさが原因だったのです。
音楽は中途半端になってしまったけど、私はそれでも、家族の生活のためには努力したと思います。私は、病気を打ち明けた妻とは、しっかりした絆を作りたかった。私の子どもには私のような屈折した人間になって欲しくなかった。
しかし、今年の3月のある日、妻は子どもを連れて黙って家を出ていきました。
誰もいない部屋に帰ると、私は、妻から、お前は愛楽園に帰れ、と言われているように思いました。アパートを引き払って、愛楽園に転がり込みました。
私は、すべてを失って、愛楽園の小さな部屋で、かえって冷静に自分を振り返りました。私はもう一度社会で生き直したいとこころから思いました。
そのころ、5月11日に、熊本の判決が出て、療養所の雰囲気が変わったことを実感しました。すぐ裁判に参加しました。
賠償金でビデオデッキを買って、自分の演奏しているライブビデオを見ました。歌っている自分自身を、一晩中、繰り返し繰り返し見続けました。
私は今からでもCDを作るぞと決心しました。音楽仲間を訪ね歩き、みんなに今まで秘密にしていた病気のことを打ち明けました。みんな驚き、そして励ましてくれました。
私はハンセン病から解放されたい。私はハンセン病の中の歌ではなく、ハンセン病から出ていく歌を作りたい。
私は今度こそ、療養所の籍を抹消して、正式に退園したい。一生内緒にしろ、と言われたことからできた自分の心の鎖を断ち切りたい。父親として、その姿を息子に見せてやりたい。
政府の方にはわかって欲しいことがあります。再入所したり、園に籍を置いたまま長期外出する人がいるのは、退所した人に何の経済的援助もなく、本人や医者にも病気に関する知識が薄く、社会の理解もないから、自信もお金もなくて療養所と縁が切れないのです。
音楽が聴く人がいて初めて成り立つように、理解のない社会では、生きていくのは難しいです。
ぜひとも、真に人々を解放する政策を実現して下さい。我々も社会で努力します。

posted by 後藤富和 at 07:30| 平和
2014年04月20日
劉福君物語4
九州二胡演奏祭(5/6アクロス福岡シンフォニーホール)まであと16日となりました。
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の4回目をご紹介します。
(4)「芸の奥」知りたくて長春へ
昨年末、熊本で公開された「變臉(へんめん)」という中国映画があった。
「変面王」といわれた大道芸人とその老人に買われた女の子の話だが、「あの芸を必死に盗もうとする少女の気持ち、痛いように分かったよ」と劉さんは話す。
いったん芸というものに触れたら、その奥を知りたくなる。「それは子供も大人も変わらない」
父から胡弓の手ほどきを受けた劉さんは小学、中学校と楽団の隊長となった。劉さんは「学校のスター」だった。
音楽学校に進学したかったが、家は貧しかった。炭鉱町の遼源にはそうした学校はなく、長春に出るしかなかった。母が隣の家から五元借りてきて与えた。長春駅に着いたときには寒さと空腹で倒れそうになった。
翌日試験を受けに行ったが、手が凍えて動かない。ストーブにかざして、指を温めたが、試験には失敗した。一人、自分よりうまい少女がいた。それを窓の外から聴き帰ってきた。
地元の高校を出て、炭鉱労働者になったが三ヶ月で辞め、仕立屋になっていた父の仕事を手伝った。仕立屋といっても百貨店の前にミシンを一台置いただけの露店。客が買ってきた布を裁断し、切り口がほころばないように縫うだけ。吹きさらしで、冬は寒かった。「あのころ、ラッパズボンがはやった。日本の映画の影響。高倉健が人気があった。」
客が途絶えると胡弓の練習に家に飛んで帰っていた。「そのことで父と何度もケンカになった。父は楽しみとして胡弓を与えたが、私はこれでもって人生を生きようと思うようになっていた。」
一年半後、遼源市の民間芸術院に団員となったが、長春の吉林芸術学院で学びたいとの夢は捨てきれなかった。雑技団にいた二兄の世話でときどき長春に出かけ、「瑞木先生」という胡弓の名人に見てもらった。「汽車賃がなく、友達の父親である駅員に頼み、石炭輸送の貨車にもぐりこんでいた。」
実技は自信があったが、筆記試験に歴史や数学が出てきて、不合格。二度目に合格した。その間、同学院に進み、「自分はネクラだな」と気づいた。「音楽をやるからには性格が明るくならなければ、と自分を変えようと思った。毎朝ジョギングをし、バスケットをやり、体も鍛えた。友人もいっぱいできた。妻は私を明るい人だといま、言ってくれます。」
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の4回目をご紹介します。
(4)「芸の奥」知りたくて長春へ
昨年末、熊本で公開された「變臉(へんめん)」という中国映画があった。
「変面王」といわれた大道芸人とその老人に買われた女の子の話だが、「あの芸を必死に盗もうとする少女の気持ち、痛いように分かったよ」と劉さんは話す。
いったん芸というものに触れたら、その奥を知りたくなる。「それは子供も大人も変わらない」
父から胡弓の手ほどきを受けた劉さんは小学、中学校と楽団の隊長となった。劉さんは「学校のスター」だった。
音楽学校に進学したかったが、家は貧しかった。炭鉱町の遼源にはそうした学校はなく、長春に出るしかなかった。母が隣の家から五元借りてきて与えた。長春駅に着いたときには寒さと空腹で倒れそうになった。
翌日試験を受けに行ったが、手が凍えて動かない。ストーブにかざして、指を温めたが、試験には失敗した。一人、自分よりうまい少女がいた。それを窓の外から聴き帰ってきた。
地元の高校を出て、炭鉱労働者になったが三ヶ月で辞め、仕立屋になっていた父の仕事を手伝った。仕立屋といっても百貨店の前にミシンを一台置いただけの露店。客が買ってきた布を裁断し、切り口がほころばないように縫うだけ。吹きさらしで、冬は寒かった。「あのころ、ラッパズボンがはやった。日本の映画の影響。高倉健が人気があった。」
