【明日のイベント】
原発なくそう!九州玄海訴訟の原告である山本太郎氏や、同訴訟弁護団の仁比聡平氏が参議院議員となるなど国政の場における脱原発の大きな力を得ました。しかし、原発の廃炉をうたった自民党候補が当選直後に政府の方針に従うと発言するなど、原発推進勢力はますます増長しています。
また、改憲勢力が憲法改正に必要な3分の2の議席を確保することは阻止しましたが、麻生副総理がナチスを手本に改憲すると明言したり、政界再編の可能性など予断を許さない状態です。
3年後の参議院選挙では憲法改正に向け3分の2の議席の確保を目指す動きが強くなるはずです。
原発推進と憲法の改正はブレーキのない車の両輪となって国民を破滅の道に導きます。
次の選挙までの3年間で、私たちは、多くの市民に脱原発をアピールし、憲法の意義と自民党憲法改正草案の恐ろしさを伝える必要があります。
そこで、この度、福岡市中央区の市民が中心となって「中央区9条の会」を結成します。
その結成総会を下記日程で行います。
この集まりの特徴は、企画運営を20代30代の「普通の」若者たちが担っているという点です。脱原発の運動の中から風船プロジェクトに集い、そして原発、改憲の恐ろしさに気付いた若者たちです。
スケジュールを見ても分かりますが、この総会のメインは若者とシニアのしゃべり場(トークライブ)です。これまで憲法を知らなかった「普通の」若者たちが何を考え、何を求めているのか率直にトークします。話題は憲法、平和、原発、労働と多岐にわたるでしょう。
また、ギターライブも行います。「ぜんぶウソだったんだぜ」をみんなで歌いましょう。
原発なくそう!九州玄海訴訟の訴えも行います。
ぜひお友達をお誘いの上、ご参加ください。
中央区在住かどうかに関わりなくどなたでもご参加いただけます。
お待ちしてます。
【日時】8月3日(土)14:00〜16:30
【場所】福岡市立婦人会館大研修室(あいれふ9F) 福岡市中央区舞鶴2−5−1
【資料代】100円
【当日のスケジュール】
14:00〜14:20 中央区九条の会結成報告
14:20〜15:50 若者とシニアのしゃべり場
15:50〜16:20 ギター演奏、みんなで歌おう
16:20〜16:30 “terra cafe kenpou" の紹介
【主催】福岡市中央区九条の会結成準備会
2013年08月02日
【明日】中央区9条の会結成総会
posted by 後藤富和 at 13:59| 平和
大人がやるべきことは改憲に反対の声をあげること
麻生氏の「ナチスに学べ」発言は、撤回して済むという問題ではありません。
友人である佐賀の甲木弁護士が指摘していましたが、いくら麻生氏がその場の発言を撤回しようとも、自民党憲法改正草案自体が、明確にナチス時代を目標にしています。麻生氏の発言を撤回するというのであれば、そもそも自民党憲法改正草案を引っ込めるべきです。
麻生氏が発言を撤回したのは単にアメリカからの圧力です。安倍首相や麻生氏らはアメリカから批判されたらシュンとするけど、日本国内やアジアの国々からの批判には知らんぷりをします。
慰安婦発言を謝罪したのもアメリカの議会に対してであって、慰安婦被害者には謝罪しません。謝る相手が違います。
自民党憲法改正草案を少しでも読んでみると分かります。
自衛隊は「国防軍」になりますが、国防軍の役割を北朝鮮や中国の脅威から国民を守るなんてお気楽なことを考えている方は、ちゃんと自民党憲法改正草案を読んでください。
https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf
国防軍の目的は「国際的に協調して行われる活動」を行うこと。そして、国防軍は、国民と協力して資源を確保しなければなりません。
素直に読んでください。つまり、国防軍は、軍事同盟を結んでいるアメリカと一緒になって、中央アジアやアフリカの小国に攻め入って石油やレアメタルなどの資源を奪うのが主要な役割です。そして、国民はそれに協力しなければなりませんので、私達の子ども達が中央アジアやアフリカで人殺しをしなければならなくなります。
それを拒否すれば死刑または懲役300年です(石破氏談)。
また、国防軍は「公の秩序を維持するための活動」も行います。つまり、国防軍の銃口は戦争に反対する国民にも向けられるということです。
そして自民党憲法改正草案のもとでは「公益及び公の秩序を害する」表現は禁止されるので、戦争反対を訴えることすらできなくなります。
そうやって、平和を求めたり、脱原発の声を「公益に反する」として禁止し、それに反したものを非国民として処罰します。
67年間、平和を享受してきた大人たちが、こんな暗黒の社会に子ども達を押し込めようとしています。
北朝鮮が攻めてきたらどうすると勇ましいことを言う大人も多いですが、そういう人たちが戦場に行くことはありません。戦場で人殺しを強いられるのは、今、小学生や幼稚園の子ども達です。
勇ましいことを言う大人は大っ嫌いです。彼らは子ども達が犠牲になってものうのうと生き続け、戦後は掌を返したように戦勝国に尻尾を振る。ついこないだまで「鬼畜米英」と叫んで子ども達を戦場に送った大人達は、戦争に負けても死を選ぶことはなく、鬼畜であった米英に尻尾を振って再び権力を握った。こんな大人は大っ嫌い。本当の勇気は、今、子どもを守るために戦うこと。今、憲法改正反対の声をあげること。
昨日の朝日新聞「天声人語」は、僕からすると随分と麻生氏に対して気を使った言い回しをしており生ぬるいと感じますが、以下に引用します。
朝日新聞「天声人語」(8月1日)
ぎょっとした。麻生副総理が7月29日、ある会で改憲に触れて、こう述べたという。「気づいたら、ワイマール憲法がナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうか」。同僚記者の取材と麻生事務所に確認した結果をあわせ、以下紹介する▼麻生氏はまずナチスがどうやって独裁権力を獲得したかを語った。それは先進的なワイマール憲法の下でドイツ国民が選択したことだ、と。いかに憲法がよくても、そうしたことは起こるのだ、と▼次に、日本の改憲は騒々しいなかで決めてほしくないと強調した。それから冒頭の言葉を口にした。素直に聞けば、粛々と民主主義を破壊したナチスのやり方を見習え、ということになってしまう▼氏は「民主主義を否定するつもりはまったくない」と続けた。としても、憲法はいつの間にか変わっているくらいがいいという見解にうなずくことは到底できない▼ヒトラー政権は当時の議会の機能不全に乗じて躍り出た。対抗勢力を弾圧し、全権委任法とも授権法とも呼ばれる法律を作って、やりたい放題を可能にした。麻生氏の言うナチス憲法とはこの法のことか。そして戦争、ユダヤ人大虐殺へと至る▼巨大な罪を犯した権力集団を、ここで引き合いに出す発想が理解できない。熱狂の中での改憲は危うい、冷静で落ち着いた議論をすべきだという考えなら、わかる。なぜこれほど不穏当な表現を、あえてしなければならないのか。言葉の軽さに驚く。
朝日新聞の社説「麻生氏の発言ー立憲主義への無理解だ」
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
友人である佐賀の甲木弁護士が指摘していましたが、いくら麻生氏がその場の発言を撤回しようとも、自民党憲法改正草案自体が、明確にナチス時代を目標にしています。麻生氏の発言を撤回するというのであれば、そもそも自民党憲法改正草案を引っ込めるべきです。
麻生氏が発言を撤回したのは単にアメリカからの圧力です。安倍首相や麻生氏らはアメリカから批判されたらシュンとするけど、日本国内やアジアの国々からの批判には知らんぷりをします。
慰安婦発言を謝罪したのもアメリカの議会に対してであって、慰安婦被害者には謝罪しません。謝る相手が違います。
自民党憲法改正草案を少しでも読んでみると分かります。
自衛隊は「国防軍」になりますが、国防軍の役割を北朝鮮や中国の脅威から国民を守るなんてお気楽なことを考えている方は、ちゃんと自民党憲法改正草案を読んでください。
https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf
国防軍の目的は「国際的に協調して行われる活動」を行うこと。そして、国防軍は、国民と協力して資源を確保しなければなりません。
素直に読んでください。つまり、国防軍は、軍事同盟を結んでいるアメリカと一緒になって、中央アジアやアフリカの小国に攻め入って石油やレアメタルなどの資源を奪うのが主要な役割です。そして、国民はそれに協力しなければなりませんので、私達の子ども達が中央アジアやアフリカで人殺しをしなければならなくなります。
それを拒否すれば死刑または懲役300年です(石破氏談)。
また、国防軍は「公の秩序を維持するための活動」も行います。つまり、国防軍の銃口は戦争に反対する国民にも向けられるということです。
そして自民党憲法改正草案のもとでは「公益及び公の秩序を害する」表現は禁止されるので、戦争反対を訴えることすらできなくなります。
そうやって、平和を求めたり、脱原発の声を「公益に反する」として禁止し、それに反したものを非国民として処罰します。
67年間、平和を享受してきた大人たちが、こんな暗黒の社会に子ども達を押し込めようとしています。
北朝鮮が攻めてきたらどうすると勇ましいことを言う大人も多いですが、そういう人たちが戦場に行くことはありません。戦場で人殺しを強いられるのは、今、小学生や幼稚園の子ども達です。