客が途絶えると胡弓の練習に家に飛んで帰っていた。「そのことで父と何度もケンカになった。父は楽しみとして胡弓を与えたが、私はこれでもって人生を生きようと思うようになっていた。」
一年半後、遼源市の民間芸術院に団員となったが、長春の吉林芸術学院で学びたいとの夢は捨てきれなかった。雑技団にいた二兄の世話でときどき長春に出かけ、「瑞木先生」という胡弓の名人に見てもらった。「汽車賃がなく、友達の父親である駅員に頼み、石炭輸送の貨車にもぐりこんでいた。」
実技は自信があったが、筆記試験に歴史や数学が出てきて、不合格。二度目に合格した。その間、同学院に進み、「自分はネクラだな」と気づいた。「音楽をやるからには性格が明るくならなければ、と自分を変えようと思った。毎朝ジョギングをし、バスケットをやり、体も鍛えた。友人もいっぱいできた。妻は私を明るい人だといま、言ってくれます。」
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
posted by 後藤富和 at 07:48| 平和
宮里新一ライブ&トーク「マイペンライ」
「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』〜翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」で演奏するアーティスト宮里さんのライブの模様についてご紹介します。
ご覧ください。
昨日送った陳述書は宮里さんが沖縄愛楽園に在園していた2001年9月のものです。
みなさん、ライブに来てくださいね。

日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
ご覧ください。
昨日送った陳述書は宮里さんが沖縄愛楽園に在園していた2001年9月のものです。
みなさん、ライブに来てくださいね。

日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637

posted by 後藤富和 at 15:01| 平和
有明海の問題(解説)
有明海の問題が分かりにくくなっているので簡単に説明します。
1997年、諫早湾干拓事業によって諫早湾奥が締め切られました。締め切りと前後して有明海の環境は激変し甚大な漁業被害が発生し、多くの漁業者が自ら命を絶つこととなりました。
2010年12月、福岡高裁は、国に対して、3年以内に排水門を開放するよう命じましたが、履行期限である2013年12月を経過しても国は排水門を開けませんでした。確定判決を国が履行しないという憲政史上あってはならない事態が生じています。
今年4月11日、佐賀地裁は、国に対して、2か月以内に排水門を開放すること、及び2か月以内に開放しない場合は、漁民1人に1日あたり金1万円を払うよう命じました。確定判決を守らない国に対して裁判所が厳しい強制執行の判断を下したのです。
国はこの佐賀地裁の間接強制に決定に対して不当にも抗告をしました。
しかし、国がいたずらに時間を浪費している間にも漁業者たちの苦しみは続きます。
今、国がやるべきことは、メンツにこだわることでも、開門に反対する長崎県知事の顔色を伺うことでもありません。開門をしても農業に悪影響が出ないことは農水省自身が一番良く知っているはずです。
国は、長崎県知事の意見を根拠に開門を先延ばしにするのではなく、諫早湾、有明海で生じている漁業被害に真摯に向き合い、被害の回復、そして違法状態の解消のために、すみやかに開門の実現に向けた対策工事に着手すべきです。
1997年、諫早湾干拓事業によって諫早湾奥が締め切られました。締め切りと前後して有明海の環境は激変し甚大な漁業被害が発生し、多くの漁業者が自ら命を絶つこととなりました。
2010年12月、福岡高裁は、国に対して、3年以内に排水門を開放するよう命じましたが、履行期限である2013年12月を経過しても国は排水門を開けませんでした。確定判決を国が履行しないという憲政史上あってはならない事態が生じています。
今年4月11日、佐賀地裁は、国に対して、2か月以内に排水門を開放すること、及び2か月以内に開放しない場合は、漁民1人に1日あたり金1万円を払うよう命じました。確定判決を守らない国に対して裁判所が厳しい強制執行の判断を下したのです。
国はこの佐賀地裁の間接強制に決定に対して不当にも抗告をしました。
しかし、国がいたずらに時間を浪費している間にも漁業者たちの苦しみは続きます。
今、国がやるべきことは、メンツにこだわることでも、開門に反対する長崎県知事の顔色を伺うことでもありません。開門をしても農業に悪影響が出ないことは農水省自身が一番良く知っているはずです。
国は、長崎県知事の意見を根拠に開門を先延ばしにするのではなく、諫早湾、有明海で生じている漁業被害に真摯に向き合い、被害の回復、そして違法状態の解消のために、すみやかに開門の実現に向けた対策工事に着手すべきです。
posted by 後藤富和 at 15:41| 有明海
2014年04月21日
明日のterra cafe kenpou
明日のterra cafe kenpouについてご連絡いたします。
明日は、terra cafeメンバーの前田直樹君による「日韓未来ツアー報告」です。
terra cafeメンバーによる発表は、日高さんのナヌムの家報告、岡村さん、田中さんの沖縄平和スタディツアー報告以来です。20代の若い感性で見てきた韓国の報告です。
お楽しみに。
日時 4月22日(火)19時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
明日は、terra cafeメンバーの前田直樹君による「日韓未来ツアー報告」です。
terra cafeメンバーによる発表は、日高さんのナヌムの家報告、岡村さん、田中さんの沖縄平和スタディツアー報告以来です。20代の若い感性で見てきた韓国の報告です。
お楽しみに。
日時 4月22日(火)19時
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3丁目)