勇ましいことを言う大人は大っ嫌いです。彼らは子ども達が犠牲になってものうのうと生き続け、戦後は掌を返したように戦勝国に尻尾を振る。ついこないだまで「鬼畜米英」と叫んで子ども達を戦場に送った大人達は、戦争に負けても死を選ぶことはなく、鬼畜であった米英に尻尾を振って再び権力を握った。こんな大人は大っ嫌い。本当の勇気は、今、子どもを守るために戦うこと。今、憲法改正反対の声をあげること。
昨日の朝日新聞「天声人語」は、僕からすると随分と麻生氏に対して気を使った言い回しをしており生ぬるいと感じますが、以下に引用します。
朝日新聞「天声人語」(8月1日)
ぎょっとした。麻生副総理が7月29日、ある会で改憲に触れて、こう述べたという。「気づいたら、ワイマール憲法がナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうか」。同僚記者の取材と麻生事務所に確認した結果をあわせ、以下紹介する▼麻生氏はまずナチスがどうやって独裁権力を獲得したかを語った。それは先進的なワイマール憲法の下でドイツ国民が選択したことだ、と。いかに憲法がよくても、そうしたことは起こるのだ、と▼次に、日本の改憲は騒々しいなかで決めてほしくないと強調した。それから冒頭の言葉を口にした。素直に聞けば、粛々と民主主義を破壊したナチスのやり方を見習え、ということになってしまう▼氏は「民主主義を否定するつもりはまったくない」と続けた。としても、憲法はいつの間にか変わっているくらいがいいという見解にうなずくことは到底できない▼ヒトラー政権は当時の議会の機能不全に乗じて躍り出た。対抗勢力を弾圧し、全権委任法とも授権法とも呼ばれる法律を作って、やりたい放題を可能にした。麻生氏の言うナチス憲法とはこの法のことか。そして戦争、ユダヤ人大虐殺へと至る▼巨大な罪を犯した権力集団を、ここで引き合いに出す発想が理解できない。熱狂の中での改憲は危うい、冷静で落ち着いた議論をすべきだという考えなら、わかる。なぜこれほど不穏当な表現を、あえてしなければならないのか。言葉の軽さに驚く。
朝日新聞の社説「麻生氏の発言ー立憲主義への無理解だ」
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
posted by 後藤富和 at 21:43| 平和
若者だって九条の会
朝日新聞(8/2)朝刊でterra cafe kenpouを大きく取り上げていただきました。毎日新聞、西日本新聞でも取り上げていただいていると思います。
朝日新聞では「若者だって九条の会」とのタイトルで、僕らがやっている憲法のイベントが紹介されています。
「20〜30代の若者たちが中心となって「福岡市中央区九条の会」を作る。3日の結成集会では、若者ならではの視点で自由に憲法を語り合うイベントを開く。」
新聞を見たという方から、うちの事務所に問い合わせの電話もありました。
ご都合つく方は明日の「中央区九条の会結成総会」にぜひおこしください。
日時 8月3日(土)14:00-16:30
場所 あいれふ9階
ご一緒に子ども達に残す未来について話し合いましょう。
朝日新聞では「若者だって九条の会」とのタイトルで、僕らがやっている憲法のイベントが紹介されています。
「20〜30代の若者たちが中心となって「福岡市中央区九条の会」を作る。3日の結成集会では、若者ならではの視点で自由に憲法を語り合うイベントを開く。」
新聞を見たという方から、うちの事務所に問い合わせの電話もありました。
ご都合つく方は明日の「中央区九条の会結成総会」にぜひおこしください。
日時 8月3日(土)14:00-16:30
場所 あいれふ9階
ご一緒に子ども達に残す未来について話し合いましょう。
posted by 後藤富和 at 21:54| 平和
2013年08月04日
中央区九条の会結成総会
昨日、あいれふにおいて「中央区九条の会結成総会」を開催し約100名の市民が集まりました。中央区九条の会やterra cafe kenpouに対するマスコミの関心は非常に高く、連日、新聞に取り上げられ、結成総会にも複数のマスコミが取材に来ていました。これも、安倍政権の憲法改正の動きに対する危機感の表れでしょう。
結成総会では、冒頭、石村善治福岡大学名誉教授(通称「ぜんじい」)が、憲法改正をめぐる昨今の状況を報告。とりわけ、先日の麻生副総理の発言の意味するところについて解説。
その後、総会行事として、規約と人事を承認。中央区九条の会は、20代と30代の元気が良い女性二人が代表を務めることになりました。
ここからがメインのイベント「しゃべり場」。
20代女性、30代女性、30代男性、30代男性をパネリストに、私がコーディネーターでトークライブを行いました。
・憲法を学ぼうと思ったきっかけ
・憲法とは何か
・憲法が国家権力を縛るための命令ということを多くの市民が知らないのはなぜか
・60年以上かわっていないという理由で憲法を改正することの危険性
・96条だけを改正するという禁じ手
・自衛隊は軍隊か
・北朝鮮や中国から日本を守るために9条を改正した方がいいのか
・9条を改正し、国防軍(今の自衛隊)が北朝鮮を潰した後にくる東アジアの混乱
・自民党改憲草案における国防軍の役割(アメリカと一緒に世界中で戦争をして資源を奪うこと、戦争に反対する市民を弾圧すること)
・戦争を声高に叫ぶ人は戦場に行くことはないこと(戦場に行くのは今の子ども達)
など、話は尽きません。
会場からも
・日本は体を張って自分の国を守る、自分の子どもを守る準備があるか
・学校や地域で憲法について学習をしたり話をしたりする場がない
・北朝鮮が攻めてきた対応というのは現実問題として捉えておかねばならないのではないか
・戦死した友達の思いが結実したのが憲法9条(91歳の男性。同期生の半数以上が戦死したそうです)
・憲法9条ができた時の喜び(当時のことを鮮明に記憶している方からすると、多くの市民が憲法を押し付けられたものとしてでなく、平和を願う気持ちが結実したものと捉えていたこと)
など活発な意見が飛び交いました。
90分間トークライブを行いました。
私としては、この後、エネルギー問題、原発と核兵器、核武装と憲法の関係にまで議論を進めたかったのですが、全然時間が足りませんでした。
続きは毎週火曜日のterra cafe kenpouで行います。
トークライブの後はギターと三線のミニライブ。
・全部ウソだったんだぜ
・島人ぬ宝
・上を向いて歩こう
を会場の皆さんと一緒に歌いました。
原発なくそう!九州玄海訴訟から原告と八木弁護士が、1万人原告の一人となって一緒に戦いましょうと原告加入の訴えを行いました。
毎週火曜日の夜に親不孝通りのお寺で開催している「terra cafe kenpou」も紹介。原爆投下について学習し9月に長崎ツアーを行い、その後は中国残留孤児の方々から話を聴いて戦中戦後にこの国が行ったことを考えつつ京劇を観て美味しい中華料理を食べるなど楽しみながら憲法を学べる企画を計画しているので是非参加して欲しいと呼びかけがありました。
最後に、戦争を体験した女性から若者に対して「憲法を守って欲しい」とのメッセージが送られました。
その後は、若者を中心に大名で打ち上げ。本日初参加の30代男性(先日の天神街頭宣伝でビラを受け取り参加)も交じって、1人1票の問題や中央保育所移転問題など議論は遅くまで続きました。
これからも中央区九条の会は、terra cafe kenpouが中心となって様々な学習会やイベントを企画しますので楽しみにしてください。
結成総会では、冒頭、石村善治福岡大学名誉教授(通称「ぜんじい」)が、憲法改正をめぐる昨今の状況を報告。とりわけ、先日の麻生副総理の発言の意味するところについて解説。
その後、総会行事として、規約と人事を承認。中央区九条の会は、20代と30代の元気が良い女性二人が代表を務めることになりました。
ここからがメインのイベント「しゃべり場」。
20代女性、30代女性、30代男性、30代男性をパネリストに、私がコーディネーターでトークライブを行いました。
・憲法を学ぼうと思ったきっかけ
・憲法とは何か
・憲法が国家権力を縛るための命令ということを多くの市民が知らないのはなぜか
・60年以上かわっていないという理由で憲法を改正することの危険性
・96条だけを改正するという禁じ手
・自衛隊は軍隊か
・北朝鮮や中国から日本を守るために9条を改正した方がいいのか
・9条を改正し、国防軍(今の自衛隊)が北朝鮮を潰した後にくる東アジアの混乱
・自民党改憲草案における国防軍の役割(アメリカと一緒に世界中で戦争をして資源を奪うこと、戦争に反対する市民を弾圧すること)
・戦争を声高に叫ぶ人は戦場に行くことはないこと(戦場に行くのは今の子ども達)
など、話は尽きません。
会場からも
・日本は体を張って自分の国を守る、自分の子どもを守る準備があるか
・学校や地域で憲法について学習をしたり話をしたりする場がない
・北朝鮮が攻めてきた対応というのは現実問題として捉えておかねばならないのではないか
・戦死した友達の思いが結実したのが憲法9条(91歳の男性。同期生の半数以上が戦死したそうです)
・憲法9条ができた時の喜び(当時のことを鮮明に記憶している方からすると、多くの市民が憲法を押し付けられたものとしてでなく、平和を願う気持ちが結実したものと捉えていたこと)
など活発な意見が飛び交いました。