posted by 後藤富和 at 13:34| 平和
真の公共性とは
よみがえれ!有明訴訟の支援の方から、昨年、長崎地裁で私が陳述した意見をもう一度聴きたいとの要望を受けましたので再掲します。韓国の順天湾を例に「真の公共性」とは何かと突きつけたものです。
1 開門がもつ公共性
開門を行っても本件事業の効果は何ら失われない。むしろ、開門した方が大きな効果を生み出すものである。
すなわち、高潮が予測されるときに排水門を閉じればいいだけで防災効果は失われない。また、現状において破綻したと言ってもおかしくない諫早干拓地での営農は、開門することで、真の意味での環境保全型農業として漁業とともに両立発展し、地域経済の振興も図れるはずである。
準備書面8では、干潟保全を選択した韓国の順天市の例を参考に、早期に開門を実現することでもたらされる真の公共性について明らかにする。
2 順天市の取り組み
順天市は、釜山から鉄道でおよそ2時間半の距離にあり、2000年頃までは、これといった産業がない農業と漁業を中心とした地方都市であった。順天市には、諫早干拓潮受堤防の内側の干潟とほぼ同じ面積である順天湾干潟が広がっている。そこは、ナベヅル、コウノトリ、クロツラヘラサギなど約220種の鳥類が飛来し、ムツゴロウなど有明海や順天湾などごく一部の干潟でしかみられない魚介類が多数生息する生物多様性の宝庫である。
順天湾においても、諫早湾と同様、長年にわたって干拓が行われ、1990年代には、大型公共事業が持ち上がり、順天湾の開発に賛成する市民や工事業者と、反対する市民やNGOとの激しい対立がはじまった。
諫早湾が潮受堤防で締め切られた1997年、順天市では、順天湾を保全するか開発するかについて公開討論会を開催している。討論会を繰り返す中で、市民や市関係者らが海外の先進事例を視察し学んだ結果、これまで開発推進派だった市民の中にも順天湾保全の機運が高まっていった。
2003年、順天湾協議会が始まり、その中で、順天湾保全の方針が決まった。それ以降、順天市は、市域を市街地、生態縁辺部、推移地域、緩衝地域、環境保全地域などに区分けし干潟の生態を保全した。例えば、干拓によって農耕地になった部分を湿地に復元する事業を行ったり、渡り鳥の保護のために電柱を撤去する事業も行ったり、有機農業を徹底したり。水質保全のために順天湾に面した郷土料理店に立ち退いてもらったりした。当初、市民らの反発もあったが、これら干潟保全の徹底した取り組みの結果、順天湾には多くの観光客が訪れ、移転した飲食店にも従来以上の観光客が押し寄せるなど市民に大きな利益をもたらす結果となっている。
順天湾保全の取り組みは、韓国国内だけでなく国際的にも高く評価され、2006年に、国際的に重要な湿地であるとしてラムサール条約に登録された。
2008年、世界NGO湿地会議が順天市で開催された。また、同年開催されたラムサール条約第10回締約国会議では、順天湾が公式エクスカーションの場に選ばれ、各国の政府代表者やNGOが順天湾を訪れた。ちなみに、これらの国際会議において、いまだに無意味な環境破壊を行っているとして国際社会から名指しで批判されたのが「ISAHAYA」である。
さらに、同年、順天市は、韓国環境府が主催する第1回水環境大賞を受賞した。ちなみに、この時、海外における優れた水環境保全の取り組みとしてガイヤ賞を与えられたのは、原告弁護団である「よみがえれ!有明弁護団」である。
2010年には、順天市は、国連「住みやすい都市」銀賞に選ばれている。
そして、今年、順天湾周辺を会場に「国際庭園博覧会」が開催され、内外から多くの観光客が順天市を訪れている。東京や大阪、福岡からもツアーが組まれており、多くの日本人も順天市を訪れている。
順天湾を訪れる観光客の数は、2002年には年間10万人程度であったが、2010年には30倍の年間300万人に膨らみ、今年は500万人もしくはそれをはるかに超える観光客が干潟を訪れるのではないかと言われている。
経済的には、順天湾の保全のために順天市がかけた費用の10倍以上の効果を生み出している。
3 真の公共性の実現〜諫早と順天、二つの都市の歩み〜
順天市において、干潟の開発か保全かの公開討論会で議論されている頃、諫早では、市民の反対を押し切り潮受堤防が締め切られた。それから、16年、諫早市と順天湾とは全く違った道を歩んだ。
特に産業のない地方都市であった順天市は、今や国際会議や博覧会が開かれ、年間300万人以上が干潟を訪れる韓国有数の環境観光都市に成長した。
これに対し、諫早市は、潮受堤防締め切り以降、漁業者の自殺が社会問題となる程、漁業は衰退し、さらには諫早干拓で生まれた農地をはるかに上回る耕作放棄地が生まれ、市街地はいわゆるシャッター街の様相を呈している。
順天市でできたことが諫早でできない理由はない。
諫早湾の締切によって破壊された環境を再生させるという壮大なプロジェクトは、自然再生のモデルケースとして世界中から注目されるはずであり、成功の暁には、世界中から政府関係者や研究者、NGOが訪問し、諫早市の成功に学ぶであろう。諫早湾がラムサール条約に登録されるのも夢ではない。
また、一度破壊した自然環境を再生する取り組みは絶好の環境教育の場ともなり、諫早市には全国各地から修学旅行の学生達が訪れるであろう。
さらに、有明海の再生を成功させたとして諫早干拓地での農産物はブランド化し高い価格で取引されるであろう。
開門を悲劇と捉えるのではなく、前向きに受け入れ、環境と地域の再生という目的を明確に持ってNGOや市民らとともに協力して取り組むべきである。これこそが、真の意味での「公共事業」である。
1 開門がもつ公共性
開門を行っても本件事業の効果は何ら失われない。むしろ、開門した方が大きな効果を生み出すものである。
すなわち、高潮が予測されるときに排水門を閉じればいいだけで防災効果は失われない。また、現状において破綻したと言ってもおかしくない諫早干拓地での営農は、開門することで、真の意味での環境保全型農業として漁業とともに両立発展し、地域経済の振興も図れるはずである。
準備書面8では、干潟保全を選択した韓国の順天市の例を参考に、早期に開門を実現することでもたらされる真の公共性について明らかにする。
2 順天市の取り組み
順天市は、釜山から鉄道でおよそ2時間半の距離にあり、2000年頃までは、これといった産業がない農業と漁業を中心とした地方都市であった。順天市には、諫早干拓潮受堤防の内側の干潟とほぼ同じ面積である順天湾干潟が広がっている。そこは、ナベヅル、コウノトリ、クロツラヘラサギなど約220種の鳥類が飛来し、ムツゴロウなど有明海や順天湾などごく一部の干潟でしかみられない魚介類が多数生息する生物多様性の宝庫である。
順天湾においても、諫早湾と同様、長年にわたって干拓が行われ、1990年代には、大型公共事業が持ち上がり、順天湾の開発に賛成する市民や工事業者と、反対する市民やNGOとの激しい対立がはじまった。
諫早湾が潮受堤防で締め切られた1997年、順天市では、順天湾を保全するか開発するかについて公開討論会を開催している。討論会を繰り返す中で、市民や市関係者らが海外の先進事例を視察し学んだ結果、これまで開発推進派だった市民の中にも順天湾保全の機運が高まっていった。
2003年、順天湾協議会が始まり、その中で、順天湾保全の方針が決まった。それ以降、順天市は、市域を市街地、生態縁辺部、推移地域、緩衝地域、環境保全地域などに区分けし干潟の生態を保全した。例えば、干拓によって農耕地になった部分を湿地に復元する事業を行ったり、渡り鳥の保護のために電柱を撤去する事業も行ったり、有機農業を徹底したり。水質保全のために順天湾に面した郷土料理店に立ち退いてもらったりした。当初、市民らの反発もあったが、これら干潟保全の徹底した取り組みの結果、順天湾には多くの観光客が訪れ、移転した飲食店にも従来以上の観光客が押し寄せるなど市民に大きな利益をもたらす結果となっている。
順天湾保全の取り組みは、韓国国内だけでなく国際的にも高く評価され、2006年に、国際的に重要な湿地であるとしてラムサール条約に登録された。
2008年、世界NGO湿地会議が順天市で開催された。また、同年開催されたラムサール条約第10回締約国会議では、順天湾が公式エクスカーションの場に選ばれ、各国の政府代表者やNGOが順天湾を訪れた。ちなみに、これらの国際会議において、いまだに無意味な環境破壊を行っているとして国際社会から名指しで批判されたのが「ISAHAYA」である。
さらに、同年、順天市は、韓国環境府が主催する第1回水環境大賞を受賞した。ちなみに、この時、海外における優れた水環境保全の取り組みとしてガイヤ賞を与えられたのは、原告弁護団である「よみがえれ!有明弁護団」である。
2010年には、順天市は、国連「住みやすい都市」銀賞に選ばれている。
そして、今年、順天湾周辺を会場に「国際庭園博覧会」が開催され、内外から多くの観光客が順天市を訪れている。東京や大阪、福岡からもツアーが組まれており、多くの日本人も順天市を訪れている。
順天湾を訪れる観光客の数は、2002年には年間10万人程度であったが、2010年には30倍の年間300万人に膨らみ、今年は500万人もしくはそれをはるかに超える観光客が干潟を訪れるのではないかと言われている。
経済的には、順天湾の保全のために順天市がかけた費用の10倍以上の効果を生み出している。
3 真の公共性の実現〜諫早と順天、二つの都市の歩み〜
順天市において、干潟の開発か保全かの公開討論会で議論されている頃、諫早では、市民の反対を押し切り潮受堤防が締め切られた。それから、16年、諫早市と順天湾とは全く違った道を歩んだ。
特に産業のない地方都市であった順天市は、今や国際会議や博覧会が開かれ、年間300万人以上が干潟を訪れる韓国有数の環境観光都市に成長した。
これに対し、諫早市は、潮受堤防締め切り以降、漁業者の自殺が社会問題となる程、漁業は衰退し、さらには諫早干拓で生まれた農地をはるかに上回る耕作放棄地が生まれ、市街地はいわゆるシャッター街の様相を呈している。
順天市でできたことが諫早でできない理由はない。
諫早湾の締切によって破壊された環境を再生させるという壮大なプロジェクトは、自然再生のモデルケースとして世界中から注目されるはずであり、成功の暁には、世界中から政府関係者や研究者、NGOが訪問し、諫早市の成功に学ぶであろう。諫早湾がラムサール条約に登録されるのも夢ではない。
また、一度破壊した自然環境を再生する取り組みは絶好の環境教育の場ともなり、諫早市には全国各地から修学旅行の学生達が訪れるであろう。
さらに、有明海の再生を成功させたとして諫早干拓地での農産物はブランド化し高い価格で取引されるであろう。
開門を悲劇と捉えるのではなく、前向きに受け入れ、環境と地域の再生という目的を明確に持ってNGOや市民らとともに協力して取り組むべきである。これこそが、真の意味での「公共事業」である。
posted by 後藤富和 at 15:55| 有明海
今後のterra cafe kenpouの予定
terra cafe kenpouの今後の予定を反映させた最新のチラシを大橋法律事務所HPにアップしました。
ご活用下さい。
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
4/22 日韓未来ツアー報告(前田直樹さん)
4/26 宮里新一ライブ&トーク「マイペンライ」(参加費500円)
5/13 慰安婦語り部(具島順子さん)
5/20 憲法学習(映画「戦争をしない国 日本」)
5/27 秘密保護法(レーン・宮沢事件)
6/3 調整中
6/10 調整中
6/17 秘密保護法と集団的自衛権解説(近藤恭典弁護士)
ご活用下さい。
http://www.ohashilo.jp/pdf/TerraCafeKENPOU.pdf
4/22 日韓未来ツアー報告(前田直樹さん)
4/26 宮里新一ライブ&トーク「マイペンライ」(参加費500円)
5/13 慰安婦語り部(具島順子さん)
5/20 憲法学習(映画「戦争をしない国 日本」)