90分間トークライブを行いました。
私としては、この後、エネルギー問題、原発と核兵器、核武装と憲法の関係にまで議論を進めたかったのですが、全然時間が足りませんでした。
続きは毎週火曜日のterra cafe kenpouで行います。
トークライブの後はギターと三線のミニライブ。
・全部ウソだったんだぜ
・島人ぬ宝
・上を向いて歩こう
を会場の皆さんと一緒に歌いました。
原発なくそう!九州玄海訴訟から原告と八木弁護士が、1万人原告の一人となって一緒に戦いましょうと原告加入の訴えを行いました。
毎週火曜日の夜に親不孝通りのお寺で開催している「terra cafe kenpou」も紹介。原爆投下について学習し9月に長崎ツアーを行い、その後は中国残留孤児の方々から話を聴いて戦中戦後にこの国が行ったことを考えつつ京劇を観て美味しい中華料理を食べるなど楽しみながら憲法を学べる企画を計画しているので是非参加して欲しいと呼びかけがありました。
最後に、戦争を体験した女性から若者に対して「憲法を守って欲しい」とのメッセージが送られました。
その後は、若者を中心に大名で打ち上げ。本日初参加の30代男性(先日の天神街頭宣伝でビラを受け取り参加)も交じって、1人1票の問題や中央保育所移転問題など議論は遅くまで続きました。
これからも中央区九条の会は、terra cafe kenpouが中心となって様々な学習会やイベントを企画しますので楽しみにしてください。
posted by 後藤富和 at 09:31| 平和
【大牟田】中国人殉難者慰霊碑除幕式
三井三池炭鉱宮浦坑中国人殉難者慰霊碑の除幕式兼第一回慰霊祭に出席しました。
68年前ここで働かされた崔書進さん(90歳、満年齢で88歳)、康健弁護士、遺族が中国から来日。
この炭鉱では14歳(満年齢で12,13歳)で中国から連行された少年も働かされました。
駐福岡中国総領事館領事も出席しました。中国と日本は一衣帯水の関係にある、中日両国の恒久の友好関係を築くためには、過去の不幸な歴史をきちんと認識し、その教訓を学ぶことで未来に向かうこと。今、中国と日本の関係は良好とは言えない。このような時こそ民間交流が重要であると訴えました。
大牟田市長も中国人殉難者に哀悼の意を述べました(大牟田市職員が代読)。この地で多くの中国人が故郷を離れ殉難したことは大牟田市民にとって忘れてはならない出来事ですと述べました。
康健弁護士は、中国人労働者が再びこの地を訪れた時に、涙を流し斜坑の線路にしがみついて立ち上がれなかった。時を経ても傷が癒えていない。そんな中、慰霊碑を建立した日本の人々の気持ちは中国人労働者を慰謝するものであると述べました。
他にも、中国人強制連行強制労働事件弁護団、日中友好協会からもスピーチがありました。
参列者みんなで献花、参拝。



日中不再戦の思いを強くしました。
68年前ここで働かされた崔書進さん(90歳、満年齢で88歳)、康健弁護士、遺族が中国から来日。
この炭鉱では14歳(満年齢で12,13歳)で中国から連行された少年も働かされました。
駐福岡中国総領事館領事も出席しました。中国と日本は一衣帯水の関係にある、中日両国の恒久の友好関係を築くためには、過去の不幸な歴史をきちんと認識し、その教訓を学ぶことで未来に向かうこと。今、中国と日本の関係は良好とは言えない。このような時こそ民間交流が重要であると訴えました。
大牟田市長も中国人殉難者に哀悼の意を述べました(大牟田市職員が代読)。この地で多くの中国人が故郷を離れ殉難したことは大牟田市民にとって忘れてはならない出来事ですと述べました。
康健弁護士は、中国人労働者が再びこの地を訪れた時に、涙を流し斜坑の線路にしがみついて立ち上がれなかった。時を経ても傷が癒えていない。そんな中、慰霊碑を建立した日本の人々の気持ちは中国人労働者を慰謝するものであると述べました。
他にも、中国人強制連行強制労働事件弁護団、日中友好協会からもスピーチがありました。
参列者みんなで献花、参拝。
日中不再戦の思いを強くしました。
posted by 後藤富和 at 12:01| 平和
【毎日新聞】九条の会:中央区 勉強会主催の若者ら中心に シニア世代も参加し集会/福岡
昨日の中央区九条の会結成総会のことが毎日新聞に取り上げられました。
「九条の会:中央区 勉強会主催の若者ら中心に シニア世代も参加し集会/福岡」
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20130804ddlk40040260000c.html
「九条の会:中央区 勉強会主催の若者ら中心に シニア世代も参加し集会/福岡」
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20130804ddlk40040260000c.html
posted by 後藤富和 at 22:13| 平和
2013年08月05日
【熊日】中国人殉難者慰霊碑除幕式
昨日の中国人殉難者慰霊碑除幕式の模様が熊本日日新聞で報道されました。
●強制連行の中国人殉難者悼む 大牟田に慰霊碑
http://kumanichi.com/news/local/main/20130805002.shtml
●強制連行の中国人殉難者悼む 大牟田に慰霊碑
http://kumanichi.com/news/local/main/20130805002.shtml
posted by 後藤富和 at 15:24| 平和
風船発見情報10〜17
10 連絡7/31 12:05 発見7/29 6:30
福岡県直方市溝掘 家の前
犬の散歩のために家を出たとき、家の前に落ちていた。手書きメッセージ「原発なしは、ある」だっと思う(出先からの連絡)。
11 連絡7/31 14:30 発見7/31 10:00
福岡県築上郡郡上毛町尻高の田んぼ
メッセージは「電気は足りてます。原発はいりません」とあり。
12 連絡7/31 18:03 発見7/31 18:00
大分県宇佐市南宇佐 自宅の庭
今、気づいた。紙だけ落ちていた。雨がひどかったので手書きの字があまり読めない。「原発」「さらい」しか読めない。
13 連絡8/1 9:00 発見8/1 9:00
福岡県鞍手郡小竹町 遠賀川の河川敷
メッセージ「一日も早く原発がなくなりますように」
14 連絡8/1 9:29 発見7/31 17:30
福岡県京都郡みやこ町犀川上伊良原 畑の中
メッセージなし
「(原発で)なにかあったらふるさとがあってもかえれなくなるからね」とのこと
15 連絡8/1 9:30 発見7/29 5:30
福岡県田川市伊加利城山町 自宅の敷地
メッセージなし
16 連絡8/1 21:44
福岡県豊前市
詳細は問合せ中
17 連絡8/5 9:48 発見8/3
福岡県豊前市大河内 田んぼの中
圃場の畔草刈り中
詳細は問合せ中ですが、メールに拾った感想がつづられていました。
メール件名「飛んできました!驚きました!」
佐賀県玄海町からどのくらいの距離があるのでしょうか?200Km位でしょうか?
玄海原発は遠い距離にあるよそ事のように考えていましたが、風向きでは放射能が飛来するかもしれないと感じました。
私も原子力には反対です。放射能の防御も処理もできない安全などありえません。
人間の傲慢です。放射能は目に見えないだけに怖いです。
大企業と自民党の経済優先のエネルギー政策の犠牲になるのは私たち国民です。
便利さと快適さを犠牲にしても、原子力以外のエネルギー政策を追及すべきです。
私が小学生だった頃(昭和30年代)はまだのんびりとしていました。電気は時々停電し、真夏はクーラーなど当然ありませんから、開け広げの家の中に寝転び過ごしたものです。暑かったけどどこまでも青かった入道雲が浮かんでいる空がとても懐かしく思い出されます。子供たちに放射能に汚染されてない地球を残すため、美しい日本の自然を綺麗なまま未来に残すため私も微力ですが応援します。私も頑張ります。
福岡県直方市溝掘 家の前
犬の散歩のために家を出たとき、家の前に落ちていた。手書きメッセージ「原発なしは、ある」だっと思う(出先からの連絡)。
11 連絡7/31 14:30 発見7/31 10:00
福岡県築上郡郡上毛町尻高の田んぼ
メッセージは「電気は足りてます。原発はいりません」とあり。
12 連絡7/31 18:03 発見7/31 18:00
大分県宇佐市南宇佐 自宅の庭
今、気づいた。紙だけ落ちていた。雨がひどかったので手書きの字があまり読めない。「原発」「さらい」しか読めない。
13 連絡8/1 9:00 発見8/1 9:00
福岡県鞍手郡小竹町 遠賀川の河川敷
メッセージ「一日も早く原発がなくなりますように」
14 連絡8/1 9:29 発見7/31 17:30
福岡県京都郡みやこ町犀川上伊良原 畑の中
メッセージなし
「(原発で)なにかあったらふるさとがあってもかえれなくなるからね」とのこと
15 連絡8/1 9:30 発見7/29 5:30
福岡県田川市伊加利城山町 自宅の敷地
メッセージなし
16 連絡8/1 21:44
福岡県豊前市
詳細は問合せ中
17 連絡8/5 9:48 発見8/3
福岡県豊前市大河内 田んぼの中
圃場の畔草刈り中
詳細は問合せ中ですが、メールに拾った感想がつづられていました。
メール件名「飛んできました!驚きました!」
佐賀県玄海町からどのくらいの距離があるのでしょうか?200Km位でしょうか?