5/27 秘密保護法(レーン・宮沢事件)
6/3 調整中
6/10 調整中
6/17 秘密保護法と集団的自衛権解説(近藤恭典弁護士)
posted by 後藤富和 at 18:50| 平和
2014年04月22日
劉福君物語5
九州二胡演奏祭(5/6アクロス福岡シンフォニーホール)まであと14日となりました。
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の5回目をご紹介します。
(5)いろんな人に支えられ・・
劉さんは料理が得意だ。台所に立つのが少しも苦痛ではない。「今日は私が当番ね」と言って、夕食を作る。それが実に手際がいい。あっという間に、料理がテーブルに並ぶ。テレビの「料理の鉄人」のファンだ。スーパーにも買い出しにいく。「日本の男性はそこまでやってくれない。いい人を見つけた」と妻の智子さんはうふふと笑う。「お惣菜を作らせたら、私はプロ」と劉さんは威張って見せる。
熊本大学教育学部音楽科に留学して来て、最初にアルバイトをしたのは大学の近くのギョウザ屋さんだった。そこに四ヶ月ほど働き、岩田屋八階にある中華園に移った。「ご主人がやさしい人で、『音楽家なら、手が荒れてはいけない』と皿洗いをさせてくれなかった」。交通センター地階に中華園がお惣菜の店を出し、そこでフライパンを握るようになった。
私費留学だ。授業料から生活費まで全部、自分が稼がねばならなかった。身元引受人の福岡市在住の胡弓の大家、趙国良先生に「お金はあるの」と聞かれ「はい」とミエを張ったが、無一文だった。すぐにバレてしまい、趙先生の義弟李健さん(母親が日本人残留孤児)がお金をこしらえてくれ、趙先生が布団を持たせた。趙先生は、吉林省民族楽団の大先輩である。「まったく日本語が話せない。言葉には苦労しました。でも、私を引き受けてくれた熊大の渡辺学、吉永誠吾先生のほうがもっと困惑されただろう、と今になって思います」いろんな世話になってきた。
趙先生の紹介で琴演奏家の井上通代さんには部屋探しから付き合ってもらった。ギョウザ屋さんにアルバイトの話をつけてくれたのも彼女だ。留学期間が終わり、上通りのビルの中にあった「オフィスさらら」に一年間勤めた。「中国大好きの人々が集まってくる店」で、経営者の末藤朋子さんはリサイタル等も企画してくれた。いま、末藤さんは上海に店を開いている。初めてリサイタルを開き、びっくりした。アルバイト先のお惣菜屋さんのまわりの店の主人やパートの人たちが花束を持って大挙して来てくれていた。最初のアルバイト先のギョウザ屋の奥さんもにこにこ笑いながら、近づいてきて「おめでとう」と言ってくれた。
ところで劉さんが好きなもう一つの番組は大相撲だ。貴乃花の大ファン。「相手を押し出すときにも乱暴にはしない。けがをしないよう手で支えたりする。そのやさしさが好き」
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の5回目をご紹介します。
(5)いろんな人に支えられ・・
劉さんは料理が得意だ。台所に立つのが少しも苦痛ではない。「今日は私が当番ね」と言って、夕食を作る。それが実に手際がいい。あっという間に、料理がテーブルに並ぶ。テレビの「料理の鉄人」のファンだ。スーパーにも買い出しにいく。「日本の男性はそこまでやってくれない。いい人を見つけた」と妻の智子さんはうふふと笑う。「お惣菜を作らせたら、私はプロ」と劉さんは威張って見せる。
熊本大学教育学部音楽科に留学して来て、最初にアルバイトをしたのは大学の近くのギョウザ屋さんだった。そこに四ヶ月ほど働き、岩田屋八階にある中華園に移った。「ご主人がやさしい人で、『音楽家なら、手が荒れてはいけない』と皿洗いをさせてくれなかった」。交通センター地階に中華園がお惣菜の店を出し、そこでフライパンを握るようになった。
私費留学だ。授業料から生活費まで全部、自分が稼がねばならなかった。身元引受人の福岡市在住の胡弓の大家、趙国良先生に「お金はあるの」と聞かれ「はい」とミエを張ったが、無一文だった。すぐにバレてしまい、趙先生の義弟李健さん(母親が日本人残留孤児)がお金をこしらえてくれ、趙先生が布団を持たせた。趙先生は、吉林省民族楽団の大先輩である。「まったく日本語が話せない。言葉には苦労しました。でも、私を引き受けてくれた熊大の渡辺学、吉永誠吾先生のほうがもっと困惑されただろう、と今になって思います」いろんな世話になってきた。
趙先生の紹介で琴演奏家の井上通代さんには部屋探しから付き合ってもらった。ギョウザ屋さんにアルバイトの話をつけてくれたのも彼女だ。留学期間が終わり、上通りのビルの中にあった「オフィスさらら」に一年間勤めた。「中国大好きの人々が集まってくる店」で、経営者の末藤朋子さんはリサイタル等も企画してくれた。いま、末藤さんは上海に店を開いている。初めてリサイタルを開き、びっくりした。アルバイト先のお惣菜屋さんのまわりの店の主人やパートの人たちが花束を持って大挙して来てくれていた。最初のアルバイト先のギョウザ屋の奥さんもにこにこ笑いながら、近づいてきて「おめでとう」と言ってくれた。
ところで劉さんが好きなもう一つの番組は大相撲だ。貴乃花の大ファン。「相手を押し出すときにも乱暴にはしない。けがをしないよう手で支えたりする。そのやさしさが好き」
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
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■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
posted by 後藤富和 at 07:39| 平和
よみがえれ!有明海・国会通信188号-190号
明日、国会議員と農水省職員に配布する「よみがえれ!有明海・国会通信」188号-190号を大橋法律事務所のサイトにアップしました。
188号「アオコ増加で毒素拡散の恐れ 諫早湾、魚介類汚染の危険」
http://www.ohashilo.jp/active/ariake_pdf/ariake188.pdf
189号「諫早開門しないなら国に制裁金」
http://www.ohashilo.jp/active/ariake_pdf/ariake189.pdf
190号「漁業者「一歩前進」と歓迎も 抗告には怒り」
http://www.ohashilo.jp/active/ariake_pdf/ariake190.pdf
バックナンバー
http://www.ohashilo.jp/active/ariake.html
韓国語版(86号)
http://www.ohashilo.jp/active/ariake_pdf/ariake086korean.pdf
188号「アオコ増加で毒素拡散の恐れ 諫早湾、魚介類汚染の危険」
http://www.ohashilo.jp/active/ariake_pdf/ariake188.pdf
189号「諫早開門しないなら国に制裁金」
http://www.ohashilo.jp/active/ariake_pdf/ariake189.pdf
190号「漁業者「一歩前進」と歓迎も 抗告には怒り」
http://www.ohashilo.jp/active/ariake_pdf/ariake190.pdf
バックナンバー
http://www.ohashilo.jp/active/ariake.html
韓国語版(86号)
http://www.ohashilo.jp/active/ariake_pdf/ariake086korean.pdf
posted by 後藤富和 at 08:58| 有明海
今夜のterra cafe kenpou
今夜のterra cafe kenpouでは、3月に行った「日韓未来バスツアー」の報告会を行いました。報告者はterra cafeメンバーの前田直樹君。33人参加でした。
本日のterra cafeの模様は、5/2(金)18:15からのRKBテレビ「今日感ニュース」で放映されます。
次回のterra cafeは今週土曜日(4/26)の宮里新一ライブ「マイペンライ」です。
みなさん聴きに来て下さい。
お楽しみに。
本日のterra cafeの模様は、5/2(金)18:15からのRKBテレビ「今日感ニュース」で放映されます。
次回のterra cafeは今週土曜日(4/26)の宮里新一ライブ「マイペンライ」です。
みなさん聴きに来て下さい。
お楽しみに。
posted by 後藤富和 at 21:00| 平和
2014年04月24日
宮里新一ライブ&トーク「マイペンライ」
「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』〜翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」に出演する宮里新一の歌と生き方に心を動かされた大分県の小学校の先生が子どもたちのために紙芝居を作りました。
さあ、森の中の素敵なお話のはじまり、はじまり〜!
http://www5d.biglobe.ne.jp/~naoko-k/story.htm
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
さあ、森の中の素敵なお話のはじまり、はじまり〜!
http://www5d.biglobe.ne.jp/~naoko-k/story.htm
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
posted by 後藤富和 at 07:34| 平和
劉福君物語6
九州二胡演奏祭(5/6アクロス福岡シンフォニーホール)まであと12日となりました。
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の6回目をご紹介します。
(6)胡弓一筋、海外演奏もしたい
「とにかく辛抱です」
劉さんは胡弓の生徒さんにまずそう言い渡す。姿勢を正し、右手に弓を持ち、二本の弦の間をただただ左右に動かす。これが難しい。
ちゃんと弓が動き出したところで「春の小川」から始める」3(ミ)5(ソ)6(ラ)5(ソ)・・。胡弓の楽譜は五線譜でなく、数字で表される。ここまでくると練習が楽しくなる。
熊本市新町のマンションに劉さんの自宅と「胡弓教室」はある。そのマンションは義父の平田幸二(56)さんの経営だ。教室には七十八才のお年寄りから十三歳の中学生まで通ってくる。長崎市にも教室があり、月に二度、高速道路を愛車を飛ばしてでかける。来月からは大分市でも教室を開く。
「胡弓は東洋のバイオリンです」というのが劉さんの考えだ。「いや、東洋人にとってはもっと感情豊かに表現できる」と言う。その音色は人間の声に近い。「だから歌うように奏でるのです」。「赤とんぼ」「五木の子守唄」「夏の思い出」「ちんちん千鳥」「出船」「月の砂漠」・・。次々と劉さんは弾いてみせる。かぐや姫の「神田川」、美空ひばりの「悲しい酒」、「川の流れのように」。頭の中に楽譜が詰まっている。「クラシックが演歌より高級という考えはとりたくない」。ピアノや日本の琴、ギターなどとも合奏する。吉林省民族楽団の先輩で、佐賀県多久市に在住する江舟さん(琴)、趙勇さん(楊琴)と組むこともある。
中国の音楽事情もずいぶん変わってきている。西洋音楽が台頭し、若者たちもロックなどを好むようになってきた。電子楽器も普及しており、伝統的な楽器は押され気味だ。「百花繚乱です。でも国家公務員扱いだった民族楽団の団員たちも自立を求められている。日本にやってきたいともらす仲間は多い」。
結婚して、子供が出来て「劉さん、明るくなったね」と皆から言われるという。さてこれから。「道は一筋。胡弓の道です。いろんなことをやりたい。コンサートも自分で企画したい。海外演奏もしたい。その前にもっともっと胡弓を知ってもらいたい」。小学校や老人ホーム等から頼まれると、「ボランティア精神」で出掛ける。日本の童謡を奏でると、お年寄りは涙を流す。子供たちも静かに聞き入る。父母たちは感激してしまう。「日本のメロディの美しさを胡弓の演奏で再発見してくれるんです」。