玄海原発は遠い距離にあるよそ事のように考えていましたが、風向きでは放射能が飛来するかもしれないと感じました。
私も原子力には反対です。放射能の防御も処理もできない安全などありえません。
人間の傲慢です。放射能は目に見えないだけに怖いです。
大企業と自民党の経済優先のエネルギー政策の犠牲になるのは私たち国民です。
便利さと快適さを犠牲にしても、原子力以外のエネルギー政策を追及すべきです。
私が小学生だった頃(昭和30年代)はまだのんびりとしていました。電気は時々停電し、真夏はクーラーなど当然ありませんから、開け広げの家の中に寝転び過ごしたものです。暑かったけどどこまでも青かった入道雲が浮かんでいる空がとても懐かしく思い出されます。子供たちに放射能に汚染されてない地球を残すため、美しい日本の自然を綺麗なまま未来に残すため私も微力ですが応援します。私も頑張ります。
posted by 後藤富和 at 15:29| 環境
中国人殉難者慰霊碑除幕式(NHK)
昨日の中国人殉難者慰霊碑除幕式(大牟田市)を報じたNHKニュースです。
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20130804/3401631.html
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20130804/3401631.html
posted by 後藤富和 at 20:39| 平和
2013年08月06日
掲げる旗は「憲法九条」
2013年8月3日、「福岡市中央区九条の会」は旗揚げした。
掲げる旗は憲法九条。
平和と反戦と非暴力、そして賢者の旗である。この旗の下に老いも若きも集まり、ともに平和と未来を語り、更に次の世代へ九条の意義を手渡したい。
自民党は結党以来の悲願としているが、日本国憲法を変えることに懸命だ。その一番大きな狙いは、九条を変えて軍隊を持つことにある。
アメリカと一緒に海外で戦争をして、強い日本を誇示したいのだろうか。しかし、これは時代錯誤の愚者の選択である。
戦前の日本は軍隊を持ったが故に、軍事費が国家予算の50%に達し、国民の生活は疲弊し、挙句の果てに敗戦の憂き目を見た。
国防軍は国を守るために必要だと現政権は言うが、国民を守るとは限らない。それは即ち、時の権力と体制を守ることに他ならない。権力と対峙し体制を批判し、戦争に反する市民に、テロリストの疑いがかけられることがないと、誰が断言出来ようか。過去の歴史を見ればその危惧は明らかだ。
社会主義者というだけで、大杉栄と伊藤野枝、そして甥の幼子が殺されたのは、憲兵隊の大尉の指揮によるものだった。二二六事件も歴史が語る真実である。
軍隊を持つことは、その国の形を変えてしまう。軍備は年々膨れる宿命を持つ。高齢化社会の日本では社会保障に苦しみ、少子化社会の中でこどもたちの貴重な生命や可能性は大きく制約される。イラク帰りのアメリカの若者が、心を病む姿は悲惨だ。
国防軍を軽々に言及するものは、その武力による威嚇が自らにも向けられるということに対する想像力に欠けている。
我々は、九条の旗を高く掲げて、戦争への道を許さない賢者の道を選択する。
2013年 夏
福田光子
掲げる旗は憲法九条。
平和と反戦と非暴力、そして賢者の旗である。この旗の下に老いも若きも集まり、ともに平和と未来を語り、更に次の世代へ九条の意義を手渡したい。
自民党は結党以来の悲願としているが、日本国憲法を変えることに懸命だ。その一番大きな狙いは、九条を変えて軍隊を持つことにある。
アメリカと一緒に海外で戦争をして、強い日本を誇示したいのだろうか。しかし、これは時代錯誤の愚者の選択である。
戦前の日本は軍隊を持ったが故に、軍事費が国家予算の50%に達し、国民の生活は疲弊し、挙句の果てに敗戦の憂き目を見た。
国防軍は国を守るために必要だと現政権は言うが、国民を守るとは限らない。それは即ち、時の権力と体制を守ることに他ならない。権力と対峙し体制を批判し、戦争に反する市民に、テロリストの疑いがかけられることがないと、誰が断言出来ようか。過去の歴史を見ればその危惧は明らかだ。
社会主義者というだけで、大杉栄と伊藤野枝、そして甥の幼子が殺されたのは、憲兵隊の大尉の指揮によるものだった。二二六事件も歴史が語る真実である。
軍隊を持つことは、その国の形を変えてしまう。軍備は年々膨れる宿命を持つ。高齢化社会の日本では社会保障に苦しみ、少子化社会の中でこどもたちの貴重な生命や可能性は大きく制約される。イラク帰りのアメリカの若者が、心を病む姿は悲惨だ。
国防軍を軽々に言及するものは、その武力による威嚇が自らにも向けられるということに対する想像力に欠けている。
我々は、九条の旗を高く掲げて、戦争への道を許さない賢者の道を選択する。
2013年 夏
福田光子
posted by 後藤富和 at 18:29| 平和
悲しみは 国境を越え ここに眠る
8月4日に福岡県大牟田市で除幕式が行われた三井三池炭鉱宮浦坑中国人殉難者慰霊碑の碑文を掲載します(碑には中国文も併記されています)。
悲しみは 国境を越え ここに眠る
去る世界大戦の末期において、日本政府は国内の労働力不足を補うために、当時侵攻していた中国大陸で中国人捕虜や住民などを強制的に連行しました。中国人約4万人が強制連行され、炭坑、港湾や土木作業に従事させられ、過酷な労働や事故、病気等によって約7千人が無念の死を遂げられました。
三井三池炭鉱にも萬田坑や四山坑、宮浦坑などに2481名が連行され、635名が尊い命を奪われました。船中死亡95名は水葬されました。
この三井三池炭鉱宮浦坑では、574名が連行され、強制労働に従事させられ、そのうち44名が亡くなられました。
生きて母国へ帰還できなかった無念の思いを考える時、戦争による強制連行・強制労働は人間として許されない罪悪であります。
私たちは今こそ中国人殉難者に心から謝罪し、この過ちを繰返さない為に、あなた方のみ霊の前に永久不戦、恒久平和の誓いと日本と中国の友好を進めることを決意し、ここに「三井三池炭鉱宮浦坑中国人殉難者慰霊碑」を建立いたします。
2013年7月7日
日本中国友好協会福岡県連合会
日本中国友好協会熊本支部
日本中国友好協会大牟田支部
悲しみは 国境を越え ここに眠る
去る世界大戦の末期において、日本政府は国内の労働力不足を補うために、当時侵攻していた中国大陸で中国人捕虜や住民などを強制的に連行しました。中国人約4万人が強制連行され、炭坑、港湾や土木作業に従事させられ、過酷な労働や事故、病気等によって約7千人が無念の死を遂げられました。
三井三池炭鉱にも萬田坑や四山坑、宮浦坑などに2481名が連行され、635名が尊い命を奪われました。船中死亡95名は水葬されました。
この三井三池炭鉱宮浦坑では、574名が連行され、強制労働に従事させられ、そのうち44名が亡くなられました。
生きて母国へ帰還できなかった無念の思いを考える時、戦争による強制連行・強制労働は人間として許されない罪悪であります。
私たちは今こそ中国人殉難者に心から謝罪し、この過ちを繰返さない為に、あなた方のみ霊の前に永久不戦、恒久平和の誓いと日本と中国の友好を進めることを決意し、ここに「三井三池炭鉱宮浦坑中国人殉難者慰霊碑」を建立いたします。
2013年7月7日
日本中国友好協会福岡県連合会
日本中国友好協会熊本支部
日本中国友好協会大牟田支部
posted by 後藤富和 at 18:38| 平和
2013年08月07日
2013年08月09日
原発なくそう!九州玄海訴訟第7次提訴
長崎に原爆が投下された日である本日、佐賀地方裁判所に、原発なくそう!九州玄海訴訟の第7次提訴を行いました。
第7次提訴原告は654名で総原告数は6751名になりました。
「原発なくそう!九州玄海訴訟」第7次提訴声明
私たちは、本日、654名の原告をもって、国と九州電力を被告とし、玄海原発の全ての稼働差止等を求める第7次訴訟を佐賀地方裁判所に提起した。第1次から第7次原告と合わせて、6751名の原告を擁する歴史上最多数の原発訴訟である。
2011年3月11日の福島第一原発事故による被害は、将来の健康被害を含め、いまだその全容が明らかにならないほど甚大である。福島第一原発事故から2年5か月経過しても、事故はいまだ収束していない。放射性物質の放出は続き、汚染地下水の海洋への流出放出がいまだに1日300トン(政府推計)も続いている。もちろん、約16万人もの避難者が未だ故郷に戻れない状況も変わりない。政府は避難地域の再編を行い、除染による汚染の除去への期待で多くの人々を福島県内に縛りつけているけれども、再除染はしない等の現在の除染方法・手続では効果的な除染は難しい上、避難者の生活再建も見通しが立っていない。それゆえ、地域の再建にも全く見通しが立っていない。
福島第一原発事故は、いままでの公害事件で政府が主張する“国の安全規準を守っていれば安全”という文句がいかに虚偽であるかをまざまざと見せつけたものである。どんな原発も危険であることに変わりなく、「安全な原発」など存在しない。
本年7月に原子力規制委員会によって原発に新規制規準が策定され、九州電力も玄海原発3・4号機、川内原発1・2号機の再稼働の申請を行った。しかし、福島第1原発事故の原因(例えば、地震で配管等の破断があったか否かという根本原因も含めて)が解明されていない状況で安全性を担保する基準を策定できるはずもないし、立地審査指針の改定も行っていない点など内容面でも安全性を担保する基準となっていないことは明らかである。したがって、そのような基準に則って再稼働に突き進もうという、政府・九電等の電力会社の姿勢は断じて許されない。
前回の第6次提訴の604名に加え、それを超える654名が本日新たに提訴したことや、第2回から第5回の口頭弁論まで毎回250名またはそれを超える原告らが詰めかける状況が続いていることは、脱原発の国民の大多数の意思が衰えることなく続いている証左である。