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
熊本日日新聞に連載された「春風を奏でるように〜劉福君物語〜」の6回目をご紹介します。
(6)胡弓一筋、海外演奏もしたい
「とにかく辛抱です」
劉さんは胡弓の生徒さんにまずそう言い渡す。姿勢を正し、右手に弓を持ち、二本の弦の間をただただ左右に動かす。これが難しい。
ちゃんと弓が動き出したところで「春の小川」から始める」3(ミ)5(ソ)6(ラ)5(ソ)・・。胡弓の楽譜は五線譜でなく、数字で表される。ここまでくると練習が楽しくなる。
熊本市新町のマンションに劉さんの自宅と「胡弓教室」はある。そのマンションは義父の平田幸二(56)さんの経営だ。教室には七十八才のお年寄りから十三歳の中学生まで通ってくる。長崎市にも教室があり、月に二度、高速道路を愛車を飛ばしてでかける。来月からは大分市でも教室を開く。
「胡弓は東洋のバイオリンです」というのが劉さんの考えだ。「いや、東洋人にとってはもっと感情豊かに表現できる」と言う。その音色は人間の声に近い。「だから歌うように奏でるのです」。「赤とんぼ」「五木の子守唄」「夏の思い出」「ちんちん千鳥」「出船」「月の砂漠」・・。次々と劉さんは弾いてみせる。かぐや姫の「神田川」、美空ひばりの「悲しい酒」、「川の流れのように」。頭の中に楽譜が詰まっている。「クラシックが演歌より高級という考えはとりたくない」。ピアノや日本の琴、ギターなどとも合奏する。吉林省民族楽団の先輩で、佐賀県多久市に在住する江舟さん(琴)、趙勇さん(楊琴)と組むこともある。
中国の音楽事情もずいぶん変わってきている。西洋音楽が台頭し、若者たちもロックなどを好むようになってきた。電子楽器も普及しており、伝統的な楽器は押され気味だ。「百花繚乱です。でも国家公務員扱いだった民族楽団の団員たちも自立を求められている。日本にやってきたいともらす仲間は多い」。
結婚して、子供が出来て「劉さん、明るくなったね」と皆から言われるという。さてこれから。「道は一筋。胡弓の道です。いろんなことをやりたい。コンサートも自分で企画したい。海外演奏もしたい。その前にもっともっと胡弓を知ってもらいたい」。小学校や老人ホーム等から頼まれると、「ボランティア精神」で出掛ける。日本の童謡を奏でると、お年寄りは涙を流す。子供たちも静かに聞き入る。父母たちは感激してしまう。「日本のメロディの美しさを胡弓の演奏で再発見してくれるんです」。
http://www.liu-fk.com/profile.html
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
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■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
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posted by 後藤富和 at 18:49| 平和
2014年04月25日
宮里新一ライブ&トーク「マイペンライ」
「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』〜翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」で宮里さんが歌う「マイペンライ」の詩を紹介します。ライブはいよいよ明日です。おこしください。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~naoko-k/poemindex.htm
マイペンライ
さりげない風に吹かれて 何も考えないで
消えて行く面影を 胸に焼き付けて
輝いている星空に 想いの半分さえ
ぶつけてみたいと歌い続けた 僕の歌
悲しいくらいに 何もなかった僕に
風は冷たかったよ 心を引き裂くほど それでも
マイペンライ 大丈夫さ マイペンライ 大丈夫さ
マイペンライ 大丈夫さ ある人が教えてくれた言葉
打ちひしがれた心の中に 求めて止まない言葉がある
歌うことは生きることだって 突き刺さってきたマイペンライ
マイペンライ アジアの言葉 心に温まるほど
自分たちの国の行方を 歌い続けていたカラワンバンド
そんな言葉が 解ったときには
今の僕は風の中に消えてゆくよ それでも
マイペンライ 大丈夫さ マイペンライ 大丈夫さ
マイペンライ 大丈夫さ 血と汗にまみれた言葉
もう やる瀬ない思いもないよ 掴めなかった何かが
心の奥深くから 叫び続けてくるよ
マイペンライ 大丈夫さ マイペンライ 大丈夫さ
マイペンライ チヤーガラナイサ ある人が教えてくれた言葉
マイペンライ 大丈夫さ マイペンライ 大丈夫さ
マイペンライ 大丈夫さ 僕には歌があるから
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
http://www5d.biglobe.ne.jp/~naoko-k/poemindex.htm
マイペンライ
さりげない風に吹かれて 何も考えないで
消えて行く面影を 胸に焼き付けて
輝いている星空に 想いの半分さえ
ぶつけてみたいと歌い続けた 僕の歌
悲しいくらいに 何もなかった僕に
風は冷たかったよ 心を引き裂くほど それでも
マイペンライ 大丈夫さ マイペンライ 大丈夫さ
マイペンライ 大丈夫さ ある人が教えてくれた言葉
打ちひしがれた心の中に 求めて止まない言葉がある
歌うことは生きることだって 突き刺さってきたマイペンライ
マイペンライ アジアの言葉 心に温まるほど
自分たちの国の行方を 歌い続けていたカラワンバンド
そんな言葉が 解ったときには
今の僕は風の中に消えてゆくよ それでも
マイペンライ 大丈夫さ マイペンライ 大丈夫さ
マイペンライ 大丈夫さ 血と汗にまみれた言葉
もう やる瀬ない思いもないよ 掴めなかった何かが
心の奥深くから 叫び続けてくるよ
マイペンライ 大丈夫さ マイペンライ 大丈夫さ
マイペンライ チヤーガラナイサ ある人が教えてくれた言葉
マイペンライ 大丈夫さ マイペンライ 大丈夫さ
マイペンライ 大丈夫さ 僕には歌があるから
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
主催 中央区九条の会、terra cafe kenpou、原発なくそう!中央区の会、福岡県民主医療機関連合会、公益社団法人福岡医療団、浄土真宗光円寺
お問合せ 大橋法律事務所(担当後藤)
gotou@ohashilo.jp
TEL 092-512-1636/FAX 092-512-1637
posted by 後藤富和 at 07:38| 平和
2014年04月26日
【本日】宮里新一ライブ&トーク
本日、 「宮里新一ライブ&トーク『マイペンライ』
~翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
ライブの模様
<ご来場お待ちしています。>
~翻弄されてきたもの・ハンセン病・沖縄」
日時 4月26日(土)18時
会場 光円寺本堂(福岡市中央区天神3-12-3)
入場 500円(高校生以下無料)
ライブの模様
<ご来場お待ちしています。>
posted by 後藤富和 at 10:58| 平和
2014年04月28日
【二胡演奏祭】中国総領事からメッセージ
九州二胡演奏祭(5/6アクロス福岡シンフォニーホール)まであと8日となりました。
李天然駐福岡中国総領事から激励が寄せられました。その一部を紹介します。
「演奏祭の成功を祈ります」
「中国と日本は一番近い隣国で、長い歴史の中で、多くの人々が往来し、交流を通して、素晴らしい文化を共有し、創造し、育ててきました。二胡は中国を代表する民族楽器で、そのルーツは唐代に遡ると言われています。人の声に近い哀愁と郷愁を帯びた独特の音色と旋律が多くの人の心を惹き付けます。もちろん、炉火純青といわれるほどの優れた二胡演奏名家になるためには、積み重ねた工夫と抜群のセンスが求められます。二胡の魅力と演奏家の素晴らしい演奏を存分にご堪能になりながら、楽しい一時をお過ごしください。
目下、中日両国は歴史問題と領土問題でギクシャクしておりますが、今のような時期だからこそ、文化交流をはじめとする民間交流をより一層推進しなければなりません。善隣的な関係を発展していくことは中日両国にとって、唯一の選択と言えます。中国駐福岡総領事館は今後とも皆様と一緒に中日関係の改善と発展のために努力していく所存です。演奏祭のご成功と皆様のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。」
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
Eメール gotou@ohashilo.jp
お問い合わせフォーム
http://www.ohashilo.jp/mail.html
李天然駐福岡中国総領事から激励が寄せられました。その一部を紹介します。
「演奏祭の成功を祈ります」
「中国と日本は一番近い隣国で、長い歴史の中で、多くの人々が往来し、交流を通して、素晴らしい文化を共有し、創造し、育ててきました。二胡は中国を代表する民族楽器で、そのルーツは唐代に遡ると言われています。人の声に近い哀愁と郷愁を帯びた独特の音色と旋律が多くの人の心を惹き付けます。もちろん、炉火純青といわれるほどの優れた二胡演奏名家になるためには、積み重ねた工夫と抜群のセンスが求められます。二胡の魅力と演奏家の素晴らしい演奏を存分にご堪能になりながら、楽しい一時をお過ごしください。
目下、中日両国は歴史問題と領土問題でギクシャクしておりますが、今のような時期だからこそ、文化交流をはじめとする民間交流をより一層推進しなければなりません。善隣的な関係を発展していくことは中日両国にとって、唯一の選択と言えます。中国駐福岡総領事館は今後とも皆様と一緒に中日関係の改善と発展のために努力していく所存です。演奏祭のご成功と皆様のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。」
日本中国友好協会福岡県連合会 創立60周年記念
九州二胡演奏祭
劉福君二胡教室 定期演奏会
〜みんなで奏でる二胡のハーモニー〜
http://ncf.way-nifty.com/niko/
■日時:2014年5月6日(火・休)
開場 13:00 / 開演 13:30
■会場:アクロス福岡 シンフォニーホール
福岡市中央区天神1-1-1 TEL 092-725-9113
■入場料(全席自由): 一般 2,000円 学生・帰国者 1,000円
大橋法律事務所でチケットを取り扱っています。
お買い求め、お問い合わせは大橋法律事務所(担当後藤)まで。
電話 092-512-1636
FAX 092-512-1637
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■主な演奏曲目 ※都合により曲目を変更する場合がございます。
胡琴際序曲、島の風、江南春色、リベルタンゴ、涙そうそう、
陽関三叠、紅梅随想曲 他
■出演: 龔林(指揮者) 王永徳(二胡) 武楽群(二胡)
沈兵(揚琴) 海童(三線) 劉福君(二胡)
■主催:日中友好協会福岡県連合会 / 劉福君二胡教室
■後援:中華人民共和国駐福岡総領事館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、日本二胡振興会、福岡文化連盟、渇ヘ合楽器製作所、福岡日中文化センター
■お問い合わせ: 大橋法律事務所(担当後藤)
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