また、われわれ原告団が中核となって「風船プロジェクト」(玄海原発付近から1000個の風船を飛ばし事故時の放射性物質の拡散方向を予測する取組み)をすでに3回実行したことに加え、原告団は、現在、重大事故・過酷事故となった場合の実効的な避難計画が策定されているか各自治体に公開質問を順次行っている。実効的な避難計画も策定されていない状況での原発再稼働は絶対許されない。
このように、私たちは、原発の危険性を明らかにするプロジェクトなどにも中核的に参加するなど運動を強め、さらに第8次以降の提訴を行って「1万人原告」による裁判を実現し、国民世論の圧倒的な支持のもと、まずは国と九州電力に玄海原発全ての稼働差止、その先に廃炉を求め、さらに政府等に我が国の他の原発の稼働差止とその先の廃炉を求める。
上記のとおり声明する。
2013年8月9日
「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団
第7次提訴原告は654名で総原告数は6751名になりました。
「原発なくそう!九州玄海訴訟」第7次提訴声明
私たちは、本日、654名の原告をもって、国と九州電力を被告とし、玄海原発の全ての稼働差止等を求める第7次訴訟を佐賀地方裁判所に提起した。第1次から第7次原告と合わせて、6751名の原告を擁する歴史上最多数の原発訴訟である。
2011年3月11日の福島第一原発事故による被害は、将来の健康被害を含め、いまだその全容が明らかにならないほど甚大である。福島第一原発事故から2年5か月経過しても、事故はいまだ収束していない。放射性物質の放出は続き、汚染地下水の海洋への流出放出がいまだに1日300トン(政府推計)も続いている。もちろん、約16万人もの避難者が未だ故郷に戻れない状況も変わりない。政府は避難地域の再編を行い、除染による汚染の除去への期待で多くの人々を福島県内に縛りつけているけれども、再除染はしない等の現在の除染方法・手続では効果的な除染は難しい上、避難者の生活再建も見通しが立っていない。それゆえ、地域の再建にも全く見通しが立っていない。
福島第一原発事故は、いままでの公害事件で政府が主張する“国の安全規準を守っていれば安全”という文句がいかに虚偽であるかをまざまざと見せつけたものである。どんな原発も危険であることに変わりなく、「安全な原発」など存在しない。
本年7月に原子力規制委員会によって原発に新規制規準が策定され、九州電力も玄海原発3・4号機、川内原発1・2号機の再稼働の申請を行った。しかし、福島第1原発事故の原因(例えば、地震で配管等の破断があったか否かという根本原因も含めて)が解明されていない状況で安全性を担保する基準を策定できるはずもないし、立地審査指針の改定も行っていない点など内容面でも安全性を担保する基準となっていないことは明らかである。したがって、そのような基準に則って再稼働に突き進もうという、政府・九電等の電力会社の姿勢は断じて許されない。
前回の第6次提訴の604名に加え、それを超える654名が本日新たに提訴したことや、第2回から第5回の口頭弁論まで毎回250名またはそれを超える原告らが詰めかける状況が続いていることは、脱原発の国民の大多数の意思が衰えることなく続いている証左である。
また、われわれ原告団が中核となって「風船プロジェクト」(玄海原発付近から1000個の風船を飛ばし事故時の放射性物質の拡散方向を予測する取組み)をすでに3回実行したことに加え、原告団は、現在、重大事故・過酷事故となった場合の実効的な避難計画が策定されているか各自治体に公開質問を順次行っている。実効的な避難計画も策定されていない状況での原発再稼働は絶対許されない。
このように、私たちは、原発の危険性を明らかにするプロジェクトなどにも中核的に参加するなど運動を強め、さらに第8次以降の提訴を行って「1万人原告」による裁判を実現し、国民世論の圧倒的な支持のもと、まずは国と九州電力に玄海原発全ての稼働差止、その先に廃炉を求め、さらに政府等に我が国の他の原発の稼働差止とその先の廃炉を求める。
上記のとおり声明する。
2013年8月9日
「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団・弁護団
posted by 後藤富和 at 14:11| 環境
こんな人が近くにいたら嫌だ
安倍総理は、参院選で憲法改正のルールを定めた憲法96条の改正が実現できなかったことから、次は、ルールではなく審判を替えるという暴挙に出ています。
8/8朝日新聞「天声人語」がその辺のことをきちんと伝えています。
以下に引用します。
天声人語(朝日新聞8月8日朝刊)
「法匪」という、ふだんはほとんど使われない言葉がある。広辞苑によれば、匪は賊を意味し、「法律を絶対視して人を損なう役人や法律家をののしっている語」だ▼「法の番人」と言われる内閣法制局も、かつては法匪と呼ばれた。長官経験者がそう述懐するのを聞いたことがある。自衛隊と憲法との関係が争われた時代、違憲論を唱える陣営から浴びせられたという。合憲とする法制局は敵役だった▼時代は変わった。こんどは反対側から目の敵にされているようだ。同盟国の米国のために、集団的自衛権を行使できるかどうか。法制局は一貫して憲法9条の下ではできないとしてきた。行使できることにしたい安倍政権は不満である▼そこで奇手に出た。トップの交代だ。きょう、新しい長官に外務省出身の小松一郎氏をあてる人事が閣議決定される。法制局の経験はない。内部から昇格させる慣例を覆した。憲法解釈を変えて行使を認めるようにする。その布石という▼無理筋だろう。長年、9条の意味はこうですと言ってきたが、やっぱりそれは違ってました、実はこういう意味でした…。こんな気まぐれな言い分が通るなら、日本は法治国家なのかと疑われる▼そもそも法制局はいわば助言機関であり、内閣の一組織にすぎない。これまでの憲法解釈を最終的に決めてきたのは歴代内閣、多くは自民党政権である。それを変える先頭に、一つの役所を、一人の個人を立たせよう。そんな考えなら、姑息のそしりを免れまい。
自分に都合よくルールを変えたり、審判を変えたりする人とは、ゲームやスポーツを一緒にやりたくない。こんな人とは友達になりたくない。こんな人が身近にいたら凄く不愉快になる。そんなこと子どもの世界でも当たり前。
でも、人間としての基本的ルールすら守らずワガママを押し通すお坊ちゃん首相がチヤホヤされる変な国。大人になりきれない国。そのお坊ちゃんに振り回されて、幼い我が子達が戦場で血を流すことになる。
8/8朝日新聞「天声人語」がその辺のことをきちんと伝えています。
以下に引用します。
天声人語(朝日新聞8月8日朝刊)
「法匪」という、ふだんはほとんど使われない言葉がある。広辞苑によれば、匪は賊を意味し、「法律を絶対視して人を損なう役人や法律家をののしっている語」だ▼「法の番人」と言われる内閣法制局も、かつては法匪と呼ばれた。長官経験者がそう述懐するのを聞いたことがある。自衛隊と憲法との関係が争われた時代、違憲論を唱える陣営から浴びせられたという。合憲とする法制局は敵役だった▼時代は変わった。こんどは反対側から目の敵にされているようだ。同盟国の米国のために、集団的自衛権を行使できるかどうか。法制局は一貫して憲法9条の下ではできないとしてきた。行使できることにしたい安倍政権は不満である▼そこで奇手に出た。トップの交代だ。きょう、新しい長官に外務省出身の小松一郎氏をあてる人事が閣議決定される。法制局の経験はない。内部から昇格させる慣例を覆した。憲法解釈を変えて行使を認めるようにする。その布石という▼無理筋だろう。長年、9条の意味はこうですと言ってきたが、やっぱりそれは違ってました、実はこういう意味でした…。こんな気まぐれな言い分が通るなら、日本は法治国家なのかと疑われる▼そもそも法制局はいわば助言機関であり、内閣の一組織にすぎない。これまでの憲法解釈を最終的に決めてきたのは歴代内閣、多くは自民党政権である。それを変える先頭に、一つの役所を、一人の個人を立たせよう。そんな考えなら、姑息のそしりを免れまい。
自分に都合よくルールを変えたり、審判を変えたりする人とは、ゲームやスポーツを一緒にやりたくない。こんな人とは友達になりたくない。こんな人が身近にいたら凄く不愉快になる。そんなこと子どもの世界でも当たり前。
でも、人間としての基本的ルールすら守らずワガママを押し通すお坊ちゃん首相がチヤホヤされる変な国。大人になりきれない国。そのお坊ちゃんに振り回されて、幼い我が子達が戦場で血を流すことになる。
posted by 後藤富和 at 21:02| 平和
2013年08月11日
2013年08月16日
【ご案内】自衛隊が国防軍に変わるとき
福岡県弁護士会主催の講演会
テーマ「自衛隊が国防軍に変わるとき」
講師 半田滋氏(東京新聞編集委員)
日時 9月6日(金)18時〜
場所 アクロス福岡(入場無料・予約不要)
http://www.fben.jp/whatsnew/2013/08/post_310.html
テーマ「自衛隊が国防軍に変わるとき」
講師 半田滋氏(東京新聞編集委員)
日時 9月6日(金)18時〜
場所 アクロス福岡(入場無料・予約不要)
http://www.fben.jp/whatsnew/2013/08/post_310.html
posted by 後藤富和 at 18:08| ご案内
【ご案内】第二次世界大戦期の「満」独関係
日中文化講座(日中文化センター主催)
テーマ「第二次世界大戦期の「満」独関係〜満州大豆から阿片へ〜」
講師 熊野直樹氏(九州大学法学研究院教授)
日時 9月6日(金)18:30〜
場所 日中文化センター(福岡市中央区渡辺通2-9-23樋口ビル3階)
会費 700円
http://ncf.way-nifty.com/ken/2013/07/post-ec57.html
テーマ「第二次世界大戦期の「満」独関係〜満州大豆から阿片へ〜」
講師 熊野直樹氏(九州大学法学研究院教授)
日時 9月6日(金)18:30〜
場所 日中文化センター(福岡市中央区渡辺通2-9-23樋口ビル3階)
会費 700円
http://ncf.way-nifty.com/ken/2013/07/post-ec57.html
posted by 後藤富和 at 18:14| ご案内
【ご案内】「原爆と人間」パネル展
今度の日曜日のイベントです。僕も13時頃から憲法の話をします。
「原爆と人間」パネル展
日時 8月18日(日)10時〜16時
場所 博多市民センター視聴覚室
内容 被爆を語る
憲法の話し(後藤富和)
DVD上映ほか
主催 福岡市原爆被害者の会博多区支部(川内 451-5484)
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20130815ddlk40040209000c.html
「原爆と人間」パネル展
日時 8月18日(日)10時〜16時
場所 博多市民センター視聴覚室
内容 被爆を語る
憲法の話し(後藤富和)
DVD上映ほか
主催 福岡市原爆被害者の会博多区支部(川内 451-5484)
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20130815ddlk40040209000c.html
posted by 後藤富和 at 18:30| ご案内
パタゴニア
パタゴニアで開催された映画「パワー・トゥー・ザ・ピープル」の上映会に参加しました。
http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=8236
オランダ、デンマークで再生可能エネルギー100%を達成した島の人々を描いたドキュメンタリー映画です。
NPO法人九州・自然エネルギー推進ネットワーク(大分)の方のお話を伺いました。
木質バイオマスの利用→林業再生プラン
自然エネルギーで日本再生(年間5兆円が林業関係と新エネルギーへの雇用へ。200万人の雇用創出)。
・地域分散
・情報の公開
・市民参加
この映画、すごく面白かったので、原発なくそう!中央区の会でも上映会を企画しようと思います。
http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=8236
オランダ、デンマークで再生可能エネルギー100%を達成した島の人々を描いたドキュメンタリー映画です。
NPO法人九州・自然エネルギー推進ネットワーク(大分)の方のお話を伺いました。
木質バイオマスの利用→林業再生プラン
自然エネルギーで日本再生(年間5兆円が林業関係と新エネルギーへの雇用へ。200万人の雇用創出)。
・地域分散
・情報の公開
・市民参加
この映画、すごく面白かったので、原発なくそう!中央区の会でも上映会を企画しようと思います。
posted by 後藤富和 at 22:10| 環境
2013年08月18日
原爆と人間
博多市民センターで開催されている「原爆と人間」展で、憲法の講演を行いました。30分の予定だったのですが、会場からの質問や意見が相次ぎ、結局1時間半にもなりました。
会場から、竹島や尖閣諸島の問題について話し合いでは解決できないのではないかなどといった意見も出ました。
僕は領土問題の解決を阻害しているのは日本の態度に原因があると感じています。
そして、領土云々を争うのはもはや時代遅れではないかと感じています。たとえば、日本国内では県境に争いがある場所が数多く残っていますが、武力で解決しようなどとは思わないでしょう。福岡県と佐賀県の県境を確定させるために福岡県民と佐賀県民が殺しあうなんて想像もできないでしょう。でも、ほんの百数十年前までは県(藩)が違うというのは、国が違うことを意味しました。
県境が大きな意味を持たなくなったように、近い将来、国境も意味を持たなくなるでしょう。現にヨーロッパでは現実化しています。あれだけ仲が悪いフランスとドイツが今ではEUでまとまっているんですから、東アジアで同じようなことができないはずはありません。その鍵を握っているのは日本です。
その第一歩として、日中韓で歴史教科書を統一してはどうかと考えています。
また、竹島や尖閣諸島及びそこの資源などを共同管理する必要もあるでしょう。EUも第一歩は石炭の共同管理から始まりました。
大学で音楽を学ぶ女学生も参加し、僕の講演の後、フルートを演奏してくれました。
会場から、竹島や尖閣諸島の問題について話し合いでは解決できないのではないかなどといった意見も出ました。
僕は領土問題の解決を阻害しているのは日本の態度に原因があると感じています。
そして、領土云々を争うのはもはや時代遅れではないかと感じています。たとえば、日本国内では県境に争いがある場所が数多く残っていますが、武力で解決しようなどとは思わないでしょう。福岡県と佐賀県の県境を確定させるために福岡県民と佐賀県民が殺しあうなんて想像もできないでしょう。でも、ほんの百数十年前までは県(藩)が違うというのは、国が違うことを意味しました。
県境が大きな意味を持たなくなったように、近い将来、国境も意味を持たなくなるでしょう。現にヨーロッパでは現実化しています。あれだけ仲が悪いフランスとドイツが今ではEUでまとまっているんですから、東アジアで同じようなことができないはずはありません。その鍵を握っているのは日本です。
その第一歩として、日中韓で歴史教科書を統一してはどうかと考えています。
また、竹島や尖閣諸島及びそこの資源などを共同管理する必要もあるでしょう。EUも第一歩は石炭の共同管理から始まりました。
大学で音楽を学ぶ女学生も参加し、僕の講演の後、フルートを演奏してくれました。
posted by 後藤富和 at 18:06| 平和
さよなら原発!11・10九州集会(仮称)実行委員会結成集会
さよなら原発!11・10九州集会(仮称)実行委員会結成集会に参加しました。
今年11月10日に、舞鶴公園(福岡市中央区)で3万人規模の集会を行います。
脱原発を目指す市民が集まり大きなムーブメントを起こします。
音楽ライブや出店も行います。
呼びかけ人・賛同者を募集しています。また、出店も募集しています。
http://bye-nukes.com/
11月10日は舞鶴公園に結集しましょう。
盛り上がっていきましょう!
今年11月10日に、舞鶴公園(福岡市中央区)で3万人規模の集会を行います。
脱原発を目指す市民が集まり大きなムーブメントを起こします。
音楽ライブや出店も行います。
呼びかけ人・賛同者を募集しています。また、出店も募集しています。
http://bye-nukes.com/
11月10日は舞鶴公園に結集しましょう。
盛り上がっていきましょう!
posted by 後藤富和 at 18:20| 環境
2013年08月22日
【お知らせ】講演会 海と原発 冷却水といきもののドラマ


日時:2013年9月7日(土) 開場:13:00 開演13:30
場所:天神チクモクビル(大ホール) 福岡市中央区天神3-10-27 電話092-715-3250
講師:佐藤正典氏
参加費:前売り 1000円 当日 1500円 *高校生以下無料
主催:NPO法人たんぽぽとりで
お申し込み方法:電話092-834-8895(中山氏) メール tampop@wmail.plala.or.jp
申し込みフォーム http://p.tl/_AHD
興味のある方は是非ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 15:42| ご案内
2013年08月23日
大木町くるるん見学報告
原発なくそう!九州玄海訴訟城南区原告の会主催の「おおき循環センターくるるん」(福岡県大木町)見学ツアーに参加しました。
大木町は、人口1万4600人、住民と行政が協働して、持続可能な循環のまちを目指しているコンパクトな町です。久留米市との合併を拒否しています。
大木町は、合併しないと財政破綻すると言われていましたが、過大なハコモノを作らない、今ある財源をどう使うのか、子育てに重点に的に金を使うなど、財政運営の工夫をして、経常収支比率82.4%(県内4位)となっています。
キノコの生産が盛んで九州で一位となっています。特に若者や女性達がキノコの生産に取り組んでいます。アスパラガスの生産に取り組む若者も多く、他の地域に比べると農業後継者は多いとのこと。
ごみゼロを目指そう
・今の大量消費社会はもう限界
このままでは地球の資源が枯渇してしまう
大量廃棄社会で地球の環境が急速に悪化(地球温暖化などによる気候変動が深刻化)
・ごみゼロを実現するために
焼却一辺倒のごみ政策の見直し
大量リサイクルから発生抑制へ(リデュース、リユース)
ごみ処理(焼却)からごみゼロヘ
・焼却大国ニッポン
・ごみ焼却中心主義の限界も
・建て替え時期を前に、焼却中心政策の見直しが必要
大木町もったいない宣言(ゼロ・ウエイスト宣言)
http://www.town.oki.fukuoka.jp/gyousei/machizukuri/machi_31.htm
4L(Local,Low Cost,Low Impact,Low Tech.地域主導、低コスト、低環境負荷、最新技術に頼らない)
地域住民の納得と協力
生ごみなど分別排出の徹底により平成17年と比べてリサイクル率が46%伸びた。ごみを27種に分別している。
焼却ごみを減らす4つの視点
1 生ゴミの分別資源化
2 プラスチックの分別資源化
3 紙・布の分別徹底
4 増加する紙おむつの資源化
→これを徹底するとゴミはほとんど残らない。
古紙などを売った金は地域の収入となる。そして、町も助成金を出す。地域の収入になることでごみが集まるし、町が金をかけてごみを収集するよりもコストがかからない。
廃プラは地域で集めて油にして地域で使う新たな資源として活用するための研究をしている。
紙おむつはパルプに戻し再び紙おむつを作る取り組みも始まっている。
高齢者等ごみ出しサポート事業を開始
ごみ袋の代金は、焼却ごみについては高く設定し、資源ごみは無料。これによって、資源ごみを増やし、焼却ごみを減らす。
ごみ処理費用が平成17年と比べて3200万円減少
バイオガスプラント→バイオガス→発電、熱(エネルギー効率84%)
→肥料
地域共同発電所(太陽光発電)
くるるんは、バイオガス、太陽光、小型風力で消費電力の8割を賄っている。
施設の建物には木材が多用されており、FSC森林認証を受けている。
生ゴミの収集に使っているフォークリフトは天ぷら油の廃油で動いている。
住民に対して情報をきちんと発信し話をすることが重要。
前々町長が生ゴミを燃やすことに対して強い抵抗感を持っていた。もともと農家では生ゴミは堆肥として有効活用していた。
以前は、屎尿を海洋投棄していたが、条約によってできなくなって、処理場が必要になったのもきっかけとなった。
大木町は、人口1万4600人、住民と行政が協働して、持続可能な循環のまちを目指しているコンパクトな町です。久留米市との合併を拒否しています。
大木町は、合併しないと財政破綻すると言われていましたが、過大なハコモノを作らない、今ある財源をどう使うのか、子育てに重点に的に金を使うなど、財政運営の工夫をして、経常収支比率82.4%(県内4位)となっています。
キノコの生産が盛んで九州で一位となっています。特に若者や女性達がキノコの生産に取り組んでいます。アスパラガスの生産に取り組む若者も多く、他の地域に比べると農業後継者は多いとのこと。
ごみゼロを目指そう
・今の大量消費社会はもう限界
このままでは地球の資源が枯渇してしまう
大量廃棄社会で地球の環境が急速に悪化(地球温暖化などによる気候変動が深刻化)
・ごみゼロを実現するために
焼却一辺倒のごみ政策の見直し
大量リサイクルから発生抑制へ(リデュース、リユース)
ごみ処理(焼却)からごみゼロヘ
・焼却大国ニッポン
・ごみ焼却中心主義の限界も
・建て替え時期を前に、焼却中心政策の見直しが必要
大木町もったいない宣言(ゼロ・ウエイスト宣言)
http://www.town.oki.fukuoka.jp/gyousei/machizukuri/machi_31.htm
4L(Local,Low Cost,Low Impact,Low Tech.地域主導、低コスト、低環境負荷、最新技術に頼らない)
地域住民の納得と協力
生ごみなど分別排出の徹底により平成17年と比べてリサイクル率が46%伸びた。ごみを27種に分別している。
焼却ごみを減らす4つの視点
1 生ゴミの分別資源化
2 プラスチックの分別資源化
3 紙・布の分別徹底
4 増加する紙おむつの資源化
→これを徹底するとゴミはほとんど残らない。
古紙などを売った金は地域の収入となる。そして、町も助成金を出す。地域の収入になることでごみが集まるし、町が金をかけてごみを収集するよりもコストがかからない。
廃プラは地域で集めて油にして地域で使う新たな資源として活用するための研究をしている。
紙おむつはパルプに戻し再び紙おむつを作る取り組みも始まっている。
高齢者等ごみ出しサポート事業を開始
ごみ袋の代金は、焼却ごみについては高く設定し、資源ごみは無料。これによって、資源ごみを増やし、焼却ごみを減らす。
ごみ処理費用が平成17年と比べて3200万円減少
バイオガスプラント→バイオガス→発電、熱(エネルギー効率84%)
→肥料
地域共同発電所(太陽光発電)
くるるんは、バイオガス、太陽光、小型風力で消費電力の8割を賄っている。
施設の建物には木材が多用されており、FSC森林認証を受けている。
生ゴミの収集に使っているフォークリフトは天ぷら油の廃油で動いている。
住民に対して情報をきちんと発信し話をすることが重要。
前々町長が生ゴミを燃やすことに対して強い抵抗感を持っていた。もともと農家では生ゴミは堆肥として有効活用していた。
以前は、屎尿を海洋投棄していたが、条約によってできなくなって、処理場が必要になったのもきっかけとなった。
posted by 後藤富和 at 21:39| 環境
平和のための戦争展
昨日、アクロス福岡で開催されている「平和のための戦争展」に行ってきました。
http://rkb.jp/news/news/16155/
被爆者たちの平和を求める訴えは胸に迫ります。
武運長久の寄せ書きがされた日の丸や、戦時死亡通知など、当時の実物が展示されています。
驚いたのは、琉球新報が発行した「沖縄戦新聞」。
これは、太平洋戦争の際、言論統制がされていなければ、どんな新聞になっていたかを再現したものです。
この戦争の実相が浮かび上がってきます。
恥ずかしながら、琉球新報のこの素晴らしい取り組みのことを知りませんでした。
平和のための戦争展は、25日(日)まで開催されています。ぜひ足をお運び下さい。
http://rkb.jp/news/news/16155/
被爆者たちの平和を求める訴えは胸に迫ります。
武運長久の寄せ書きがされた日の丸や、戦時死亡通知など、当時の実物が展示されています。
驚いたのは、琉球新報が発行した「沖縄戦新聞」。
これは、太平洋戦争の際、言論統制がされていなければ、どんな新聞になっていたかを再現したものです。
この戦争の実相が浮かび上がってきます。
恥ずかしながら、琉球新報のこの素晴らしい取り組みのことを知りませんでした。
平和のための戦争展は、25日(日)まで開催されています。ぜひ足をお運び下さい。
posted by 後藤富和 at 22:48| 平和
2013年08月25日
粕屋で講演
昨日、粕屋町のサンレイクかすやで行われた講演会「原発再稼動と憲法改正」(粕屋地区人権連主催)で講師として話をしてきました。
講演会の冒頭、粕屋町長が「粕屋町は、永遠に崩れぬ平和を誓い、互いの人権を尊びます。そのために住民参加型のまちづくりを目指します」と挨拶を行いました。
会場は600人の市民で立ち見も出るほど盛況。
講演の内容は、私が原発事故後、福島に4回足を運び現地で聞いてきたお話や、僕自身がガイガーカウンターで計測したデータを、写真と共に示しました。そして、福島の人達の人権がいかに侵害されているのか。人権を侵害した政府が福島の人達の人権を回復せぬまま原発を輸出し、再稼動しようとしていること。さらに、現政権が憲法を改正しようとしているが、その中身は「公益」で人権を制限できるというもので、原発反対や、戦争反対といった現政権の方針に反対する表現が制限されるおそれがあることなどを話しました。
会場からは、現憲法は「押しつけ憲法」との指摘があるがどう思うかなどといった質問が出ました。
この意見は度々耳にしますが、そもそも何をもって「押しつけ」というのか、多くの方がよく分からないままイメージで語っているような印象を受けます。
それにしても、600人もの市民が拙い私の話を聞きに来てくれるなんて、原発と憲法改正に対する関心の高さを感じました。
その後、夕方、アクロス福岡に行き、司法修習生や法科大学院生を相手に、原発なくそう!九州玄海訴訟を例に、国策を問う裁判における法廷外での市民の力の結集の重要性を講演しました。
講演会の冒頭、粕屋町長が「粕屋町は、永遠に崩れぬ平和を誓い、互いの人権を尊びます。そのために住民参加型のまちづくりを目指します」と挨拶を行いました。
会場は600人の市民で立ち見も出るほど盛況。
講演の内容は、私が原発事故後、福島に4回足を運び現地で聞いてきたお話や、僕自身がガイガーカウンターで計測したデータを、写真と共に示しました。そして、福島の人達の人権がいかに侵害されているのか。人権を侵害した政府が福島の人達の人権を回復せぬまま原発を輸出し、再稼動しようとしていること。さらに、現政権が憲法を改正しようとしているが、その中身は「公益」で人権を制限できるというもので、原発反対や、戦争反対といった現政権の方針に反対する表現が制限されるおそれがあることなどを話しました。
会場からは、現憲法は「押しつけ憲法」との指摘があるがどう思うかなどといった質問が出ました。
この意見は度々耳にしますが、そもそも何をもって「押しつけ」というのか、多くの方がよく分からないままイメージで語っているような印象を受けます。
それにしても、600人もの市民が拙い私の話を聞きに来てくれるなんて、原発と憲法改正に対する関心の高さを感じました。
その後、夕方、アクロス福岡に行き、司法修習生や法科大学院生を相手に、原発なくそう!九州玄海訴訟を例に、国策を問う裁判における法廷外での市民の力の結集の重要性を講演しました。
posted by 後藤富和 at 15:09| 平和
2013年08月26日
【お知らせ】トークライブ 原発をなくして幸せに生きる方法


『世界の中心で愛をさけぶ』の著者・片山恭一さんのトークライブ
原発をなくして幸せに生きる方法
【日時】2013年9月21日(土) 開場14:00 開演14:30
【場所】サンレイクかすや多目的ホール 福岡県糟屋郡粕屋町駕与丁1-6-1 092-931-3309
【参加費】500円
【主催】片山恭一講演会実行委員会
【共催】『原発なくそう!九州玄海訴訟』かすや原告の会
【問い合わせ先】弁護士法人奔流 092-642-8525
キッズルームや飲食物物販ブースも開設されます。
併せて「バンビの木箱」の田中歩さんのトークライブも行われます。
是非、ご参加ください。
posted by 後藤富和 at 11:48| ご案内
【お知らせ】シンポジウム 再生可能エネルギーの課題と展望

九州弁護士会連合会 第66回定期大会
シンポジウム
再生可能エネルギーの課題と展望
【日時】2013年10月25日(金) 9:00〜12:00
【場所】リーガロイヤルホテル小倉 4階ロイヤルホール
福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-2 093-531-1121
駐車場のご用意はありません。公共交通機関をご利用ください。
**入場無料**
【内容】・基調報告「再生可能エネルギーの現状と課題」
・各地での取り組み-熊本、北九州、いちき串木野
・パネルディスカッション
<パネリスト>
(株)富士通総研 主任研究員 高橋洋氏
NPO法人 環境ネットワークくまもと副代表理事 原育美氏
弁護士 後藤富和
<コーディネーター>
弁護士 緒方剛
【主催】九州弁護士会連合会・福岡県弁護士会
【お問い合わせ先】福岡県弁護士会北九州部会 093-561-0360
ホームページ http://www.kitakyuben.jp
どなたでも参加できます。
是非、会場へ足をお運びください。
posted by 後藤富和 at 13:23| ご案内
2013年08月27日
terra cafe kenpou
今夜はterra cafe kenpouに参加しました。
天神のお寺に15名が集まって憲法を勉強しました。
伊藤真氏(伊藤塾塾長、弁護士)の憲法講演と、ニュース23の原爆症認定に関するニュースと綾瀬はるか氏の「綾瀬はるか「戦争」を聞く〜がれきの街で取り上げた命」を見て、参加者で意見を出し合いました。
生ましめんかな 栗原貞子
こわれたビルディングの地下室の夜だった。
原子爆弾の負傷者たちは
ローソク1本ない暗い地下室を
うずめて、いっぱいだった。
生ぐさい血の匂い、死臭。
汗くさい人いきれ、うめきごえ
その中から不思議な声が聞こえて来た。
「赤ん坊が生まれる」と言うのだ。
この地獄の底のような地下室で
今、若い女が産気づいているのだ。
マッチ1本ないくらがりで
どうしたらいいのだろう
人々は自分の痛みを忘れて気づかった。
と、「私が産婆です。私が生ませましょう」
と言ったのは
さっきまでうめいていた重傷者だ。
かくてくらがりの地獄の底で
新しい生命は生まれた。
かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。
生ましめんかな
生ましめんかな
己が命捨つとも
terra cafe kenpouは、毎週火曜日19時から光円寺門徒会館(天神3丁目)で行っています。
皆さんもよかったら遊びにこられませんか。
天神のお寺に15名が集まって憲法を勉強しました。
伊藤真氏(伊藤塾塾長、弁護士)の憲法講演と、ニュース23の原爆症認定に関するニュースと綾瀬はるか氏の「綾瀬はるか「戦争」を聞く〜がれきの街で取り上げた命」を見て、参加者で意見を出し合いました。
生ましめんかな 栗原貞子
こわれたビルディングの地下室の夜だった。
原子爆弾の負傷者たちは
ローソク1本ない暗い地下室を
うずめて、いっぱいだった。
生ぐさい血の匂い、死臭。
汗くさい人いきれ、うめきごえ
その中から不思議な声が聞こえて来た。
「赤ん坊が生まれる」と言うのだ。
この地獄の底のような地下室で
今、若い女が産気づいているのだ。
マッチ1本ないくらがりで
どうしたらいいのだろう
人々は自分の痛みを忘れて気づかった。
と、「私が産婆です。私が生ませましょう」
と言ったのは
さっきまでうめいていた重傷者だ。
かくてくらがりの地獄の底で
新しい生命は生まれた。
かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。
生ましめんかな
生ましめんかな
己が命捨つとも
terra cafe kenpouは、毎週火曜日19時から光円寺門徒会館(天神3丁目)で行っています。
皆さんもよかったら遊びにこられませんか。
posted by 後藤富和 at 20:49| 平和
2013年08月29日
【お知らせ】9月28日 長崎日帰りツアー

この度、平和、脱核兵器、脱原発の学習として、
長崎日帰りバスツアーを企画しました。
企画の発端は、憲法の改正に対して漠然とした不安を抱いていた
20代30代の若者たちがはじめた自主的な憲法勉強会
「terra cafe kenpou」です。
どなたでもご参加いただけます。
ご家族やお友達お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
【日時】9月28日(土)8時(天神日銀前集合)、20時30分帰着予定
【内容】原爆資料館見学
被爆者からのお話し
岡まさはる長崎平和資料館見学、同所でレクチャー
被爆二世からのお話し など
★なお、昼食は「長崎ちゃんぽん」、夕食は「絶品海鮮丼」を予定しています。
【参加費用】5000円(交通費+入館料+昼夕食)
中学生以下2500円
【主催】terra cafe kenpou
中央区九条の会
原発なくそう!中央区の会
【お問合せ】弁護士後藤富和まで
下記フォームまたはFAXにてお申し込みください
インターネット http://www.ohashilo.jp/mail.html
FAX 092-512-1637
・・・・・・・・・返信欄・・・・・・・・・・
長崎バスツアーに参加します。
氏名
携帯電話番号
Eメール
参加人数 大人 名、中学生以下 名
posted by 後藤富和 at 13:34| ご案内
2013年08月31日
【ご案内】長崎バスツアー(9/28)
9/28の長崎バスツアー(terra cafe kenpou、中央区九条の会、原発なくそう!中央区の会主催)の目玉は岡まさはる記念長崎平和資料館。先日来日したオリバー・ストーン監督が日本滞在中一番目を輝かせた場所です。
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
朝日新聞(8/31朝刊)「記者有論」
ストーン監督 強調した「もう一つの歴史」
この夏、広島、長崎、沖縄を初めて訪れた米国の映画監督オリバー・ストーン氏。彼が12日間の滞在中、一番目を輝かせた場所が、長崎市の「岡まさはる記念長崎平和資料館」だった。
日本の加害の歴史を明らかにしようとした牧師で長崎市議だった岡氏の遺志を継ぎ、市民の寄付でできた資料館で、19世紀末以降の日本のアジアでの侵略行為が展示されている。
監督は「日本はアジアで何をしたか」との展示の前で10分近く立ち続け、「日本軍がもたらした餓死」「遺棄された中国人の死体」といった写真に見入っていた。
「日本人はみんなすばらしいのにー。なぜこんなふうに人は残酷になれるんだ」。人間の暗部が表に出る瞬間を自身のベトナム従軍経験と重ねて語った。
その後の講演でも「こういった資料館は東京にも必要だ」と繰り返した。(中略)
人は善悪両面を併せ持ち、不完全であるがゆえに加害者にも被害者にもなり得る。だからこそ、愚かさの記憶をつなぐ努力を怠ってはいけない。「記憶の細い糸の一つ一つが人間性をもたらしてくれる」と監督が語ったように。都合のよい歴史だけが記憶され、各国の歴史観の違いの議論だけに拘泥していないか。教えられない歴史にもきちんと目を向ける必要がある。

日時 9月28日(土)8時(天神日銀前集合)、20時30分帰着予定
内容 原爆資料館見学、被爆者からのお話し、岡まさはる長崎平和資料館見学、同所でレクチャー被爆二世からのお話しなど。
なお、昼食は「長崎ちゃんぽん」、夕食は「絶品海鮮丼」を予定しています。
参加費用 5000円
(交通費+入館料+昼夕食)
中学生以下2500円
主催 terra cafe kenpou
中央区九条の会
原発なくそう!中央区の会
申し込み 後藤富和まで
お問い合わせ・お申し込みフォーム http://www.ohashilo.jp/mail.html
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
朝日新聞(8/31朝刊)「記者有論」
ストーン監督 強調した「もう一つの歴史」
この夏、広島、長崎、沖縄を初めて訪れた米国の映画監督オリバー・ストーン氏。彼が12日間の滞在中、一番目を輝かせた場所が、長崎市の「岡まさはる記念長崎平和資料館」だった。
日本の加害の歴史を明らかにしようとした牧師で長崎市議だった岡氏の遺志を継ぎ、市民の寄付でできた資料館で、19世紀末以降の日本のアジアでの侵略行為が展示されている。
監督は「日本はアジアで何をしたか」との展示の前で10分近く立ち続け、「日本軍がもたらした餓死」「遺棄された中国人の死体」といった写真に見入っていた。
「日本人はみんなすばらしいのにー。なぜこんなふうに人は残酷になれるんだ」。人間の暗部が表に出る瞬間を自身のベトナム従軍経験と重ねて語った。
その後の講演でも「こういった資料館は東京にも必要だ」と繰り返した。(中略)
人は善悪両面を併せ持ち、不完全であるがゆえに加害者にも被害者にもなり得る。だからこそ、愚かさの記憶をつなぐ努力を怠ってはいけない。「記憶の細い糸の一つ一つが人間性をもたらしてくれる」と監督が語ったように。都合のよい歴史だけが記憶され、各国の歴史観の違いの議論だけに拘泥していないか。教えられない歴史にもきちんと目を向ける必要がある。

日時 9月28日(土)8時(天神日銀前集合)、20時30分帰着予定
内容 原爆資料館見学、被爆者からのお話し、岡まさはる長崎平和資料館見学、同所でレクチャー被爆二世からのお話しなど。
なお、昼食は「長崎ちゃんぽん」、夕食は「絶品海鮮丼」を予定しています。
参加費用 5000円
(交通費+入館料+昼夕食)
中学生以下2500円
主催 terra cafe kenpou
中央区九条の会
原発なくそう!中央区の会
申し込み 後藤富和まで
お問い合わせ・お申し込みフォーム http://www.ohashilo.jp/mail.html
posted by 後藤富和 at 21:59| 平和